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\生豆価格変更のお知らせ/『コーヒー流通センター』2022年6月29日号

2022年07月01日 | メルマガ

 

コーヒー流通センター
いつもコーヒー流通センターをご愛顧いただき、ありがとうございます。「コーヒー流通センター」の高橋です。

2022年7月8日(金)ご注文分より生豆が新価格に変更となります。
価格表は、ログイン後、生豆価格表よりご確認ください。
生豆情報
■ 国際コーヒー相場は、短期間で大きく変動する事があります。そうした場合、在庫が急になくなり、価格改定のお知らせを案内する前に、価格改定を行う事がありますので予めご了承ください。

 コーヒー相場は、投機筋がウクライナ情勢を見ながら売買を活発にしており、変動があるものの、基本的には今年、ブラジルコーヒー生産量の増減によって、変動すると思われます。
需給のバランスからすると、ブラジルのナチュラルは需要と供給が均衡しており、大きな問題になりませんが、コロンビア・ホンジュラスの減産はウオッシュドアラビカの供給面で大きな問題になっており、需要と供給の均衡が崩れています。

 コーヒー価格は、ブラジルの天候情報が流れる度に、変動しています。干ばつ懸念、降霜懸念の話題が持ち上れば、相場が上昇し、問題が起こらなければ、下がるといった状態です。
ブラジルでは、ウクライナ情勢の悪化により肥料価格が上昇を続けており最近の報道では、前年比3倍になったとの事で、生産農家にとって大きな影響がでており、生産コストの大幅な増加は避けられない状況です。
一部の報道では、この肥料価格高騰は、今後2年間は続くと見られています。肥料だけでなく、燃料・農薬・包装資材なども高騰していることから、生産コストの上昇要因は、多くなっています。

 ブラジル農家は、手持ちの在庫を相場を見ながら販売する傾向が強く、相場が下がると売りを辞める傾向にあります。
相場上昇による収入の増加と昨年の霜害経験から、今年も霜害があれば、価格は上がると思っており、売り急ぐより、じっくり相場動向を見てから、売れば良いと考えているようです。
よってニュークロップが収穫され、出荷されるまでの期間は、相場は下がりにくい状況と見られています。

 コロンビアは、悪天候が続いており、今年の生産量は、前年比て約10%減産するのではないかと予想されています。
ウオッシュドアラビカ、世界一の生産量を誇るコロンビアがこのような状況であることが、価格高騰要因の一つとなっており、コロンビアが改善されるまでは、価格は下がらないと思われます。
また、アメリカコーヒー市場は好調で、どんどんコロンビアを高値で買っており、これを他のコーヒー産地も見ておりコーヒー生産地が強気の販売を続ける要因となっています。

 インドネシア、マンデリンの今年春(3月~5月)収穫量は、前年比、マイナス50%と大減産となっており、現地では空前の価格高騰になっています。コロンビアと同様、天候不順で多雨が原因と言われています。
加えて、アメリカの購買意欲が高く、高値で取引されており、しばらくは、マンデリンの価格上昇は続くと予想されます。

 エチオピア(モカ)は、今年、内戦の影響もあり、減産となっている事から高品質の物が少なく、高止まりが続いています。ニュークロップは、高値で欧米が買っているいることから、産地は強気が続いています。

 タンザニアは、コロンビアの代替需要として、欧米が大量に買っており、産地も強気になっています。
タンザニアに関しては、ニュークロップが入荷し始める来年1月までは、市場の流通量が限られるため、価格は、高止まりが予想されます。

 海上運賃の高止まりは、続いており、肥料高騰、生産地の人件費の上昇などを考慮すると、今年、来年とコーヒー価格は、基本的に上昇傾向が続くと思われます。
肥料の使用量削減が生産国で出始めており、来年、世界的なコーヒー生産量の減少、品質の低下に繋がるとの警戒感が、言われ始めています。
欧米の傾向としては、良質な豆の確保が第一優先であり、品質重視を考えるコーヒー会社が多い様です。お客(消費者)が品質低下により、離れていくのを防ぐ意味合いが大きいようです。
品質よりも価格低減を重視する場合、コーヒーの品質をどこまで許容するかによって、柔軟性を持たせ、使用原料の見直しが行われています。客層によって、コーヒー会社の対応もわかれています。

 為替も円安傾向が続いていますので、輸入価格は上昇要因となっています。
一時的な価格の下降があったとしても、基本的には、上昇要因の方が多い事から、コーヒー相場は上昇していくと見られています。
変動要因として、景気好調のアメリカ市場が、景気後退により、コーヒー市場に急ブレーキがかかれば、コーヒー相場に与える影響も変わってきます。

 弊社のコーヒー価格は、現状のコーヒー相場を100%反映したものではなく、在庫状況によっても変動しており、実際のコーヒー相場よりも安くなっている物が多くありますので、その点を考慮してご検討ください。
 尚、現状、ニュークロップが入荷する度、価格は上がっていきますので、その点もご考慮くださいますよう宜しくお願いします。
 
         
以 上
ブラジルコーヒー鑑定士 井口 周一
新着情報
【新商品】

■ブラジル イパネマ プレミアクリュ オレンジブラッサム 10kg真空包装 ニュークロップ 60kg限定販売

■ブラジル イパネマ プレミアクリュ チェリー 10kg真空包装 ニュークロップ 380kg限定販売

■グァテマラ アティトラン 有機JAS 30kg麻袋  Qグレード ニュークロップ

■ケニア AB TOP クィーンアリーヤ 30kg麻袋 Qグレード ニュークロップ

【入荷商品】
■ブラジルNo2 セミウオシュド S18 入荷
※21年産になります。現在ブラジルは、収穫が始まったばかりで、ニュークロップの入荷は、来年以降となります。

■タンザニアAA スノートップ  30kg麻袋  Qグレード 

■ケニア AA  Qグレード ニュークロップ

■パプアニューギニアAA パラダイスプレミアム ニュークロップ

【在庫状況】
※ブラジルNo2 S19の在庫が少なくなっており、在庫が無くなり次第販売を一時中止します。次回入荷は8月末を予定しおりますので、予めご了承ください。

※ホンジュラス SHG コパンQ85 (マイクロロット)の在庫が少なっております。在庫が無くなり次第、販売を終了致します。入荷予定が立っておりませんので、予めご了承ください。

※ホンジュラス SHG コパンQ80の在庫が無くなり販売を終了致します。入荷予定が立っておりませんので、予めご了承ください。
 ホンジュラス SHG コパン (有機JAS栽培)は、引き続き販売していきますので、そちらの方を宜しくお願いします。

※カフェインレス モ カ (有機JAS栽培) 在庫が少なくなっております。在庫が無くなり次第、販売を一時中止となりますので、予めご了承ください。
 尚、次回入荷予定は9月を予定しております。
生豆商品一覧はコチラ


最後までお読み頂きありがとうございます。コーヒー流通センター高橋です。
今週、各地で梅雨明けしましたね。

例年よりずいぶん早い梅雨明けとなり、急な気温の変化で体調を崩しやすくなっています。水分をしっかり摂り、熱中症などに気を付けてお過ごしくださいませ。

今後ともコーヒー流通センターをよろしくお願い致します。
 
  コーヒー流通センター
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