湖国の住人

滋賀県に来て35年。まだまだ知らない湖国の自然、歳時記を日常の出来事、たまに生まれ故郷西条市、西条祭りの事も交え綴ります

比叡山延暦寺の紅葉

2005-11-30 06:12:22 | 自然全般
比叡山延暦寺は中学校の修学旅行も入れると今回で5回目。しかし桜の季節と紅葉の季節には行った事がなかったのでここまで来る途中の比叡山ドライブウェイの紅葉は見事な物で「ウォ~こりゃ~凄い!」と感激でした。
延暦寺の辺りは針葉樹が多いのでトップ画像のように根本中堂の辺りの紅葉は緑の中にひと際鮮やかに見えました。
また奥比叡ドライブウェイも2000本を超えるもみじや桜の紅葉が綺麗でしたよ。しかし鮮やかな真っ赤なもみじが少なかったように思います。ちょっと時期が遅くて色褪せてたのかも?
それでもこれだけ綺麗な紅葉を見られたので満足!満足!





ガーデンミュージアム比叡

2005-11-27 23:17:35 | 自然、花

e-radioの月曜日(羽川英樹さん月、火)から木曜日(小林大作さん水、木)のPM2:00~PM4:00「NUTS MELON SHOW」の「ガーデンミュージアム比叡」チケットプレゼントに当選して頂いた入場券で比叡山頂にあるガーデンミュージアム比叡に行って来ました。

フランス印象派画家たちの作品をモチーフにした庭園美術館で、園内には40点あまりのモネ、ルノワール、ゴッホなどの絵画を陶板で再現して展示してあります。

「ラングロワの橋」 フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)クレラー=ミュラー美術館


「睡蓮」 クロード・モネ(1840~1926)ボストン美術館

10月に頂いていたのですが冬の休園前にやっと行く事が出来ました。やはりハーブや花は殆んど咲いていなくて辛うじてローズガーデンの薔薇がまだ咲いていたのが救いでしたわ。



「ポプラ・アルジャントゥイユ郊外」 クロード・モネ ボストン美術館


やはり草花は暖かい盛りの時期に行かなければモチーフにしたという庭園が見られないのでだめですねぇ。しかし陶板とはいえモネやルノワールなどの作品にふれあえたのでちょっと心安らぐ事ができたように思います。



日吉大社紅葉ライトアップ

2005-11-26 23:51:45 | 歳時記
柏原宿の町並みを探索後「柏原宿歴史館」の喫茶で一休みし帰路に着きました。

国道21号線から8号線に入り米原から湖岸道路へ。西の空が夕焼けでオレンジ色に輝いているのを見ながら南下の途中、「日吉大社」のライトアップが有ると言う事なので急遽行って見ることにしました。

日吉大社は東・西本宮を中心に13万坪もある境内を有し多数の社が鎮座している中、今回は西本宮の辺りを見てきました。



まだ緑の葉を付けたもみじもあり、今ひとつ鮮やかさに欠けましたが、それでもライトに照らし出されて幻想的でした。
人影は車の数のわりにまばらでしたので、広大な境内に散らばっていたのでしょうね。ですからゆっくりと見ることが出来ましたわ。
ライトアップは11月30日まで。紅葉はこの週末が見頃かな?


中山道60番「柏原宿」

2005-11-24 23:45:45 | 史跡、句碑、道標、社寺
JR東海道本線柏原(かしわばら)駅の近くには旧中山道の宿場町「柏原宿」が有るので三島池の次に立ち寄ってみました。
当時は東西13町(約1.5km)にもおよび470軒にあまる店や宿がひしめき大規模な宿場町だったそうです。しかし、現在はトップ画像のような閑散とした佇まいですが、町並みの保存や活用に取り組みされているようです。
それは「中山道柏原宿歴史館」で知る事が出来ます。ここには喫茶お土産コーナーもあり、コーヒー、紅茶は勿論、くずきり、心太、名物?「やいとうどん」や5名からの予約で江戸時代の旅籠で出した食事を再現した「柏原御膳」がいただけるそうですよ。
町並みを探索してみるとそれぞれの家の軒先や入り口などに昔の職業の看板が掲げてあり伝統的建物の雰囲気がよく残されているなぁと感銘しました。

現在も医者でした




また「柏原宿」は「伊吹艾(もぐさ)」が特産品で今は一軒だけ残る「亀屋左京艾店」外、最盛期には10軒以上も有ったそうです。
そのため最近は「やいとまつり」が催され灸の実演、観光人力車等などで当時の賑わいを再現しているそうです。

更地にまで看板が

「柏原宿火消御用処」
「中山道 柏原宿 厠」
消防車格納庫や公衆トイレも町並みにマッチした建物にしている所など手が込んでいます。表記がちょっと笑えましたが・・・

因みに「FM滋賀e-radio」の番組「新層開店Nuts Melon Show!」のパーソナリティー羽川英樹さんの薀蓄によりますと、「柏原」と書いて滋賀県は「かしわばら」、大阪府には「かしわら」市、兵庫県の丹波市には「かいばら」(もと柏原町)と読む所があるとのこと。地名はほんとにややこしい読み方があるもんですねぇ。

