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「春の保税展」日程と、ダイヤモンドの豆知識

2024年02月20日 | 楽しいお話し

 例年であれば「立春を過ぎ、暦の上では春にはなりましたが、寒さの厳しい毎日です」とご挨拶をする時期、ですよね。
 でも今年は、まさに暦の上だけではなく、気候も「春」のような毎日が続いています。河津桜は満開 一年一年、急速に気候が変化するので、さて来年はどんな感じになるのだろう?と不安になります…
 とは言え、何事もネガティブに受け止めることを極力避けて、すべてをドーンと受け入れ、変化を悲しんだり憂いたりせず、プラスに考えたいものです たとえば…厚手の洋服が減り、クローゼットやタンスの引き出し、冬物を片付けるスペースがかなり空いた、というふうに、ふふふ

 さて。
お待ちかねの方もおいでになりますね。「春の保税展 2024」の日程が決まりましたので、お知らせをいたします 会場は、「ガレリア UCHIHARA」地下2階、保税蔵置場ホールです。
東京都港区六本木7-2-7

 3月22日(金) 午後0時 ~ 午後6時まで

 3月28日(木) 午前10時 ~ 午後6時まで

 3月30日(土) 午前10時 ~ 午後6時まで

 3月31日(日) 午前10時 ~ 午後6時まで

 4月4日(木)~ 4月7日(日)午前10時~午後6時まで

 以上の8日間です。
今年の春の保税展は、少し後ろ倒しの日程になっているようです。ただ、今回からは、週末の土曜日も、私は午前中から会場の閉まる午後6時まで、フルに会場におりますので、週末でも来ていただきやすくなるかもしれません

 「ところで、保税展って何?普通のジュエリーのフェアじゃないの?」と思われる方、わかったつもりだったけど、あらためて学習をと思われる方は、どうぞ内原のホームページの中の「保税展のご紹介」をご覧になってくださいね。

 今回、あらたに初めて出展されるブランドがあります。「 FALCINELLI 」ファルチネッリというイタリアのブランドです。1968年創業ですので、比較的新しいブランドですが、パンフレットを見る限り、「カラフルなジュエリー」という印象です。
 また、前回初めて出展されたフランスの「 BAUMER 」バウマーも2度目の出展です。

 出展ブランドについての詳しいご紹介などは次回に持ち越し、今日は「私はジュエリーなんて興味なし」という方にも楽しんで読んでいただけるように、雑学にもなる「ちょっとしたダイヤモンドの知識」をご紹介しますね。保税展云々というよりも、今日は読み物として楽しんでください。

 何と言っても、宝石と聞いて真っ先に思い浮かべるのは「ダイヤモンド」ではないでしょうか。その宝石の代名詞「ダイヤモンド」ですが、日本に輸入されているダイヤモンドの約80%は「工業用」のダイヤモンドなのですよ。工業用のダイヤモンドと聞いても、ピンと来ないかもしれません。
 でもね、天然資源の中で「最も硬度を持つ物質」であり、「電気を通さず、熱伝導にも優れている」ため、切る、削る、磨く、穴をあける、等々、私達の暮らしに必要なものを生産する上で、無くてはならない工具として、工業用ダイヤモンドは幅広く使われていますす。これも、今日の一つ目の豆知識でした

 それでは、ジュエリーとしてのダイヤモンドについて
 ダイヤモンドは、非常に「価値の分かりやすい宝石」です。なぜならば、ダイヤモンドにはしっかりとした評価基準となる「4つの『C』」が決められています。「C」は、それらの頭文字です。Carat カラット」、「color カラー」、「Cut カット」、「Clarity クラリティー」この頭文字をとって4Cと呼ばれます。

 一つ目は「Caratカラット」。きっとみなさんも「知ってます!」という言葉、でしょう?
 このカラットは、重さを表す単位です。1カラットは0,2グラム、200ミリグラム。つまり「1カラットのダイヤ」というのは、「0,2グラム、200ミリグラムのダイヤ」という意味です
 ただ、このカラットという言葉は、ダイヤモンドに使うだけではなく、宝石全般の「重さを表す言葉」として使います。例えば、「このルビーのリングは、真ん中のルビーが0.3カラットで、まわりのダイヤモンドの合計は0.5カラットです」このように表現します。
 よく「大きさ」と誤解をされてしまいますが、正しくは「重さ」です。

