DolphinKnight

Canon EOS-1とEF400mm F2.8LでBlueとThunderBrdsを追いかける日を夢見て

見せてもらおうか、QUATRONの実力とやらを

2010-07-19 10:16:53 | デジタル・インターネット

ということで観てきましたQUATRON。

テスト素材はSHARPが用意したブルーレイのHD動画。説明員に再生して頂いたら最初に登場したのは夜景の空撮映像。風神・雷神の屏風が来ると構えていたので意表を突かれました。直下型LED配置のせいか街頭、車のヘッドライトの青みが強いけど調整の範囲内だと思います。続いてお約束のガラス器を透過した緑、青と透過色の表現確認を経てCGで宇宙に飛び立って大本命・黄色/金色系を強調した映像でシメ、です。

夜景の空撮を観ていたら4倍速BRAVIAのカメラをパンして背景ブレがない事を示すデモを思い出したので、QUATRONってその辺どう?、と説明員に質問したらQUATRONは2倍速に全黒を挟んでちらつきを抑えてます、と苦笑いされました(この動作はBRAVIAのクリアモードに相当します)。

最後に大本命の4原色表示。SHARPが用意したデモ映像なのである程度は割り引いて考えてますが、その効果は吉永さんに感想を口にするのを思いとどまらせるだけの事はあると思います。実際の所、色表現の細かさは<TRILUMINUSの赤>以来の衝撃でした。

冷静に考えると、QUATRONの4原色表示はx.v.color(DeepColor)と同じくディスプレイ単体では成立しなくて、ソースとのマッチングが厳しく問われます。その見方で行けば3D同様に年単位で様子を見る必要があって、今すぐ飛びつくのはどうかなと思います。あくまで映像作家が考えた色空間を尊重したいClearでした。