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クラブ・マナーズニュース

マナーズを巣立たれたみなさま、縁者のみなさまとつながっていたい!そんな私が月3回「0」の付く日にブログをアップします!

「英語について、あらためて感じたこと

2022年12月01日 | ためになるお話し

 11月も終わりました 今日からは12月、師走です。1日、アップが遅れたこと、お詫びいたしますごめんなさい
 ここ数年、師走に入ってからしか紅葉が盛りにならない… 妙な具合だ…と感じていましたが、今年は10月に冬のような気温になったことがあったから、なのでしょうね。ちゃんと11月の間に、町中でも紅葉が見ごろになりました クリスマスイルミネーションと紅葉が同居するのも変な感じですもの

 さて。
昨日は明るいうちにクラブマナーズ・ニュースの更新をと考えていたのですが、ブログを書いている時に急に夫からのお呼び出し。バタバタと支度をして出かけ、アップできませんでした。
 というのも・・・今日から夫が携わっている仕事の会議が始まるのに、夫の部下がコロナの濃厚接触者に 自宅療養となり、会議にも当然出席出来ない。続々と成田に到着する海外からのお客様のアテンドも出来ない
 そこで、私がピンチヒッターとなり、夕食会に出席することになりました まあ私としては、美味しいものが食べられる恩恵にあずかり、感謝すれど文句はなし
 
 昨夜、夕食をご一緒したのは「アメリカ人」「中国人」「アラブ首長国連邦人」。夫から頻繁に名前は聞くものの、まだ一度もお目にかかったことのない方々ばかりでしたが、実際にお目にかかり、多岐にわたる話題で盛り上がっていると、お国柄も含め、それぞれの方々の持ち味が見えて、本当に楽しい時間でした
 結婚前の私は、短期の交換留学や派遣、父の仕事のサポート、国際ボランティアの関係で、アメリカに行くことが多く、頻繁に耳にする英語は「アメリカ人の英語」でした。
 私自身、高校1年から通った英会話の学校も日系二世のアメリカ人が経営する学校だったので、学んだ英語も「米語」。そういうことにはあまり気づいていなかったものの、結婚後、主人の仕事の関係でお目にかかるイギリス人、オーストラリア人とお話をする度、「あなたの英語はアメリカの英語だね」と言われ、そんなに瞬時にわかるものなんだなあ・・・などと、苦笑をしたものでした
 英語は「ネイティブスピーカーから習うべし」とよく言われます。昨今、小学校や中学の英会話の授業も「アメリカ人教師」とか「カナダ人教師」等の注釈がついていることもしばしば。確かに、英語を「母国語」とする国の人から習う方が、より意味深い、ということはわかります
 でも、アメリカ人の英語とカナダ人の英語も微妙に違うし、アメリカ人とイギリス人の英語は本当に違います オーストラリア人、ニュージーランド人と話すと、大きく発音が違うことはすぐにわかる(でも、日本人が真似するような「Good day を グッ ダイ」とは発音しませんよねえ・・・)なので、同じネイティブスピーカーでも、どの国の人なのか?によって、大きく違ってくるものです。まさに、私が「あなたの英語は、アメリカ英語だ」と言われるように。

 でもね、昨夜もアメリカ人、中国人、アラブ首長国連邦人とお話ししていて思ったことは、『とにかく言語としての英語を使い、会話ができ、コミュニケーションがとれて、相手と楽しい時間が過ごせること、分かり合えることが大事』ということ 発音がどうのこうの、ネイティブがどうのこうの、の問題などは些細な事です。
 昨夜、このことを改めて痛感したのですが、私としては、この「究極の思い」に到達した大きな機会、転機がありました。それは2017年、母とギリシャ旅行をした時のこと。私は大阪まで母を迎えに行き、母の旅行の支度をして、関空からエミレーツ航空利用でアテネまで飛びました 国際的に評判の良いエミレーツに乗ることも、旅行の一つの大きな楽しみでした 
 関空からDubai行きの機内に乗り込み、私は衝撃を受けたのです。高齢の母を伴っていたため、入れ代わり立ち代わり、CAさんが声をかけに来てくださったのですが、そのCAさん達の国際性の高さ 私の認識の低さに由来もしているのですが、名札が示すCAさん達の国籍の多さにびっくり(関空ーDubai便でも、日本人CAは極わずかでした)JALに乗っていると、当たり前ですが、日本人以外のCAに会うことは滅多にありません。それは、アメリカの航空会社でも同じこと。アリタリアでは、ほぼ全員がイタリア人のCA、ルフトハンザではドイツ人。KLMではオランダ人。ところが、エミレーツでは、トランジットのDubaiのラウンジでも同じように、働いている人達は「いろいろ」で、共通語は英語。
 そして、ここからが言いたいことの1番大きな事な訳ですが・・・
英語が共通語ではあっても、インド系の人が話す英語、アラビア系の人が話す英語等々、それぞれに「独特の発音や話し方」があります。
 昔から、日本人は「カタカナ英語を話す」などと、日本人自身が揶揄することは少なくありませんでしたが、ここでは「それの何が悪い」という感覚です。「母国語じゃない言葉を、世界の共通語として話しているのです」という英語は、それぞれの国の人達が話す言葉からの訛りがあって当然。

