クラブ・マナーズニュース

マナーズを巣立たれたみなさま、縁者のみなさまとつながっていたい!そんな私が月3回「0」の付く日にブログをアップします!

育児って、苦労の連続ですよねえ

2023年01月30日 | 楽しいお話し

 娘の子育てがいろいろと「興味深い」ので、昭和の孤軍奮闘、艱難辛苦に耐える子育てをした者としてはそれを羨まず、苦言を呈したりせず、新しいことを学び、一緒に楽しもうと思う、と今年のお年賀状に書きました
 でもね、娘の話や思いを聞いていると、ちょこちょこ「???」や「!!!」があり、なかなか楽しませてもらえます 決して皮肉ではありません。
 娘は娘で、子育ての大先輩である私に意見を求めたり、真剣に自分の考えや思いを伝えているのですから、私も常に真摯に向き合っています
 目下の娘の悩みは、まもなく9ケ月を迎えようとしている孫が、なかなか離乳食を食べない、ということです もちろん、食べてはいるのですよ。けれど、イメージ通りに進んでいない、というか、同じ月例の子達より、かなり小食であるということ。そのすべては、多岐にわたる様々な子育てママ達のネットの書き込みを参考にしての感想のようです。
 孫はとっても元気で、いつも上機嫌。よく笑うし、よく遊ぶ・・・そういう様子から、別段心配することではない、と感じています。しかし、ある意味、今まで様々なことがスムーズに進んできたからこそ、ちょっと躓いたと感じたとたん、気に病んでしまっている様子です。
 インターネットという、不特定多数の人の状況が細かく見えてしまうこと・・・それが、かえって心配や不安を生む結果となっている、とも言えるように思うのです、私は 昔はね、隣近所の子どもとしか比較はできなかったですよね。でも、今は、30分ほどインターネットをするだけで、50人近い親子の情報が見えてしまう。果たして、これは助かる良いことなのか、不安を煽る迷惑なことなのか・・・

 生後3か月くらいの頃だったでしょうか。娘が面白いことを言ったのです。
「もっとさあ、子育てって、ものすごく苦労が多いとか、めちゃくちゃ大変、と書いて欲しいよねえ」と。私は、この言葉に、ハテナがいーっぱい飛んでしまいました
 「この子ったら、今さら何を言ってんの?」という思い。私は心の中で「子育てなんて、一難去ったらまた、一難。終わることなく、次から次へと大変なこと、大儀なこと、難しい課題等々が増えてくることが、まさに子育てでしょう???」とつぶやきました。

 人ひとりをこの世に産み出したのですから、忙しいに決まっているじゃないですか 夜中の授乳しかり、寒くて(暑くて)暗い夜のオムツ替え、等々。
 でもね、今のママ達は「私はうちの子と一緒に~~~をしたよ。楽しそうでしょう」という画像や感想をアップするのですよね。そういう画像や映像は楽しいものだからこそ目に留まり、目に留まるから開かれる。多くのママ達は「私はこんなに大変。髪をかきむしっているでしょう?私はもう疲れで、3日間もまともに寝られていないし、食事らしい食事も出来ていません・・・」と、目にクマが出来たような画像をアップしないですものね
  今どきのご両親達がアップするのは、「休日にパパママ揃ってベビーカーで〇〇にお買い物に行き、帰りに公園のベンチで親子みんなでくつろいでいます」という画像だったり、「今日は〇〇にお散歩に出ました。途中のオシャレなカフェのテラスでラテを飲み、子どもにもミルクを飲ませました」という書き込み。そこには、家族3人の笑顔の写真や、チビチビダウンコートを着た赤ちゃんと、カフェのロゴの入った紙コップを手にしたママの笑顔の写真
 確かに、こんなこのばっかり見ていたら、知らず知らずのうちに「子育ての苦労」「大変な時間」をイメージすることが出来なくなるのかもしれませんね・・・

 抱いても何をしてもギャンギャン泣きが止まず、ママのほうがべそをかいている様子
 オムツを外したらベタベタウンチがべーっとり。なのに、ハイハイをし出して、床はウンチだらけ
 お粥をスプーンで口に運ぼうとしたら、急にテーブルに手を伸ばし、お椀がひっくり返って大わらわ

