アルギエバ・９５

ああ
まだやっているのか

鼠のように小さな
自分を嫌って
飴のように長く伸ばし
きれいに作り上げた自分を
まだ生きているのか

カッコ悪いことをして
カッコ悪くなった自分を
影に閉じ込めて
嘘で作り上げた
幻想の自分を
まだ生きているのか

あほうよ
愚か者よ
そのざまが
卑しくも醜いことに
いつ気づくのか

心に合わぬ
姿を生きて
自分はなかなかによいものだと
うぬぼれていることが
どんなにおかしいか
いつわかるのか

もうやめよ
あさましい真似をして
自分を作り変えるのは

すべての幻想を捨て
本当の自分の姿に帰れ
それが今は
どんなに醜く
貧しいものであろうと
すべて受け入れ
そこからやり直していくのだ

テグミン・２４

もうやめなさい
愛ではないことを
するのは

逃げてはならない
自分の影から
逃げようともがくのは

馬鹿なことをすれば
馬鹿なことが返って来る
あなたはそれを嫌がって
余計に馬鹿をやり
落ちる地獄の穴を
深めていくのだ

愛に逆らう
馬鹿なことはやめ
神に頭を下げて
まっとうな愛の道に
帰りなさい

深い自分の罪の影も
ちゃんと支払ってゆける
力があなたにはある
それを信じ
愛を積み重ねていきなさい

人間はみな
狂っていたのだ
エゴが見せる
幻の世界の夢を
さまよっていたのだ

その夢から覚めれば
美しい愛に生きる
本当の自分を見つける

もうやめなさい
愛ではないことを
するのは

夢幻の
世界を捨て
大急ぎで
本当の愛の世界に
帰ってきなさい

ベクルックス・９４

女性たちよ
厳しいと思うだろうが
もう偽物の美貌を
捨てなさい

盗んできた
美人の顔を返し
本当の自分の姿に
戻りなさい

そうしなければ
あなたがたは
卑劣な手段で
男性をだまそうとしている
とてもいやなものになる

そんな醜いものに
自分がなるのは
いやでしょう

美しくなりたいという心は
だれにでもあるものだが
それを愚かな手段で
得ようとしてはなりません

本当に美しくなりたいなら
自分本来の姿に戻り
そこから正しい修業を行って
少しずつ自分の美を
稼いでいくのです

そうすればあなたがたは
神も愛でる
まことの美女になることができる
心もかたちも美しい
この世の花に
なることができる

もうそろそろ
偽物の美に迷うことは
やめなさい
いつまでもそれに
こだわっていれば
自分と言うものが
あまりにも汚い嘘をつく
馬鹿になってしまいますよ

アルヤ・１１７

夢のような人生を
ふわふわと泳ぐのをやめて
もう本当の自分の
まっとうな人生に戻ってきなさい

足を地につけて
こつこつと自分の努力をして
少しずつ築き上げていく
本当の自分を
生きなさい

どんなに
派手な幸運を浴びても
あなたの心が嘘なら
それはあまりにも愚かな
幻でしかない

虚しい風の中に
根を差した
偽りの大樹に巣を作る
うそなき鳥のように
あなたはみごとな
馬鹿になるのだ

もう帰ってきなさい
夢幻の
愚かな幸せを捨て
厳しくともまっとうな
本当の自分の幸福の道に
帰ってきなさい

テッラ・４３

人間はまだ
何もわかってはいない

無知無明の闇が
小便たれの汗で
汚く汚れていることを
何も知らない

ものごとを
丁寧に順序良く
並べなければならないところを
めちゃくちゃに引っ掻き回して
謝ることもしない

エゴの目に映る
幻の金に目がくらみ
汚い欲望をかいて
人のものを平気で盗む

愛が
嫌がることばかりを
平気でやる
そんなものはいやだ
人間はいやだ

汚い人間は来るな
寄って来るな
深い愛の泉に
触れても水が曇らない
そんな心にならない限り
人間は寄って来るな

愛に
寄って来るな

アルギエバ・９４

馬鹿をやるな
二度とやるな

愛に逆らうことをすれば
苦い運命が
おまえにかぶさるぞ

もう
おまえを
法則の無情な風から
守ってくれる愛は
消失したのだ

ゆえにおまえは
おまえのしたことの
重い反動を
すべてかぶらねばならぬ

もう子供ではない
おまえはひとりの大人として
自分のすべてに
責任をとらねばならない

ゆえに
馬鹿をやるな
二度とやるな

エゴに迷う自分を改め
愛に帰り
膨大な借金を
支払ってゆくべく
あらゆる努力をせよ

カプリコルヌス・４

愛しているぞ
だがもう
苦いことをしてはならぬ

愛に目覚め
清き行いをし
神が与えた自分を
正直に
まっすぐに生きよ

これからは
神の目も厳しくなる
嫌なことをするものは
容赦なく切られる

神に縁を切られ
遠い孤独の荒野を
さまよいたくなくば
神の言うことを聞き
嫌なことを一切やめ
愛に帰るのだ

ムジカ・４７

明るい日差しを浴びて
伸びていく花のように
愛に素直でありなさい

人を愛し
神を愛し
すべてに尽くしていきなさい

たとえ時に
誤解や無理解に
苦しんでも
愛を貫きなさい

そうすれば神が
あなたのために
最も美しい愛を
表現して下さる

逃げることはできない
あなたの自分を
珠玉のように
大事にして下さる

自分の中からあふれ出る
愛の泉の
快い水音に
幸せを感じながら
あなたはこの世に
すばらしい愛の城を
築いていく

愛に素直でありなさい
すべてに尽くしていきなさい
そうしていくあなたこそが
愛の世界を
創ってゆくのです

トゥバン・３３

もういい
もういい
人間よ
苦しむな

愛を振り返り
本当の自分に帰れ
それだけで
すべての苦悩は消える

馬鹿の闇に迷い
自分を馬鹿と思い込んで
馬鹿なことばかりやるから
苦しいのだ

遠い神の呼び声に
耳をそらし
エゴの命ずるまま
人を食うて生きる自分が
おまえは常に
苦しいのだ

馬鹿に迷うた
年月の重みを捨て
帰って来い
愛に
帰って来い
それだけで
おまえは救われる

逃げることはできない自分の
真実を知り
神が創って下さった
そのままの
自然なおまえの姿に
戻れ

ゾスマ・９６

悪魔活動は
破綻した

人間の魂を
鼠の恐怖で縛り上げ
頭から支配して
自分のために奉仕させ
唯一神のように君臨するという
悪魔活動は
崩壊した

神が
終了のらっぱを吹き
巨大な愛が
この世に降りてきたとき
人々は愛に目覚め
真実の天国を知った

悪魔は
その天国の門を見たとき
自分もそこにいきたいと
思った
だが自らを縛る
黄金の恐怖の鎖が
それを許さなかった

苦いことをしすぎたものの
魂は
天国の門に触れることが
できない
悪魔は絶望に固まり
自ら作った
馬鹿者の幸福の中に
一生沈んでいなければならない

悪魔活動は
崩壊した

愛に逆らい
神に逆らい
悪をやり尽くした
悪魔の行きついた
あまりにも苦しい
魂の地獄の様を
人々は知るだろう