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なおしのお薦め本(16)書きながら考えるとうまくいく!a
文演第1期生の小川なおしさんから、お薦め本が届いています。文字数がgooブログの1回の量を超えますので、2回に分けて投稿します。
『書きながら考えるとうまくいく! プライベート・ライティングの奇跡』
マーク・リービー著
プライベート・ライティングとは、“自分のためだけに、素早く思考を紙上に書き出す方法”です。この方法には不可欠なことがあって、それは「自分のプライベート・ライティングを他の誰にもみせないこと」です。その他にも六つの秘訣があります。引用します。
①自分の冴えない考えや、下手な書き方を許容すること
②手が動かせるかぎり速く書き続けること
③決めた期間(タイマーの使用が勧められています)、ある問題について精力的に取り組んでから、他の事柄に移ること
④「台所語(家で使う言葉)」で自分の真に偽りのない考えを引き出すこと
⑤自分の思考を通常の限界以上に延長させること
⑥度々、焦点を変えてみること
ふつう文章を書こうとすると、読む人の気持ちを想像する、ということをします。思っていることを最大限に伝えたい、けれども論理の破綻があってはならないし、不快感を持たれないようにとも思います。そんな気持ちのせめぎあいの果てに、文章はできあがるわけです。
そして、そのアクセル(主観)とブレーキ(客観)の使い方によって、完成品はさまざまになります。そのブレーキをまったく使わないで書くのが、プライベート・ライティングなるものではないでしょうか。
これは日記によく似ているなあ、と思いました。日記をつけている場合、その日記が、事実の記載ではなくて考えたことを書き留めておくものであれば、もうプライベート・ライティングを実行していたようなものではないかとも思います。
でも、日記のような、書きっぱなしのものとは違うようです。引用します。
「自分の思考を紙に書き綴ることは、次の理由で重要である。
・非生産的な夢想を最小限に抑えることができる
・主要なアイディアを常に思考の最前線に置いておくことができる
・思考の道筋を追うことができる
・後で批判したり創造したりするために目に見える形で残すことができる
・日によって変化するあなたの思考を見ることができる」
どうやら、書くことだけでなく、それを読み返してみることが大事なようです。
-続く-
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