クラブ・マナーズニュース

マナーズを巣立たれたみなさま、縁者のみなさまとつながっていたい!そんな私が月3回「0」の付く日にブログをアップします!

大人の学びは楽し!

2021年02月28日 | 楽しいお話し

 2月も今日でおしまい。明日からは3月が始まります本当に年明けから4月までは早いですねえ・・・ 長い間、実家で飾ってくれていた私のお雛様はすでに手元にはなく、今は家のあちこちに小さな「飾り物」的な立ち雛やお内裏様を飾って、季節を楽しんでいます 明日は、桃の花を買ってこようと思います

 さて。
私はこのブログに、ちょくちょく「ジュエリー」の話を書くことがあります。フェアのお知らせということではなく、宝石のちょっとした知識、というものです。そんな回の後には、必ず「楽しいお話だった」「知らないことで、とっても大人のお勉強になった」等々のうれしい感想を頂戴します
 そうなのですよね。私の持論「学びとは、本来、とてつもなく楽しいもの」。何でも、知ることはワクワクするもの、だと私自身が思うのですよね、ほんと。
 そんなことで・・・今日は宝石そのもののお話ではありませんが、「知恵袋」的なお話をいたしましょう
 日本の伝統的な工芸品に「七宝焼」というものがありますね。その名前に用いられている「七宝(しっぽう)」とは、仏教からの出展です。
 仏教の仏典、お経に「無量寿経」「法華経」というものがあります。その中で「仏教の七宝」が記されています。
 法華経での七宝は、金、銀、瑠璃(ラピスラズリ)、玻璃(クリスタル)、しゃこ(母貝)、真珠、まいかい(中国で珍重された紫色の貴石)。
 無量寿経での七宝は、金、銀、瑠璃(ラピスラズリ)、玻璃(クリスタル)、しゃこ(母貝)、サンゴ、瑪瑙(メノウ)。
 どちらの仏典の七宝にも入っている、日本では「瑠璃(るり)」と呼ばれるラピスラズリは、昔は非常に高価な絵画用の絵具としても用いられました。日本画の「群青」、西洋画の「ウルトラマリン」がその色にあたります。
 このラピスラズリは、古くはツタンカーメンの黄金のマスクに、トルコ石などと共に用いられていますし、絵具として用いられていて有名なものには、ローマのシスティーナ礼拝堂の壁画、ミケランジェロが描いた「最後の審判」や、フェルメールの描いた「真珠の耳飾りの少女」などが有名ですね

 こんなふうに、どんどんと一つのものから話を発展させていくのは、本当に楽しいと思われませんか?

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テレビ番組のこと

2021年02月20日 | 楽しいお話し

 前回の「クラブマナーズ・ニュース」でご紹介したサイニングストアの番組は、13日夜に地震が発生したため、放送が延期となっていました
 その放送は、明日21日の日曜日、です
 もし良かったら、観てみてくださいね。

 さて。
今日のトピックス。前回は「あるテレビ番組」について書きました。今日も引き続き、テレビの番組について書きたいと思います。
 ここ数年はおいでになりませんが、以前は何組か「我が家にはテレビはありません 教育にとって何のメリットもなく、害になるばかりのものですから」というご家庭がおいでになりました。今では、全く違い意味で「テレビがない」という家庭はあるかもしれません。パソコンやスマホがあれば、わざわざテレビは必要か?というような理由で。
 それぞれのご家庭にお考えはありますからね。さすがに私が「それは極論過ぎませんか」とは言いませんでしたが、密かに「かわいそうになあ この子は、きっとお友達との話の輪に入れなかったり、一緒に盛り上がれなかったりして、悲しい思いをすることが多々あるだろう・・・」と思ったものです。