 こういう写真ばかりがアップされたとしたら、もっと現実味のある子育てをイメージできるかもしれませんね 
 今は、多くのママ達は産休、育休で子育てをスタートされます。仕事では、「努力は報われる」ということが多いものの、育児ではそうとは限りません 天使の我が子は、時には悪魔にもなる・・・「だれか~この子を、5分だけでもどこかに連れてってくださ~い」と叫びたくなる瞬間、ありますものね。
 いかがですか?目の前のみなさんのお子さん達。そんなギャングではなくなりましたが・・・常に、その時期、その時期、親にため息をつかせる「悪魔ちゃん」になりますね、ふふふ。

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大事なこと、スルーしてしまっていませんか?

2023年01月21日 | ためになるお話し

 ごめんなさい、1日、アップが遅れました
じつは、今日が「新春ジュエリーフェア」の開催日だったので、今日を終えてから、その感想をお伝えしようと思い、敢えて「今日」に決めていたのですが・・・内容は変更することにいたしました
 「今日のジュエリーフェアでは伝えるべきことがなかったから」いえいえ。むしろその逆で、いろいろとお伝えしたいことはたくさんありましたが、ちょっとここのところジュエリーや宝石のトピックスが比較的多かったので、今回は見送ることにいたします ジュエリーへの興味は全くないけれど、せっかくクラブ・マナーズニュースは楽しみにしている、という方も、間違いなくたくさんおいでになるでしょうからね。

 さて、今日お話をしたいこと。それは、つい先週の土曜日のことです。
 土曜日の朝の電車、特に各駅停車は空いていました 私が乗った次の駅から、親子4人が乗り込んできて、私の前に座りました。上のお嬢さんは4歳?いや、まだ3歳数か月というところでしょう。下のお嬢さんは2歳弱。ママは、下のお嬢さんのお世話にかかりきりでした。
 電車は、その次の駅に到着しました。アナウンスがあって「特急電車の待ち合わせをいたします。しばらく停車をいたします」電車のドアは、上のお嬢さんの横のドアは開いたままになっていましたが、彼女が前を向いて座っている時に見える正面のドアは閉まっています。そちら側を特急電車が通過するから、ですね。
 彼女は、電車が止まってしばらくすると・・・
「ねえパパ、どうしてあのドア、開かないの?ねえ、パパ、どうしてドア、開かないの?電車、止まったよ!」とパパの方を向いて言いました。
 私は、賢いお嬢さんだなあ、と思いました 幼いお嬢さんではありますが、今までに何度か電車に乗った経験から、「電車が止まる→ドアが開く」ということを自ら学習していたわけ、です
 そういう学習によって、彼女は「電車が止まった、なのにドアが開かない。どうしてなの?」という疑問に繋がった、ということ。こういう思考のサイクルは、決して「当たり前の事」ではないのですよ とっても「すごいこと」なのです。
 ところが・・・あまりにも残念なことに、パパはスマホに熱中。もちろん、休日ではあっても、大事なお仕事をされていたのかもしれません。でもね、パパは、そのお嬢さんが3度も繰り返してたずねた質問をスルー 3度目の質問時、「電車は静かに乗るんだよ」と答えただけ、でした。
 はい、確かに電車では騒いではいけません。他の乗客の迷惑にならないように、静かに乗っているべき、です。パパがお嬢さんに伝えたことは、正しいことです。大事なマナーを教えました。

 でも・・・私は残念だと思いました
心の中で「あなた、お利口さんねえ。電車が止まったら、ドアが開くんだってこと、よく知ってるわねえ、すごいそれに、今は電車が止まっているのに、ドアが開いていないってことにも気づいたのね。じつはね、見て見て ほら、あなたの横側のドアは開いてるのよ。ねっ ドアは、こっち側とあっち側にあって、駅によって、どちら側のドアが開くかって、決まってるのよ。この駅は、あなたの見える方のドアは開かないことに決まっていたのね。さてさて、次の駅はどっち側のドアが開くのかな?楽しみね おばさんは、次の駅で降りるから、どっち側のドアが開くのか、見ていてね、ふふふ」と、そのお嬢さんに話していました もちろん、私は何も言わず、その親子を眺めていただけ、ですが・・・

