
永遠の黎明が支配する
風と砂の大地で
おまえは自分の罪を抱きながら
何もせずぼんやりと生きる
逃げることはできない自分を
しっぽに引きずり
消えることのできぬ自分を呪いながら
すべてを忘れるために生きる
虚無の風の吹く胸の寂しさが
癌のように痛む
かすかな愛の思い出を
幻の化石のようになぞりながら
なんでこんなことになったのかと
おまえはまた繰り返す
答える声はない
絶望のシジフォシア
徒労と疲労の支配する世界
そこに落ちたものは
孤独の檻に閉じ込めた
うめき声をあげながら
虚無のように
何もしないでいることしかできない
それは地獄の責め苦よりも苦しい責め苦だ
何もない 愛が何もない
この世で愛を愚弄しつくした
馬鹿者はすべてそこに向かう
そして神は
二度と馬鹿者を振りかえらない
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