 要するに「まるでネイティブのように英語を話せる」ということが、日本人のある意味での「あこがれ」ではあっても、それが世界共通の価値観では全くないこと。
 世界語である英語である以上、どんな言語の訛りのある英語でも、きちんと聞きとれ、理解できる耳と頭が必要だ、ということですよね 「あの人の英語は、ネイティブな英語じゃないから、(ネイティブな英語を話す)私にはわかりませんでした」では、お話にならない、という現実を、日本人はもっともっと深く、広く知る必要がある、と思ったのでした。

 でもね、やっぱり私は「まずは母国語を大事にし、美しく正しい日本語を暮らしの中から習得し、日本人としてのしっかりとしたアイデンティティを持った日本人として育つこと」が何より大事だ、と考えていることに変わりはありません ふふふ。
 こんなことを考えながらベッドに入ったら、私が19歳の時、テキサス州で開催された国際キャンプに派遣された時、フランス人、スイス人、ガボン人の仲間が毎朝、満面の笑顔で「アロー、マドキャ!アーワーユー?」と声をかけてくれていたことを急に思い出しました。「H」を発音しないフランス語の彼らの英語は、いつも「H」なし英語で、私は「マドカ」ではなく「マドキャ」と呼ばれました。あれから40数年。彼らはステキなオジサンになっているでしょうね

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ちょっと一休み「真珠」のお話

2022年11月20日 | ためになるお話し

 ちょっと、ひと休み・・・として、宝石の話題というのは、とっても「私流」だとは思います でも、知ることって楽しくないですか?私はね、どんなことでも「知ること」が楽しくてなりません。60代も半ばになると、脳ミソが動いてるぞーーーー みたいな時間を実感できることは、なかなかないのですよ。なので、「知らなかったこと」「今まで知っているつもりでいたこと」を知る機会は、すこぶる私も脳ミソも生きているって感覚を味わえ、うれしい時間です、ふふふ。

 「真珠」は、日本人にとって、とっても身近なジュエリーだと思います。「私は宝石には興味がありません」という方でも、慶弔どちらでも使えると言われている真珠のネックレスは、大抵お持ちではないでしょうか
 その真珠を、あらためて定義の面からも見ていきましょう。
真珠とは、貝の中で作られます。貝の中には、貝殻を形成するための分泌物「外套膜」があります。偶然、貝の中に小さな石や寄生虫などの貝にとっての異物が入ってしまうと、貝殻を形成する分泌物が、その異物も一緒に取り込んでしまうわけです。本来であれば、つるりとした貝殻になるべきところ、異物が入ってしまったため、その異物が「コブのように」なって育つ・・・それが天然の真珠、なのですね つまり、真珠の成分は、貝殻、と同じなのです。
 とは言え、そうそう頻繁に貝の中に異物は入らない そこで、人工的に小さな真ん丸の異物(異物、などと言ったら叱られますね。正式には「核」と呼ばれます)を混入させて、わざわざコブを作らせることが、養殖真珠、です。まさに、この技術は日本の技術なのです。
 日本では昔から「真ん丸の真珠」が好まれます。「真円(しんえん)真珠」と呼ばれます。そして、ツルッツルで、歪さのない、コブっぽくないものが最高の真珠、とされ、非常に高価なものとなります
 でもね、欧米では「バロック」と呼ばれる、いびつな真珠も好まれるのですよ たぶん、その理由は、日本では「大事な席に装う、唯一無二的なジュエリー」であることに対して、欧米では「慶弔だけではなく、単にオシャレなジュエリーとしての存在」だからでしょう。やっとここ数年、日本でも「バロック」の真珠のジュエリーも流通するようになってきました。
 グレーっぽいデコボコの真珠、かなり黄色っぽい楕円に近いような真珠のネックレスをされるオシャレさんも登場。私のようなジュエリー好きにとっては、もっともっと、真珠も慶弔の時だけでなく、普段から気軽に使うジュエリーになればいいなあ、と思っています

 先日、「私はジュエリーはしません」とおっしゃる方とお目にかかり、夕食をご一緒しました 人それぞれ、興味のあることはいろいろですから、私はその方とはジュエリーの話題になることはないだろう、と想像していたのですが・・・たまたま、その夜、私がその日に着ていたチュニックの色と、とっても似た色のリングをしていたところ、すぐ目に留まったらしく、すごーく素敵とほめてくださいました。「それは何の石ですか?」「かわったデザインですね!」「見せていただいてもいいですか?」etc.etc. そんな話題になるとは想像もしていなかった私のほうが驚きました。
 その日、私が付けていたリングはロシアの工房のもの。(その工房は、技術もデザイン性も高く、何よりもデザイナーでもあるその工房の代表者の方が、本当にお優しい素敵な方だったので、こんな状況になった今、私は万感の思いを込めて装います
 いろいろとお話をすると、大変興味を持って質問もしてくださり、楽しい楽しいと喜んでくださいました 「私は、ジュエリーを装うことはしないのですが、興味がない訳ではないのですよ ただ、触れる機会、知るチャンスがあまりになかったのです。宝石って、すごくパワフルなものですねえ 見ているだけで、なんか元気になります
 ジュエリーをされない方だとわかっていたので、いつもの私よりも、はるかにおとなしいジュエリーの選択ではあったものの、「左右の薬指にリング、ピアス、ネックレス、ブレスレット」と、やはりフル装備(笑)の私でしたので、きっとパワーを感じられたのでしょう

 本当は、カメオのお話や、コンクパールのお話も書きたかったのですが、またそれは別の「ひと休み」の機会に・・・

 

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「脳歯科」ってご存知ですか?

