湖国の住人

滋賀県に来て35年。まだまだ知らない湖国の自然、歳時記を日常の出来事、たまに生まれ故郷西条市、西条祭りの事も交え綴ります

行って来ましたオーサカキング!

2005-07-31 23:59:59 | 日常の出来事
金曜日に友人から31日にMBS毎日放送主催の[オーサカキング]に行かないかと誘いがあり、この日は大阪に行く予定も有ったので一緒に行く事にしました。
7月30日から8月7日まで大阪城周辺でのイベントで、特に太陽の広場ではゲーム屋台、美味いもん屋台、らいよんステージ、サーカス等など楽しい催し盛り沢山、私らは美味いもん目当てに出かけました。
到着したのは9時頃、開場時刻を聞き間違えていたのかこの日の開場は11時。こりゃ大変だと思ってうろうろしているとスーパーサーカスのチケット売り場の行列が有ったので、えぇ~いこの際サーカスを見ようとオーサカキングの入場料込みの大枚3500円を叩き[よしもとスーパーサーカス新喜劇]を観ました。

最初はスパーサーカスの実演があり、続いて吉本新喜劇とサーカスの競演で、ドラマの中にサーカス団員が登場し新喜劇の役者が空中ブランコで飛ぶシーンが有ったりとこれが結構面白かったですよ。この新喜劇の若手役者さんこの日のために特訓してこのイベントに望んだそうですね。しかし、何十年かぶりのサーカスと新喜劇を生で観られて2倍楽しめたようで大枚3000円は(500円は入場料)は高くなかったと・・・(池乃めだかふうに泣く)

サーカスが終わりテントから出ると外は雨。テントは下のほうは開いていたのに雨に気付かず新喜劇に見入っていたのですね。3000円はやっぱり高くなかったのだ!

さあ今度は雨の中を美味いもん探しに周りましたが雨が段々ときつくなり、とりあえずビールをと言う事で沖縄のオジー自慢のオリオンビールをゲット。
そして魔法の屋台村でなぜかカレーライスを・・・(他にもっと美味そうな物もあったのに)でも食べる場所が無い!テーブルの置いてあるテントは既に人で溢れているしカレーライスは熱いしビールには雨が入るし・・・
仕方が無いので雨の当たるテーブルの端っこにビールを置いて、傘を差しながらカレーライスを食べ急ぎ早にテントを離れましたわ。

雨は依然と降り続けているので、後は暗黒街、珍守の森などチョコチョコと見て退散する事にしましたが今日の様に雨の日は地面が砂なのでぬかるんで大変。また晴れても砂埃で大変やろけど両手が使え何処ででも食べることが出来るのでええやろね。
まぁ行かれる方は催し物が盛り沢山なので面白い事は間違いないと思いますので晴の日に早めにチケットをゲットして楽しんで来てください。


急がば回れ

2005-07-29 02:02:05 | 史跡、句碑、道標、社寺
諺に「急がば回れ」と言うのが有るのは知っていましたが、それがこの草津の矢橋(やばせ)が起源だと[草津ガイド]を見て知ったのはつい最近の事です。(学の無いのが良く分かりました)
矢橋は近江八景の「矢橋の帰帆」で有名ですが、平安時代に「もののふの矢橋の船は早くとも急がば廻れ勢多の長橋」と詠まれた和歌があり、琵琶湖上の不安定な気象により水運が敬遠されていた時代に、陸路の瀬田の唐橋を通って大津に行った方が安全だと言うことから生れた諺だそうです。

しかし、江戸時代には安全も確保され湖上運送が盛んになり草津~大津間の早道となって賑わったそうです。その「矢橋の港」も今は公園になり桟橋の後らしきものがあり、弘化3(1846)年に建てられた常夜灯が名残を留めているだけになっています。




そして、沖には人口島[帰帆島]が造られ草津市の下水処理場や野球グラウンド、テニスコート、多目的広場などに利用されています。
こんな諺の起源が身近にあった事に驚きそれを調べてみて一つ賢くなった?のでここに上げてみました。また史跡も調べてみるのも面白そうなのでカテゴリーを追加します。

八日市大凧祭り

2005-07-22 23:34:17 | 歳時記
今日八日市大凧祭り写真コンテストの入賞通知が届きました。

去る5月29日初めて東近江市の「八日市大凧祭り」を観てきました。
八日市の大凧は、江戸中期男子出生を祝って五月の節句に揚げられたのが始まりで、村ごとに競い合うようになり明治期には240畳敷き、昭和59年には220畳敷きもの大凧が揚げられたそうです。また飛揚時間も平成5年に百畳敷き大凧が2時間5分も大空を舞った記録が有るそうですよ。

