I was born to meet JOY

勝手気侭な随想録

 おかしな出来事・食べること・人のこと・時々ART

2008年という年

2008-12-29 11:55:47 | ABOUT MYSELF


「われ十五(15才)にして学(学問)に志(こころざ)し」

「三十(30才)にして立つ」(学問で自立できるようになった)

「四十(40才)にして惑(まよ)わず」(いろいろな迷いがなくなった)

「五十(50才)にして天命を知る」(天が自分に与えた使命を知った)

「六十(60才)にして耳順(したが)う」(どんな人の話も聞けるようになった)

「七十(70才)にして心の欲するところに従(したが)っても矩(のり)をこえず」
(心の思うままに行動しても人としての道をふみはずすことがない)




「四十(40才)にして惑(まよ)わず」・・・か、


大体、三十にして立っていないので、四十にして惑っているのだろう。

ということもあり、2008年は、とにかく本を沢山読んだ。
おそらく一生のうちで最大の読書量を記録した一年だったろう。

それから、とにかくアートに興味を抱き
たくさんの展覧会、ギャラリー、アートのイベントに
足を運んだ。

”アートに関する天職”なんていうことも
考えたりした。

考える時間がたくさんあった分、
自分の実力を思い知った年にもなった。
実に微力である。
加えて、実に怠け者でもある。



今までは、”根拠のない自信”と”運命のバックアップ”が

タッグを組んで

高回転の前進スパイラルの波に乗っかって生きてきた。



ところが、2008年は、とにかく前に進めない、

「さ~ンぼすすんで、二歩さ~がる~♪」と歌った

チータのようにもいかず、

細木数子の大殺界さながら、ほとんど”停止状態”の一年になってしまった。


”運命のバックアップ”をビンビン感じていたころは

「あ、し~ろあげてっ、あ、し~ろあげないで、赤上げてっ、
   
       あっ赤下げないでし~ろあげるっ、はいっ!」

みたいな、運命からのかけ声がなんとなく聞こえたものだが、

今は、運命も、「ちょっとは自分で考えなはれ」(関西人か、)

と私を育ててくれてるのだろう。


2009年は、恐ろしい大不況がやってくると

メディアは騒ぎ立てているが、

テレビで取材されていた蒲焼きやのおやじが、

「不況って、不況って騒いだってね、しょ~がないんだから、

自分のやるべきことをきちっとやってりゃね、

な~んにも怖いことなんかないんだよ」パタパタパタパタパタッ

とウナギを焼きながら笑顔で話していた。

目の前のウナギをこがしてしまったら商売にならない。

目の前のウナギを美味しく焼き上げることを

続けてきた今がある

蒲焼きやのおやじの言葉には

妙に説得力があった。


世の中の啓蒙本のように、

数年先の未来を思い描き、

年毎に表を作って達成することも

確かに重要だと思うが、


細かい計画が苦手な私の場合は、

将来の夢はきちんと描きながら、

目の前のウナギは誰よりもおいしく焼く、

という蒲焼きおやじ手法を取り入れながら、

長期的な幸せスパイラルを起動させるタイミングだけは

絶対に見逃さない2009年としたい。


自分にとっても、皆様にとっても、

2009年、好い年になりますように。









真冬の対策

2008-12-26 10:06:14 | FOOD

冬の乾燥は、肌にこたえる。

何か、対策をねらないと、冬の終わりには

たいへんなことになる。


肌の上から何かを塗り付けるよりも、

内側から栄養を補給しようということで、

「冬期限定コラーゲンの会」を開いた。



浅草橋駅近くに、「水新菜館」という

大好きな中華料理やさんがある。

ここは、仕事の途中でランチに入ったことがきっかけで

良く行くようになったお店だが、

とにかく、な~んでもおいしい。

ランチの ”あんかけやきそば” も絶品だが、

私の目的はただひとつ!
親切でダンディーなマスターがすすめてくれた一品だ。
その名も、


「フカヒレ丼」



フカヒレを柔らかく煮込んだスープで、

フカヒレ特有の食感と、あっさリしていながらコクのあるスープが
からみあって、なんともくせになる美味しさなのだ。

これを、暖かい白ごはんにかけていただく^^

くう~っ^^

笑いが止まらない^^

真冬の乾燥に逆に感謝。


幸せをはこぶ裏メニュー「フカヒレ丼」



コラーゲンの会としては、鳥の皮ははずせない。

さときよ

2008-12-24 17:33:21 | FRIENDS



私のブログで勝手に自分の意見を公表したり、

メール代わりに使用したりするさときよだが、

その天然ぶりは、私の友人の中でも最強を誇る。


あるアパレルブランドのカタログ撮影で

アフリカに行くことになった。



アフリカは、ケープタウンに行く前に、

取引先の人が、ケープタウンの海岸に生息する

ケープペンギンの画像をメールで送ってくれた。


そこへ、さときよがやってきて、

「いやいやいやいや、、、、あ~あ 」

とか言いながら、

私のパソコンに写っている

ケープペンギンの画像をじっと見つめているので

「今度出張に行くケープタウンの海岸の写真を

   ○○さんがわざわざメールしてくれたんですよ~」

と言うと、

「うわーーーーーーーっ、すんごい沢山の人!」



えっ?