天然記念物「三島池」

2005-11-22 23:43:41 | 自然全般
長浜市を探索した後、米原市(以前は坂田郡山東町)にある「三島池」にも行って来ました。

「三島池」は700年ほど前農業用水池として造られた周囲780mの小さな池ですが、マガモの自然繁殖の南限地として滋賀県指定の天然記念物に指定されています。9月下旬頃からマガモ、コガモ等が飛来し冬は水鳥の楽園になり手軽にバードウォッチングが楽しめます。側に自然観察施設の「三島池ビジターセンター」があり、双眼鏡が利用できたり標本や写真の展示も有るそうです。
そしてもうひとつ見逃せないのは、伊吹山を背景にした景観の美しさでしょう。四季折々、伊吹山の姿が写し出される「逆伊吹」は有名でとりわけ雪を冠した姿はベストショットです。
しかし写真でしか見たことがないので自分もその時期に写真を撮ってみたものです。
5月の連休に写した写真は過去ログの「初冠雪の便り」に載せましたが、あれから半年、伊吹山も三島池周辺の木々も紅葉して晩秋の佇まいがとても綺麗でした。

また5月には数えられるほどしか居なかった水鳥も、いろいろな種類が飛来していて、人怖じしないので間近でカメラに納めることが出来ました。
種類は主にマガモ、オナガガモ、ヒドリガモでしたが、その他オシドリ、カルガモ、ミコアイサやサギ類なども見られるそうです。



草津辺りの鴨たちとはえらい違いでこんなに近づけるとはね。鳥好きにはたまりませんわ




SL北びわ湖号と長浜探索

2005-11-21 23:53:56 | 滋賀県内の情報
昨日は先週の天気予報では雨との事でしたが、朝から快晴になったので友人と長浜まで出かけ、秋の「SL北びわ湖号」運行を見てきました。
11月の日曜ごとに運行されていて昨日が最終日でしたのでね。
目の前を走り去る「C56」愛称「ポニー」の石炭の燃える煙の匂いは小学校の頃の石炭ストーブの懐かしい匂いを思い出しました。

未熟なカメラ操作の為ぶれました。動いている物の撮り方を練習しなくては・・・


昼は長浜名物「茂美志屋」の「のっぺいうどん」をいただいてきました。大人の掌ほどの椎茸が入ってトロッとしたあんかけのうどんは美味かったです。


店内の昔のお品書きと待合に張られた名刺の数々

また、長浜鉄道スクエアの旧長浜駅舎、北陸線電化記念館の静態保存されているEL、SLも見てきましたし、曳山博物館海洋堂フュギュアミュージアムと見て歩いてきました。



やっぱりD51はC56と比べるとデカイ!

海洋堂フィギュアは精巧に作られ懐かしいキャラクターものもいっぱいで老若男女楽しめますわ。そうそう入り口には「北斗の拳」の等身大のケンシロウとほんとに懐かしい映画「大魔神」のフィギュアがありました。


曳山博物館  常時2台の曳山が順番に展示されていますよ。


長浜曳山祭りのパンフレットとイベントでパフォーマンスを見せる自称日本一になったと言うジャグラー。

この日は大手門通りアーケード商店街では三市物産展のイベントが催されていて、近くの黒壁スクエアもあるので観光客で賑わっていましたわ。
その他豊臣秀吉が開いた楽市楽座の城下町には400年ぶりに再興された「長浜城」、「ごぼうさん」の名で親しまれている「大通寺」、長浜オルゴール堂等など新旧沢山見所がありますよ。

豊国神社、古い町並み

地ビールレストラン&不思議な建物、長浜タワービル


その後、伊吹山の麓のマガモの越夏で有名な鴨の楽園「三島池」、旧中山道「柏原宿」の町並みを見に行ったりして、最後に大津坂本の「日吉大社」の紅葉ライトアップも見てきました。日吉大社の紅葉はまだ少し早い色づきでしたがライトに照らし出されたもみじは幻想的で綺麗でしたよ。
これらはまた順次アップしますので見てやってください。

しかし湖北から湖南まで強行行程さすがに疲れたでしょうH君。お疲れ様でした有難う!