この大凧、以前から一度観に行きたいと思って居たんですがやっと念願が叶いました。
故郷愛媛県の五十崎町(現内子町五十崎地区)にも、やはり八日市と同じ主旨で400年の歴史がある「五十崎大凧合戦」が有りますが、小学生の頃一度観に行った事が有り八日市の大凧はどんな物だろうかと興味があった訳です。

その大凧、2畳サイズのミニ大凧から、8畳、20畳、縦13m、横12m、重さ700kg百畳敷きの大凧まで有り、凧の縦の丸骨をはずし丸めて運びやすくする「長巻工法」や、風の抵抗を少なくして揚げ糸の強度とバランスを保つための「切り抜き工法」等の工夫がなされています。
東近江市の市章が入った20畳敷き大凧の飛揚瞬間です。




そして、もう一つ大きな特徴は、八日市の大凧には一つひとつの凧にメッセージ(意味)が込められている事です。
これを「判じもん」と言い、図柄と文字を組み合わせて表現しています。
今年の百畳敷き大凧は東近江市誕生を記念して新調された物で、図柄は「飛魚」が描かれ文字は「誓」でした。これを分析すると図柄は「飛=ひ=非」「魚=うぉー=War=戦」と訳し、文字の「誓」と組み合わせて「非戦の誓」となるんだそうです。なるほどよく考えられていますよね。

この百畳敷き大凧、今年は午前と午後に一回づつ飛揚に挑戦されましたが、風に恵まれず午前は揚がらず、午後に挑戦した時は高さ80m、飛揚時間約8秒で最後はふたつ折れになって落下してしまいました。

この日は、風向きが東になったり西になったり、変化するのでそのつど担いで方向転換を2回行いました。また風の強さが今ひとつだったので待つこと5時間。
大凧保存会、匠さんたちのご苦労がひしひしと感じられた一日でした。
来年はもっと高くもっと長い時間の飛揚を期待してまた観に行こうと思ってます。

そんな様子を写した写真コンテストが催されていたので応募しておいたんですが入選の賞を頂く事になった訳です。初めて観に行って初めての入賞嬉しい限りです。8月6日表彰式行って来ます。

祇園祭山鉾巡行!

2005-07-17 23:58:58 | 県外歳時記
今日7月17日は京都の「八坂神社」例祭、「祇園祭」山鉾巡行の日です。
全国的に知れ渡った祭りですので、今日はニュースでも流れていた事でしょうね。
よく山鉾巡行は祇園祭のクライマックスとか言われているようですが、祇園祭と言うのは7月1日から始まりいろいろな行事が7月31日まで続くそうです。

今朝また早起きしてその山鉾巡行を観て来ました。
午前6時半家を出て車を有料駐車場に入れ、四条河原町に着いたのが午前7時半。
四条河原町の交差点は、四隅とも既に人がいっぱいだったので、四条通りを50mほど西の南側最前列に陣取りました。巡行が始まるのは午前9時だと言うのに・・・
なぜ交差点かと言いますと、山、鉾の車輪は固定されていて真っすぐしか進むことが出来ません。
それで交差点では前輪の車輪の下に青竹を裂いた物を敷き水を撒きその上を一気に滑らせ方向転換するのを観られるからなんです。(そんな事くらい知ってるわいっ!て?)

午前9時四条烏丸を出発したくじ取らずで1番の長刀鉾が四条河原町の交差点までやって来たのは9時40分頃。
長刀鉾には唯一生稚児(いきちご)と二人の禿(かむろ)が乗っていて、山鉾が八坂神社の神域に入るために太刀で結界を切る、「しめ縄切の神事」を行うので時間が掛かるようですね。これは遠すぎて観られませんでした。
生稚児の乗った長刀鉾

交差点で大型の山や、鉾が90度方向転換するのを「辻廻し」と言い、先に書いた方法で2回から3回くらいで方向転換しますが、そのつど歓声が上がりたり、方向転換出来た時は拍手が起こったり、「しめ縄切り」に次ぐハイライトシーンですね。
南観音山の辻廻しです。

カマキリの動きが面白い蟷螂山です。

菊水鉾

西条を出て33年、京都、滋賀と住んで来まして宵山や宵宵山など観た事は有りますが、巡行を観たのは始めてだったのでその荘厳かつ優雅さに感動しました。
やはり西条祭りの原点でもあるからでしょうかね。