 身の回りからの学び たーくさんあります。どんなことからだって、学びがたくさんあるのです
 親がそれに気づいてさえいたら・・・ 子どもの「ふしぎだなあ」「すごいなあ」「へんだなあ」そんな「???」「!!!」をキャッチできれば、子どもは毎日、たーくさんの学びを得るはず、なんですね。
 こういうことは、決して幼児期の親子関係だけで言えることではありません。小学生であっても、中学生であっても、「子どもから親への問いかけ」もっと言えば「子どもからのサイン」は、親が他のことに気をとられているうちにするーしてしまっているかもしれないのです

 こんなこと。
マナーズを選び、マナーズで時間を過ごしてくださったご家庭では「わかっていること」「知っていること」なのかもしれません。でも、時々、立ち止まって「親の自分の姿」「親の行動や言動」「親の子どもへの態度」等々、見直しているでしょうか?考えてみてください
 

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65歳のお誕生日に

2023年01月10日 | その他

 2023年も穏やかに明けました
特別な規制もない久しぶりの年末年始に、町は大きな賑わいを見せましたね。その代償として、大勢のコロナ罹患者数が発表されていますが、それでももう「元には戻れない」気がしています

 今回は長くなるので、まずはお知らせから。
下記の通り、今年最初のジュエリーフェアが開催されます

 「新春ジュエリーフェア」 1月21日(土)13:30~18:00
 場所 : 「ガレリア UCHIHARA」地下2階ホール 東京都港区六本木7-2-7

 毎年ご案内いたしますが、この新春のフェアは、「目玉商品」と銘打ったジュエリーの数々のご用意があったり、くじ引きがあったり…と、紅白幕に囲まれる商店街の「新春大売り出し」的な様子があります 日頃、ジュエリーは敷居が高い、と思われている方にもおいでいただきやすいフェアだと思います。
 是非ぜひご来場、ご検討くださいね。おいでいただける時間がお決まりになりましたら、どうぞメールでお知らせください。madoka@madoka-manners.com もしくは、madoka.manners@gmail.com どちらにいただいても結構です
 尚、「ガレリア UCHIHARAって?この会社はどんなところ?」と思われたら、是非、このサイトをご覧になってみてくださいね。https://www.galleria-uchihara.com/
 初めてご覧になる方には、「なるほど!」が詰まっていますし、すでに何度もフェアに足を運ばれている方には、楽しい発見も豊富だと思います

 さて。
今日、1月10日で65歳になりました 家族や、その年の卒業生のみなさま方に「還暦のお祝い」をしていただいたのがついこの間!のような気がするのですが、あれからもう5年も経過した あの時にお祝いをしてくださった卒業生のご家庭のお子様達は、この春から6年生・・・もう、びっくりです。
 最近、卒業生のお母様方から、「まどか先生ったら、この頃よく『私も歳をとったわあ』ておっしゃってません~?」と言われます 自分では、そんな風に言ってることを気には留めてはいなかったのですが、きっとそうなんですね。なぜかって?本当にそう実感することが多いから、です
 例えば・・・
深夜まで願書の添削をしていた時、ふっと気づくと、パソコンの画面に「rrrrrrrrrrrrrrrrr・・・」の文字。ヒャーっと思って、デリートを始めたら、ななななんと、それが20ページ以上も どれだけの時間、指を「r」のキーの上に置いたままで居眠りをしていたんだああああああ
 もしかしたら、「そんなこと、私にだってありますよー!」と言ってくださるかもしれませんね。ありがとうございます。でもね、そんなことは許されないのです
 「願書の添削」でからね。受験の時期を目前に控えたご家庭の、大事な大事な日頃の姿や志望校への強い思いを、志望する学校にお見せし、強くお伝えする最初の重要書類です。そんな大切な内容を考えているうちに、居眠りをしてしまうなんて・・・許されることではありません 
 私は、そんな風になってしまう自分が許せないのです。一言一句を選び、言い回しに気を配り、そのご家庭の空気を、ご両親の思いを大切にし、同時にその願書を提出する学校の教育理念に思いを馳せ、敬意を込めて、言葉を絞りだし、綴る・・・それが「願書の添削」です。その思いの下、1つ1つに居ずまいを正して向かっているにも関わらず、「気づけば居眠り」なんて、あり得ない。信じられない
 それが、たった1回であれば、百歩譲って苦笑し、自分を叱咤激励して、また気合を入れ直してがんばります でもね・・・ここ2年、それが1度ではなくなった、ということ。
 今まで同じように暮らしていても、深夜になると、そんなふうになってしまう年齢になった、ということなのだ、と実感しました。加齢です。誰にでも訪れる「加齢」です。
 私はね、歳をとる、ということは、一向に嫌な事ではありません。冗談めかして言っていることですが、「私は今日の私よりも明日の私のほうが素敵になってるはず。だって、毎日、新しい発見をして、新しいことに気づいたり、学んだり。だから、私は死ぬ瞬間が、一番賢くって、素敵になっていると思うのよ~」本当にそう思っています。
 みなさまよくご存知の通り、私は粗忽者なのでね うっかり、もよく仕出かします。けれど、毎年毎年やってくる、合否に関係する非常に大きな意味を持つ時期。加齢による居眠りや、ボンヤリや、うっかりは許されない・・・