2022年11月10日 | ためになるお話し

 今年は10月に季節外れの低気温があり、この先はどうなるこやら・・・と心配をしましたが、なぜか11月に入ってからは気温も高く、この時期としては暖かい日が続きました でも、それもそろそろ終わる模様ですね。

 さて、今日はたぶん、まだ多くの方々のご存知ではない分野のお話をしたいと思います
じつは、私は春頃から「五十肩」に悩まされています。「四十肩(しじゅうがた)」と呼ぶのが一般的なのだと思うのですが、さすがに意図せずも「大きくサバを読んでいる」ようで・・・「五十肩」と呼んでいます。本当は、自分では「六十肩」と言いたいくらいです、ほんと
 そうです、その「肩の痛み」は、湿布をしても、整形外科でヒアルロン酸注射をしてもらっても、整骨院でマッサージをしてもらっても、すべて一時しのぎ
 そんな時、仲良しのお友達、歯科医のTさんから「騙さないけどね、騙されたと思って、うちに来てみてよ」と誘われました。私は月に一度、必ず歯のクリーニングのために歯科受診しているのですが、Tさんからは「それとは別に『脳歯科』で予約を入れて」と。私は、定期的に整形外科にもかかっているし、最初はTさんからのお誘いには半信半疑。
 でも、要するに「痛みが引き、腕が元通りに上げたり、後ろに回したりできるようになれば儲けもの」と思い、予約をいれました。

 そして、行ってきました
結論から言うと、「騙してもらって?!良かったすごーく楽になった」のですから

 私の説明では、「ママママジックのようなのです。ちょっと触ったり、削ったり、おっと!もちろん、痛くなんてないんですよ、とにかく、魔法のように・・・」と、唾を飛ばして話すものの、まともな説明にはならず、かえって「妙なものなんじゃないの」と思われてしまいそうなので、脳歯科のサイトから説明をちょこっと引用させていただくことにします
 『脳歯科の治療は、痛みや我慢のいらない優しい治療です。全身を整えることから始め、その後に歯の形にごくわずかな調整を加えたり、指やレーザーで口の中の粘膜やツボに短時間の刺激を与えたりすることで、患者の心身に負担なく、不調の改善を目指します。』

 だそうです

是非ぜひ、脳歯科のサイトを見てみてください
  眞美デンタル 

  脳歯科って何?

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簡単な節電のお話

2022年07月10日 | ためになるお話し

 今日は簡単にできる「節電」のお話をいたしましょう
世の中は、8日の悲しい出来事でわさわさ・・・としています。なんでこんなことになったのか?なぜ、日本でこんなことが起きてしまったのか?何度考えても、考えても合点がいきません
 私自身も心のザワザワがなかなか治まりませんが、とにかく日本人として、しっかりと歩いていくこと、生きていくことが故人への供養になると信じて、どんなことも一生懸命に考え、真剣に毎日を過ごしたいです。

 さて、その「簡単にできる節電」です。
みなさんは、お手洗いの便座の温度設定を「off」にしていますか?
 汗を流して帰宅し、すぐにリビングのエアコンのリモコンを握りピッとしているにも関わらず、まさかトイレの便座はあたたかいまま・・・なんてことはないですよね???

 トイレ先進国、日本です
今では、大都市のショッピングモールのお手洗でも、大抵がウォシュレットの機能がついています。ウォシュレット機能がなかったとしても、便座が冷たいまま、ということはほとんどありません
 でもね、それはどういうことかと言えば、日本中、どこもかしこも、便座を温めるために「電気を使っている」ということなのです。そういう理解はありましたか?
 便座は、だーれもトイレを使っていない時でも、エネルギーを使い、温められている・・・ということなのです。
 私の夫はCCSに関わる仕事をしています。(これに関しては、お時間のある時、この2つのトピックスもご覧になってみてくださいね 

こんなこと、ご存知ですか?

雑学「CCS」のご紹介

 以前、夫の同僚のオーストラリア人が出張で東京にやってきた時、しみじみと言っていたものです。「日本中のトイレの便座、温度を少し下げたり、必要のないところの便座をオフにしたら、すごーい節電になるよねえ
 私はこの言葉を聞き、唸ってしまいました・・・確かに

 みんなで節電をしましょう 地球人としての自覚を持って、必要のないところの電気を消したり、いない部屋のエアコンを消したり、誰も見ていないテレビを消したり・・・節電の「意識」さえ持てば、簡単に出来ること、です

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娘の子育てで気づくこと、いろいろ

2022年06月30日 | ためになるお話し

 孫が生まれてから、そろそろ2ヶ月になろうとしています
最初の1ケ月は、頻繁に娘の家に行き、孫の世話というよりは、食事の支度を中心に助っ人として手伝いました それ以降は、週に3回程度、でしょうか。
 産後2ケ月以内ではありますが、もともと、娘夫婦は引っ越しすることが決まっていました。その引っ越しも無事に先週末に引っ越しも終え、私としてもホッと一息です 助っ人は、この2ケ月、たくさんの活躍の場を与えてもらいました、はっはっは

