I was born to meet JOY

勝手気侭な随想録

 おかしな出来事・食べること・人のこと・時々ART

SPAIN BAR & RESTAURANT VINULS

2008-12-11 11:51:54 | RESTAURANT



上野の美術館に行くと、立ち寄りたくなる店。

やっぱり立ち寄りたくなって、
ステーキランチを食べた^^


ここは、オザミグループの系列で、

銀座にもお店があるが、

上品なオザミの中で

唯一、スタッフ教育の行き届いていない

かなりラフな店だ。(お客さんもラフ)



スタッフの中でも極めつけは、

90ホーンくらいの声で受け答えをする

大きな女性ウェイトレス。


一生懸命、働いてることはよ~く伝わってくる。
でも、全く教育されていないし、
誰も注意しない。


少し前に話題になった、

店員の代表的な間違い用語

「こちらの方、宜しかったでしょうか」

これをとにかく連発する。


その合間に、また90ホーンくらいのかけ声を
かけるので、

おちおち、食事を楽しめない。

帰りに、そっと、店長にお願いして帰ろうと思い
お会計にのぞんだ。

その前に、美味しかったビーフステーキは
アメリカ産か、オージーか、確認したかったので、
店長らしき人に、

「ビーフは、どこ産ですか?」

と訪ねたら、


「えっと~、た、たしか、雄です、

   あ、違った 雌だ」


と答えたので、

静かにその店を後にすることにした。

前菜の葉っぱ(うさぎか)


スペイン風の造り オープンな感じが好き

レオナール・フジタ展

2008-12-10 17:50:40 | ART
今日は絶好の美術館日和ということで

待望のフジタ、行って参りました。


感想は。。。



「ピカソもすごいが、フジタもすごい!」


1913年にパリに渡ったフジタは、
ピカソのアトリエで
大きな衝撃を受けたそうだ。

日本のアカデミックな教育が
何の役にも立たないことに驚愕し、

全てを捨てて
新しく創造の源泉を探索する覚悟を決め、

3年間、ルーブル美術館に通い詰め、

ルネサンス巨匠の作品を
ただひたすらに模写し続けた

西洋絵画の様式を吸収すると、

西洋+東洋+日本画を思わせる流れるような線
と共に、フジタのスタイルが確立した。

才能+血のにじむような努力=大成功!

フジタの場合には、これに”タレント性”が加わる。

フジタは、才能と努力とともに、

自分をどう見せるか
自分にどのような特色をつけるか
自分をどう売り込むか

というプロデューサーとしてのセンス
も持ち合わせていたと思う。

今回、初公開のフジタの自画像は、
どこにでもいそうな
かなりさえない顔をしている。
でも、この顔が、結構、ほんとの
フジタのような気がする。

この自画像の裏には、
出生地やお父さんの名前などの
メモ書きが残されており、

渡仏から10年経って
日本への未練やこれからの不安がつのる
ピークのときだったんじゃないかと思う。

でも彼は、天性のセンスとプロデュース力で
自分や自分をとりまく環境を独特の世界観で
創りだし、圧倒的にパリ中を魅了していったのだ。


そして、私が今回、

ふえ~っ ふえ~っ はあ~
ふえ~っ

目が離せなくなってしまった作品は、
絵画ではない。

フジタの「アトリエの模型」と「教会の模型」だ。
これらはもはや模型の域を超え、
ピカソや、ジョセフ・コーネルのコラージュ作品を
遥かにしのぐ感動を覚えた。うう~っ



そう思った人はどうも私だけではないらしく、
あまりにも精密で、真心込めて作られた模型に
見入るあまり、次々とガラスケースに
おでこをゴンゴンぶつけている人が
あとを断たなかった。笑


それと、白い布の手作りの「ついたて!!」
フジタの自宅で、寝室とリビングのディバイダー
として使用されていたもの。
私の物欲のストライクゾーンに衝撃的に
飛び込んできた。
創作意欲まで刺激されてしまい、
興奮しながら、ついたてをスケッチしてしまったほどだ。

ああ、まだまだ、書き留めておきたいことが
沢山ある。

でも今日はここまでにしといてやろう。

2年前に、近美で行われた展覧会では、
乳白色の美しさに感動し、
戦争画の悲しさに落胆したが、

今回の展覧会では、

同じ日本人として、フジタの心に触れることができた
ような気がして、


ますますフジタが好きになった。







零戦

2008-12-10 09:13:26 | SPIRITUAL

零式艦上戦闘機(れいしきかんじょうせんとうき)

