クラブ・マナーズニュース

マナーズを巣立たれたみなさま、縁者のみなさまとつながっていたい!そんな私が月3回「0」の付く日にブログをアップします!

2014年、最後の「お知らせ」とお礼を!

2014年12月30日 | 教室の近況報告
 今年もあと1日です。いやいや、びっくりですよね 一年の何とはやいこと
毎年、9月に神奈川校の面接が始まってからは、あれよあれよという間に日々が過ぎていきます。一瞬も無駄にせずに過ごす期間ですが、すべての考査が終わり、年長さんの進学先が決まるまでの約3か月は、一日一日の濃度が濃い・・・密度が高い・・・ でも、その時間の重さに反比例するかのように、私の個人としての記憶はほとんど残らず、気づけば目前にクリスマス そして、お正月がやってこようとしています

 今年も、「クラブ・マナーズニュース」をお読みくださり、本当にありがとうございました
みなさまと「つながっている」という思いは、私のパワーの源です 来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 2014年、みなさまにとってはどんな年だったでしょうか?
お子様の中学受験や高校受験、大学受験を目前に控え、緊張の年明けを迎えた方もおいでになったでしょうね。進級し、クラス替えがあって、難しい時間を過ごす我が子に、祈る思いで「いってらっしゃい」を言い続けた方もいらしたかもしれません。一生懸命に心を向けて子どもと関わり、愛情を注いでいるのに、なぜか我が子が遠くなっていく・・・と感じた方もいらしたはず。
 たくさんの思い出をもらった大切な祖父母、ご両親を亡くされたパパやママもおいでになったことと思います。ご冥福をお祈りいたします。

 でも、私の持論ですが、一生懸命に日々をすごく人の前には、必ず道は拓けていきます
そして、子どもとの関係で、辛い時間を過ごす渦中にいたとしても、子ども達は一瞬一瞬を糧として成長し、大人になった時には、必ず親の愛情を懐かしく感じてくれるようになります がんばれ

 お知らせを二つ

 ひとつめ。
来年の1月14日、皇居、宮殿で開かれる「歌会始の儀」で歌が読み上げられる一般人の入選者10人が決まりました。その最年少者に選ばれた「小林りおちゃん」は、マナーズの卒業生です りおちゃんは、現在、東京女学館の中学3年。幼い頃から、おばあちゃまがお好きだった歌を一緒にたしなまれるようになり、現在に至っています。学校生活の中で、いろんな悩みがあったような時でも、りおちゃんは「歌を詠む」ことだけは大事にし、暮らしの一部として楽しんできたとのことです 
 お題は「本」。2万861首の中から選ばれた10名。りおちゃんは歌会始め当日宮中に招かれ、詠んだ歌は、天皇皇后両陛下、皇族方の歌とともに、伝統の節回しで詠みあげられます。
 この記事は、各新聞にも掲載されましたし、動画もあります。是非、一度、検索してみてくださいね

 ふたつめ。
ジュエリーマナーズのお知らせです
1月13日(火)、新春のジュエリーフェアが開催されます。夏のジュエリーフェアと共に、この新春のフェアでは普段使いのジュエリーが数多く出展される展示会。今年は平日の開催となってしまいましたが、6時までの開催です。ご覧いただきやすいフェアですので、是非どうぞ
 おいでいただく時には、メールでお知らせくださいね

 日時 : 1月13日(火)11:00~18:00
 会場 : 「ガレリア UCHIHARA」B2ホール 東京都港区六本木7-2-7

 来年もどうぞよろしくお願いいたします


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イタリアから帰ってきました~!