 娘は正直、人並み以下の苦労で子育てをしています。本人も重々それを認識しています。そういう子育てをしている娘を客観的に見ている私には、「なぜそうなのか?」がいろいろと見えてきます。
 孫が手のかからない子である、というよりも、手のかからない子育て方法を徹底して実践している・・・信念を持って、自分の信じる子育て方法を貫こうとしていることで、結果的に「比較的、楽な子育てになっている」ということなのだと感じています
 娘が信奉する?!子育て方法については、また別の機会にお話をすることとして・・・
私は、この2ケ月間で、いろいろと見えてきたこと、気づいたこと、考えさせられたことが山ほどあり、本当に充実した濃い毎日を送っているなあ、と感じ、それをとてもありがたく思います

 今は、何でもインターネットで調べ、インターネットでつながり、インターネットで癒される時代です。同じ大事に取り組み、苦労をしている人達とインターネットでつながり、苦労を共感することによって、その苦労や疲労感を軽減させている・・・すばらしいですね
 でも、不思議なことに、誰かが苦労をしている、ということを知ると、「ああ、同じ苦労をしてる人がいるんだな、私だけじゃないんだ」という安堵を覚えながらも、時には「でも、私のほうがもっと大変よー」と感じ、不思議にそのことによって傷つくのではなく、不思議な高揚感を覚えることもある???

 今は、多くの夫達も当然のように育児参加をしています。昭和の頃のように、「母は育児、父は仕事」という時代ではありません。
 しかし、妊娠の期間、出産を経て、子育てに突入する・・・やはりこれは女性だけが経験することで、多くの女性達は夫達や、世の中の男性達に対して「私は大変な思いをしたんだぞー」とアピールしたい気持ちが強く、育児が始まっても、対夫、対男性だけではなく、常に「私こそが大変なことをやっているんだ」という「苦労している思い」を糧にして(他に適切な言葉が見つかりません)、次なるエネルギーに変換している・・・ような気がしています。
 これは、子どもがもっと成長していっても同じことが起こっているように思うのです。「うちの子の方が、もっと大変」と思う負の思いを、決して「負」だけに留めず、時には自虐的なエネルギーに換えていく???

 いやいや・・・大変失礼なことを言っているのかもしれません。ごめんなさい でも、昔の私も含めて、母親達には、そういうところがあるのではないか?という気がしたのでした。

 日本全体が亜熱帯になったような暑さです
この「まいったー・・・」という思いを、少しだけでも癒していただける機会をご紹介させてくださいね

  サマージュエリーフェアのご案内 

   日時 : 7月16日(土) 午後1時30分 ~ 午後6時
   会場 : JPタワー KITTE 丸の内 5階 カンファレンスルーム B1

 キラキラパワーをもらって、この暑い夏を乗り切りませんか? 開催の日時にご都合がつけば、是非ぜひ会場においでくださいね。ご来訪の時間が決まれば、どうぞメールでお知らせください。楽しみにしております


 

 

 

 

 

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乳児期のおもちゃについて

2022年06月10日 | ためになるお話し

 おもちゃについて、考えたことはおありでしょうか?
私の大学当時の夢は、「良い妻、良い母になること」でした どうしてわざわざ「」こんな絵文字を用いたのか、って?フフフ、今どき、そんな「良妻賢母」ということを「夢」として口に出すような女子大生はいないだろうな、と自虐的に思ったから、です まっ「」だって同じ事、ですね。「賢母」は今でも重要事項かもしれませんが、「良妻」などと口にすれば、嘲笑されてしまうかもしれません。
 おっと脱線。そんな話題で今日のトピックを綴るつもりではありません。
今日、敢えて書きたいのは「乳児期のおもちゃについて」なのです。

 さっき書いた通り、私は「良い母になること」が夢でしたので、妊娠中、ずっと「子どもが生まれたら、どんなおもちゃを与えようか?」「どんなおもちゃが、生まれたばかりの子どもにとって有効なのだろうか?」等々、真剣に考えていました。
 1980年代中ごろ、当然、その当時はインターネットなどありません。情報収集をするための場所は、もっぱら「大きな書店」でした。妊娠安定期に入ると、私は当時住んでいた千葉県流山市の近くにある、柏の書店に通いました。時には、千代田線に乗って都心に出て、より大きな本屋さんにいくこともありました
 もちろん、現在でもそうですが、本屋さんは知識と創造性の宝庫 育児書もたーくさんありました。不思議なことに、育児に関しえは「流行」もありますのでね。当時に注目を浴びていた子育ての本が、今は絶版になってしまっている、ということも不思議ではありません。

  さてさて。
40年近く前、妊娠中の私の目に留まったのが「おもちゃの本」でした
 『乳児期、幼児期の子ども達の「脳」に刺激を与え、後々、思考する時に好影響を与えるおもちゃ』
まさに、目からウロコでした。インターネットでの楽な通販などもない時代。デパートや専門店に電話をして、目指すおもちゃを扱っているどうかを確かめ、体調の良い日に買いに出かける・・・なかなか大変なことではありましたが、とっても楽しい時間でした
 流山の社宅はとっても狭くて、息子にとっては、少し大きめのベビーベッドの中が彼の世界でした。でもね、その小さな世界の中で、やっと寝返りが出来るようになった息子は、私が選んだいろいろなおもちゃで、よく遊んでくれました。握ったり、離したり、振ったり、触ったり、叩いたり・・・少し大きくなってお座りができるようになると、積んだり、入れたり、並べたり、転がしたり・・・
 見ている私のほうがワクワクしました ちっちゃな赤ちゃんではあっても、毎日、どんどん遊びが広がっていくのです。同じおもちゃを握っていても、違う握り方をしたり・・・
 並べてばかりいた行為が、ある日から積むようになったり・・・本当に脳が音を立てているような気さえしたものです

