VETのワールドチャンピオン確定の翌週開催となった韓国GP。
昨年はとりあえずクルマは走れますレベルでの開催だったことから裏話が尽きなかったんですが、さすが話題の宝庫、今年も話題満載のようです。
近年のF1は2年目にどの程度の観客を動員できるかで運命が決まるので、今年の状況に注目していたんですが・・・中国とどっちが先にカレンダー落ちするかって見方をした方がよさげですね。
という話はここまでにしてレース展開をラップチャートで追ってみます。今回は上位ドライバーとの比較にKOBとDIRも追加しています。
同じFerrariエンジンを使用する事からSauberとSTRはライバル関係にありますが、両者の差は開発リソースに尽きます。シーズン後半になると今年の後半と来年のどっちにリソースをつぎ込むのか、難しい判断を強いられますが、Sauberも例外ではありません。そんな中でKOBはDIRと全く遜色ないペースでラップを重ねています。
続いて、9位スタートのDIRと14位スタートのKOBの動きをGAPで確認するとKOBはどんどん後方に沈んでいく事がわかります。天下のF1チームならこの手のグラフはリアルタイムに見ているでしょうし、その上でこの結果ってことは、(途中のトラブルはあったにしても)エンジニアが速い車の動かし方を知らないって事なんでしょうね。
ところで、ファイナルラップにベストをたたき出したVETは、無茶しましたね。