しかもっ! フォーマル!!!」


私の思い込みなんて、

さときよにとってみたら、

屁の突っ張りにもならない。





ポンチョ

2008-12-22 20:43:39 | ABOUT MYSELF




私の大きな欠点のひとつに


「思い込みの激しさ」


があげられる。


以前、米国アパレルブランドの仕事をしていた際に、

NYのショールームを日本で再現することを目的に

NY出張に行った。


時差ぼけの中、ショールームの写真をとにかく撮りまくり、

NYオフィスで、日本のショールームのプランを練る。


時差ぼけで無理矢理仕事を続けていると、

脳が停止する時がある。

そんなときに、私はしゃべってしまったのだ。

ものすごい思い込みをしながら。。。


「あのさあ、あの~なんだっけ、

えっとさあ、あの

マンチョを着た

トルソーが何体も立ってた部屋って

テーマ名なんでしたっけ???」


一同、無言。。。

「ねえ、ねえ~

何だったっけ?

あのマンチョを着た部屋?」

一同無視。

「ねえ~ってばっ!」

すごいまじめな絶対下ねたを言わない男性が、

「マンチョ? ポンチョでしょ」

と普通に教えてくれた。

私の停止していた脳は

フル稼働で動き出した

とともに、

オフィスを後にした。

マントとポンチョが一緒になってしまったのでした。


教育

2008-12-22 09:40:11 | SOCIAL


最近、年をとってきたら、子供達が前より可愛く思えてきた。

アメリカに住む子供のいない友人などは、
将来的に養子を育てることを考えている。

私にはその勇気も経済力もパワーもないなあ。


くだらないテレビ番組が多い中で、
好んで見るNHKの番組がある。

「課外授業 ようこそ先輩」

という日曜の13:00くらいからやってる番組だ。

スポーツ選手、作家、芸術家、探検家、歌手、タレント、ジャーナリスト、などなど

各界で活躍する有名人が

自分の卒業した小学校で講師役を引き受け、

工夫を凝らしたユニークな授業を行うというものだ。


様々な才能を持つ一流人たちも、

”教える”ということには不慣れな人が多く、

子供達に何かを伝えようとするプロセスの中で

自分自身が忘れていた初心、

今までの苦労や思い出がよみがえり

教える側も、大切なものを持ち帰ることができる

そんな先生と、交流が非常に興味深い。


ここに登場する講師役の一流人たちが、

生徒に伝えようとする際の共通点は、

「心への強烈なアプローチ」だ。



メールでの会話が通常になった今、

言語表現はますます貧しくなり、

相手の顔を見て

自分の気持ちを正直に、

思いやりを持って伝える機会、

あるときには、

互いの意見が食い違い、

けんかをしてしまう機会、

そういった人間らしいふれ合いを避け、

世の中がまわっていってしまっているように

感じる。

あたりさわりがないから、

考える力が衰えてしまう。


授業の中で生徒に与えられる課題は、

ほとんどが

自己と向き合うことを避けてきた、

あるいは、

知らずにきた生徒たちにとって

非常に困難なものが多い。


「精神科医 香山リカ」 による

たまたま隣合った人とペアを組んで、
カウンセリングし合うという

大人でも無理難題な課題、

「作家、リリー・フランキー」による

誰でも好いから好きな人に
ラブレターを書いて、
皆の前で発表する

はずかし~授業、



ジャーナリスト大谷昭宏 による

「いい社会ってどんな社会」

か、考えさせられる

私も答えられなかった高度な内容、


困惑させられた子供たちと、
懸命に何かを伝えようとした講師との間には、
たった数日間の付き合いでも
最後には、小さな信頼関係が生まれる。


人から受ける刺激や影響が、人を育てる最良の肥となる。


テレビ番組に限らず、
子供達が、いろ~んなひとたちと触れ合い、
触発されて、生きる勇気や元気のきっかけ、
何かを目指す気持ちになれるような出会い、
身近なところでも広がるといいなあ。
また、それを応援することができるといいなあ。



