残像モノクローム

遠い記憶の彼方にある故郷。
そして今、こころに渦巻く断片の想いを。
と、思い始めたのですが・・・。

ちょっとだけ振り返る2012 & 今月の読書

2012年12月27日 14時18分57秒 | Weblog
さて、明日で今年も仕事納め。

先日の選挙で悩み抜いて一票を投じた未来の党も
あっと言う間の成田離婚・・・。

こんなんでいい政治が、いい社会ができるんだろうか?






● 僕らのごはんは明日で待ってる 瀬尾 まいこ/著

体育祭をきっかけに付き合うことになった葉山と上村。
大学に行っても淡々とした関係のふたりだが、互いが互いを必要としていた。
でも人生は、いつも思わぬ方向に進んでいき…。
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淡々と進む二人の会話と恋。
二人が過去に持つ傷、そしてやったきた新たな障害。

こんな小説のような恋愛っていいなぁ、というべき一つの恋愛本です。

読んでいてポカポカしてくる一冊。







● 神様のカルテ 3 夏川 草介/著

本庄病院で働く一止の前に、ベテラン医師の小幡奈美がやってくる。
彼女の医師としての覚悟を知った一止は、自分の医師としての姿に疑問を持ち始めて…。
地方病院を舞台に個性豊かな登場人物たちが織りなす、いのちの物語。
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医者ってなんだ?

そんな自分を見つける事に対峙していく主人公が今回のテーマ。

愛妻にポンとプレゼントしたライカのカメラ(M9)、高いんだぞう
70万もするんだぞう・・・、そんなシーンに医者の高給取りを感じってしまった(泣)

そんな中、映画の2作目制作が決定したと
ネットニュースで見ました。








● 風待ちのひと 伊吹 有喜/著

“心の風邪”で休職中の男と、家族を亡くした傷を抱える女。
海辺の町で、ふたりは出会った-。
人の心が解け合っていく過程を丁寧に、じんわりと描いた、
心にさわやかな風が吹きぬける、愛と再生の物語。
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原題が『夏の終わりのトラヴィアータ』という。

トラヴィアータというのは、
“『椿姫』(つばきひめ)は、ジュゼッペ・ヴェルディが1853年に発表したオペラである。
原題は『堕落した女(直訳は「道を踏み外した女」)』を意味するLa traviata(ラ・トラヴィアータ)”
ウィキペディアより

このトラヴィアータがストーリーの核となって
人生に疲れた二人の未来に繋がっていく。

大人のラブストーリーですね。

とても面白かったです! オススメなり!!






● 写真がもっと好きになる。 菅原 一剛/著

カメラと一緒に歩いてみよう。
季節の光の違いを写してみよう-。
これまで数々の広告写真を手がけてきた著者が、いい写真を撮るコツを語る。
Webサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』掲載に加筆、編集し単行本化。
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写真撮影のテクニック本ではありません。

ファインダーを通して見えるものと
裸眼で見えているもののちょっとしたとらえ方を
優しく丁寧につづったエッセイのような本です。