なんとなくはじめました(つれづれなるままに)

日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくります。

柳家さん喬・喬太郎親子会@盛岡 2013.6.30 その2

2013年06月30日 16時51分07秒 | なんとなくの落語
続きです。


仲入り後、


4.柳家喬太郎 「夫婦に乾杯」


「盛岡はこれまで、あまり来ることがなかったのですが、

好きです、盛岡!(笑いと拍手)。

根拠のない言葉に、根拠のない拍手、ありがとうございます(笑)。

盛岡駅は新幹線の連結があるからいいんです。

別に新幹線が好きでも、連結が好きでもないんですけど・・・。


たばこを吸うんですが、最近たばこを吸う人は肩身が狭くてね、

盛岡駅みたいに新幹線の連結があると(秋田新幹線と東北新幹線の連結があります)、その時間、ホームにダダダッと下りて、タバコが吸えるんです。

この体で、よくもこれだけ早く動けるな、と思うぐらいに(笑)。

(中略)

さっきカミさんからメールが来て、

『いつ帰ってくるの』

ってあるんですけどね、

あたしはスケジュールをカミさんのところに一覧表にして置いてるんですよ、どういう予定かわかるように、

なのに『いつ帰るの』って・・・、

そういうテンションで、この高座に上がってるんですけどね・・・(笑)」。


喬太郎師匠の2席はいくぶん短めでした。

もっともまくらで、「後は師匠のさん喬がきっちり古典をやればいいんですからね(笑)」と話していて、リラックスした感じでの2席でした。


5・柳家さん喬 「心眼」


まくらで、まずはお詫びの一言が。

「先ほど『棒鱈』を演りましたが、半年前にこちらで演ってたんですね。

ネタ帳があったんですが、その部分をめくり忘れていて・・・、

まあ名人の噺というのは、何度聴いてもいいもので・・・(笑)」


最近のテレビは、お笑い芸人が他の芸人をくさすことで笑いをとっている、

これを小さい子が見て、いじめることが笑いをとる、ということと勘違いしている、

そんな話から、テレビでは演れない噺がある、として「心眼」を。


素晴らしい一席でした。


こういうことを書くとおこがましいのですが、

さん喬師匠の落語を数多く聴いてきて、がっかりした、ということが一度もありません。

しかも、今回のようなうっかりを除けば、定例の落語会で、同じ噺を聴いたこともほとんどありません。

小三治師匠のように、お目当てで追いかけても、ご本人の体調もあり、期待はずれ(まことに失礼ながら)に終わることもなく、いつも満足して帰ることができます。


ただ、できることなら、これからも親子会、聴きたいですね。

(さん喬師匠は「最近は喬太郎の方が忙しくて、『さん喬師匠、今度親子会をお願いしたいんですが、喬太郎師匠が、○日と○日と○日しか空いてなくて、この日は空いてますか(笑)』と聞かれることが多いです、と話してましたが・・・)


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