クラブ・マナーズニュース

マナーズを巣立たれたみなさま、縁者のみなさまとつながっていたい!そんな私が月3回「0」の付く日にブログをアップします!

お教室の片付け、完了!

2023年11月30日 | 教室の近況報告

 11月も今日で終わりですね
例年よりも気温が高い!とか、今日は晩夏並みの暑さだ、とか、一気に気温が下がります、等々… そんな異常な気候に振り回された1ケ月だったように思います。
 ここ4年間は、世界中が「コロナウイルス」の患難に耐えました。そちらに気持ちが注がれているその間に、一気に気候変動が進んでしまった気がしています
 我が家は、地球温暖化対策のど真ん中にいます。というのは、私の夫が「CCS」という事業に携わっているから、です。以前にも少し書いたことがあったかもしれませんが… CCSとは、Carbon Capture Storageの略で、二酸化炭素(CO2)を分離・回収して、地中(海底下)などに貯留する技術、のことです。世界一の石炭輸出国であるオーストラリアが主導して、すでにこの事業が始まって20年近く経とうとしていますが、いよいよここ数年、世界的に脚光を浴び、重要な事業となっています。
 そんな事情があり、今日から始まるCOP28にも、私自身も深い関心があります。このお話も、興味さえ持てば、とってもワクワクと学べる話。身近なところから考え、個人で出来る温暖化対策もたくさんあります。こんなお話も少し、いつかしましょうね 

 さて。
先週末、とうとう日吉のお教室の片づけを終え、私物を車で持ち帰りました 久しぶりに夫も一緒に行き、二人でガランとしたお教室を眺め、しみじみと話しました…  ドアを閉める時に夫が、教室に対してか、私に対してか、双方に対してか…「お疲れさん」とつぶやいた時には、さすがに涙が流れました
 私はまだ、事務的な手続き等に教室に行くこともあるので、その時が「最後」ではないのですが、それでも、やっぱり「もうここでは子ども達と一緒に時間を過ごすことはないのだなあ」と思うと、様々なことが次から次へと思い出されます…
 でもね、ちょっとうれしいことは、新年から、家主さんのお嬢様のご友人があのお部屋でヨガ教室を始められる、とのことで、私が使っていた照明やカーテン、植栽用ボックス等々は処分せずに、そのままで使っていただけることになったのです まだまだ十分に使えるものを廃棄するのはもったいないですし、何よりもそれらにまつわること、すべてが一緒に廃棄されてしまう気分になり、悲しすぎますから…

 ・・・と、こんな風に、お教室を片付けるということは、私にとって「大きなこと、大変なこと」。そんな私のことをよくよく知っているお友達。
 「南坊さん、あなたはね、ハサミを見ても、カードを見ても、誰かのことを思い出してしみじみするのでしょう?ああ、〇〇くんは、ハサミの持ち方がなかなか直らなかったはあ、とか、〇〇ちゃんは、ラ行の発音に苦労していたのよね、なんて。そして、ちっとも片付けが進まない… 時には涙を流して、時には泣きじゃくっちゃったりして… そんなのダメダメ そんなことしてたら、片付け、年内に終わらないわよ。ねっ、だから、明るく、気持ちよく片付けて、さっさと終わらせなさいね。そして私と一緒に、久しぶりに旅行に行きましょう やっとコロナも終わったんだもの」って。
 なるほどなあ… 確かになあ… 彼女の言うことには一理ある 彼女と最後に旅行に行ったのは、2019年2月のエジプトが最後でしたから。

 彼女とは、娘が幼稚園に入園してから、30年のお付き合いです。
娘達は幼稚園、小学校、中学高校と14年間同じ学校で学び… 今では、それぞれ一児の母となり、キャリアを持って働くママ達です。すでに、娘達には親しいお付き合いはありませんが、「元ママ友」だった私達は、今では「大の仲良しの大切な友人」になりました。この30年間、お互い、本当に様々な出来事があり、そのたびに喜びも悲しみも分け合ってきました。
 さすがにそんな彼女は、私のことをよーく知っていて… 彼女なりの私へのエール?労い!として、旅行に誘ってくれたのだな、と理解できました
 そして・・・
私は彼女のアドバイス通り、しみじみ、でもメソメソでもなく、明るく楽しく「何とも有意義だった尊いお教室での時間」を噛みしめながら片づけをし、11月中に終わらせて、来週中旬から彼女と一緒に急遽、スペインへの旅行に行くことになりました
 数年前、彼女とスペインに行く計画を立てながらも、双方の都合で行けなかったこともあり、やっとそれを実行します。
 ただ、今回は、バタバタとしていたし、何せ旅行を決めてから出発まで1ケ月もなく、何も事前に「お勉強」もできていません スペイン語もほとんど知りませんし… これではダメです さあ、今週末は少しはスペインの歴史等々のお勉強をします

 そんなことで、次回にアップするはずの12月10日は、まだ旅行中。お休みをします。ごめんなさい その日は、朝グラナダを出てミハスに向かい、グラナダに向かいます
 次回アップする20日には、旅行のことも含めて、また、いろんなお話をさせてくださいね では、いってまいります

 

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「おはようございます!」を言いませんか?

