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まあこれから自分の中で磨いていけばいいかなと思う

     第82期文演(23/2/18~4/22)アンケートです。

   きょうは、アラサー男子Yさん。

  2023-03-18仕事しやすくなって普通の倍以上仕事を受けて死にかけてるのが今だが、」のYさんです。



    
さんの文演アンケート



 
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
 
A.1 文章の読み書きが大して得意ではないというか感覚でしかやっておらず、ロジカルな基準が欲しかったので。

   松田さんから誘われた時は曖昧な気の抜けた返事をした気もするが、ブログを読むと「あと何年続けられるかわからない」という記述があった上に、最近は「人数にかかわらず開講する」と仰っていて間もなく終わるのではという予感もしたので。



  Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
  A.2 
あまり読み書きしたくなくなった。読み書きはそれなりに緊張感のいる行為だとわからされたので。

   また、この手のものを独学するのはなかなか難しいとも思った。

   良し悪しの基準を定義し文章化ができるので文章作法の本を読めばわかりそうと思うかもしれないが、この手のものはもはやスポーツと似たようなもので体で覚えないとスムーズに使えない代物であるため、できる人間に出された課題を実際にやって指摘を受けるという方式でしか身に着けられないだろうと思う。



 
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
  A.3-1 「授業前」提出まで、感覚と自分が作った定義の差に悩まされっぱなしだった。

   今回の受講目的は「ロジカルな基準が欲しかった」である以上、感覚的にやって正解するのは回避したかった。そこで、「松田さんが指摘するだろうこと著者が重要と考えていそうなことがなんとなくわかっても、それがなぜそうなのかを自分が論理的に説明できなければ要素として入れない」という制約を自分に課していた。

   たとえば、要約では真っ先に省かれがちな要素がある。今回もそれがあった。しかし、これを要約に含めるケースもあり得る。文演を受けていると、松田さんが言いそうなことがなんとなくわかってくる。松田さんはおそらくここを指摘するだろうと想像できる。また、著者の文章を読み込むと、どうも著者はそれを重要視していそうとは感覚的にはわかる。しかしこれらは「要約では基本的にその要素を省く」という一般論との矛盾がある。

   この場合、修正を迫られるのは後者で、後者によって前者を否定するべきではない。松田さんはしきりに「大人は自分なりの理屈があるので自分を変えないことも多い」という旨のことを仰っていたが、それは目の前の現実を自分のロジックで否定したら成長する契機を失うからである。著者が重視する要素を一般論に従い省くとはこれと同じである。

   しかしだからといって松田さんの指摘しそうなことや著者が重要とみなしていそうなことに従って、自分のロジックもないのに要約に要素として抽出するのは回避したかった。というのも、それは「ロジカルな基準」で要約したわけではなく、顔色をうかがっているだけだからである。

   素直さは美徳だろうが、風見鶏に存在価値などない。答えに従うのではなく、答えの判断基準を自分のロジックに昇華する必要がある。

   「重要だから入れた」と自分がうそぶく時、それは本当に自分のロジックに従ってのことか、それとも松田さん著者がいかにもそう言いそうだからのどちらか? と考え、後者だろうなと自覚した時、自分はこの要素を要約に入れる資格はないと判断すべきと今回は考えた。

  こう考えた結果、「これがたぶん正解だろう、という感覚」と「今のロジックで説明できるのはここまでしかない」の差にかなり悩まされた。抽象度が高まるほど、文章構造自体が問題になるほど、しんどくなった。



 
A.3-2 「授業後」重要な点が二点抜けていて、ひとつは自分のロジックで説明し切れなくて抜いたもの、もうひとつは箸にも棒にもかからなかったものである。

   前者については素直に今の自分の限界だと納得できたのだが、気にかかったのは後者である。授業後、なぜ自分はこれを抜いたのか? と考えたが、非常にしょうもない理由で省いてしまったことに気がついた。前半の最重要部分だったのにである。

   要約の後半である部分を抜き出しており、これを拾えたのであれば、前半の最重要部分も抜き出せたはずである。技術的にやってることは同じだからだ。少なくとも今回自分が考えた要約の基準を素直に適用すれば拾えていたはずだった。現実的には拾えなかったので何を言っても負け惜しみとしか処理のしようがないのだが、なぜ自分はこんなことを……?と思う程度のことに失敗したのは一番堪えた。

   この手の誤りは二度と犯さないようにしたい。

   また、文章の展開については多少の試みをいくつかやったのだが、うまく形にできたとは言い難かった。ここはもっと研鑽が必要。ただこの点について、自分に必要なのは「もっと自分の感情に素直になること」かもしれないなという気はした。ここを展開し過ぎると長くなるので割愛するが、まあこれから自分の中で磨いていけばいいかなと思う。



  Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
  A.4 
基本的には自分の無能さを感じることが多かった。別にそれは良い。もしそれがなかったら受ける価値がなかったということのため。

