
癌細胞は
その生命システムに反逆する
愚か者の細胞である
自らを暴力的に増殖し始め
生命システムに従い
全体の存続を支えている細胞を
攻撃し続ける
そしてついには
その生命システム全体を
破壊するのだ
だが癌細胞は
生命システムを支配することはできない
暴力的に増殖する以外のことは
ほとんどできないからだ
ゆえに生命システムが崩壊するとき
癌細胞もまた死に絶える
馬鹿という者はそういうものである
自分存在の真実を信じず
自分のつらさゆえに
暴力的に他者を攻撃し続ける
それでその世界を食い続け
破壊にいたるまで
やめようとしないのである
自己保存欲の歪んだ
自分が全部でありたいという
幻想の欲望に自分を見失い
自分以外の存在を全部食おうとするのだ
それは
一切が崩壊するまで
自分を止めることすらできないのである
故に馬鹿は
一切が崩壊する前に
癌細胞のように
摘出される
麗しい剣をもつ獅子によって
冷厳に切り分けられる
摘出されたものは
神に預けられ
もう二度とこの世界に帰ることはできない
人類は進化する
これまでと違う高度なことをしていかねばならない
それについていけないものは
選別され
違うところに行かねばならない
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