神楽坂「気の善」の粟ぜんざいは、
お土産でも充分美味しいが、
お店でできたてをいただくと
格別に美味しい。
今回は、あんみつをいただきながら
友人達とおしゃべりをしていて、
誰からともなく、
なんか、このお茶、出がらし?
という話になり、
一人の友達が、
「すみませんが、新しいお茶にかえてもらってもいいですか?」
というと、嫌な顔せず、
すぐに新しいお茶を急須ごと持ってきてくれた。
「やっぱり、まずい。事務所のお茶の味」
私たちは、あまりのお茶のまずさに、
それ以上そこに居たたまれなくなり、
違う店でコーヒーでも飲み直そうということになった。
神楽坂の坂を上りながら、私が、
「甘い物はあんなに美味しいのに
どうしてお茶はあんなにまずいんだろう?」とつぶやくと、
「お茶が美味しかったら、ず~っとしゃべってるでしょ」
納得。
これが紀の善の戦略だったのだ。
あっぱれ。