蘇る!モータウンサウンド

2005-07-15 23:35:39 | 日常の出来事
昨日京都会館で催された「シュープリームス&テンプテーションズ」のライブに行って来ました。
以前はヒップホップR&Bファンだった長男が最近は60,70年代のソウルにはまり、なかでもサムクックがお気に入りですっかりオールディーズファンになったようです。
そんな長男に「テンプテーションズが京都に来るので行ってみないか?」と誘ったら二つ返事でOK、二人で行く事になりました。
ライブは6時開場で座席に着くと観客は殆んど私くらいの年代の人たちばかりで(もっと年上と見られる人も沢山)した。
開演は6時30分。MCはゲストの鈴木聖美が自身の曲を披露の後に、「シュープリームスもテンプスも多大な影響を与えてもらった人たちで競演できて嬉しい」と大層喜んでいました。
最初はシュープリームスが登場、白いワンピースに白のハイヒールで、フリをつけながら歌う三人は初期のメンバーでは無いにしろその歌唱力は凄かったです。
またテンプテーションズも度々のメンバーチェンジは有ったものの40年もの間そのスタイルを変えずに継続して活動しているのは凄いです。
テンプスも最初四人が真っ白のスーツで登場してコーラスが始まり、おもむろに真っ赤なスーツでリチャードストリートが登場してきた時は会場内大声援でした。
そしてラストソングは勿論「My Girl」でした。

初めてライブを見た長男は帰りの車の中で感動しきり、CDチェンジャーにテンプスのCDを入れなおしてテンプスを聞きながら帰途につきました。
「やっぱり生はええ!」と言いつつ...

水鳥の宝庫

2005-07-13 01:26:27 | 自然、鳥
日曜日、蓮の花観賞の後天気が回復してきたので湖岸道路を北上して守山、野洲、近江八幡へと車を走らせました。
野洲川河口辺りの湖上にはオオバンらしき黒い水鳥を十数羽見かけたので、車を止めて湖岸に降り立ち早速観察開始。
ここは湖岸がコンクリートで固められていて葭原が無く見通しが良いので観察には持って来いの場所でした。湖面は水草が繁殖していてどうもオオバンの食餌場所のようです。
オオバンは体長40cmくらいのクイナ科の水鳥で、全身真っ黒ですが額と嘴が白いのが特徴です。琵琶湖では一年中見られ水草や水棲昆虫を餌としているので一家でお食餌に来ていたのでしょうかね。

そして、もう少し沖の方では三組のカンムリカイツブリの夫婦がすっかり夏の装いで水面に浮かんでいました。この鳥は体長60cmほどでカイツブリの中ではもっとも大きく、冬羽と夏羽とで色合いが違い、夏羽では冠羽が伸び後頭部に赤黒い扇の様な飾り羽があらわれます。

やはりこの鳥も一年中見られます。
琵琶湖は他所ではなかなか見られない水鳥が身近に見られてホントに水鳥の宝庫ですよ。





蓮の群生地

2005-07-10 23:16:31 | 自然、花
今朝は少し早起きして草津の烏丸半島にある蓮の群生地で蓮の花を観てきました。
烏丸半島には[滋賀県立琵琶湖博物館]や[草津市立水生植物公園みずの森]が有り、蓮群生地は水生植物公園の東側の湾内に広がっています。
広さは11ヘクタール以上もあり、最盛期には湾内蓮の葉で覆われ七月から九月頃まで花が楽しめるそうですよ。
今朝は公園横の辺りが大分開花していて、小雨模様にもかかわらず結構の人が訪れていました。
蓮は早朝から開花し始めて午後には花が閉じてしまうので、話には聞いていたのですが開花したのを間近で観たのは久しぶりです。





蓮の花はほんとに豪華で綺麗ですよね。

惜別の思い

2005-07-10 18:33:05 | 日常の出来事
10年近く乗った愛車と昨日でお別れしました(寂)
初年度登録から13年にもなるとディーゼルエンジンの黒煙も多くなり、自動車税も1割アップしたり計器類のランプ等も次から次へと切れたり、だんだんと経費がかかるようになってきました。
また例の事件ですっかり信用できなくなり、古いしいつ何時事故が起こるかもしれないので心配で手放すことにしたのです。
あのパリダカの栄光は何処へ?
しかしやっぱり三菱は四駆の先駆者で好きです。

なんじゃもんじゃ?

2005-07-09 01:10:28 | 自然、花
とはなんじゃもんじゃ!
『なんじゃもんじゃ』はモクセイ科の落葉樹でトネリコ(タゴ)に似た樹木で『ヒトツバタゴ』(一つ葉たご)と呼ばれています。
わが国では対馬と木曽川沿いにのみ自生いている珍しい樹で、初めて見た人が「これは何じゃもんじゃ?」と言ったか言わなかったか?
そんな事から俗称『なんじゃもんじゃ』と呼ばれています。
近年はあちらこちらに移植されているそうで、滋賀では織田信長の安土城で有名な安土町の『沙沙貴神社』(佐々木源氏の発祥地)に平成3年に植樹されています。
画像は今年の5月14日の物ですが、満開で遠くから見ると新緑の樹木に真っ白な雪が被った様でした。一つの花は細長く白い花びらが4枚で、変わった形をしていて今回見たのが初めてです。