2023年11月21日 | その他

 「これからも、10日、20日、30日、のこのブログは書き続けたいです!」と書いておきながら、一日遅れてしまいました すみません
 新規投稿をする時、いつもは見ないのですが、今日はたまたま目に入り… 昨日、20日の閲覧者数は「96人」でした。要するに私は、96人の方に「あれ?20日なのに、新しいブログがアップされてないじゃない・・・」と思わせてしまった、ということ、ですよね 今朝起きて、猛省すると同時に、自分の愚かさにすごく落ち込んでいます・・・ そんな思いは、また別の機会にでもお話をすることにして、本来ならば昨日に書こうと思っていたことを一日遅れで書かせていただきます

 みなさんは、「おはようございます」と、どれくらいの人、どんな人と挨拶を交わされますか?
朝起きて、家族に「おはよう」「おはようございます」と挨拶はしますよね。これは習慣というか、それほどの強い思いを持ってしていることではないかもしれません。
 ゴミを出しに行って、顔見知りの近所の方とバッタリと会い、笑顔で「おはようございます」というのもあるかもしれません。
 私がお聞きしたかったのは、そういう「家族」や「知っている人」との挨拶ではなく、知らない人に対して、みなさんが「おはようございます」とどれほど挨拶をされているのだろう、ということ。

 私は、この「おはようございます」に関して、特別な思い入れがあります。
いえ、実際には「おはようございます」だけではなく、「こんにちは」「こんばんは」にも同じ感覚を持ってはいますが、私が考えるに、「こんにちは、こんばんは」よりも、「おはようございます」という挨拶の方が、断然しやすい、ですよね。ごめんなさい、話しをあちこちにいかせてはいけません。「おはようございます」に戻します。
 私が持っている「おはようございます」という挨拶への特別な思い入れ・・・それは、今からもう40年以上前のことになります。
 私の父は、非常に志の高い人、自分を高めたいと必死にがんばる人、でした。若くして突然、不幸な境遇に陥った父は、もがくように父自身の考える「上」を目指していたのだと思います。
 そんな父は、私が小学校2年生の時に起業し、昭和の好景気にも助けられ成功者となるのですが、この話は「それよりも前」のことです。
 父は、毎年、私の祖母や叔父、叔母も一緒に、1泊だけではありますが、お正月を箱根のホテルで過ごしました。車の運転が好きだった父は、大晦日に紅白歌合戦が終わり、行く年くる年で除夜の鐘を聞くと、全員をワゴン車に乗せて出発。
 出発から30分後、住吉大社という大きな神社の前に車を停車させ、父と母だけが大急ぎで初詣。車で待つ間、真っ暗な中に「わたあめや焼き栗」の出店の電気だけが煌々と照り、「ああ、これから旅行だ!」という気分が盛り上がりました。両親が車に戻ると、一路、箱根に向けて出発 私は大阪に住んでいたわけですから、かなりのロングドライブ、です。高速道路もない時代。まさに、国道1号線を東へ、東へ・・・
 元日の夜、箱根のホテル小涌園はビュッフェスタイルの食事でした。あの頃は「ヴァイキング」と呼んでいましたねどね、ふふふ。
 昭和30年代後半の頃、箱根のホテルの宿泊客の3分の1くらいは外国人で、芸能人の滞在者も多く、私にとってホテルの中は「別世界」でした。
 このお正月の旅行のために新調してもらったお洋服を着て、私はロビー横の広いスペースに置かれた室内用の遊具で、容姿も言葉も違う子ども達と遊ぶのは夢のように楽しくて
 このお正月の定例旅行は、私が3歳から10歳まで、8年間続きました。父は私が7歳の時に起業しているわけですから、まだまだこの8年間、家族全員を連れてのこの旅行にかかる費用は大変だったことでしょう。よく母が「冬のボーナスはな、ぜーんぶあの小涌園行きに消えたんよ~ もう、泣きそうやったけど、せやけど、あのホテル小涌園での時間は、今思い出しても夢みたいやったよねえ。自分が別人になった気分がしたわ・・・」と話していたのを覚えています。正直、その後に成功者となり、いろいろな意味で豊かに暮らせるようになって以降の旅行よりも、私にとっても「変身できる」ような、当時の箱根のホテルでの時間は「特別」なもの、でしたねえ

