5月5日、岩手県公会堂で催された「立川志らくチャリティ落語会」に行ってきました。
志らく師匠は、岩手放送のラジオ番組「歌の花道」のメイン・パーソナリティを務め、かれこれ10年が経つそうで、
その縁で、今回、被災した岩手のために、と、チャリティ落語会を催してくれました。
3月11日の東日本大震災以降、東北新幹線が一部不通となり、さらにはイベントの自粛ムードで、岩手でもほとんどの催し物が中止となっています。
震災後、盛岡では、これほどの規模の落語会は初めてではないでしょうか。
東北新幹線も4月29日にようやく全線開通したばかり、そういう状況の中、今回の落語会を楽しみにしていた方も数多くいたことでしょう。
さて、この落語会、チケットは無料ですが、入場時に1,000円以上の寄付をお願いします、という仕組み。
ワタクシは、知人と話し合い、さすがに1,000円はなかろう、と、それ以上の額を募金箱へ入れ、入場いたしました。
※ここでおことわり
ワタクシ、メモをとっていないため、この日の落語会は記憶をたどって書いております。
なので、表現に関しては、一字一句正確なものではなく「まあ、こんなニュアンスのことを言っていたのだな」ととらえていただければ幸いです。
まずは、被災地に4月29日から乗り込み、5月4日まで避難所をめぐり、落語会を行ってきたという二つ目の3人が高座へと上がり、ごあいさつします。
志らく師匠のお弟子さんの立川こしら、立川志らべのお二人、
それと、どういうつながりなのか、柳家花緑師匠のお弟子さんの柳家花ん謝、
この3人が、落語で避難所巡りをしました、と報告を。
「正直、われわれ落語家なんか受け入れてくれないんじゃないか、と思っていましたが、避難所のみなさん、優しくしてくれまして・・・」
「よぐきた!せんべ、食え!(笑)なんて、言われて・・・」
事前に落語をすると聞いていた、体育館にある避難所は、
体育館のステージに置かれた援助物資をどけて、その空いたスペースに段ボールで屏風をこしらえて待っていたそうで・・・、
その避難所の方々の優しさが、わがことを褒められたかのように誇らしく思えました。
さて、この後、3人がそれぞれ一席ずつ。
①立川こしら「子ほめ」
なんか被災地に不向きな無駄に明るいキャラクター・・・。
(それがかえってよかったのかな・・・)
噺は番頭さんとのやり取りまで。
子の出てこない「子ほめ」を。
まくらでは、電気が通っていないから、と事前に準備してきた携帯のソーラー・パネルを持ってきて見せますが、これが太陽に長時間きっちり当てないと使い物にならないというシロモノ・・・。
「よければ半額でお譲りします(笑)」
前座がいないので、各自、自分で座布団を返し、自分で「めくり」をめくりますが、この人のキャラクターなのか、「めくり」をめくるのを忘れ、高座を降ります。
②柳家花ん謝「真田小僧」
こしらが「めくり」をめくっていないのに気づいていて、自分でめくって高座へ。
まくらでは、淡路島で落語会に呼ばれた話を。
会場となる淡路島のリゾート・ホテルへ前日入りし、夜、食事を取ろうと思いますが、どのメニューもバカ高い・・・、
「かけうどんが一杯1800円ですよ(笑)、定食なんかも2000円以上する。
でも、あしたはお世話になることですし、ここでいくらか還元しようと思って、2000いくらの定食を食べました」
「で、次の日の落語会の入場料ですよ・・・。
300円・・・(爆笑)」
さて、立川と柳家の二つ目勝負、といった感じですが、個人的には柳家の勝ち!