 そんな頃、私のお気に入りだったアメリカのおもちゃメーカー。私は孫に当時と同じものをと考え、探そうとしたところ、ほとんどのものは姿を消していました ブランド名は変わってはいないものの、どうも日本人家庭向けに、日本で生産されるようになったのでしょうね。今どきの人が好みそうな「英語で~~」のような、教材的なものばかりとなり、昔のような「脳の発達」を意識したものは激減。
 幸いにも、ヨーロッパからのおもちゃは、以前と変わらないものも多く残っていましたが、やっぱり、私としては残念でなりませんでした

 「前倒し」「先取り」の教育というものは、親の自己満足・・・と私には思えてなりません。いずれ適切な年齢になれば、必ず学ぶものなのであれば、わざわざ先取りしなくても、適切な時期に学べばよい 二人の我が子を育て上げ、孫を持つ年齢になった私は、確信を持ってそう言います。
 特に乳幼児期は、人より少し早い時期に何かをさせたり、普段の暮らしの中では使うことのない10個の外国語の単語を覚えるよりも、「手先を動かし、楽しむ時間」や「自分で工夫をする力」、「感じ、考える時間」が子どもの脳の成長に、とっても大事なことである、ということを知って欲しいなあ、と思うのです 幼児期だからこそ、大切な自己表現の手段である母国語、日本語の語彙を増やすよう、親が率先して正しい日本語を話し、教えてあげることも重要です。

 たかがおもちゃ、されどおもちゃ、です。
いずれ現代を生きる子ども達は、高度な技術を駆使した世界に誇る日本の新しい宝「ゲーム」をするようになっていきます。だからこそ、その年齢になるまでの時期、今の時代を生きるお父さん、お母さん達には、是非とも「良いおもちゃ」を選び、与え、我が事一緒に様々な工夫をしながら、遊ぶ幸せを感じられれば良いなあ・・・と、心底願っています

 

 

 

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国を覚えるカリキュラム

2022年03月10日 | ためになるお話し

 3月に入り、一気に春めいてきましたね 古人が三寒四温と言う通り、時々天気予報で「寒の戻り」と言われても、実際にはキーンとした寒さ、にはなりません。やっぱり、春は確実に近づいています。
 保税展開催のご案内を兼ねて、3回続けてジュエリーのお話をしました ご興味のある方には「ふむ、ふむ」と楽しんでいただけたと思います、いや、そう思いたいです 
 じつは、ウクライナ情勢の急な展開で、ジュエリー界にも激震が走りました。今後は、ジュエリーに関しても、様々な影響、それもかなり重大な局面を迎えることになります。そんなお話を「一般的な興味深い知識」として、今回の話題に!とも思ったのですが・・・さすがに4回続けてジュエリーの話題をするのはどうかな、と思い直しました。しつこいですが、一つの知識としては十分に有意義な話題だと思うので、是非また別の機会に

 オリンピックは無事に終わり、現在はパラリンピックの会期中です。夏のパラリンピック同様、冬のパラリンピックでも、様々な障害をものともせず、競技に打ち込み、懸命にがんばる姿には尊さを感じます
 卒業生のみなさんの中でも、オリンピック、パラリンピックの開催年次にマナーズに通ってくださった子ども達は、みな「30か国ほど、国の名前を覚えよう!」という課題に取り組んでくださったことと思います。年中児クラスでは、10個少ない20か国。
 今年の年長、年中さんにも、同じ課題を出しました。コロナ禍にあって、華々しい開催ではないために、少々盛り上がりには欠け、「外国?国の名前?」という感覚で、かなり残念なのですが・・・
 つい先日、クラスでこんなことがありました。
年長児クラスでは、「最低10個、20個は言えて欲しいなあ」という私の言葉に、子ども達は勇んで覚えてきた国の名前を言い始めました。よくあることなのですが、子ども達の中には、「アメリカ」や「フランス」「イタリア」というメジャーな国の名前を言うのではなく、敢えて「シエラレオネ」「ジブチ」「トルクメニスタン」というような、大人でも「む?どのあたりかな?」などと思ってしまうような国ばかりの名前を言う子がいます 悪いとか、変だとか言っているのではないのですよ。ただね、きっとそういう子は今後の成長過程でも、灯台下暗しのことがあったり、ナルシスト的な姿勢で苦労したりすることが起こるのではないかな?なーんてね。ちょっと苦笑しながら聞いています

 そして、クラスの後。
帰り際になって、その子の保護者の方から「うちの子は、前回と違う名前をあげていましたか?」とのおたずねがありました。むー・・・なるほどね・・・

