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♪andante...im tempo...rondo...adagio♫

Starsky & Hutch

2010-11-03 | DVD Movie
アメリカTVドラマの話題です~

ここ数年のアメリカ映画界においては1970年代~1980年代に放送されたアメリカTVドラマのリメイクが
数本制作されていますが、今度は1976年~1981年に放送された『チャーリーズ・エンジェル』がリメイク
されるそうです。先年映画版で2作リメイクされたばかりですが、今回はTVシリーズでのリメイクです。
オリジナル版のTVシリーズに親しんだ私世代は嬉しいニュースではないでしょうか。
これを機にDVD未発売のシーズン4~5も発売してもらいたいものですね。

さて今回の本題ですが1975年~1979年に放送された『刑事スタスキー & ハッチ』についてです。
今さら説明するまでもないくらい、その後の刑事ドラマ(2人組コンビによる)の原点となったドラマです。
特に1980年代に世界中で大ヒットした『マイアミ・バイス』には多大な影響を与えたのではないでしょうか。

先週からあらためて『刑事スタスキー & ハッチ』を観ているのですが、前述しました『マイアミ・バイス』との
関連性を示す事実として『マイアミ・バイス』の製作総指揮マイケル・マンが『刑事スタスキー & ハッチ』の
脚本を数話手掛けていたり、『刑事スタスキー & ハッチ』のスタスキー刑事役ポール・マイケル・グレイザーが
『マイアミ・バイス』の2エピソードを監督、そしてハッチ刑事役のデヴィッド・ソウルも『マイアミ・バイス』の
1エピソードの監督(私のブログに投稿頂いたバーネット様から教えて頂きました)を勤めていたりといった具合です。

それにしても1970年代のアメリカTVドラマ(1960年代もですが)は現在多用されているCGがまったく使われて
いない事もあり、画面に映し出される映像が目に優しいですね~
それとストーリー展開も刑事ドラマとしては珍しく派手なアクションや銃撃戦などがメインではなく、人と人との
交流をていねいに描き、流れが現在のようなハイピッチではないので理解し易く脳にも優しいです~

それで今回声を大にして一番言いたいのは、これだけの素晴らしい作品なのに何故日本においてはシーズン1のみの
発売なのでしょうか!?

 
      刑事スタスキー & ハッチ 1stシーズン完全版 DVD-BOX


本国アメリカにおいては既に全シーズン1~4まで発売済みです(*添付写真はシーズン2~4)

  

以前、販売元のソニー・ピクチャーズエンタテインメントにシーズン2~4の問い合わせをしたところ
日本版の発売予定はございませんと回答され、とてもガッカリしました~

このままだと日本語字幕なしのアメリカ版(リージョン1)を観るしかほかに選択肢がありません。
でもこの頃のアメリカTVドラマのもうひとつの見所は日本語吹替えなのです!
この吹替え版をもういちど観たい聴きたいからこそ日本版の発売を切望するわけです!
しかし、かれこれこう思ってから既に5年以上が経過してしまっています...
もうこの思いはこのまま水泡に帰してしまうのでしょうか...



2004年公開の映画『スタスキー & ハッチ』撮影時での新旧スタスキー & ハッチの4ショット
 オリジナル版・スタスキー役:ポール・マイケル・グレイザー(右から2番目)
 オリジナル版・ハッチ役:デヴィッド・ソウル(左から2番目)
 映画版・スタスキー役:ベン・スティラー(左)
 映画版・ハッチ役:オーウェン・ウィルソン(右)

オリジナル版・刑事スタスキー & ハッチのオープニングシーン
 このオープニングシーンを観てもわかる通りドラマのもうひとりの主役はこの赤い車体に派手な白いラインの
 塗装を施した1970年代のアメ車(フォード・グラントリノの改造車=愛称:赤い稲妻)です。
 最初からスポーツカーとして出荷されているポルシェやフェラーリと違って、この改造フォード・グラントリノは
 さながら大きな鉄の塊が爆音をあげて走っている感じです。でもこれがまた堪らないのです~

最後になりましたが忘れてはならないのがドラマをさらに盛り上げるテーマ音楽は御大ラロ・シフリン先生です。
(代表作:ミッション・インポッシブル〈邦題:スパイ大作戦〉、ブリット、ダーティー・ハリー、燃えよドラゴン)  


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2 コメント

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Unknown (バーネット)
2010-11-03 14:14:10
日本における海外ドラマの魅力は、芸達者な声優による絶妙な吹替えによるとこ
ろが大きいですよね。
下條アトム&高岡健二の軽妙なやり取りは後のバディもの
隆大介&尾藤イサオ(マイアミ・バイス)、野沢那智&青野武(ナッシュ・ブリッ
ジス)等々の吹替え(吹替え原稿)にも大きく影響したと思います。

先日の野沢那智さんの訃報は本当に残念でなりません。


スタスキー&ハッチとマイアミ・バイスの関係ですが、ハッチことデビッド・ソ
ウルがブルース・ウィルスがゲスト出演したNo Exit 邦題:見つからない出口の
監督を務めていた事は意外と知られていないようです。
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スタハチ (cloud9)
2010-11-03 15:20:21
バーネット様、コメントありがとうございます!
しかも私が知らない事実(デビッド・ソウルがマイアミ・バイスの1エピソードの監督を務めていた)までお教えいただきまして誠に恐縮です。

早速、マイアミ・バイス全エピソードをチェックしましたところ、シーズン1:第7話が御指摘通りでした。
いやぁ~今までまったく気付きませんでした。
ポール・マイケル・グレイザーが監督を勤めたのがシーズン1:第5話ですから、すぐ後のエピソードだったのですね。
今さらながらに驚きました。

それにしてもスタスキー&ハッチの吹替えは絶妙です。
やっぱりこの頃だったからこそ生まれたものなのでしょうか~

それから私も野沢那智さんの訃報は本当に残念でした。
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