初冠雪の便り

2005-11-20 00:46:46 | 自然全般
19日滋賀県の最高峰・伊吹山(1377m)が初冠雪したとのニュース。

(初冠雪の画像では有りませんが三島池と伊吹山です)

その2日前の17日は、草津の対岸、比良山系(最高峰・武奈ヶ岳1214m)でも初冠雪が見られました。いよいよ本格的な冬到来か?
19日も冬型の気圧配置で湖南地方は晴れ、湖西、湖北地方は時雨れると言う典型的な滋賀の冬の空模様になりました。
もうそろそろコハクチョウがやって来ているかなっと琵琶湖岸に行って来ましたが、またしても期待を裏切られました。しかし鴨は種類も増え飛来数もまた増えていたように思います。今年はどうしたんでしょうか???
目の前に見える比叡山は緑と茶色のコントラストで晩秋の佇まいを見せ始めていました。もう少ししたほうがもっと茶色が濃くなるのですがね。

北の方を見ると比良山系はどんよりとした雲に覆われ、時雨れていて琵琶湖大橋辺りに虹が半分だけ架かり寒そうでした。

このように琵琶湖大橋を境に天候が違うんですよ。
湖南南部では下の画像のような青空と紅葉の青と赤のコントラストが綺麗でした。




三種の黄色の帰化植物

2005-11-19 07:16:42 | 自然、花
野道の花シリーズ6
「西洋蒲公英(セイヨウタンポポ)」キク科タンポポ属。ヨーロッパ原産の帰化植物。いまや何処ででも見られるので珍しくもないのですが在来種との区別がやっと知ることが出来ました。

花柄のガクが反り返っているのが「セイヨウタンポポ」で在来種は真直ぐだそうです。また在来種の花期は3~5月頃ですのでこの時期に見られるのは外来種だと言う事ですね。

「母子草(ハハコグサ)」キク科ハハコグサ属の多年草。春の七草「御形(おぎょう)」。農耕の伝播と共に中国から伝わった。やはり帰化植物と考えられるそうです。春の七草と言うのに11月でも花をつけているのには意外でしたわ。

「背高泡立草(セイタカアワダチソウ)」キク科アキノキリンソウ属。北アメリカ原産の多年草。明治時代に観賞用として持ち込まれたもので、群生して咲いている姿は見事なものですが、根から種子の発芽を抑制する物質を分泌して在来の植物を押しのけて大繁殖するのはいただけませんね。しかし、その物質で自らの繁殖をも止めてしまうのは皮肉なものです。

仏の座(ホトケノザ)

2005-11-16 22:54:43 | 自然、花
野道の花シリーズ5
本州、四国、九州、沖縄の日当たりの良い田圃の畦道等何処ででも見かけます。主な花期は3月から6月だというのにこの時期に開花しているのを見つけました。

「ホトケノザ」シソ科オドリコソウ属の越年草。秋に種子が発芽して冬を越し春に花を咲かせるのが越年草と言うことですが、早いものだと秋も深まったこの時期にもう開花し始めるらしい。
ホトケノザの名前はこの葉が仏像の蓮座に似ていることから付けられたそうですわ。
そういえば茎の上の方の葉は扇を広げたような形で葉柄が無く茎を取り巻いています。

この「ホトケノザ」は春の七草の「ホトケノザ」とは全く別の種で、別名「三階草(サンガイグサ)」とも呼ばれるそうです。
植物の和名と言うもの、結構、姿、形から付けられたものが多いんですなぁ。

ALWAYS三丁目の夕日

2005-11-13 23:22:51 | 日常の出来事
レイトショーで「ALWAYS三丁目の夕日」を見てきました。
高1の次女、長男を誘いましたが全く関心無し。家人は「そのうちテレビで放送するでしょう」と言うので一人で行きました。

同じ時間帯に「ALWAYS三丁目の夕日」と「春の雪」「私の頭の中の消しゴム」そして昨日から「イン・ハー・シューズ」「エリザベス・タウン」と五つの劇場全てレイトショーの上映が有り、チケット売り場では7~8組がチケットを購入していましたが若い方たちは他の劇場へ・・・観客は1人で来ている男性3人と同じく女性1人、家族5人で来ている人で最終10人ほど。日曜の夜と言う事で少なかったのか・・・?

ストーリーは東京タワーが出来る昭和33年の春、東京の小さな町の自動車修理工場に集団就職で一人の女の子が上京してくるところから始まります。
詳しくはここを見てください。
原作のコミックとは違うキャラクター設定も有りましたが、笑えました、泣けました、役者さんの演技に感動しました。やはりコミックだと自分の頭の中で情景を作り上げ想像するだけですが(それもいいのですが)映画は役者さんの演技によりそれぞれのキャラクターの深みだとか厚みだとかの人間味があふれ出し、そしていつの間にかそのストーリーの中に引き込まれてしまうのが良いですねぇ。自分を淳之介君にかぶせていたりして・・・
また、都内のシーンは何処がCGかと思わせるほど精巧で段々と完成してゆく東京タワーに感激でした。

そして、この時代の三種の神器、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、蒸気機関車、ミゼット、路面電車、自動車。その時代を見てきた者ですから全てに懐かしさを感じそれだけでも涙がジワッとわいてきました。
今日はほんとに良い映画が見られて良かったわぁ。(一人で行っててよかった)