I was born to meet JOY

勝手気侭な随想録

 おかしな出来事・食べること・人のこと・時々ART

随想

2014-03-09 17:26:55 | non-genre

 

 

 

花が好きなしーちゃんは、Hふぁーむの激うま菜の花もいけてしまう

今年も申し訳なさ程度に飾られていたひな人形

ちゃーちゃんが中学生の時に、どっかで買って来たくれた土産品だ

 

三月三日のひな祭りの日に、父方のおじさんが亡くなった

おじさんは実は父と双子なのだけど、おじいちゃんの兄弟のうちに

もらわれていったらしー

本当に父にくりそつで、小さい頃は父と間違って抱きついたりして

途中で違うことに気づいたけど、ばつが悪いのでそのまま抱きついて

頃合いをみて離れたりしてた

 

亡くなる前に二回ほど父と一緒に見舞いに行ったけど、

おじさんはガイコツみたいにやせてしまっていて

最後は話もできずに、握手だけして帰って来た

 

おじさんが亡くなった時、取引先の人の送別会で焼き鳥やさんにいた

二軒目に移る終電近い時間に携帯を見ておじさんの訃報を知った

どうにもこうにも涙が滝のように流れ出て

携帯を見てから三時間は泣き続けていたんじゃないか

翌日はコントで人形役のTKO山下みたいに両目が腫れ上がった

 

父、兄とおじさんの通夜に行く

おじさんには子供ができなくて、父がうっかり、

二人目(himeが二人目)が産まれたらあげるから

的なことを言ったらしく、私が産まれてすぐに

おじさん夫婦が病院にとんできたらしー

 

悲しみすぎる私を心配してか、ちゃーちゃんが、

 

「おやじ、幽体離脱っとか、やんねーかなっ、ぷっ」


とか言って、自分で大笑いしている

だめだ、私もおかしくて。。。


双子は特別なつながりがあって、

これまでも、父が何の気無しにテレビをつけた瞬間に、おじさんがTVに出ていたり、

どちらかが入院していたりすると、知らせていないのに、

安否確認の連絡をしあったりしていた。


私の遠い昔の結婚式の日にも、午後の式に、おじさんは

ほぼ花嫁と同じタイミングくらいでホテルに来て

ず~っとお茶を飲んでくれていた


ずっと元気で健康で人に公平で優しくて面白かったおじさん

おそばが大好きだった

一度目のお見舞いで少しお話できた時には、

「なんでこーなっちゃったんだろーなー」って

繰り返していた


悲しみにふたをするって大切だ

みんな順番に死んで行く

ちょっと早く宇宙に帰った魂をそれほど悲しむこともない


それでも、あの明るくて元気なおじさんの声がもう聞けないのは

やっぱり悲しいなあ