湖国の住人

滋賀県に来て35年。まだまだ知らない湖国の自然、歳時記を日常の出来事、たまに生まれ故郷西条市、西条祭りの事も交え綴ります

藤の雨~藤の寺・正法寺

2009-05-15 23:49:42 | 史跡、句碑、道標、社寺
蒲生郡日野町鎌掛(かいがけ)にある『正法寺』(しょうほうじ)(臨済宗妙心寺派)は、近江鉄道日野駅の南東約5.3km、正法寺山(361.8m)の麓にある寺院です。



一般には、鎌掛の藤寺として広く親しまれています。



本尊の十一面観世音菩薩は、33年に一度の開帳がある秘仏であり、鎌掛(かいがけ)の里では昔から安産の守護仏として深く信仰されています。



また、本堂横のすぐ山手には、国の重要文化財に指定されている石造宝塔もありますが、生憎の雨の中の藤見でその辺りの見学は出来ず仕舞いでした。



藤の花と見物客の傘がうまくマッチングして、まるで藤の雨が降っているようでした。





この画像は5月6日の物ですのでもう見れないと思いますが、ここの下にある『日野ダリア園』の牡丹・芍薬はまだ見ることが出来るんじゃないかしら?

αな写真~金勝山から金勝寺

2009-01-12 09:20:51 | 史跡、句碑、道標、社寺
昨日は雪降りの後の天気が回復してきたので、雪景色を撮ろうと思っての『金勝山県民の森』から『金勝寺』へ・・・
凍結が心配だったので9時前に出かけました。


『県民の森』


県民の森までの道には雪も有りませんでしたが、金勝寺への山道には雪が2~3cm積もってました。


『金勝山』

既に何本も轍が有ったので一気にに駆け上がりましたが、やっぱりスタッドレスを履かせてある家人の車で来て良かったです。


『仁王門』


金勝寺では地元の方々が参道の雪と落ち葉を掻いて登りやすしてくれていました。


『本堂』

二言三言ご挨拶をしたなかで、「数百年の古刹を維持していくのは大変だが、我々の指名だ」とのお言葉に感銘しました。


『二月堂』


私はソニー、ミノルタのαを使って居るので『αな写真』を撮り貯めした中から見て頂こうと思います。

脳波は「α(アルファ)波」「β(ベータ)波」「θ(シータ)波」と大きく分けられ、リラックスした状態からは『α波』が出て、精神状態が、雑念や不安から解放され、安定した心理状態になり、血圧や呼吸数、心拍等も下がり、非常にリラックスした状態になるそうです。

そんなリラックスできるような写真と言う意味も含めて見て頂ければ幸いです。



白鬚神社初詣~お礼参拝

2009-01-02 23:41:09 | 史跡、句碑、道標、社寺


昨日午後から一人で白髭神社へ初詣に行って来ました。



昨年の『第2回高島の魅力を探そう!フォトコンテスト』の入選のお礼をするためです。



『鳥居幽玄』で白髭さんの鳥居撮影で入賞させていただいたからですが、「今年も宜しく!」とのお願いも込めて参拝してきましたわ。



昨日の高島は霙が雪に変わる最悪な天気でしたが、いつもと違った白髭神社鳥居が見られました。


瑞気集門(ずいきしゅうもん)

2009-01-01 11:33:25 | 史跡、句碑、道標、社寺
新年あけましておめでとうございます!
ここをご贔屓の皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

瑞気集門(ずいきしゅうもん)めでたい気が皆様の家の門々に集まって来ますように!

本年もどうぞ宜しく!!



大晦日の深夜、滋賀咲くブログの『金勝の里山から』さんから情報を得て、栗東八景『金勝寺』のライトアップと灯りの催しに行って来ました。



栗東八景『金勝寺~夏清の幽玄~』と命名されていますが、栗東市荒張地区のご有志の方々のご尽力で催された『金勝寺~久遠の明かり~』



雪もちらつき、冬もなお一層の幽玄の世界が演出され綺麗でしたよ。



本堂、二月堂もご開帳されていて初詣もさせて頂きました。



11月に催されたイベントの再開催だったそうで、荒張地区のご有志の皆様、有難うございました。

志那三郷の三神社と藤

2006-05-15 07:08:40 | 史跡、句碑、道標、社寺
草津の北西部、現在の志那町と志那中町には三つの神社があります。
昔、『志那三郷』と呼ばれていた吉田村には「三大神社」、志那村には「志那神社」、志那中村には「惣社神社」があり、この三神社には志那津彦命と志那津姫命の共通の御祭神が祀られています。

また、三社に共通するのは藤の木があることなんです。
先週日曜日に三大神社の『砂擦りの藤』を見に行ったのですが、雨の日の夕方だったのでライトアップされていたものの開花も少し早かったのでもう一度見てきました。
そして志那神社、惣社神社にも藤があると言うのでそちらも見たかったので両方にも足を伸ばしてきました。

三大神社 本殿


重要文化財 1291(正応4)年建立の石灯籠


砂擦りの藤 本当に地面に擦りそうです。




志那神社大鳥居


重要文化財 1298(応仁6)年に建立の本殿は市内最古の木造建築


志那神社の藤 ここの藤もゆうに1m50cmは超えていました。





惣社神社の大鳥居 この神社は天智天皇の頃に創建されたといわれて居ます。


本殿


ここの藤も大樹なんですが花期はピークを過ぎてしまってました。



この三社にもう一つ共通するものは『サンヤレ祭り』という厄病神を祓う祭りが行われる所です。

三大神社と藤の花

2006-05-07 21:50:57 | 史跡、句碑、道標、社寺
 大型連休(某公共放送ではGWとは言わない)の最終日は雨の一日でした。

夕方になって少し小降りになったので、長女をアルバイト先に送るついでに、
サギのコロニー、三大神社、北山田漁港を周って来ました。

草津市志那町に有る『三大神社(さんだいじんじゃ)』は藤の花で有名です。
樹齢は400年とも450年とも言われ、地面に擦るほど花穂が長くなる事から『砂擦りの藤』と呼ばれ、
滋賀県の『自然記念物』に指定されているそうです。