2014年12月20日 | 教室の近況報告
 1週間のお休みをいただき、14日の朝、フランクフルトから関西空港に帰ってきました 母を実家に送り届け、荷解きを手伝い、夕方には新感線で帰京。我が家に着いた時には、ホッとしました

 じつは、その長い一日のスタートは・・・ローマのホテルで5時に起床、7時にはホテルを出発してローマのレオナルド・ダ・ビンチ空港へ。
出国の手続きをして、バタバタと機内に乗り込みましたが、フランクフルト行のルフトハンザの便が、ゲートを離れて動き出したたとん「機体に一部に不具合があるため、これから修理します」というアナウンス 関空行きの便まで2時間しか乗り継ぎの時間がなかったので、ザーッと青ざめました
 というのも、10年ほど前、ミュンヘンからルフトハンザの便に乗り、フランクフルトに向かう時、同じようなアナウンスがあり、機体修理。でも、その時には修理が完了せず、違う機材に乗り換えたため、十分に乗り換えの余裕を見ていたにも関わらず、フランクフルトで日本航空の便に乗り換えることができず、大変な思いをした・・・という苦い思い出があります 結局、その時は車椅子の父、すでに70歳をゆうに超えていたお姑さん、私の母を含め、全員がフランクフルトで余分な一泊をすることになってしまい、本当に苦労をしたのでした
 ルフトハンザよ、またもや同じことになるのか と怒り心頭でしたが、幸い、今回は50分ほどで修理完了し、大慌てのてんてこ舞でしたが、乗り継ぎも出来て、万々歳でした

 機内でも、旅行中も、83歳の母はよく食べ、よく寝て、よく歩いて・・・本当に良く頑張ったと思います 母は、帰国の翌日にはいつも通り、オフィスに出かけ、その足で父の介護施設へ。気力も大事ですが、やはり高齢になると、体力の維持もとても大事ですね
 仕事大好き人間の母は、昔から会社を休むことをとても嫌い、私が独身の頃にも、私と一泊旅行さえしたことがありません。今回の初めての母娘旅・・・デコボコばかりのイタリアの石畳の道を歩くため、ずっと母の足元に注意をしていたり、慣れないバスタブとシャワーが心配なので、ずっと一緒に入浴したりと、気遣うことが多くて、とても神経を使う旅で疲れましたが、良い親孝行になったのでは?と、自画自賛しています
 それに、「晴れ女」の母のパワーが強かったようで、日程中、ずっと冬の晴天が続きました ひたすら、母には感謝です

 そして何よりの収穫は
母が、「私は若い、えらい、と思っている自分の毎日の生活が、実際にはルーティンをこなしているだけの暮らしで、さほど頭を使っていないものだった」と気づいてくれたこと、でしょうか。
 私は、始まったばかりの年中児クラスの子ども達を諭すように、「毎日の暮らしには、たくさんの驚き、気づきがあるのよ。ダラダラといつもの時間に、言われたように身体を動かしているだけではダメ。もっと、ワクワクといろいろなものを眺めてご覧なさい」こんな言葉と同じようなことを、毎日、母に言い続けました
 訪れた、舌を噛みそうな難しい発音のお城や美術館の名前もリピートしてもらい、Buon giorno や Gracie も口に出して笑顔で言ってよー!とせがみ・・・ とにかく、脳みそフル回転状態の8日間だったことと思います 今回の旅行が、良い刺激となって、母を活性化してくれることを願っています

 さて、そのイタリア
今回は、フランクフルトからミラノに入り、ベローナ、ヴェネッチア、フィレンツェ、ピサ、ローマ・・・と、怒涛の丸6日間。世界一、世界遺産の多い国ですから、何を見てもひたすら「すごい」のひと言です。建築、絵画、彫刻、etc.etc. そんなことは、短くなんて言い尽くせません。
 ですから、敢えて別の観点から感じたことをお伝えするとすれば、私が何よりも感動したのは、それぞれの町の人達の「郷土愛」と「美しく装うとしている意識の高さ」でした
 
 小さな公国、共和国等が統一されて「イタリア」になってからは、まだわずか150年。そういう意味では、イタリアの地方は、まだその公国や共和国のなごりのような感覚があり、郷土愛が強いのは当然でしょう。ですから、ひとたびサッカーともなれば、まるで国と国の戦いほどの勢いで熱狂するのも理解に易いですね
 しかし、こういう郷土愛が、ひいては「Italia」という国を愛する思いとなっていることは確かです(私のイタリア語の先生はプッリア州出身。郷土への愛情は強いです)。今、国際化を合言葉に、若いご両親が「日本語」や「日本という母国」に対する愛情が薄いのは残念です しっかりとしたアイデンティティーを持つことが、国際人への一歩である、と私は強く信じているのですが・・・

