I was born to meet JOY

勝手気侭な随想録

 おかしな出来事・食べること・人のこと・時々ART

紀の善の戦略

2008-12-13 20:56:32 | RESTAURANT



神楽坂「気の善」の粟ぜんざいは、

お土産でも充分美味しいが、

お店でできたてをいただくと

格別に美味しい。


今回は、あんみつをいただきながら

友人達とおしゃべりをしていて、

誰からともなく、

なんか、このお茶、出がらし?

という話になり、

一人の友達が、

「すみませんが、新しいお茶にかえてもらってもいいですか?」

というと、嫌な顔せず、

すぐに新しいお茶を急須ごと持ってきてくれた。

「やっぱり、まずい。事務所のお茶の味」

私たちは、あまりのお茶のまずさに、

それ以上そこに居たたまれなくなり、

違う店でコーヒーでも飲み直そうということになった。

神楽坂の坂を上りながら、私が、

「甘い物はあんなに美味しいのに

  どうしてお茶はあんなにまずいんだろう?」とつぶやくと、

「お茶が美味しかったら、ず~っとしゃべってるでしょ」

納得。

これが紀の善の戦略だったのだ。

あっぱれ。

向田邦子

2008-12-13 12:02:56 | HUMAN


段々と年を重ねてくると、心の奥底にしまわれていた

  「大切なもの」が意識の中に急上昇してくる。


最近の赤丸急上昇は、向田邦子さんだ。


おばかな友人達とお酒を飲みながらよくこんな話をする。

「もしも自分が男だったら、誰が好き?」

私は、以前は、なんとなく「夏目雅子さん」だった。

でも今は、圧倒的に向田邦子さんの「才能」に

ぞっこんだ。

才女でありながら、女性としての生き方、暮らし方を
自分流に楽しみ、磨いていた「粋」な人。

贅沢でも華美でもなく、極めて普通の中の
一本芯の通った生き方。

そんな彼女に少しでも近づきたくて

彼女の得意な手料理を写真付きで紹介する

「向田邦子の手料理」

という本をアマゾンでオーダーした。

彼女の手料理、一体どんな味がするのか。

楽しみ。

乞うご期待です。