ラーン・４

すばらしい自分自身という
ことばをこの世界に刻んだ
かのじょの功績を認めない者は
永遠に馬鹿になるだろう

その者が
偽物の自分を捨て
本当の自分を生きようとすれば
それだけで馬鹿になる

決して認めなかった者の言葉が
正しかったことを
充分にわかっていながら
やわらかい自分のプライドを守るために
それを無視し続けた

だが偽物の自分より
本当の自分の方がずっといいということに
気付いてから
本当の自分をとった

そういうことを
平気でやったという
馬鹿の刻印を
その者は自分に押すのだ

かのじょの功績を
正しく認めなければ
永遠の自己存在の道に
正門から入っていくことはできない
だが
正門以外の道はありはしない

馬鹿が
いやなことをして
正しい自分の道になど
入っていけるわけがない

そこを十分に理解し
阿呆を改めなさい