なんとなくはじめました(つれづれなるままに)

日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくります。

東京かわら版400号記念落語会 2007.10.21 その4

2010年08月01日 11時59分42秒 | なんとなくの落語
続きです。


⑤柳家小三治「出来心」


さて、トリは小三治師匠。

プログラムでは「落語」とだけあり、演目は決まっておりません。果たして何を演るのか、「ま・く・ら」はどれだけ聴けるのか、楽しみでありました。


有楽町・よみうりホールのビルの下が、ビックカメラの売り場になっている、ということから、大手電器店の話となりました。

池袋のビックカメラでソニーのビデオカメラを買いに行った師匠、店頭の値段の149,800円にバツがしてあり「まだまだ値引きします」と書いてあるのを見つけます。

店員に「いくらになるの?」と尋ねると、電卓で「129,800円」と示します。で、隣にあるヤマダ電機へも行ってみますが、こちらは値段すら出ていません。

「このへんが、私も人間が甘いというか・・・。ビックカメラでビデオカメラを買いました」

で、後日、池袋のヨドバシカメラで同じ機種を見つけ、試しに値段をきいたら、電卓を取り出した店員が、「まけて」とも言っていないのに119,800円・・・。

ここで、師匠、額に手をやり、がっくりした表情・・・。


今度はその日(20日)のこと。よみうりホールまで車で来たので、駐車場に車をとめます。ビックカメラで、ある程度の金額の買い物をすれば、駐車料金がタダになるというので、ビデオカメラに取り付けるマイクを買います。これが9,990円。

ところが、駐車料金がタダになりません。

いくらならタダになるのか、というと、20,000円以上とか。

「冗談じゃないよ~~!!」

で、ビデオカメラの盤(DVDですかね?)を買って、20,000円以上にして、めでたく駐車料金をタダにしました。

売り場ですぐレシートに判をついてくれて、それを駐車場に出せばいいのかと思っていたら、別な受付センターに行ってくれと言われ・・・。

「だからビックカメラはだめです・・・」(爆笑)


で、「出来心」でした。

この噺は、師匠のCDで何度も聴いておりますし、生でも何度か聴いたことがあり、馴れ親しんだ噺ではありました。

でも、何度聴いても面白いですね。親分から言われたとおりに空き巣狙いをやってみるものの、親分の隣の家から始めたり、留守だと思った家で羊羹を食べ、二階から家人が現れ、羊羹をのどにつまらせてしまったりと、間抜けな泥棒のキャラクターが見事に浮き出ています。

約40分、久々に生で聴いた小三治師匠の落語でありました。


8月に訪れた圓朝祭りで、たまたま手に取った東京かわら版の号外から、思いがけず素晴らしい落語会を聴くことができました。

東京かわら版にあらためて感謝!
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