クラブ・マナーズニュース

マナーズを巣立たれたみなさま、縁者のみなさまとつながっていたい!そんな私が月3回「0」の付く日にブログをアップします!

キラキラ~のお話

2023年02月20日 | 楽しいお話し

 暦の上では春。でも、たいてい、雪が降ったり積もったりするのは2月や3月だったり・・・そんな気がしています まだまだ春は遠く、これからの時期はあちこちで「小さな春」を見つけ、徐々にワクワクの良い季節がやってきますね
 2月も中旬を過ぎ、今年も3月に開催される「春の保税展」の日程が決まりました 今年は、週末や祝日も開催日に多く含まれ、お仕事をお持ちの方々にも足を運んでいただきやすくなり、私も大変うれしいです
 開催日は、最後にお知らせすることにして、今日はちょっとジュエリーに関する「よもやま話」をすることにいたします。

 ジュエリーマナーズなんて言われても、ジュエリーフェアは敷居がとっても高い とみなさん口を揃えておっしゃいます。そうですよね、十分私も知っていますよ。
 私はね、子どもの頃からの無類の宝石好きでした。小さい頃からネックレスや指輪を装いたいと思っていた、というタイプの宝石好きということではなく、「このきれいな石のことをもっと知りたい」という思いが溢れていた子ども、でした。「これは何という名前の宝石ですか?」「どうしてこの宝石は小さいのに、こんなに値段が高いのですか?」「これはどんな人が、どこで作っているのですか?」等々…
 私の両親は「時計好き」で、親しい時計屋さん兼宝石屋さんが、定期的に、おしゃべりをしがてら「黒いアタッシュケース」を持って実家にやってきていました 私は、そのおじさんSさんがやってくるのを待ち焦がれていたのです。ひとしきり両親が時計を見終わると、お待ちかねの宝石タイム
 まあでもね、さっきのような質問をしたところで、Sおじさんが正確に答えてくれたか?と言えば、NO! なんですけれどね 宝石の名前くらいは、もちろん教えてくれましたが、もっと深いこと、詳しいこととなると、「これはこれは困ったなあ。そんなことまでは、おっちゃんも知らんわー。これ、おっちゃんが自分で作ったんとちゃうからな、ははは」という感じ。
 決してSおじさんをバカにしているのではありません 今の私だからわかることなのですが、なかなか、私が質問したようなことを正確に理解している町の宝石屋さんはいないもの、なんですよ。
 お客様に「売る」ための知識は備えていても、お客様の向学心に応えるような知識はね・・・
 でも 本当はね、自分が身に付ける宝石について「深く知っている」と、その指輪が、そのピアスが、そのネックレスが、単なる装飾品ではなくなり、もっともっと意味を持つものになるんですけれどね

 よくこんなことをおっしゃる方がおいでになります。
「いつもは目の保養なんですけれど・・・今日はね、先生 指輪はちょっと厳しいかもしれないんですけれど・・・ピアスで気に入ったものがあれば、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、がんばっちゃおうかな~、なんて思ってきました~
 話題にしたいのは「清水の舞台から飛び降りる」って気持ち、のほうではなく、「指輪はちょっと厳しいかもしれないけれど、ピアスでがんばっちゃおうかな~」という部分です。

 じつは、日本人にとっての「指輪(リング)」は、永遠のものなんですね。婚約指輪、結婚指輪、等々、大事なタイミングで登場する、ジュエリーとしての代名詞、典型、です。なので、日本人女性の気持ちの中で「指輪はジュエリーの最高峰」として君臨しています。ほとんど身を装飾品で飾ることに興味を持たない女性でも、人生で1度くらいは「指輪」は持ったことがある・・・
 こういう現実から、たとえ若い女性であっても、ネックレスやピアス(イヤリング)、ましてやブレスレットやバングルなどは、脇役、端役にしか過ぎない
 ということで。
「指輪はちょっと厳しいかもしれないけれど、ピアスでがんばっちゃおうかな~」という発想になるのですね
 しか~し これは、大間違。大きな勘違いなのですよ~
その理由は、至極簡単なことです。「指輪は1個の宝石でもOKだけれど、耳は左右に2つあるので、最低、宝石は1個必要です」ということ。
 どうです?笑えませんか?これは、とっても単純な答えです。
 もちろん、指輪でも、左右二つ必要なイヤリングやピアスよりも、はるかに高価なものもありますが、それは使われている宝石そのものの問題です。その石の希少性や価値や大きさ等々・・・しかし、それでも「どうして高価なのか?」の理由はあります。
 ただ、その石でイヤリングやピアスを作ろうとすれば、やはり「×2」でしょう?