 私は、結構、テレビっ子だったと思います。昭和33年生まれの私は、まさにテレビの普及と進歩と共に育ちました。我が家にテレビがやってきたのは、上皇様と上皇后美智子様のご成婚パレードを観るため。そして、東京オリンピック。カラーテレビに買い替えたのは、アメリカの月面着陸のライブ映像を観た時・・・ 私の一番のお気に入りは「兼高かおる 世界の旅」でした。10数年後、初めて家族で海外旅行に出発する時、羽田空港でパンアメリカン航空の「世界一周便」という奇想天外な名称の便に乗り込む兼高かおるさんを「生」で見た時、私は感激でウルウルしたことをよく覚えています
 無類の読書好きの主人は、中学生の頃、大阪駅近くの大きな本屋さんに初めて行った時、「ああ、こんなにたくさんの本 僕が死ぬまでに、どれだけ読めるだろう。何年生きても、読破できることなんてない、ああ、すばらしき知識の宝庫」と思ったんだよ、とよく話していました。
 すっかり今では本を購入する時も通販で、ピンポイントで買ってしまう事が多くなってしまい、あの「本に圧倒される感覚」を味わることは稀になりました。待ち合わせ場所に早く着いてしまい、時間つぶしで本屋の棚を見て歩くのは本当に楽しいものです。今は、そんな時間さえ、スマホを見てしまいますからねえ・・・
 でも、今私が、主人が感じた「ああ、すばらしき知識の宝庫」と思うのは、それはテレビの番組表「NHK-BS」の欄を見る時です そして、本を手に取り、キャッシャーに並ぶ時の気持ちは、興味を持った番組に決定ボタンを押し、内容をチェック。うんうんと読み、ワクワクの思いで「録画予約」のボタンを押す時も同じです
 「英雄たちの選択」や「アナザーストーリー」「コズミックフロント」は私のお気に入り。「世界BS1スペシャルや、BS世界のドキュメンタリーは知識の方向です。いやいや、知識面ばかりではなく、60歳をゆうに超えた私の感性をガンガンと揺さぶる、どれもふか~い番組 毎回、「私はこんな年になって、何て知らないことが多いんだろう・・・」と恥ずかしくなります。

 「学び」とは、いくつになっても本当にワクワクするもの、です 何でも物は使いよう。これは善、これは悪、というふうに決めつけるのではなく、「見たり聞いたりすることから、感じ、考えるという作業」は、何とすばらしい、と痛感します

 

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あるテレビ番組のこと

2021年02月10日 | ためになるお話し

 年長児クラスの保護者の方から「食事の時間が長く、なかなか真面目に食べない。どのような声がけをすれば良いのでしょうか?」というご質問がありました。
 親というものは、よく「おどし」で、「〇〇しなかったら、△△するよ」「〇〇したら、△△させないよ」のように怖い顔で、睨みつけるように言うだけ言って、結局、実際にはそのような罰則は与えない、口だけでおしまい、ということをしますよね。なので、それはダメですよ、と話しました。なので、そのご家庭では、再三注意をしても言うことを聞かなかったので、その時は本当に夕食を途中で切り上げさせたのだ、とお話くださいました。私は、そういうことも必要ですよ、とお答えをしたのでした。
 マナーズのクラスでは、私は子ども達によく話します。「悪いこと、いけないことをするのであれば、叱られるのは当然。叱られることを覚悟して、悪いこと、いけないことをしなさい悪いこと、いけないことをするだけして、叱られたくはない、罰は受けたくない、というのはズルいです。卑怯です」と。
 ただ、「食事をしっかりと食べないで、遊んでしまう」「ぐずぐず食べてしまう」ということに関しては、私は別の面から伝えるべきこと、教えるべきことがある、と思うので、先週の土曜日のクラスでは、こんなことを話したのでした。

「毎日の食事が食べられることに感謝しなくてはいけない。今この瞬間にも、飢餓に苦しみ、亡くなっていく人達が地球上にはいるのだから。」
「目の前の食べ物が、どれだけの人の苦労の上に出来上がり、あなたの「食べ物」となっているか、考えたことがありますか?その人達がいなければ、あなたはそれを口にすることは出来ないのです。その人達のことを思い、真剣に感謝して食べなければいけません。」
 この2つのことを伝えてください、と。

 今の子ども達は、自分達が「どれほど幸せか?」を知ろうとしません。
 否、子ども達が「どれほど幸せか?」を、親が教えていないのです。
しっかりと聞きなさい。あなたには、聞こえる耳があるのだから。しっかりと話しなさい。あなたには、話せる口があるのだから。しっかりと見なさい。あなたには、見ることのできる目があるのだから。
 ひと月ほど前の年長児クラスで、話したところです

 みなさんは、国立にあるスターバックスのサイニングストアをご存知でしょうか?
このお店では、25名のうち19名が聴覚に障害を持った人達が働いています。昨年の6月に、世界で5店舗目としてオープンしたこのお店。メニューを見ながらの「指差し注文」も「筆談」もすぐに出来るようにはなっていますが、基本的にこのお店では共通の言語は「手話」です。
 私は、今まで3度、このお店を訪れました。その度に、新しい手話を覚え、注文をするのを楽しんでいます 覚えたての、下手な手話であっても、上手く注文が通じると、相手も満面の笑顔で、指を立てて褒めてくださいます
 とても静かな、でも、とてもあたたかい空気の流れるお店なのですよ。お店の詳細、コンセプト等は、ホームページ等で見ていただくとして、今度、このお店がNHK総合の番組で取り上げられるのだそうです 14日の日曜日、朝6時台という早朝「目撃!にっぽん」という番組です。
 敢えてお知らせをします。きっと、考えるチャンスになるのではないでしょうか

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