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Once Upon a Time in the West

2011-02-18 | DVD Movie
近年ではあまり制作されなくなった西部劇映画ですが、1950年代~1960年代にはそれこそ実にたくさんの
西部劇が制作されたものです。
その中には映画史に残る数多くの名作もありますが、私が今まで観た西部劇で一番感動した作品を
一作だけ挙げるとすれば1968年にイタリア・アメリカの合作で制作された
『ウエスタン』(原題:C'era una volta il West、英題:Once Upon a Time in the West)です。

出演:チャールズ・ブロンソン、ヘンリー・フォンダ、ジェイソン・ロバーズ、クラウディア・カルディナーレ、
そして監督:セルジオ・レオーネ、音楽:エンニオ・モリコーネ
この2人の名前(レオーネ&モリコーネ)を聞いただけで、たとえ映画を観ていなくてもきっと名作だと頷いて
しまうのではないでしょうか...

*監督:セルジオ・レオーネ、音楽:エンニオ・モリコーネの黄金コンビによる名作群

『荒野の用心棒』(原題:Per un pugno di dollari、英題:A Fistful of Dollars)1964年度作品
 主演:クリント・イーストウッド

『夕陽のガンマン』(原題:Per qualche dollaro in più 英題:For a Few Dollars More)1965年度作品
 主演:クリント・イーストウッド

『続・夕陽のガンマン』(原題:Il Buono, il Brutto, il Cattivo、英題:The Good, the Bad and the Ugly)1966年度作品
 主演:クリント・イーストウッド

『夕陽のギャングたち』(原題:Giù la testa、英題:Duck, You Sucker)1971年度作品
 主演:ロッド・スタイガー、ジェームズ・コバーン

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(原題:Once Upon a Time in America)1984年度作品
 出演:ロバート・デ・ニーロ、ジェームズ・ウッズ


私が映画『ウエスタン』を一番に挙げた理由は3つあります。
1. 西部劇ならではのスリルとアクション
2. 全編に漂う深く切ない叙情性の中にも時折垣間見られる美しい情景との調和
3. 音楽の素晴らしさ

他の作品でも1と3が備わっているものは数多くありますが、3つ備わっているとなると以外と少ないものです。

映画『ウエスタン』の見どころ
・無口な役柄でありながらも強い意思を持ち続ける主人公を見事に演じるブロンソン
・当時すでに大御所であったヘンリー・フォンダが悪役の頭領
・随所でユーモラスな印象を残すジェイソン・ロバーズの見事な役どころ
・紅一点クラウディア・カルディナーレとガンマン達が織りなす人間模様
・ラストでのチャールズ・ブロンソン vs ヘンリー・フォンダの映画史に残る決闘シーン
 (この時、バックで流れる音楽は西部劇史上最高の演出を醸し出しています!)

これまでにもエンニオ・モリコーネ氏は数多くの名曲を残していますが、中でもこの映画『ウエスタン』での
音楽は最高傑作のひとつではないでしょうか。

ここ最近、過去の名作がブルーレイ化されていますが、この『ウエスタン』もぜひ発売してもらいたいものです。

  
DVD版(写真右側:左からチャールズ・ブロンソン、クラウディア・カルディナーレ、ジェイソン・ロバーズ、ヘンリー・フォンダ)

 
サウンドトラックCD

 
サウンドトラックCD(写真右側:吊るし首になっている人を巡るストーリーがこの映画のテーマとなっています)

 
サウンドトラックCD(各国盤)


サウンドトラックCD(日本盤)




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2 コメント

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the western (eddie)
2011-02-21 20:57:06
「夕陽のガンマン」カッコイイですね!!
個人的には「ブロンコ・ビリー」やドン・シーゲル&セルジオ・レオーネに捧げた「許されざる者」も好きです。
返信する
ブロンコ・ビリー (Cloud9)
2011-02-23 00:20:36
Eddieさま、コメントありがとうございます!

「夕陽のガンマン」確かに格好いいですね!
 イーストウッドのはまり役でした。
「ブロンコ・ビリー」でのコミカルさもよかったです。

私個人としてはイーストウッドといえば...
やはり「ダーティハリー」ですかね~
返信する

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