conparu blog

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崖っぷちの時代

2020-02-21 20:12:19 | 随想
怒濤の如く脇目も振らずに疾駆する姿は、本来なら美しい光景だ。少なくとも共感の存在が前提と云うことになる。奔馬が人を蹴散らかして、在らぬ方向へ駆け抜けていくようでは迷惑この上ない。最近の政局を見ていると政治が一人歩きをして、国民が置いてけぼりにされている感じがする。
一党多勢であればこそ謙虚に議会を運営して欲しい。勢いに任せて私利に政治を動かせば、次の選挙に勝利はない。苦労人の多い党人派がキラリと才腕を震った時代も遠い過去となって、世襲の育ちの良い政治家が跋扈している。

現代は崖っぷちに突き当たった時代の変換期であるから、国々が自国を導くために方位方針を模索しているとしても、進む進路を間違えれば、国内の活気が失なわれて衰退を招きかねない。生き物の経済の活力が日本から中国に移って久しい。獅子身中の虫が中国の屋台骨を削ったとしても、そう簡単には潰れない。未だ当分の間、世界の工場として生き続けるだろう。地球規模の流れに逆らって、再び自国に経済繁栄を呼び呼び戻そうとする某国大統領には、大きな負の力が双肩にかかる。
この狭間で日本国は、背伸びに無理なくサーフィンの波を乗り切ろう。
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