教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
母と机を並べて同じ勉強をするのは初めてだった
第88期文演(25/3/29~25/5/31)アンケートです。
きょうは、薬学部生のEさん。
2025-05-07「とにかく工夫を凝らしたい」のEさんです。
お母さんのAさんと一緒の受講です。
Eさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 ・ブログで紹介されていたのを見て、自分を成長させる機会になると考えたから。
中学3年生のときにSEGで「速読による能力訓練」を受講し、その経験が強く印象に残っている。入会後も、当時のアンケートをときどき読み返しては、本当に楽しかったなと思い返していた。文演を受けてからはツッコミどころの多さにも気づいたが、今でもお気に入りのアンケートの一つである。
もう一度松田さんの講座を受け、新しいことを学びたいと思い、受講を決めた。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 ・書き手としての印象 読者を意識しながら文章を書くようになった。受講前は、文章は自分が読むものであり、他者に読まれることを前提にしていなかった。意図的に読み手を無視していたわけではないが、どこかで伝えようとする配慮が欠けていたと思う。講座を通じて、読者を意識することの重要性を学んだ。文章には書き手の誠意や姿勢が如実に表れる。言葉の選び方一つで伝わり方は大きく変化し、読む人には作者の人柄まで伝わってしまう。文章のルールは単なる正しさの問題ではなく、読者に対する最低限のマナーだと認識するようになった。
・読み手としての印象 本を読む際、作者は自分のことを考えて書いてくれたのかもしれないと感じるようになった。作者の意図を想像することで、文章との距離が縮まり、読書が単なる物語への没入体験ではなく、作者との対話にもなった。文章を通じて新しい友人ができたような感覚を得ることもあり、読書の楽しみ方が格段に広がった。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1 「授業前」 要約課題には強いプレッシャーを感じていた。授業中あれだけ自由に話していたのに、もし書けなかったらどうしようという不安と、良いものを書きたいという意欲が入り混じり、力みながら初回を提出した。母が真剣に宿題へ取り組む姿を見て自分も気を引き締めた。相談禁止のルールはきちんと守った。
提出後 1回目は、自分でも理解しきれていない箇所が、見事に赤で返却され、構造や言葉への認識の甘さを痛感した。
2回目では、段落構成を工夫したつもりが裏目に出た。納得のいかない後半を修正しても、理解の浅い部分はやはり文章に表れていた。
3回目は、書き出しに対してのみ指摘を受けた。要約文についての質問に全て答えられるか不安が残り、全体的に書き直して再提出した。
A.3-2 「授業後」 書き出しは直す必要のない箇所だったと知り、驚いた。初稿の書き出しが資料に載っていたことで、直す必要のない部分を修正してしまったことに気づかされた。直した後の方が評価が下がった点もあり、学びの多い回となった。全力で頑張ったものに欠陥があったことが非常に悔しい。
回を重ねるごとに授業の内容を文章に反映させることができるようになり、特に4回目の提出では、試行錯誤した箇所を評価していただけたことが励みとなった。同一の課題文と資料を用いても完成する文章がまったく異なるという体験を通じて、書き手の背景や読書体験が文章にいかに影響を及ぼすかを実感した。他の受講生の要約からも多くを学び、自身の癖を客観的に分析することができた点も大きな収穫だった。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 ・授業全体の感想 自由に発言できる空気が何よりありがたかった。的外れな発言であっても、正解・不正解にとらわれず、自分の言葉で語ろうとする姿勢が尊重された。松田さんが丁寧に受け止め、訂正してくれるという信頼があったからこそ、安心して発言し、成長の機会として積極的に参加することができた。
全7回を通じて、予習と要約に本気で取り組むことを自らに課した。毎回かなり時間をかけて向き合った。松田さんの意図を予習段階で読み取れないことも多かったが、考える時間が授業への期待をいっそう高めてくれた。今後も誠実に向き合う姿勢を大切にしたい。
私には気になることに対してはとことん考え、わからないことにはやっつけで取り組む癖がある。最終回で、その癖を松田さんには見透かされていた。要約や日々の態度から、曖昧さや弱さが伝わっていたことが恥ずかしくもあり、同時に松田さんが自分を丁寧に見てくださったことが嬉しかった。
・親子受講・家族受講のすすめ この講座を通じて、母への尊敬の念はいっそう深まった。母と机を並べて同じ勉強をするのは初めてだった。とても貴重な機会になった。未受講の家族がいるなら、ぜひ一緒に受けることを勧めたい。
以下その理由である。
①授業の帰り道に自然と文演の話ができること 授業後の振り返りの時間も合わせて二度美味しい文演になったと思う。毎回の振り返りが楽しく、文章について考える習慣が日常に根づいた。
②母との関係性の変化 以前は、母に文章を指摘されても素直に受け入れられなかった。講座を共に受けたことで、そうした自分の態度を振り返るきっかけになった。今では、内容や表現についても冷静に語り合えるようになったと思う。母から見れば、私はまだまだ未熟かもしれないが、それでも一緒に学んだ時間があったからこそ、ほんの少しだけ近づけた気がしている。
クリエイトの皆さん、一緒に受講してくださった皆さん、とても楽しい時間をありがとうございました。
受講できて本当によかったです。
この講座で得た学びを糧にこれからさらに成長します。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
最後に、松田さんへ
中3の夏期講習で出会ってから、たくさんの学びと出会いをいただき、本当にありがとうございます。
今回また文演でご一緒できたこと、大きな財産になりました。
手術が無事に終わり、また元気なお姿でお会いできる日を楽しみにしています。どうかお身体を大切にしてください。
Eさんの要約は、「書き出し」部分がもうひとつでした。実は、初稿は非常によくできていたのですが、手を入れてわかりにくくしてしまいました。
第88期はEさんがいてくれて、全員助かったのではないでしょうか。これまでの生徒さんの誰よりも、といってかまわないほど、よく予習してきていました。そして、物怖じせずに発言してくれました
「中学3年生のときにSEGで「速読による能力訓練」を受講」とは、2017-08-17 「5日たっても同じだと思った」のIさんです(取り上げ順のABCD……です。C3タームでは最初に取り上げています)。8年も前とは思えないほど、親しみをもって話してくれました。
できたら、もっと早くきてほしかったですが、いましっかり通っていれば、20年・30年錆びつかないで生きていけます。飽きても、足が重くなっても、中盤がさらに難しくなっても、通い続けてほしいです。500とは言いませんが、300は(現在、受講69回。25/6/9)
連続して、第47期土日朝トレも申しこんでいます。
「この講座を通じて、母への尊敬の念はいっそう深まった」は、何より。
いちばん嬉しいひと言です。
そんなお母さんを、「ぜったい受けた方がよい」とクリエイトの体験に誘ってくれたEさんには感謝しかありません。 真
« スコア以上に... | 自分の目線を... » |