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ISSからの映像

2024年02月10日 | 楽しいお話し

 みなさんは疲れた時、ホッとしたい時、気分転換のためにどんなことをしていますか?

教室もなくなった今の私ですから、何に急かされることもなく、何に追われることもなく、気分転換そのものの必要などないので、ちょっと不思議な問いかけですが
 むっ?待て待てこんな書き方をすると、クラスをしていた頃は、何かに急かされたり、追われたりして、気分転換を必要としていたみたいですよね。
 いえいえ、それは誤解です。どちらかと言えば、私は計画的に物事をこなすタイプなので、ほとんど「追われる、急かされる」という状況下に置かれ、疲弊するというようなことはありませんでした。だから、どうぞ「ああ、まどか先生は気分転換を必要としていたんだなあ…」なんて思わないでくださいね
 むしろ、気分転換が必要な状況になるのは家庭生活 仕事以外の事は何でも忘れてしまったり、私の話をほとんど真剣に聞いていなかったりする夫との暮らし。そして、我が道を貫こうとしていた就学時代の我が子達との生活。大いに気分転換が必要、ふふふ。

 おっと、脱線脱線。話を「気分転換」に戻し、気分転換に最適なこんなものをご紹介しましょう
 以前、テレビの大きな画面で、Youtubeのライブ画像を観てみませんか?という話題提供をしたことがありましたのよね。あらためてそのトピックを探してみると、それは2023年10月20日の「いろいろな景色を楽しむ」でした。
 もちろん、今もその日にご紹介した上高地の河童橋、身延七面山のライブカメラは我が家の定番ですが、ここのところ熱心に見ているのは「美ヶ原高原」のライブカメラなんですよ。美ヶ原のライブカメラは2つあり、こちらは「美ヶ原高原(東側 美しの塔)」というもの。もう一つの「美ヶ原高原(南東)」は、遠くに富士山も見えて、また違った美しさです。

 朝が早い我が家です。私がテレビをつけ、ライブカメラを見始めるのは5時40分頃。まだまだ画面の中の美ヶ原高原は暗いのですが… 高原の奥の方の、山の稜線付近が赤く染まってきています。手前は白銀の高原。時々、日の出の写真を撮る人達がヘッドランプをつけて歩いていたりします。だんだん赤色は左側に寄っていき、右側はオレンジ色に染まり始めます。そして、間もなく太陽が この後は… どうぞ、一度ご自分で確かめてみてください この後の「変化」は、まさに息をのむような美しさですから。

 さてさて。
今日、お知らせをしたかった気分転換の方法は、「ISS国際宇宙ステーション」からのライブ映像を見ること、です。こちらも、Youtubeのライブカメラ「Earth From Space」と検索すれば出てきます。ISSで検索すると、たぶん、複数の違った角度?、例えばISSそのものの船体や船外等の様子が映し出されるものもあります。

 私が一昨日、この映像に画面を切り替えた時には、ISSはちょうどイタリア半島の先端部分を飛行していました。どうしてすぐに「あっ、イタリアだ!」とわかったのかと言えば、何と言ってもイタリア半島はとても特徴的な形をしているでしょう?ブーツの踵やつま先部分(プッリア州、バジリカータ州、カラブリア州)、そしてシチリア島の上を飛んでいることがすぐにわかりました。

 その後、少しだけ別のものを見て、ISS映像に戻すと、ギリシャのペロポネソス半島、エーゲ海の上でした。これは余談ですが、半島の付け根部分がものすご~く狭いのに、半島そのものはとても大きい。そのアンバランスが奇妙で興味を持ち、その覚えにくい、いかにもギリシャ語的な「ペロポネソス半島」という名前を覚えたのでした
 エーゲ海には大きなクレタ島が見え、小さな島々まできれいに見えます。そして、なんとなんと、カレンダーや旅番組によく登場する白い壁と青い屋根で有名な「サントリーニ島」まではっきりと見えるのです このサントリーニ島は、特徴のある形です。火山島だったこの島は、大昔、大きな噴火の時、中心の山頂部分と裾野の一部が吹っ飛んでしまい、現在は「三日月」のような形をしているのです。なので、とっても見つけやすいのです。
 夫を送り出した後、私はすっかりこの「地球の景色」に魅了されてしまい、朝食の片付けもせず、画面に見入ってしまいました…
 この朝のISSは、世界地図で言えば左上から右下に向けて、つまり、ヨーロッパの北部から、アフリカ大陸をかすめて、インド洋上に出て、オーストラリアの南西部方向に向かっていました。
 しばらくすると、赤茶けたアフリカ大陸が画面のほとんどを占めるようになり、そして、紅海が見えてきました エーゲ海の小さな島々がはっきりと見えたように、紅海の小さな入江までよく見えます。北から南に移動しているので、画面の紅海の右側の陸地がアフリカ大陸、左側の陸地はアラビア半島です。つい数分前までは、ヨーロッパの緑色の陸地を見ていたのに、紅海を挟んで見える土地は茶色です。砂漠地帯なんですよね。わかってはいるものの、それを目ではっきりと認識する…それもすごいなあと思います。
 グーグルマップと照らし合わせながら見ていると、確かに「ああ、この膨らんでいる部分は、サウジアラビアのジェッダの辺りだな…」「この小さな半島は、スーダン?いや違う、スーダンの南にあるエリトリアって国なんだ…」と、おーとか、なるほどとか思う訳ですが…
 そこには、グーグルマップに引かれている国境の線はありません。

「当たり前でしょう」と笑われたかもしれません。
でもね、私はこのISSの映像を眺めながら、本当に「泣けてくるような、胸の締め付けられるような感覚」を覚えたのでした…

 昨年の暮れから「紅海やアデン湾の海賊による貨物船の被害が大きい」というニュースが流れますが、ISSから眺める紅海やアデン湾は「美しい青い海」です。

 上手く気持ちを文字に表せないことがもどかしくてなりません。
ISSが映しているのは「地球」です。宇宙の中の一つの星。
 でも、その地球では、違う文化や違う言語、違う価値観や違う宗教を信じる人達が、それぞれの「国」の中で暮らしているのですよね… それでも、ISSから見えているのは、陸地、川、海

 気分転換という表現をしましたが、この話題には、この表現はぴったりではなかったかもしれません。でも、私は難しいことを語りたいと思ったわけではないのです。ただ、ふっと思い立ち、久しぶりに見たISSからのライブ映像は、私が毎日気に入って見ている国内外の町のライブ画像とは違う感覚を私に与えたことは確かです。そして、さあ家事を始めようとソファから立ち上がり、大きく深呼吸をした時には、気持ちがスーッとしました

 是非一度、気が向けば、試しに見てみてください。きっと「何か」「大きなもの」というのでしょうか、そんなものを感じ、違った気分にさせてくれることと思います。
 まだまだ小学生のお子様であれば、地図を眺めながら見ると、良い社会科のお勉強にもなりますよ、ふふふ

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