また続きです。
③柳家喬太郎 「死神」
さん喬師匠のリクエスト通り「死神」を。
まくらなし、いきなり噺に入ります。
喬太郎師匠の死神は、前かがみで上目づかい。小三治師匠のように、極端に声色を変えるのではなく、低い声でゆっくりと話し、凄みを見せます。
とはいえ、そこは喬太郎師匠のこと、
「医者をやりな。医者は儲かるぞ~~」
「(客席を指して)こん中にいたらどうするんだ?(笑)」
「きょうは非番で休みなんだ。道楽は人助けだ(笑)」
足元の死神を追い払う呪文の言葉が
「あじゃらかもくれん、西荻窪、きょうは通過します(爆笑)」
(会場が吉祥寺、お隣の西荻窪の駅は、休日はJR中央線が通過します)
瀕死の主人をなんとか助けてほしい、と頼みに来る男が
「横山町のべっこう問屋の文七」
(文七元結の文七は「白銀町」ですね)
私の席からは聞こえなかったのですが、会場の近くで救急車が通ったようで、
「俺が診る前に救急車が通るよ・・・(笑)、
聞こえない人にはわからねえ・・・(笑)」
怖いばかりではない、「ああ、『死神』といっても、やっぱり落語だよな・・・」と、感じさせてくれる「死神」でした。
サゲは正統的な、
死神が「消(け)える・・・、消(け)える・・・」
でした。
(また続きます)
③柳家喬太郎 「死神」
さん喬師匠のリクエスト通り「死神」を。
まくらなし、いきなり噺に入ります。
喬太郎師匠の死神は、前かがみで上目づかい。小三治師匠のように、極端に声色を変えるのではなく、低い声でゆっくりと話し、凄みを見せます。
とはいえ、そこは喬太郎師匠のこと、
「医者をやりな。医者は儲かるぞ~~」
「(客席を指して)こん中にいたらどうするんだ?(笑)」
「きょうは非番で休みなんだ。道楽は人助けだ(笑)」
足元の死神を追い払う呪文の言葉が
「あじゃらかもくれん、西荻窪、きょうは通過します(爆笑)」
(会場が吉祥寺、お隣の西荻窪の駅は、休日はJR中央線が通過します)
瀕死の主人をなんとか助けてほしい、と頼みに来る男が
「横山町のべっこう問屋の文七」
(文七元結の文七は「白銀町」ですね)
私の席からは聞こえなかったのですが、会場の近くで救急車が通ったようで、
「俺が診る前に救急車が通るよ・・・(笑)、
聞こえない人にはわからねえ・・・(笑)」
怖いばかりではない、「ああ、『死神』といっても、やっぱり落語だよな・・・」と、感じさせてくれる「死神」でした。
サゲは正統的な、
死神が「消(け)える・・・、消(け)える・・・」
でした。
(また続きます)