 どうですか?ちょっと面白いお話だったでしょう?
それでは、保税展の日程をご紹介いたします。きっと、中には「またジュエリーの話しかあ・・・」と思われている方もおいでになるでしょうね。ごめんなさい でもね、この保税展というジュエリーフェアは、みなさまが考えていらっしゃる以上に、ものすごく希少なチャンスなのですよ そのあたりは、また次回にでも・・・

  春の保税展  

 ・3月10日(金) 午後2時 ~ 6時
 ・3月11日(土) 午後1時 ~ 6時
 ・3月12日() 午前10時30分 ~ 午後6時
 ・3月16日(木) 午前10時30分 ~ 午後6時
 ・3月17日(金) 午前10時30分 ~ 午後6時
 ・3月18日(土) 午後1時 ~ 6時
 ・3月19日() 午前10時30分 ~ 午後6時
 ・3月21日(火・祝) 午前10時30分 ~ 午後6時
 ・3月25日(土) 午後1時 ~ 6時

保税展は、東京税関に事前登録が必要です。早めにご来場日時をお知らせくださいね
事前のおさらい、詳細は[「ガレリア UCHIHARA」のHP内、保税展のサイトをごらんください。

 

 

 

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トルコの地震

2023年02月10日 | その他

 トルコで大きな地震がありました
距離的にも遠いですし、「あんまり馴染みのない国だな・・・でも、お気の毒」という感覚の方が多いでしょうか。
コロナ禍になって、すっかり「外国への旅行」ということが身近なことではなくなりましたね。コロナ前は、あんなに「えっ?どこ・・・どちらにいらしたのです?」と聞き返さないといけないほど、メジャーではない国や地域にも出かけていたのに、です 
 例えば・・・コロナが始まる前の2年ほど、私はよく「クロアチアに行ってきたんですよ」というお話を聞いていたものです。元ユーゴスラビアの1国。世界地図を見て「ここです」とすぐに指で指すことの出来る人は稀だと思う国ですが、当時は、すでにフランスやドイツ、イタリアに慣れ親しんだ海外旅行愛好家にとっては、新しいブームになろうとしていた国だったと思います。
 おっと、話しが脱線してしまいました。「トルコ」です
じつは、もしコロナの流行がなかったら、すでに私は2度目のトルコを経験していたはず・・・です。
2019年の5月、初めてトルコを訪れ、すっかり歴史や文化に魅了された私は、トルコの大ファンになっていたのでした。
 1度目は、オーソドックスなコースということで、イスタンブール市内、トロイ遺跡、エフェソス遺跡、コンヤ、カッパドキア・・・と巡りました。次回は、もっとゆっくりと時間をかけてイスタンブールの市内を歩くこと、そして、シリア国境に近いガズィアンテップでローマ時代の精巧なモザイクを見たり、ガズィアンテップ周辺が産地のピスタチオをたっぷり使ったお菓子を食べたり・・・イラン国境に近いヴァン湖も訪れてみたいそんなことを夢見ていたのでした。
  
 今回の地震の震源地は、まさにそのカズィアンテップから、それほど遠くはない地域でした。
被害の大きいシリア北部には、有名な古代都市アレッポもあります。
 広範囲にわたる大きな地震で、死者や被災者は膨大です。まずは、そこに一番に目を向けるべきですその通りです。
 しかし、ユネスコもすでに発表している通り、トルコ南東部にある世界遺産、古代ローマの遺跡「ディヤルバクル城塞とヘヴセル庭園の文化的景観」の複数の建物の壁が崩落。このほか、古代遺跡「ギョベクリ・テペ」など3つの世界遺産で被害が出た可能性があるらしい、とのことです。
 シリアでは危機遺産に登録されている古代都市アレッポで、城塞や塔、スーク(市場)の建物で崩落。アレッポはシルクロードの歴史を刻む商都でありながら、シリアの内戦で2013年、危機遺産に指定されています。

 阪神・淡路大震災の時も、東日本大震災の時も、私は亡くなった方々のことや、被災された方々のことにしか目が行きませんでした。しかし、今回、偶然にもつい数日前に「ガズィアンテップ」のことを考え、ゼウグマモザイク博物館を訪れることや、画像でしか見たことのないピスタチオで出来たお菓子「バクラバ」や、朝食に食べられるという「カトゥメル」のことを考え、一人でニマニマしていたのでした。その直後に地震が起き・・・今までよりも、もう少し広い思いを持ちながら、毎日のニュースを一生懸命に聞いています

 

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