 話は脱線していないのですよ。そのホテルでのこと。
朝、レストランに行くためにエレベーターに乗ると、必ず!外国人のお客様と一緒になりました。すでに乗っている人、乗ってこられる人。そして、顔を合せると、「全員が」必ず挨拶をしました。「Good morning」この「Good morning
 見知らぬ人ではあっても、全員が満面の笑顔で、顔を合せると間髪を入れず言う「Good morning」3歳の時の記憶はありませんが、幼稚園児くらいになった私は、子ども心に「なんてステキな言葉なんだろう」と思ったのでした。知らない人でも、一日の始まりに「笑顔」で「Good morning」と挨拶をする。一瞬、その言葉が発せられた空間には、あたたかい空気に包まれる
 思えば、あれがエレベーターという狭い閉鎖空間だったから、余計にそう感じたのかもしれません。本来ならば、知らない同士が狭い空間で一緒になり、たとえわずかの時間とは言え、気づまりになる時間。そこに流れるホンワカとした空気。その魔法の言葉「Good morning」。そんな風に感じたのかもしれませんね。
 それからというもの、私は率先して「Good morning」を言うようになりました。もちろん、満面の笑顔で、です そして、その「あたたかい感覚」は、65歳になった今でも同じように感じます。だから、私は朝、多くの人に「おはようございます」と声を掛けます。もちろん、電車やバスの中で、ということではありませんよ。道を歩いていると、いろんな人と顔を合せることがありますよね。工事現場の保安員の方、コンビニの前の道をお掃除をしている人、交番の前で立っているおまわりさん、etc.etc. するとね、一瞬驚くような間の後、ほとんどの方は「おはようございます」と返してくださいます。

 いつの頃からか、世の中は物騒になり、特に子ども達には「知らない人には声を掛けられても返事をしてはいけない」と教えるようになりました 確かに、掛けられた声に応えることが、大きな問題の引き金になってはいけませんもの。けれど、私は少し、残念だな・・・と思ってもいます。
 道を歩く子ども達には、人に対する笑顔はありません。信号待ちで冷たそうに手をこすり合わせている女の子に、「おはよう、寒くなったわね。明日は手袋、要るかもね」と、笑顔で声をかけても、返事は戻ってはいきません・・・特に、制服姿の私学の子ども達は、「知らない人に応じてはいけない」は徹底されています、笑。
 十分にその無言の意味は理解できても・・・でも、私は世の中すべての人に、「人と人との間に生まれるあたたかい空気」を忘れないでいて欲しい 時には、能動的にそういうあたたかい空気を作り、感じて欲しい、と願っています。
 もし機会があったら、一度、「おはようございます」と挨拶をしてみませんか?

 

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クラスを終えました

2023年11月10日 | 教室の近況報告

 長引いていた残暑も、とうとう終わったようですね。何といっても、もう11月に入り10日も経過しているわけですものねえ。
 今朝は一気に秋が深まった、と感じます。「ああ、秋なんだなあ・・・」って
毎年、10月の中旬頃から、少しずつ美しく色づく紅葉の便りが始まり、秋の恵み、収穫などのニュースが届くようになりますね。今年のように、いつまでも夏日になるような気候であっても、やはり四季のある国、日本では、気温や気温はさておき、文化としての「四季」を暮らしの中に取り入れようとします。素敵ですよね
 でも、そんな豊かに季節が移ろう時期が、まさにピタリと小学校受験のシーズンと重なります。願書やアンケートの準備をし、出願。次は面接への心構え、そして考査・・・

 コロナ禍であることもあり、2年前「そろそろ先のことを考えようか・・・」という気分になり、思い切って新年度のクラスの生徒募集を止めました。第2子、第3子のご家庭とのご縁だけでクラスをやっていこうと。
 そして、とうとう「その時」を迎えたのです。
無事に、私にとって30回目の受験を終え、幼児教室マナーズの教室の歴史を閉じました
 みなさまへのご挨拶は、是非ぜひあらためてさせてください
1994年の3月に教室を始めて以来、29年と7ケ月。この歴史のお礼を、こんなに簡単に、あっさりとしてしまうのは間違いです。もう少しお時間をいただき、ご挨拶をいたします。

 そして、この「クラブマナーズ・ニュース」も、当面は続けさせていただきたい、と思っています。この月に3回のブログこそ、マナーズの卒業生のご家庭、縁者の方々との「絆」だと思っています。私自身、とても楽しく書かせていただいているのでね

 朝起きるとリビングのカーテンを開け、澄んだ青い空や、秋らしい雲を眺め、「ああ、秋だなあ・・・」と感じます。いつまでもこうして、空を眺め、深呼吸して、季節の移ろいだけに心を向けていても良いんだなあ・・・ということに、喜びと、寂しさを感じています。
 この時期は、8時を少し過ぎると、リビングの窓辺に吊るした3つのサンキャッチャーを通して、白い壁にたくさんの「光の小人達」が現れます。10月初旬には、まだまだ数えるほどだった小人達が、11月を迎える頃になると、一気に増えていきます。太陽の王道の加減なので、実際にはとても科学的なものなのですが、私は毎年、この七色に輝く小さな小人達が増えれば増えるほど、受験に向かう子ども達、サポートするご両親達への大きな大きなエールに思え、20分間、手を合わせる思いで眺めました・・・

 今日はまもなく雨が降るそうです そう「万物の恵みの雨」ですね。雨女の私が、いつもみなさまにお伝えしてきたフレーズ。雨が降りだせば、コーヒーでも淹れて、その雨を眺めようと思います

 

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