 そして、「美しく装う意識の高さ」。そうです、ひと言でいえば、都市に住むイタリア人は、老若男女、みな、とーってもオシャレです 石畳の道を、ガラガラとショッピングカートを引っ張って歩くおばあちゃんも、バールの前で新聞を読んでいるおじちゃんも、服装を自分の個性として装おうとしていることを感じます 女性はみな、ネックレスやイヤリングを装い、コートの首元のマフラーにも神経が行き届いています
 私の母は、かなりオシャレな人だと思っていますが、その母が「私、がんばらんといかんなあ・・・完全にイタリア人のおばあちゃんに負けてるわ めちゃくちゃ、みんなカッコえんもん」と笑っていました。

 古今東西、誰だって歳は平等にとっていきますからね 若さがひとつの美しさの象徴なのだとしたら、1年1年、その美しさは失われていってもしかたのないもの、です。
 ならば、それを補ってまだあまりある「美しさを求める」という意味で、服装、ジュエリー、オシャレへの意識 こんな心意気を、私もずっとずっと持っていなきゃと、強く思いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教室、お休み中です

2014年12月10日 | その他
 お教室、今はお休み中です このことは、すでに前回、前々回でお知らせをいたしましたね。
じつは、みなさまが10日、オンタイムにこのブログを読んでくださっているとしたら・・・私は今、日本から遠く離れたイタリアにいます
 6日の土曜日、クラスを終えてから、大阪に移動 7日の日曜日、私の母と一緒に関空から出発

 なぜ急にこの時期にお休みをいただき、母と旅行をすることになったか、と言うと・・・ これは、なかなか「良い話」なんですよ
 父がお世話になっている介護施設のケアマネージャーさんは、さまざまなことに目を留め、そのすべてに「心」で考えてくださる方です その発想や視点に、いつも私は驚かされ、なるほどと納得し、そして感謝します
 もちろん、介護のプロとして優秀な方ではありますが、ご自分のお仕事に愛情と誇りを持ち、一つ一つのことに深くかかわってくださることがよくわかります。
 そうです、そのケアマネージャーさんに、私は3か月ほど前にこう言われました。
「ずっと介護をされてきたお母様のことも、一度、あらためて考えて差し上げてください

 私は、ああ・・・やられたーと思いました。
そうなんですよね・・・私は、母がずっと父の介護に真剣に向かっていたからこそ、何とか母の手助けをしたい 父の役にも立ちたいという思いで、毎月、大阪への帰省を欠かさずしていました。それが娘としての、母への最大の愛情、だと思っていました。
 でも・・・です 確かに、母に対して能動的に何か、をしてきてはいませんでした

 誤嚥性肺炎での入院の後、父はずっと低空飛行 今までの帰省の時のように、父の部屋で宅配をしてもらったピザを食べることも出来なくなりました。でも、今の介護施設に移り、とても手厚く、心のこもった介護をしていただき、牛の歩みではありますが、少しずつ、回復をしています
 そういう良い状態だからこそ、「母のことを考える」必要はあったのですよねえ・・・

 母に何がしたいか?とたずねてみたところ・・・「旅行に行きたい」という応えでした。
父の持病がそんなに悪くなる前に、母は父と二人で、あちこちに旅行をしています でも、もう15年以上も、どこにも行ったことはないでしょう。
 そんな母が、「まだ行ったことのないところに行ってみたい」と言ってくれたことは、私の大きな安心でした。母は、まだまだアグレッシブだな、とね。

 ・・・ということで。
10日の水曜日は、フィレンツェからバスでピサという町に行く日です あの「斜塔」で有名なピサ、です。私も初めていくところで・・・冬の北イタリアはとても寒いということですが、明日のローマへの移動で、少しは気温はあがるのでしょう
 20日のブログを楽しみにしてくださいね

 では、arrivederci ciao, ciao


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする