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乳児期のおもちゃについて

2022年06月10日 | ためになるお話し

 おもちゃについて、考えたことはおありでしょうか?
私の大学当時の夢は、「良い妻、良い母になること」でした どうしてわざわざ「」こんな絵文字を用いたのか、って?フフフ、今どき、そんな「良妻賢母」ということを「夢」として口に出すような女子大生はいないだろうな、と自虐的に思ったから、です まっ「」だって同じ事、ですね。「賢母」は今でも重要事項かもしれませんが、「良妻」などと口にすれば、嘲笑されてしまうかもしれません。
 おっと脱線。そんな話題で今日のトピックを綴るつもりではありません。
今日、敢えて書きたいのは「乳児期のおもちゃについて」なのです。

 さっき書いた通り、私は「良い母になること」が夢でしたので、妊娠中、ずっと「子どもが生まれたら、どんなおもちゃを与えようか?」「どんなおもちゃが、生まれたばかりの子どもにとって有効なのだろうか?」等々、真剣に考えていました。
 1980年代中ごろ、当然、その当時はインターネットなどありません。情報収集をするための場所は、もっぱら「大きな書店」でした。妊娠安定期に入ると、私は当時住んでいた千葉県流山市の近くにある、柏の書店に通いました。時には、千代田線に乗って都心に出て、より大きな本屋さんにいくこともありました
 もちろん、現在でもそうですが、本屋さんは知識と創造性の宝庫 育児書もたーくさんありました。不思議なことに、育児に関しえは「流行」もありますのでね。当時に注目を浴びていた子育ての本が、今は絶版になってしまっている、ということも不思議ではありません。

  さてさて。
40年近く前、妊娠中の私の目に留まったのが「おもちゃの本」でした
 『乳児期、幼児期の子ども達の「脳」に刺激を与え、後々、思考する時に好影響を与えるおもちゃ』
まさに、目からウロコでした。インターネットでの楽な通販などもない時代。デパートや専門店に電話をして、目指すおもちゃを扱っているどうかを確かめ、体調の良い日に買いに出かける・・・なかなか大変なことではありましたが、とっても楽しい時間でした
 流山の社宅はとっても狭くて、息子にとっては、少し大きめのベビーベッドの中が彼の世界でした。でもね、その小さな世界の中で、やっと寝返りが出来るようになった息子は、私が選んだいろいろなおもちゃで、よく遊んでくれました。握ったり、離したり、振ったり、触ったり、叩いたり・・・少し大きくなってお座りができるようになると、積んだり、入れたり、並べたり、転がしたり・・・
 見ている私のほうがワクワクしました ちっちゃな赤ちゃんではあっても、毎日、どんどん遊びが広がっていくのです。同じおもちゃを握っていても、違う握り方をしたり・・・
 並べてばかりいた行為が、ある日から積むようになったり・・・本当に脳が音を立てているような気さえしたものです

 そんな頃、私のお気に入りだったアメリカのおもちゃメーカー。私は孫に当時と同じものをと考え、探そうとしたところ、ほとんどのものは姿を消していました ブランド名は変わってはいないものの、どうも日本人家庭向けに、日本で生産されるようになったのでしょうね。今どきの人が好みそうな「英語で~~」のような、教材的なものばかりとなり、昔のような「脳の発達」を意識したものは激減。
 幸いにも、ヨーロッパからのおもちゃは、以前と変わらないものも多く残っていましたが、やっぱり、私としては残念でなりませんでした

 「前倒し」「先取り」の教育というものは、親の自己満足・・・と私には思えてなりません。いずれ適切な年齢になれば、必ず学ぶものなのであれば、わざわざ先取りしなくても、適切な時期に学べばよい 二人の我が子を育て上げ、孫を持つ年齢になった私は、確信を持ってそう言います。
 特に乳幼児期は、人より少し早い時期に何かをさせたり、普段の暮らしの中では使うことのない10個の外国語の単語を覚えるよりも、「手先を動かし、楽しむ時間」や「自分で工夫をする力」、「感じ、考える時間」が子どもの脳の成長に、とっても大事なことである、ということを知って欲しいなあ、と思うのです 幼児期だからこそ、大切な自己表現の手段である母国語、日本語の語彙を増やすよう、親が率先して正しい日本語を話し、教えてあげることも重要です。

 たかがおもちゃ、されどおもちゃ、です。
いずれ現代を生きる子ども達は、高度な技術を駆使した世界に誇る日本の新しい宝「ゲーム」をするようになっていきます。だからこそ、その年齢になるまでの時期、今の時代を生きるお父さん、お母さん達には、是非とも「良いおもちゃ」を選び、与え、我が事一緒に様々な工夫をしながら、遊ぶ幸せを感じられれば良いなあ・・・と、心底願っています

 

 

 


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