 みなさまの前に、ご家族一丸となって努力をした結果、幸せになる学校に神様が導いてくださったように、私に対しても、やはり神様が「まどかさん、自ら気づき、しっかりと判断しなさいね。」と示してくださっているのだな、と感じます。

 2023年の年末を持ちまして、幼児教室マナーズの教室、クラスを、終了することを決めました。
1993年3月の開校以来、足かけ30年・・・やっぱり長い長い年月でした・・・
 最初の10数年間は、我が子2人の成長と共に、という様子でした。その間には、息子の中学受験もありましたし、言ってみれば、私自身の子育てと同時進行の形で、それほど我が子達とも年齢の違わないお子様達をお預かりしていたわけです。
 次の10年間は、まさに波乱万丈。息子の高校卒業式翌日からの3年間の引きこもり、娘の大学入学後のプチ家出、主人の沖縄での大腿骨骨折。平穏だったのは3年弱で、次にやってきたのが息子の急な心臓病の発覚、大動脈弁の弁置換手術。ドクターから、一度は諦めなさいと宣告された状況からの奇跡的な生還。
 そして、最新の10年は、夫の食道ガン、息子の大動脈解離、親達の他界、等々。けれど、娘の結婚も含め、うれしいこともありました。
 私自身は・・・と言えば、40代に発症した緑内障の多少の進行は否めないものの、2年前の白内障の手術で視界も明るく広くなって快適になりましたし、バレット食道はあっても、きちんと内視鏡検査も怠らず受けていますし、ね。ここ1年は、なかなか治らない右肩の五十肩や、ひどくなっていく両手のヘバーデン結節も気にかかりますが、こちらはステキな指輪を左右の薬指に装うことで、納得させています

 なんて、本当に公私の「私」のほうには、たくさんのことが起こりましたが、マナーズの中では大きな波風も立たず、毎年、かわいいお子様達をお預かりさせていただき、聡明なご両親と共にお子様の成長を見守らせていただきました。そして、巣立たれた後も、みなさまとお付き合いをさせていただき、お子様を遠くから応援させていただける・・・目には見えなくとも、卒業生家庭からの大きな大きな力によって支えていただき「まどか先生も、マナーズも」順風満帆でやってこられました。すべて、みなさまからの応援の賜物です 本当にありがとうございました

 と、このように告知はさせていただきましたが、マナーズの教室は、あと1年続きます。そして、その後も、クラスは開講しなくとも、何らかの形で、子育てをするご家庭のお役に立ちたい、と考えています どういう形でか?みなさまにお知恵はありますか?クラスの時間や受験の時期に縛られることなく、自由に動きが取れるようになることによって、あらたに広がる世界もあるのかもしれません。
 もちろん、ジュエリーマナーズはそのまま、です
書かせていただいた通り、ヘバーデン結節では、指の第一関節の左右が膨らんできて、見た目には美しい手とはいかなくなります。手だって、首筋だって、昔よりも血管が浮き出て、「そのまま」では年齢丸出し。でもね、ジュエリーが持つパワーでイキイキ、ワクワク。その上、身も飾れれば怖いものなし、です 歳をとるからこそ、ジュエリーが重要な意味を持ってくる、ということを、ここのところ実感しているのですよねえ

 さあ、2023年もがんばります
新しいこの1年が、みなさまにとって充実した、実り多いものとなりますよう、お祈りしています

 

 

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