大日本帝国海軍の主力艦上戦闘機。

「零戦(ぜろせん、れいせん、ゼロ戦)」
  の略称で知られている。

靖国神社は、遊就館に展示されている
この零戦を見ると涙が出そうになる。

戦争で実際に使用され、破片をかき集めて修復した
この零戦からは、

「もう二度と戦争を起こさないでくれ」

という必死な思いが伝わってくるようだ。


私は、天気の良い日や、元気のない時、
良く靖国神社に行く。

参拝者を迎える堂々とした大鳥居



直径1.5メートルの菊花の紋章が取り付けられている神門



神霊を慰めるための能楽堂



そして、この零戦



見るに、行くに値する真物たちだ。


世論は関係ない。
靖国神社に参拝することは
個人的なことだ。

と言い切った小泉元首相の言い分もわかる。

国の為に戦った先人たちに感謝し、
その霊を労る。

ごく自然な感情ではないか。






緑の豆

2008-12-10 08:23:04 | FOOD


ここ数年、朝、必ずコーヒーを飲むようになった。

胃腸の弱い私にとっては、

コーヒーって

「あんまり沢山飲んではいけない嗜好品」

「食後に飲むもの」

「空腹に飲むと、胃がんになりやすい」

などと、マイナスイメージがあった。
でも、好きは好きだった。

ところが、2003年に神楽坂にOPENした
「コーヒー豆の焙煎所 緑の豆」のおかげで

コーヒーの概念が一気に変わった!

注文してからコーヒー豆を焙煎してくれる
この店のコーヒーは、「香り」「新鮮さ」
「軽さ」「透明感」が素晴らしい。

それから、店の大きさ、センス、接客も
素晴らしく、神楽坂で好きな店のひとつとして
太鼓判を押せる店だ。

店頭でコーヒーも飲めて、最近では
アート作品の展示と販売もはじめていて
焙煎を待っている間にアートも
楽しめる。

脱サラをしてこの店をオープンさせたオーナーは
肩の力の抜けた穏やかな人だ。
よほどのコーヒー好きなのかと思いきや、
そうでもないらしい。
逆にかっこいいな。

最近では、ネット販売も始めたようなので、
是非一度お試しを。


■緑の豆 e-焙煎所
http://shop.midorinomame.mobi/

やかん

2008-12-09 20:05:44 | FAMILY


幼い頃、社宅に住んでいた。

その頃は温水器なんてなくって、

つめたーい水で、朝、顔を洗うことが

つらかった。


な~んて思い出はない。


父が、やかんにお湯を沸かし、

洗面所に水とお湯をちょうどいい温度に貯めてくれて、

家族順番に、顔を洗ったのだ。


だから、こんなやかん、大好きなんだ。


やかんを見ると、


セットで思い出す脱水ローラー色式洗濯機


石原裕次郎の映画とかで見たことある!


と後輩が教えてくれた。


電気メーカーの博物館にも


展示されてるらしい。


シーツなど、大物を洗った日には、


家族順番にローラーを回した。


その頃、今のドラム式なんて見たら、


タイムカプセルとしか思えないだろ~な



■昔の洗濯機 

BAR 歯車

2008-12-08 23:13:47 | BAR



この道40年のBAR神喜屋のマスターが、
神楽坂で一番いいBARを教えてくれた。

「歯車」

店舗デザインは、最近あちこちのBARを手がけている
映像会社のヌーヴェルバーグ

マスターの言う通り、

「歯車」は、非の打ち所のない完璧な隠れ家空間だった。

カウンターの中にいる20代後半と思われるマスター?に
「食後の一杯においしいカクテルを」と頼んだ。

ストロベリーとオレンジ、ラムをベースにしたカクテルを
作ってくれた。

普通においしかった。

店を出てから思ったことは、
「なにか物足りない」

マスターも、マスターがつくるカクテルも、
非の打ち所のない隠れ家空間も、
熟してないのだ。

私は、ベテランバーテンダーが
店に溶け込んだ「神喜屋」に
一票を投じたい。


■ヌーヴェルバーグHP
http://www.nv-art.co.jp/

■神喜屋

飯田橋ラーメン激戦区:大勝軒

2008-12-08 16:21:29 | RESTAURANT
今日は寒いので、

「そうだ、ラーメン!」

と思い、

だばしラーメン激戦区へ、

餃子とタンメンがおいしい「おけい」
評判まずまずの「青葉」
いつも行列ができてる「大勝軒」

この三つのラーメン屋さんが並んで立っている。


2時ちょっと前に到着


今日はいつも行列で入れない「大勝軒」に入ってみた。

カウンターは、結構いっぱい。
10人くらいいるお客さんの中で、女子はわたひのみ。
空いていたはずの両側の席も、でかいおっさんに囲まれる。
ひ~っ

販売機で買ったチケット「中華そば650円」を渡してから
5分ほどで出てきた。

さすがに、デジカメで写真を撮れるような雰囲気ではなく、
遠慮した。

第一印象は、

「あんましおいしそうじゃないな・・・」

スープは、にぼし臭かった。

麺は太くて、ぽよぽよ、普通の店の大盛りくらい入ってる。

のりは、歯につけて、お歯黒ごっこをするくらいの大きさだった。

シナチクは、スーパーで買ったかんじ。

チャーシューは、固くてばさばさしていた。

まずくはないけど、おいしくはない。

第一印象通りだった。

この店の行列は、「質より量」を求める人々だったのだ。

三分の一ほど残してしまった。

お百姓さん、ごめんなさい。


またしても人様のブログからお写真を拝借
(この海苔なら、郷ひろみのまゆげができる)

和洋折衷

2008-12-08 00:12:05 | WALK



神楽坂を歩いていたら、

え!

