なんとなくはじめました(つれづれなるままに)

日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくります。

10・11「第13回らくだ亭」@内幸町ホール 2008.10.11 その3

2010年08月07日 10時42分14秒 | なんとなくの落語
またまた続きです。


④桂平治 「お血脈」


長いまくらでした。

この日は平治師匠、栃木の独協大学の学園祭で落語を30分話してきたそうで、

「戻ってきて、そのまま内幸町ホールに来たら、まだ6時。だいぶ早く着いちゃった。

で、楽屋でしゃべりっぱなしで、もう疲れちゃって・・・(笑)。

今日は『禁酒番屋』でも演ろうかと思っていたら、菊之丞さんが酒の噺を演っちゃったんですね。

で、今、何を演ろうかと思って・・・」


まくらでは、いろんな話がドッカンドッカンと出てきたので、すみません、覚えきれませんでした。

ただ、他のお客さんは、お目当てはほかにいたのかな、ワタクシはおもしろかったんですが、お客さんの反応がなんかいま一つでした。

一言面白いことを話すたんびに笑いを待っているかのような平治師匠の間がなんともおかしみがありますね。


途中、講談と落語の違い、ということで、講談のさわりを演じております。一体今日は何の噺を演るのかしらん、と思っておりましたが、「講談なら、『お楽しみはまた後日』と言うところですが、落語なので最後まで演ります」ということで「お血脈」を。

結構若い女性も来ていましたが(しかも綺麗な)、お血脈、わかりましたかね?むずかしい言い回しもバンバン出てきましたから・・・。



桃月庵白酒師匠や桂平治師匠が言っていましたが、世は落語ブームとか。

とはいえ、一般の方は、いまだ笑点に出てくる噺家のように、テレビにいつも出てくるような知名度の高い人しか認識していないのではないのでしょうか。

幸いにしてこの日はほぼ満席。お客様の年齢層は、といえば、ワタクシも含め、圧倒的に平均年齢が高いものの、若い女性の姿もちらほらと見受けられます。

この日の落語会のように、レベルの高い噺家の出演する落語会に大勢のお客様が集まるようになれば、真の落語ブームが来た、と思えるのですが・・・。


ちなみに開演前に渡されたアンケートに「この落語会で聴きたい噺家は誰ですか」という質問があり、

ワタクシは、「三遊亭歌武蔵」「入船亭扇遊」「柳家三三」の3人を挙げました。
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