 国の名前を覚える、というカリキュラムの目的は、確かに「知識として、国の名前を知ってもらう」ということでもあります。
 でもね、私はそれ以上に、そういう国々でも、私達と同じようにご飯を食べ、親子で語り、勉強をしたり、遊んだり・・・口論したり、助け合ったり、喜びあったり・・・同じように暮らしている人達がいるのだ、ということを実感して欲しい
 また、ある国では、今この瞬間に食べるものがなかったり、医療の助けが不足したりして、亡くなっていく人もいる、ということ。私達日本人は、「足りて」いて、本当に幸せに暮らせているのだ、ということを知って欲しい
 もちろん、そういう意図があって国の名前を覚えてもらう、とも保護者の方々にはお話をしました。けれど、やっぱり、どうしても「10個覚えよう、20個言えるようになって欲しい」などと言ってしまうと、競争心を煽ることとなり、本末転倒になってしまうかな・・・
 何事も、「知識偏重」なってしまうのは、私は残念でなりません。幼児期からの知育大流行りの現代は、子ども達の多くが小さい頃から「〇が多いのがステキ、✖はダメ。〇をとりたい、もらいたい」というだけの感覚が育ってしまいがちです。
 「知ること、学ぶことの素晴らしさ」を実感させず、学んでいく過程を大切にしない傾向にあります。私はそれが残念でなりません

 みなさんは、どうお考えになりますか???

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雑談です

2021年10月20日 | ためになるお話し

 今年の受験が始まりました
初日は、天気予報よりも雨の降りだす時間が早まり、ちょうど子ども達が家を出るころにはすでに雨でした 確かに「恵みの雨」なのですよ、本当に。でも、今週から急に気温が下がってきたので、とっても冷たい雨となり、きっと考査に向かう親子にとっては、とっても辛い時間となったと思います。
 私はリビングから外を眺め、時々窓を開けて腕を伸ばし、冷たい雨を感じながら、とにかく今年の年長さん達が、どんな条件の中でも「気持ちよく考査に向かえますように」と祈りました・・・

 さてさて。
ずっと考査の話をしていると私自身が苦しくなるので、雑談をさせてくださいね
 今日の雑談は「ためになるお話」ですよ~。何の話かって?それは「お手洗いのお話」です そう、みなさんが毎日、何度も使うお手洗い。数年前、「お手洗いには、それはそれはきれいな女神様がいるんやで」という歌が流行ったことがありましたね とっても素敵な歌でしたね。当時、私はその歌詞も大好きでしたが、あの中の「愛情に溢れるおばあちゃん」に深い深い愛を感じ、いつもポロポロと泣けたものです・・・
 そのお手洗い。今日は、「便器の蓋」について、ちょっとお話をしましょう。尾籠な話題で恐縮ですが、とっても大事なことなので
 みなさんは、まさか「便器の蓋」を開けっ放しになってしていませんよね?毎回、必ず蓋を閉めていますよね?
 今は、ほぼすべてのお家の便器は「ウォシュレット」で「暖かく出来る便座」のことと思います。じつは、日本のお手洗い、便器は、世界で一番「進化」しているのです でもね、進化をしたからこそ、とってもたくさん「電気を使っている」のですよ。
 電子レンジ、ホットプレート、ドライヤーなどなど、「熱の出るもの」はたくさんの電気を使っていることはご存知ですよね。なので、同じ理由で「便座を温める」にも電気を使っている、ということなのですよね。そして、いつ便座に座っても「ほー、あったか~い」と思えるように、ずっとスイッチはONの状態。
 蓋をしないで、開けっ放しにしているということは、だーれも座っていない便座なのに、ずっと暖かさを逃がしたままにしている、ということ ずっと電気を使っている、ということ、なのですよー もちろん、蓋をしても、便座は温められてはいますが、蓋をしているのとしていないのとでは、使う電力に大きな「差」が出てきます。

 私の夫は、脱炭素の仕事に携わっていますからね。コロナ禍になる前、夫の同僚のオーストラリア人と一緒にお食事をした時のこと。彼がレストランのお手洗いから帰ってきたとたん、「日本人が真剣に便座の蓋を毎回きちんと閉めたら、ものすごく電気の節約になり、結果的に脱炭素に大きく貢献することになるのに・・・」と憂い、お食事中、ずっとその話題になりました
 どうぞ、みなさんも覚えていてくださいね。そして、どうぞ、お家の「便座の蓋」を子ども達にも必ず「閉めるように」教育してください

  今年の受験が始まりました

初日は、天気予報よりも雨の降りだす時間が早まり、ちょうど子ども達が家を出るころにはすでに雨でした 確かに「恵みの雨」なのですよ、本当に。でも、今週から急に気温が下がってきたので、とっても冷たい雨となり、きっと考査に向かう親子にとっては、とっても辛い時間となったと思います

 私はリビングから外を眺め、時々窓を開けて腕を伸ばし、冷たい雨を感じながら、とにかく今年の年長さん達が、どんな条件の中でも「気持ちよく考査に向かえますように」と祈りました・・

 

 さてさ

ずっと考査の話をしていると私自身が苦しくなるので、雑談をさせてくださいね

 今日の雑談は「ためになるお話」ですよ~。何の話かって?それは「お手洗いのお話」です そう、みなさんが毎日、何度も使うお手洗い。数年前、「お手洗いには、それはそれはきれいな女神様がいるんやで」という歌が流行ったことがありましたね とっても素敵な歌でしたね。当時、私はその歌詞も大好きでしたが、あの中の「愛情に溢れるおばあちゃん」に深い深い愛を感じ、いつもポロポロと泣けたものです・・