と思う光景に出くわした。

修道院と神社が隣り合わせに建っていた。

左は修道院なのだ。



狭い日本、神様も激戦区!

「どう?最近、そっちは~」

「もうすぐクリスマスで大変なんですの」

「いいね~、景気よくて~
  
   こっちは、不景気で、さい銭もしけてんだよ~」

「クリスマスが過ぎたら、お正月ですよ、

   初詣まで忍耐、にんたい~ うふっ」


決して神様を冒涜しているわけではございません。


小石川後楽園

2008-12-07 15:56:43 | WALK
最近、家で仕事をすることが多く、
足腰が弱ってきた気がする。

閉め切って暖房をつけてるので、
空気も良くない。

やることは沢山あるが、
天気もいいので、

散歩コースの小石川後楽園に
足を向けた。

紅葉もピークをむかえ、
アマチュアカメラマンの場所取り合戦で
混み合っていた。

ある老夫婦が、
「いいね~、この紅葉、もうちょっとたつと、
   もっと、きれいになるね~」

「そうね~、また来ましょうね!うふふ」

なんて言っていて、

「日本て平和なんだ」

と感じた。


NYに住む友人と、金華山にお参りに行ったとき、
絵馬のような小さい板に願い事を書き、
お賽銭をあげてきた。

私は母の病気が治るようにお願いしたのだが、
彼女のお願いごとがちらっと見えたとき、
自分が小さく見えた。

「世界平和」

って書いてあったのだ。


がちょ~ん


暖かくて狂い咲きしている桜かと思いきや、冬に咲く桜があるんですね。(恥)





ピーター・ズントー

2008-12-07 11:01:38 | ARCHITECTURE
私は良く感動して涙を流す。
昨日は、二回ほど感涙した。

最初は、教育テレビで放送していたどこか外国の
ピアノのレッスン。

日に焼けた情熱的な女性ピアノ講師は、ものすごい早さで扇子を仰ぎ
上気する自分の顔に風をおくりながら、小学校高学年くらいの男子生徒に

「そうじゃない!そうじゃない!もっとはやく!もっと歌うように!
どの音が一番大切だとおもってるの!ちがう!そうじゃない!」

そういったやりとりが何度も繰り広げられ、番組の終わりの頃には、
その男子生徒は、プロも顔負けの感動的なピアノを弾きだしたのだ。
近くに同じ年くらいのチェロを弾く男子も座っていて、二人で演奏
するのだが、そのハーモニーが素晴らしい。

その素晴らしい楽曲を聞きながら、

「この男の子は、毎日、毎日、血のにじむような練習と

音楽の心や魂を理解するために、自分の心と向き合って

懸命に生きてるんだろうな」

と思ったら、泣けてきてしまったのだ。

継続は力なり。
何よりも継続が苦手な私めにとって、
この番組は感動を呼ぶとともに、自分への戒めとなった。



夕方、図書館に予約していた本をとりにいくと、

今年10月に、高松宮殿下記念世界文化賞を受賞した
スイスの建築家、ピーター・ズントーの記事が
芸術新潮に掲載されていた。

素材にこだわり、
「建築の骨、肉、皮膚、全てを自分で作り出す職人的な建築家だ」
と自らを称する孤高の建築家らしい。

スイスの建築家に、どうして日本が賞をおくるのかよくわからないが、
安藤忠雄や日本の多くの建築家は、ズントーを好んでいるらしく、
そのせいではないかと本人が話している。
また、「日本の建築家が私の建築を好きなのは、恐らく私の作品が
日本の伝統的な建築を思い起こさせるからではないかと思います。」
とも言っている。

家に帰って、ズントーの建築をいろいろと見てみると、
確かに、「禅」の世界と通ずる繊細さと荘厳さを感じる。

そして、私を感涙させた建築物は

ケルンのコルンバ美術館だ



ズントーは、ローマ時代の遺跡と中世教会の廃虚、チャペルを
そこにに残しながら、人々の痛みや願い、喜びを、場の記憶として
後世に伝えていきたいという人間らしい思いを建築という形で
表現したのだ。