個人的には、3人の中では一番面白かった。
③立川志らべ「たらちね」
すみません、まくらで何を行ったか失念しました・・・。
楽しい「たらちね」でした。誰に教わったのかな、他の人が演じると、あまり出てこないだろう、八五郎のお隣のおばあさんを要所要所に登場させますが、このおばあさんのキャラクターが効果的でした。
さて、二つ目三人の噺が終わり、仲入り、この後、志らく師匠が高座に上がります。
(続きます)
志らく師匠は、岩手放送のラジオ番組「歌の花道」のメイン・パーソナリティを務め、かれこれ10年が経つそうで、
その縁で、今回、被災した岩手のために、と、チャリティ落語会を催してくれました。
3月11日の東日本大震災以降、東北新幹線が一部不通となり、さらにはイベントの自粛ムードで、岩手でもほとんどの催し物が中止となっています。
震災後、盛岡では、これほどの規模の落語会は初めてではないでしょうか。
東北新幹線も4月29日にようやく全線開通したばかり、そういう状況の中、今回の落語会を楽しみにしていた方も数多くいたことでしょう。
さて、この落語会、チケットは無料ですが、入場時に1,000円以上の寄付をお願いします、という仕組み。
ワタクシは、知人と話し合い、さすがに1,000円はなかろう、と、それ以上の額を募金箱へ入れ、入場いたしました。
※ここでおことわり
ワタクシ、メモをとっていないため、この日の落語会は記憶をたどって書いております。
なので、表現に関しては、一字一句正確なものではなく「まあ、こんなニュアンスのことを言っていたのだな」ととらえていただければ幸いです。
まずは、被災地に4月29日から乗り込み、5月4日まで避難所をめぐり、落語会を行ってきたという二つ目の3人が高座へと上がり、ごあいさつします。
志らく師匠のお弟子さんの立川こしら、立川志らべのお二人、
それと、どういうつながりなのか、柳家花緑師匠のお弟子さんの柳家花ん謝、
この3人が、落語で避難所巡りをしました、と報告を。
「正直、われわれ落語家なんか受け入れてくれないんじゃないか、と思っていましたが、避難所のみなさん、優しくしてくれまして・・・」
「よぐきた!せんべ、食え!(笑)なんて、言われて・・・」
事前に落語をすると聞いていた、体育館にある避難所は、
体育館のステージに置かれた援助物資をどけて、その空いたスペースに段ボールで屏風をこしらえて待っていたそうで・・・、
その避難所の方々の優しさが、わがことを褒められたかのように誇らしく思えました。
さて、この後、3人がそれぞれ一席ずつ。
①立川こしら「子ほめ」
なんか被災地に不向きな無駄に明るいキャラクター・・・。
(それがかえってよかったのかな・・・)
噺は番頭さんとのやり取りまで。
子の出てこない「子ほめ」を。
まくらでは、電気が通っていないから、と事前に準備してきた携帯のソーラー・パネルを持ってきて見せますが、これが太陽に長時間きっちり当てないと使い物にならないというシロモノ・・・。
「よければ半額でお譲りします(笑)」
前座がいないので、各自、自分で座布団を返し、自分で「めくり」をめくりますが、この人のキャラクターなのか、「めくり」をめくるのを忘れ、高座を降ります。
②柳家花ん謝「真田小僧」
こしらが「めくり」をめくっていないのに気づいていて、自分でめくって高座へ。
まくらでは、淡路島で落語会に呼ばれた話を。
会場となる淡路島のリゾート・ホテルへ前日入りし、夜、食事を取ろうと思いますが、どのメニューもバカ高い・・・、
「かけうどんが一杯1800円ですよ(笑)、定食なんかも2000円以上する。
でも、あしたはお世話になることですし、ここでいくらか還元しようと思って、2000いくらの定食を食べました」
「で、次の日の落語会の入場料ですよ・・・。
300円・・・(爆笑)」
さて、立川と柳家の二つ目勝負、といった感じですが、個人的には柳家の勝ち!
個人的には、3人の中では一番面白かった。
③立川志らべ「たらちね」
すみません、まくらで何を行ったか失念しました・・・。
楽しい「たらちね」でした。誰に教わったのかな、他の人が演じると、あまり出てこないだろう、八五郎のお隣のおばあさんを要所要所に登場させますが、このおばあさんのキャラクターが効果的でした。
さて、二つ目三人の噺が終わり、仲入り、この後、志らく師匠が高座に上がります。
(続きます)