■課外授業 ようこそ先輩
http://www.nhk.or.jp/kagaijugyou/list/list1.html

おじいちゃん

2008-12-20 21:43:21 | FAMILY





大工さんだったおじいちゃんが作ってくれた

手作りの踏み台。

小さい頃は、踏み台としてというよりも

小さな滑り台として遊んでいた。


この踏み台、なんと釘を一本も使っていない。

ぶつかっても大丈夫なように、踏み台の角は

全部削られている。


おじいちゃんとはあまり話をした記憶はないが、

会うたびにいつも何かをくれた。


私や兄が高校生くらいになっても、プラモデルと

クマのぬいぐるみとかを買っておいてくれて、

兄と苦笑いをしながらそのプレゼントを

持ち帰ったものだ。


おじいちゃんは、時々何の前触れも無く

電車に一時間以上乗って

突然遊びにきてくれた。

途中で壊れたアイロンとかを拾って

修理しておいていってくれたりした。


おじいちゃんと何を話したか

本当に覚えていないけど、

私は今でもおじいちゃんが大好きだ。


おじいちゃんが死んでしまった時に、

涙が止まらずに棺の前でずっと泣き続けていたら、

お坊さんが来てくれて、

「おじいさんは、人が年をとって死んで行く姿を

   みんなに見せてくれたんだねえ」

と言われた瞬間に

なんだか悲しみがすっとひいて

平常心を取り戻したものだった。




それから何年かして

テレビであるお坊さんが

自分のお母さんを見送るときに、

一つの俳句を詠んだ。



「表を見せ、裏を見せて、散るもみじ」



おじいちゃんのことだと思った。

おじいちゃんの踏み台、

あと100年はもつだろうな。

ところで、地球はあと100年もつのだろうか。








成人式

2008-12-20 12:30:44 | FAMILY





あーーーーーーんなに

ちっちゃくって

可愛かった

姪が、来年1月に成人式を迎える。


ここ最近の成人式の傾向は、

成人式当日には、思う存分飲みまくれるように

年内に一度晴れ着を着て写真撮影を済ませてしまう

という、実に現代っ子らしい

方式をとっているらしい。


当方の姪も、その波にのり、

写真撮影を済ませたその足で、

晴れ着姿をわざわざ披露しにきてくれた。


姪の晴れ着姿は、予想を大きく上回り、

堂々としたそのあでやかな晴れ着姿に

涙がでそうになった。


姪は、小さい頃から心優しく責任感が強い性格で

実家に泊まりに来ると、

最初は両親と同じ部屋で眠っているのに、

朝方になると、

一人で布団を抜け出し、

おばあちゃんの布団の横にすっと入って眠る

という変わった習慣を持っていた。



これは「せっかく、おばあちゃんのうちに遊びにきたんだから、

おばあちゃんとも一緒に寝てあげよう」という

子供ながらの思いやりと気配りだったのだろうが、

そのおかげで、おばあちゃんは、真冬でも布団からはみ出して

眠っていたらしい。


彼女が小学生のときだったか、

お母さんが指に大けがを負ってしまい、

入院するという災難があった。

私たちがお見舞いに行く際、

駅まで彼女と妹が迎えにきてくれた。


いつになく緊張顔の彼女に

なんと声をかけてあげたらいいか

迷っていたところに、

ゴムが切れてしまったパンツを

その日に限ってはいてきてしまい、

スカートの上からそのパンツのゴムがきれてしまった

パンツを引っ張り上げながら歩く彼女の妹の

なんとも滑稽な姿に、

その場がなごんだものだった。

それでも、彼女は私たちの先頭をすたすたと病院に向かって歩き、

途中、神社の前を通り過ぎる時に、神社の鳥居の前で

深々とお辞儀をする彼女を

何とも愛おしく思ったものだ。


こんな彼女が言ってくれた言葉で

とても嬉しかった一言がある。

それは、彼女が大学受験の年、お茶をしているときに、


「お父さんとお母さんの子供に生まれて良かった」


と話してくれたことだ。

この気持ちがあれば、この先彼女が何をしようと

おばの私は安心して彼女を見守ることができると

強く確信したものだ。


いつも一生懸命に生きている姪!