 そのお手洗い。今日は、「便器の蓋」について、ちょっとお話をしましょう。尾籠な話題で恐縮ですが、とっても大事なことなので

 みなさんは、まさか「便器の蓋」を開けっ放しになってしていませんよね?毎回、必ず蓋を閉めていますよね

 今は、ほぼすべてのお家の便器は「ウォシュレット」で「暖かく出来る便座」のことと思います。じつは、日本のお手洗い、便器は、世界で一番「進化」しているのです でもね、進化をしたからこそ、とってもたくさん「電気を使っている」のですよ

 電子レンジ、ホットプレート、ドライヤーなどなど、「熱の出るもの」はたくさんの電気を使っていることはご存知ですよね。なので、同じ理由で「便座を温める」にも電気を使っている、ということなのですよね。そして、いつ便座に座っても「ほー、あったか~い」と思えるように、ずっとスイッチはONの状態

 蓋をしないで、開けっ放しにしているということは、だーれも座っていない便座なのに、ずっと暖かさを逃がしたままにしている、ということ ずっと電気を使っている、ということ、なのですよー もちろん、蓋をしても、便座は温められてはいますが、蓋をしているのとしていないのとでは、使う電力に大きな「差」が出てきます

 

 私の夫は、脱炭素の仕事に携わっていますからね。コロナ禍になる前、夫の同僚のオーストラリア人と一緒にお食事をした時のこと。彼がレストランのお手洗いから帰ってきたとたん、「日本人が真剣に便座の蓋を毎回きちんと閉めたら、ものすごく電気の節約になり、結果的に脱炭素に大きく貢献することになるのに・・・」と憂い、お食事中、ずっとその話題になりまし

 どうぞ、みなさんも覚えていてくださいね。そして、どうぞ、お家の「便座の蓋」を子ども達にも必ず「閉めるように」教育してください

  かなり暮らしに役に立つ、環境問題に貢献する雑談でした~

 

 

 

 

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見えないところを見る

2021年10月01日 | ためになるお話し

 7月の中旬から、私は意識的に「歩く」ようになりました
基本的には「朝のウォーキング」なのですが、午前中にいろいろと予定が入ると、思うようにウォーキングの出来ない日も増えてきます。真夏の間は、「暑い中でがんばっている私」に酔うことでウォーキングの継続を鼓舞していたふしがありふふふ。朝のウォーキングの時間が潰れると落ち込んだのですが、2ケ月間続き、「歩くこと」が習慣になった今は、朝のウォーキングとしての時間が取れなくても、代替え案を考えれば良いし、毎日歩けなくても「続けることのほうが大切」と思えるようになりました。
 歩いていると、いろいろなものが見えてきますたくさんの気づきもあり、本当に豊かな時間です
 歩き始めたのが、ちょうどオリンピックが始まる数日前だったので、パラリンピックが終了するまで、たくさんのことを感じました。でもね、一番私が国立競技場のまわりを歩いていて、たくさんのことに気づき、感じ、考えたのは、パラリンピックが終わって数日が過ぎた頃のこと。
 私達の気分は、すっかり「無事に終わって良かった」「やっぱり、開催できて良かった」という充実感?に浸っている時期・・・国立競技場のまわりは、まだまだ「片付けの途中」だったのです。
 交通規制のための膨大な量のカラーコーンを片付ける人達。進入禁止にするために、張り巡らした長い長いワイヤー製の壁?の撤去をする人達。一時的な措置として路面に書いた期間中の交通標識を消し、あらためて書き直す人達、等々・・・これは競技場の外の様子でしたが、毎朝、たーくさんの人が競技場の中に入っていく様子も見えたので、きっと、中でも様々な作業がなされていたのでしょう。
 日本語には「表舞台に立つ」とか「裏方さん」とか、表、裏、という表現で主役側とそうでない側とを表現する言葉がたくさんあります。もちろん、63年間も生きているのですから、自分の人生の中でも多くのことを体験したり、見聞きしたりしているうちに、当然、そういうことは理解してはいたつもりです。
 しかし、今回の「TOKYO 2020」という大事業にあたり、毎朝、その会場の周りを歩くことで「少し触れている」と感じられていたからこそ、「見えていない部分」の大きさを実感できたように思います
 事の大小に関わらず、すべてのものには「見えない部分」があり、じつは「見えない部分」のほうが見えている部分よりも遥かに大きい あらためて、その「見えない部分」に目を向け、心を向けられる人でありたい、と感じている今日この頃です

 

 秋の保税展 会期と会場のご案内 

10月15日(金)、17日(日)、21日(木)、22日(金)、24日(日)、29日(金)、31日(日)
 上記の7日間   午前10時30分 ~ 午後6時 まで

10月16日(土)、30日(土)
 上記の2日間   午後1時30分 ~ 午後6時 まで

内原東京保税蔵置場(ガレリアCHIHARA B2ホール)
  東京都港区六本木7-2-7

 会場では、十分な感染防止対策を徹底し、お客様をお迎えする態勢です。どうぞ安心してお出かけください。尚、保税展への入場には、東京税関への事前登録が必要です。ご来場の日程がお決まりになりましたら、日時とご来場者全員のお名前をお知らせください
 気楽に海外に出かけるなどという日常が戻ってくるのは、まだまだ先になることでしょう。今回も、イタリアからを中心に、ロシアからもたくさんのジュエリーがやってまいります 宝石には、数多のパワーが宿っています。会場に並ぶジュエリー達から発する摩訶不思議なエネルギーは、間違いなく私達に大きな力を与えてくれます。目のごちそうであることは言うまでもありません。こんな時期だからこそ、会場でお目にかかれることを、心より楽しみにしております

 いつものように、保税展のおさらいをしたい、という方はこちらをチェックしてくださいね。(しっかり知りたい「保税展」

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あいさつをする意味とは?