ブランド志向を目指すクライアントのために、
商業ベースに乗って話題性に重きをおいた建物を
早く建てる建築家たちが多い中、

人のために建物を創る心とそれを形にする天才的な才能
人間の可能性ってすごい




ブルーダー・クラウス・フィールド・チャペル

水、火、光、土 この建物はすべて、地球のエレメント(要素)で
構成されているらしい


原了郭(はらりょうかく)の薬味

2008-12-06 16:19:44 | FOOD


うっかり隊二号が、京都土産に買ってきてくれた薬味セット
黒七味一味山椒とそれぞれかわいい缶に入ってる。^^


今日は一銭も使わずに家でごはんを食べることに決めたので、
冷蔵庫にある全ての材料を使って、ナンチャッテ水炊きを作った。(昼から)

水炊きは、ためしてがってんで紹介していた方法が最も美味しいと思われ、
まずは、骨付き鶏肉を沸騰した水で30分(ほんとは一時間)煮る。
次にもも肉を追加しなければならないのだが、そんなものあるわけないので割愛。

そしてここが肝心。鶏肉を煮たら、火を消して30分おく。
こうすると、へんてこな鶏肉でもすごーく柔らかい鶏肉に変身するのだ。

次に、スープに塩をおとしていただくのだが、鶏肉が新鮮ではないので割愛。

数日前に、勝野豆腐店で買ったお豆腐の残りも入れる。

冷蔵庫中の野菜やきのこを入れる。

下ネタねぎ?どんなネギ 
え、下仁田ネギも残ってた。
ラッキー

最初に、一味を味見
粉のように細かく、辛みが新鮮な香りとともに
口全体に広がる。辛いけど、さっぱりしている

次に、黒七味
細かく手もみされていて、すこし胡椒の風味がする。
らーめんにも是非使ってみたい。

そして、山椒
これまた、丁寧なお仕事、細かく香りがいい。
母にもらったうなぎに使おう。うっしっし

三種それぞれに、鍋物を引き立たせてくれた。
そして、ものすご~く身体が温まった。

何を隠そうこの原了郭とは、創業元禄16年(1703)
当時は、漢方医と共に薬を製造していたらしい。

薬味って昔、薬だったんだ。すごいなあ。
医食同源とはまさにこのことですな。


最後に、姪が名古屋で買ってきてくれたきしめんを入れて
塩味スープでいただきました。

残り物には、おーいに福がありました。
え?お前が残り物?って?そのとおり!

お後がよろしいようで。

■ためしてガッテン 水炊きレシピ
http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2008q1/20080109.html



■原了郭HP
http://www.kyoto-wel.com/shop/S81110/index.html



ブログタイトル

2008-12-06 12:35:59 | ABOUT MYSELF



『魂を揺さぶる作品に出会う為に、、』 なんつっちゃって

はじめたブログだが、結果的に、笑うか、食べるか、

artか、笑うか、笑うか、食べるか、食べるかくらいの

頻度になっているため、



万が一、”ART”とか ”作品” で検索してヒットしてしまった方々に

申し訳ないので、




ブログのタイトルを変更致しました。


あしからず

絶品料理!絶品そば!蕎楽亭

2008-12-06 09:14:26 | RESTAURANT
神楽坂で超人気の手打ち蕎麦やさん。

何時行っても、本当に何でもおいしい。

この日は、ウッカリ隊隊員の二号と出撃。


まずは、身体に良い岩のりの酢漬け
新鮮でとても美味しい。
日本酒冷”泉川”もあっさりしてるのに
こくがあっていける。


続いて、生ガキ(一個350円)
がっついて、写真を撮るのを忘れてしまった。
新鮮で、大きな身で、もぐもぐちゅぱちゅぱ
するっといただく。なんて素敵なんだ
(二人とも鼻の穴広がる)

そして、鴨肉!
フランス料理とかでなんやかんやと味付けされて
食べるより、さっぱりと焼いて醤油味でいただく
鴨肉が最も美味しいと再確認した。
やっぱり日本人だ。(鼻の穴 全開)





ここで、天ぷら(エビ、野菜、穴子)もいただいたのだが、
再びがっついて、写真を撮り忘れてしまった。ははは
テーブル席にも関わらず、ひとつひとつ揚げたてを
持ってきてくれる良心さ加減には頭が下がる。
せ~んぶ、あっさり軽く揚がっていて、素材の味を
堪能。日本万歳!(目に少し涙)



(写真は人様のブログから拝借、失礼)





そして~!!
仕上げの二食蕎麦!

小食の我々は、大変失礼ながら、一枚を二人で食べることになり、
恐縮しながら頼むと、二人で食べやすいように、四玉に分けて
盛ってきてくれた。これは、本当に美味しい。(恍惚)
ためしてガッテンで、美味しい理由を解明してほしい。






蕎楽亭さん、
愛しています。