これからも楽しく愉快で幸せな人生を歩んでください。





開高 健

2008-12-15 21:39:41 | FOOD

食べることが好きな向田邦子が、

食べ物に関する100冊の本を

読者にお薦めするという記事があった。


その中に、開高 健の「最後の晩餐」

が薦められていた。

これは早速図書館で借りるとして。。。

数年前に、神田の古本屋で、開高 健の

「知的な痴的な教養講座」

という本を買ってみた。

その中に、色々な食べ物にまつわる

エッセイがのっていて、

その昔、開高 健がまだ若い頃は、

赤ワインを一度デキャンタに開けてから

飲む人なんてほとんどおらず、

だから、当然デキャンタも売ってなかった。



好奇心旺盛の開高は、

どうしても欧米人のようにワインを飲みたくて

デキャンタをあきらめずに探し続け、

なんとあげくの果てに

しびん

をデキャンタ代わりにして飲んだそうだ。

食を極めるとは、こういうことを言うのか。

まだまだだ。

年末のご挨拶

2008-12-15 13:08:17 | GIFT



今年も残すところ半月となった。

友人の京都土産で美味しかった薬味を

年末のご挨拶にお配りすることにした。

「おそばやさんか!」とトシにつっこみを

いれられそーだが、鍋やうどんなど暖かい食を好むこの季節、

喜んでくれるに「間違いない」と長井に言ってほしいものだ。

500円玉用のポチ袋を伊東屋で購入し、

中に手作りメッセージカードを入れ、

おそば屋さんとの差別化を図った。

紀の善の戦略

2008-12-13 20:56:32 | RESTAURANT



神楽坂「気の善」の粟ぜんざいは、

お土産でも充分美味しいが、

お店でできたてをいただくと

格別に美味しい。


今回は、あんみつをいただきながら

友人達とおしゃべりをしていて、

誰からともなく、

なんか、このお茶、出がらし?

という話になり、

一人の友達が、

「すみませんが、新しいお茶にかえてもらってもいいですか?」

というと、嫌な顔せず、

すぐに新しいお茶を急須ごと持ってきてくれた。

「やっぱり、まずい。事務所のお茶の味」

私たちは、あまりのお茶のまずさに、

それ以上そこに居たたまれなくなり、

違う店でコーヒーでも飲み直そうということになった。

神楽坂の坂を上りながら、私が、

「甘い物はあんなに美味しいのに

  どうしてお茶はあんなにまずいんだろう?」とつぶやくと、

「お茶が美味しかったら、ず~っとしゃべってるでしょ」

納得。

これが紀の善の戦略だったのだ。

あっぱれ。

向田邦子

2008-12-13 12:02:56 | HUMAN


段々と年を重ねてくると、心の奥底にしまわれていた

  「大切なもの」が意識の中に急上昇してくる。


最近の赤丸急上昇は、向田邦子さんだ。


おばかな友人達とお酒を飲みながらよくこんな話をする。

「もしも自分が男だったら、誰が好き?」

私は、以前は、なんとなく「夏目雅子さん」だった。

でも今は、圧倒的に向田邦子さんの「才能」に

ぞっこんだ。

才女でありながら、女性としての生き方、暮らし方を
自分流に楽しみ、磨いていた「粋」な人。

贅沢でも華美でもなく、極めて普通の中の
一本芯の通った生き方。

そんな彼女に少しでも近づきたくて

彼女の得意な手料理を写真付きで紹介する

「向田邦子の手料理」

という本をアマゾンでオーダーした。

彼女の手料理、一体どんな味がするのか。

楽しみ。

乞うご期待です。


美輪明宏

2008-12-12 18:13:01 | SPIRITUAL


友人が、伊勢丹で美輪明宏を見かけた


という話を、ブログに書こうとして


写真を画像フォルダにアップロード


したら


2枚!!になってる!!!!


ひえーっ


江原さんが、美輪明宏に頭が上がらなくて

家に帰って、もやもやして気持ちをはらそうと

「美輪のバカヤロー!」

と叫んだ瞬間に

電話が鳴り響き、

「バカヤローとは、何ですか!!!』

と美輪に叱られたらしい。

こわ~っ



友人が伊勢丹で見た美輪明宏は


床から少し浮いていたらしい。

千葉こだわり物産店

2008-12-12 09:59:48 | FOOD



大江戸線上野御徒町改札をすぐ出たところに

保存料、着色料不使用

千葉の食品を販売している店がある。


スーパーに行って、何か新しいものを買うとき、

中国産ではないか、保存料、着色料は使用しているか

なんてことを一応チェックするので、

その点、この店ではその必要がないので、嬉しい。


ちょっと前は、野菜など、びっくりするような安値で

売られていたのだが、最近はすこし上がったかな。

野菜や果物、落花生

玄米、黒米、多古米、雑穀米、はとむぎ、

手作り菓子、わらじ、カサブランカ、有機肥料なんかもあって、

実に健康的で選んでいて楽しい。

何となく、生産者と直接繋がってる感が

嬉しいし、安心する。



過疎化が進み、荒廃が進む地方と東京が手を結び、

こういった産地直送食品販売所的な

お店を増やすことで

地方活性化と、国内自給率をあげること

もっと積極的にできないもんかなあ。。。

中国野菜なんかの輸入経費をまわすとかねえ。。。


運賃コストを押さえるために、クロネコやまとさんとか
が推進したらどうかしら。
事業提案してみよっかな。

夜8:30までやってるので、通勤帰りに立ち寄れる利便性も
ナイスですね。