また見頃の時期には藤祭りが催され大変賑わうそうですよ。
今日は雨の中夕方だったため誰も居なくてヒッソリしていました。
今年の冬の寒さはここにも影響しているのか、開花はもう一つで遅れているようですね。







中山道61番「醒井宿」

2006-01-09 00:28:06 | 史跡、句碑、道標、社寺
湖北に行ったついでに中山道61番目の「醒井宿」へ寄ってみました。
古い建物は余り残っていないようですが、最近は町並み保存のへの取り組みは何処の街道筋でも行っているようで旧街道の雰囲気が醸し出されていました。

しかし、行く時期を間違えたようです。
街道筋の横を流れる「地蔵川」では7~8月頃「梅花藻」の花が見られ、この清流には絶滅危惧種の「ハリヨ」が生息しているのです。
またこの清流の源流は日本武尊が体を癒した「居醒の清水」もその一つで豊富な湧水が常に流れているそうです。

宿場町を象徴する本陣は本陣跡の標識だけのようでしたが、江戸時代の「問屋場」や「旧醒井郵便局舎」は醒井宿資料館として現存使用されています。
因みに「旧醒井郵便局舎」は今、豊郷小学校の話題でお馴染みの「ヴォーリーズ建築」の一つだそうです。

本陣跡


問屋場  醒井宿資料館

この雪の多さはさすが岐阜県との県境、今度は梅花藻とハリヨを見に夏に出かけよう。


中山道60番「柏原宿」

2005-11-24 23:45:45 | 史跡、句碑、道標、社寺
JR東海道本線柏原(かしわばら)駅の近くには旧中山道の宿場町「柏原宿」が有るので三島池の次に立ち寄ってみました。
当時は東西13町(約1.5km)にもおよび470軒にあまる店や宿がひしめき大規模な宿場町だったそうです。しかし、現在はトップ画像のような閑散とした佇まいですが、町並みの保存や活用に取り組みされているようです。
それは「中山道柏原宿歴史館」で知る事が出来ます。ここには喫茶お土産コーナーもあり、コーヒー、紅茶は勿論、くずきり、心太、名物?「やいとうどん」や5名からの予約で江戸時代の旅籠で出した食事を再現した「柏原御膳」がいただけるそうですよ。
町並みを探索してみるとそれぞれの家の軒先や入り口などに昔の職業の看板が掲げてあり伝統的建物の雰囲気がよく残されているなぁと感銘しました。

現在も医者でした




また「柏原宿」は「伊吹艾(もぐさ)」が特産品で今は一軒だけ残る「亀屋左京艾店」外、最盛期には10軒以上も有ったそうです。
そのため最近は「やいとまつり」が催され灸の実演、観光人力車等などで当時の賑わいを再現しているそうです。

更地にまで看板が

「柏原宿火消御用処」
「中山道 柏原宿 厠」
消防車格納庫や公衆トイレも町並みにマッチした建物にしている所など手が込んでいます。表記がちょっと笑えましたが・・・

因みに「FM滋賀e-radio」の番組「新層開店Nuts Melon Show!」のパーソナリティー羽川英樹さんの薀蓄によりますと、「柏原」と書いて滋賀県は「かしわばら」、大阪府には「かしわら」市、兵庫県の丹波市には「かいばら」(もと柏原町)と読む所があるとのこと。地名はほんとにややこしい読み方があるもんですねぇ。

山崎宗鑑 句碑 その3

2005-09-27 23:49:37 | 史跡、句碑、道標、社寺
草津を詠んだ句碑として「街道をゆく」に挙げられている笠縫東公民館の句碑です。


    あさミどり はるたつ空の にをひかな  宗鑑

 立春を迎えて新芽を出しはじめた木々の緑が、空の美しい青さとうつり合っていかにも春の雰囲気をかもし出している中に、どこからか、うぐいすの初音と共に運ばれてくる梅の香が漂っているという様子を詠んだものです。  季語=はるたつ

山崎宗鑑と俳句のまち草津

2005-09-22 23:50:26 | 史跡、句碑、道標、社寺
室町、戦国時代に活躍した俳諧の祖「山崎宗鑑」は草津市志那町の出身で当地には屋敷跡の碑が建てられています。

また宗鑑ゆかりの古寺「蓮海寺」には「元朝の 見るものにせん 不二の山」の句碑

志那会館の前にも「風寒し 破れ障子の 神無月」の句碑が在り、ここでは「宗鑑忌俳句大会」が催されるそうです。
その他、市内には草津を詠んだ宗鑑の句碑や芭蕉の句碑があちらこちらに在り、まさに「俳句のまち草津」であります。


この説明板によりますと、宗鑑は香川県の観音寺の興昌寺で亡くなったといわれ姉妹都市提携の理由が両市が宗鑑ゆかりの地であったからかとここでやっと納得しましたわ。以前から図書館に「ちょうさ」と呼ばれる太鼓台の模型が飾ってあって何でだろうと思っていたものですから・・・
http://www.chousa.net/