   後悔があるとすれば、・準備不足・松田さんと議論する胆力のなさの二点。

   浅い認識しかないと、松田さんの意見に「そうかもな」と思って終わりになる。しかしそれだと今後も松田さんの亡霊からの批評を想像して文章を書くことになりかねない。その亡霊はテキトーな感覚の代物に過ぎない。あくまで松田さんの視点を自分のロジックに繰り込まなければならない。

   それを回避するには、なぜ自分の視点は誤りなのかを松田さんと議論する必要がある。頭の中で自己解決できる場合であれば良いが、そうじゃないことも多い。そのためには毎回の授業で結構準備する必要があるし、準備したとて言い出せないのでは意味がないので議論する度胸がいる。

   浅い意見には浅いフィードバックしか返らない。瀧本哲史氏も似たようなことを言っている。自分はそれができなかったのが心残り。
 
https://twitter.com/ttakimoto/status/517359259458093058

   次に受ける方々は上記二点を押さえれば、自分のような後悔はせずに済むと思う。

 
 上記アンケートはわかりにくいところがあるかと思います。

 ただ、文演アンケートというのは、具体的内容は書かないでアンケートを書いてみてくださいというルールですから、これで十分です。

 Yさんが文章をちゃんと書ける人ということは、二度のYさん関連ブログで伝わっています

 あとは、Yさんの個性・持ち味ですから十分以上といえます。

 一応、こちらからYさんの授業についてフォローしておくと、「仕事しやすくなって普通の倍以上仕事を受けて死にかけてるのが今」に文演を受けさせてしまいました。受講3回目あたりに『どうですか?』と聞くと、「仕事が大変で予習できないのが残念……」というようなことを、お花の前で話してくれました。ほんとにフラフラという様子でした。とにかく、早いうちに受けてほしくて、ムリヤリ誘った感があります(ヒマになったら来なくなるのも、悲しいかなヒトの習わしです)

 「予習/準備」に関しては、それほどしなくてもよいプログラムです。

 これまで教えてもらえなかったエアポケットの集合という意味でのAクラスですから、むしろ徹底的に復習して、こちらの論を潰し倒してほしいです



 Yさんは、文演終了後も速読を受けにきています。

 ロジカルもDタイプに突入し、四苦八苦しています。目から鼻へ抜けるタイプはこの辺で十分でしょうとフェードアウトするところですが、この人のようにグッと粘ってほしいです。

 文演終了後に、すでに6回。きのうも受けにきていました。

 Yさんの最新スコアです。

        Yさんの受講33回目の主なスコア23/5/24」よこサッケイド49 数字ランダム4850 数字BP34-1(2分)漢数字一行〇→5,400、三→4,240、一→4,290 たて一行ユニット7270 スピードチェック4060秒)・4058秒)かなひろい54/771分)ロジカルテストDタイプ15/17(3分)・11/14(3分)スピードボード5×530/302分56秒)・30/302分59秒)イメージ記憶13/40(20秒29/40(20秒)倍速読書『かんむり9,000字/分・理解度倍速の調子が悪い。・数ランはやや調子良い」※漢数字一行・スピードボードは、前々回のスコアです。

 月別受講回数は、11月5回・12月10回・2023年1月3回・2月3回・3月1回・4月7回・5月4回計33回す。

 先輩たちのブログがあるとはいえ、受講33回で上記スコアとは、爆速です。

 できる人たちが本気で取り組んだら、いったいどこまで教室の最高記録は更新されるのでしょうか。


 「数か月集中的に働いて今年の残りはニートというライフスタイル」を獲得したようですから「怒涛の連続受講」をして、一気に創作にチャレンジしてほしいです。

 創作するに相応しい文体です(その前に読まないと、ということですよね

 あと数年、教室でジタバタしてほしい人です。 
 
 

   




         ※クリエイト速読スクールHP  

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コメント
 
 
 
Unknown (Y)
2023-05-29 07:29:10
Yです。
持病の問題で入院することになりここから2-3週間程度ブランクになります。
「創作しろ」との後押しを頂いたので、入院の暇さを活かして小説でも書いてみます。
ちょうどSF小説かミステリー小説書いてみるかと思っていたところでした。
 
 
 
投稿を ()
2023-05-29 14:51:47
アタマは元気なんですね。
どんな「持病」かは知りませんが、ぜひ創作に挑戦を。ルールは知ったんですから、思いの丈を、自由自在に。それが評価されるのが創作の世界。

クリエイトのクワタさんは「ミステリー」大好き人間。クワタさんに「この人凄い!」とぜひ言わせてください。・https://blog.goo.ne.jp/copractice/e/464dbeda5dc88881c03cab8bbe2003b0

堀口現代人さんのように、投稿で腕を磨くのはいいこと。・https://blog.goo.ne.jp/copractice/e/384f012785ee69e59d1ada505ebc88cc


でも養生もしてくださいね
 
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