2021年08月11日 | ためになるお話し

 ごめんなさい、一日アップが遅れました
オリンピック、終わりましたね。寂しいです・・・毎朝、テレビの番組表をチェックして、録画する競技を決めていたのに、急にリビングが静かになりました

 私は、オリンピックが始まる3日前から、ほぼ毎朝、国立競技場を見にいっています。見に行っている、というよりも、ちょうどその時期からウォーキングを始めたのです そして、同じ歩くのであれば、競技場あたりを見に行ってみよう、と思いまして
 競技場の周辺は、あちこちが交通規制されていて、その場所には必ずガードマンさんや警察官がたくさん立っていらっしゃいます。早朝から強い陽ざしの日でも、ポツポツ雨が降ったり止んだりしている日でも、いつも大勢の方がいろいろな業務に携わっておられました。
 私はお仕事の邪魔にならない程度に、横を通り過ぎる時には「おはようございますっ」とごあいさつをします。必ず、みなさん、「おはようございます」と返してくださいます。その中でも一番驚き、とっても嬉しかったのが、絵画館前の通りの警備に当たられていた「栃木県警」のおまわりさん達でした。あのあたりは、開会前から栃木県警だけではなく、群馬県警、愛知県警、熊本県警のパトカーが停まり、たくさんのおまわりさん達がいらしたのでした。でもね、そんな中でも、栃木県警のおまわりさん達は、私が「おはようございますっ」と声をかける前に、向こうの方から「おはようございますっ」と大きな声でごあいさつをしてくださるのです。それも、満面の笑顔で 栃木県警の方は、一人残らず、です。
 私は毎朝、本当にそれがうれしくて、時には「おはようございます」だけではなく、「朝早くからご苦労様です」とお声をかけることもありました。すると、「いやいや。お気をつけて」と返してくださる・・・ 何とも清々しい、一日のスタートになりました

 もう20年近く昔のことですが・・・とっても「ごあいさつ」にこだわりを持ったママがおいでになりました。確かにお嬢ちゃまはおとなしく、どんな時にもあまり大きな声を出さず、とても恥ずかしがり屋さんでした。その一方、ママはとっても陽気で声も大きくてね。きっと、ママはご自分の性分から、我が子が「小声であること」「恥ずかしがり屋であること」をとても気になさり、いの一番に「改善」したい、と思われていたのでした そう、ママにとっては、お嬢ちゃまのそういうところが弱点であり、欠点である、と思われていたのでしょう。
 そのお嬢ちゃま、ハナちゃんとしておきましょう。ハナちゃんは、毎回、玄関を開けるところからママとの攻防が始まりました。ハナちゃんの「おはようございます」の声が小さいので、もう一度やり直しなさい、とママはおっしゃいます。
 ハナちゃんはね、必死の思いで恥ずかしさを乗り越えて、「おはようございます」を言ってくれているのです もちろん、もともと陽気でお茶目でひょうきんな子ども達には、私は重ねて次のことを求めていましたよ。でも、ハナちゃんは、ママの監視(ゴメンナサイ)の下、チェックシートを100枚持ったような目つきでハナちゃんを見つめるママの視線を感じながら、一生懸命に「おはようございます」が言えている 私は大いにほめてあげていたのです。
 でも ママには納得はいかない 「声が小さい」「先生のお顔を見ていない」「顔が怖い」等々・・・確かに、ママの言う通りです。でも、ママの要求は、市民大会でアップアップの市民アスリートに、オリンピックで活躍しろと言っているようなものでした・・・

 そのママの慣用句「ごあいさつは、基本です」。きっと、「そうそう」と頷くママ達もたくさんおいでになるでしょう。うんうん、私も意味はわかります。
 しかし・・・何の基本、なんでしょう?人とのコミュニケーションの基本?社会道徳の基本?そうかもしれません。でもね、本当の「基本」は、あいさつの言葉「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」と発することではなく、『人と関わるあたたかい心』なのではないでしょうか?
 その心が言葉として現れ、それが自然と「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」になっていく
 ハナちゃんは恥ずかしがり屋さんでしたが、決して人との交わりを避けたり、人嫌いだったりしたわけではありませんでした。嫌な告げ口をしたり、意地悪を言ったりすることなどなく、人と穏やかに関われる優しいお嬢さんでした。
 ただ、お母さんとはちょっとタイプが違っただけ。私は毎回繰り返される「あいさつは基本」とすることからの、ママとハナちゃんの儀式のような攻防を眺め、ひたすらハナちゃんが「大きな声で、笑顔で、相手の顔を見ながらごあいさつができない」と責められることによって、ハナちゃんが人と関わることが億劫になったり、辛くなったりしないで欲しい、と願いました・・・   
 私はあの頃、まだまだ若かったのでね、今のようにズケズケと、言いたい放題で苦言を呈することもあまりしなかったのですよ

 栃木県警のおまわりさん達は、きっとすでに地元でのお仕事に復帰されているのでしょうね 町の人達に、笑顔で「おはようございますっ」とあいさつをなさっている・・・ 私は急に、日光や鬼怒川に行ってみたくなっています、ふふふ。

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