 次は「colorカラー」ですね。
そう「色」です。ダイヤモンドは、希少性の高い極々一部のカラーダイヤ(これはまた別の機会にお話ししましょう)を除いては「無色」の宝石ですが、実際にはグレードが落ちていくと、だんだん無色ではなくなっていきます。最も無色に近いものが「D」というカラーで表現されます。ワンランクずつ下がっていくと、E、F、G、H、I、J、K…と続きます。なぜか「A」から始まるのではなく、Dから始まります。ランクが下がっていくほど黄色みがかったり、茶色みがかったりしていきます。

 次は「Cutカット」です。
カットと聞くと、真っ先に思い出されるのが舌を噛みそうな「ラウンドブリリアントカット」かもしれません。
 ラウンドブリリアントカットは58面体。ダイヤモンドに注がれた光が、光学的に最も効率よく反射する形として考え出されました。
 でも、ダイヤモンドのカットの高い技術を持つ国、ベルギーやオランダには、独自の考え方「我が社のこのカットが最高の輝きを持つ」と考えられてカットされる「フランダースカット」や「アッシャーカット」などもあります。
 「カット」と聞くと、ついつい「ダイヤモンドの形」と思われがちです。ラウンドブリリアントカットは丸い。涙型やハートの形もある…というふうに。
 でも、この3つ目の「C」のカットは、形ではなく「カットのグレード」を表します。つまり、カットされた面、カットの角度が、どれほど正確に、美しく研磨されているか?が評価される基準なのです。
 ということで… このカットグレードは5段階評価。最も優れたカットグレードは「Excellent」。次は「Very Good」、「Good」、「Fair」と続き、最後が「Poor」です。
 先ほども書いたように、カットの良し悪しは、ダイヤモンドの輝きを大きく左右します。カット面同士の角度や対称性がベストのバランスを取っていなければ、十分な量の光が反射されず、美しい輝きが放たれないのです
 想像してみてください。
ラウンドブリリアントカットは58面もあります。その一面一面それぞれに光が入り、光学的にすべての面が効率的に光をはね返す!だから、あのダイヤモンドの「キラッキラ」の輝き、になります。
 ところが、そのカット面がいびつだったり、カットの角度が決められた角度ではなく、少しでも歪んでいれば、光学的に計算された最高の反射は起こりません

 最後のCは「Clarity クラリティー」
ダイヤモンドの透明度を表します。もしダイヤモンドの中に、たとえ小さくとも傷があったり、内包物があったとしたら、透明度が低くなります。
 最も内包物のないものが「VVS1」。その次が、「VVS2」。そのあとは「VS1」「VS2」「SI1」「SI2」となります。
 「VVS1」って、何のアルファベットなのかな、って思いませんか?
これは記号ではなく、単語の略です。VVS1は、「very very slighty included 1」の略です。「ほんとに、ほんとに、わずかな 内包物 1」(1,は内包物が1個、という意味ではありません)です。「V」が一個なくなるとvery が一つなくなるってことです。

 これでダイヤモンド博士になりましたね
ダイヤモンドには、このようにしっかりとした基準が世界的な機関で決められているので、宝石としての価値が最も分かり易い宝石と言えるでしょう。価格も、これら4Cによって決まっていきます。
 婚約指輪のように、非常に意味の大きな、一生に一度のものであれば、カラーグレードも高いもので、カットもVVS1からVS2あたりのものを選ぶでしょうが(石の大きさは好みです)、例えばピアスだったり、普段にも使いやすいプチペンダントの一粒石のダイヤであれば、カラー、色も少々黄色味がかっていても良いでしょうし、カットだって「poor」でも案外問題はないでしょう こんなふうに、ある程度の知識があれば、ダイヤのジュエリーは「選び方で価格が全く違ってくる」のも理解しやすいですね

 Aさん。「私は、とにかく大きなダイヤのリングを装うのが夢だったの そこが私の今回のダイヤを選ぶ基準。大きなダイヤモンドをお願いします」という場合。
 Aさんの予算と照らし合わせながら、「大きさを優先して、カラーは「H」で、カットは「Fair」。クラリティーはSI1。さあ、こんなのはどうでしょう?」ということになります。
 一方、Bさん。
Bさんの希望は、こうです。「私は大きさよりも、ダイヤモンドの宝石としての価値を重視したいです 小さくて良いです」こういうご希望であれば、「大きさは0,3カラット。でもカラーは「F」、カットはGoodで、VS2。これはいかがでしょう?」

 このように、パズルのように4つの「C」を組み合わせながら、ダイヤモンドをいろいろと考えるのも1つの楽しみ、なんですね


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