☆GREEN HEART☆

漫画と本と国府津があれば生きていけるかもしれない「ことは」のブログ。
はじめましての方は「自己紹介」をどうぞ!

梨木香歩さん『家守綺譚』を読み。

2006-10-29 | 梨木香歩
遠くの空に浮かぶ雲。つかめそうにないけれど、確かにそこに存在する。

そんなイメージ。

梨木香歩さん『家守綺譚』とは
これは、つい百年前の物語。庭・池・電燈つき二階屋と、文明の進歩とやらに棹さしかねてる「私」と、狐狸竹の花仔竜小鬼桜鬼人魚等等、四季折々の天地自然の「気」たちとの、のびやかな交歓の記録。(出版社/著者からの内容紹介より)単行本未収録、主人公「綿貫」の随筆「烏〓苺記(やぶがらしのき)」も収録。

「尊い」という言葉が好きです。
たまに尊い本や漫画に出合います。
これはその尊い本の中の一冊。

ハードを図書館で読み、文庫化にあたってまた読み直しました。
実は結構前に記事を書いてます。こちら。過去記事って恥ずかしいなぁ。。

死んだ友人高堂の父から、家の守を頼まれた綿貫
以来「物書き」一筋となった彼は、
時に、掛け軸から現れた死んだはずの高堂と話をし、
庭のサルスベリに惚れられて、その思いをそらすために本を読みきかせる。
白木蓮はタツノオトシゴを孕み、池には人魚が現れ。
子鬼や狸、河童と交わり、モノを書く。

高堂という名がとても好きでした。
P185、L11~13が家守のすべてだったと思いました。
ちょっとジーンときた。

何箇所か好きなシーンがあるのですが、
やはり高堂と綿貫の違い・・というか性格が見て取れるシーンが好きです。

 -思い込みというのは恐ろしいな。
  ーだがとりあえず思い込まねばな。(本書P152l7、8より)

また、担当の「山内」という人物がとても好きでした。
それまでどうしても子鬼や河童やらと同じで、いるのかどうか不明確な人物であると思っていた「高堂」。
しかし山内が「高堂先輩」の話をしてくれるおかげで、急に実体を伴って現れてくるような、そんな気がしました。

私は綿貫の・・というよりも本書の、
世俗から離れているようで実は離れていないような、人間臭さ?も漂うところが好きでした。
本全体を見ると全然そんなことは思わず、ひどく特別な中を生きているような気がするのです。
だって、死んだ友人が掛け軸から出てきた?子鬼?河童?人魚?しかも周りの人が全然それを不思議がらない・・?なんだそりゃ。
それを不思議がらないでいることは、とても羨ましいようで、どこか怖い。
「不思議がらないでいたい・・・でも・・怖い。どうしたら・・・」と思っていると、そこに綿貫が現れる。不思議がってもいいんじゃないか。と。
綿貫は、ふわふわ浮いた世界の中で、「いかり」の役割をしてくれてるようなそんなイメージでした。
そして綿貫の言動でふいに現実味を帯びたり、人間らしいところを感じることができるのです。それは確かにあることなんだ、と。不思議だけど確かなものだ、と。


ラジドラももう一度聴きました。これはとてもとても素敵なものでした。
綿貫の声。ざわめく木々。さまざまな生物が入り乱れて綾なす景色。

ラジドラのときも言いましたが、
むいてないのははらはらドキドキしたい方。
むいてるのは雰囲気を楽しめる方。かと。
相性が悪いと、「だから!なに!」とか言われそうです(笑)

多くは語らないつもりが、恐ろしく長い文に。
龍田姫の話を聞いていたら、「木花咲耶姫」のあの梨木さんの本が読みたくなりました。(姫・・ってだけ・・しかもタイトル違う・・)

禾れ此臥で稀ま此た。

2006-10-29 | ■日常
りなっこさんのところでご紹介がありましたバトン「彼氏(or彼女)ができました」(ん?バトン名ではない・・?まっいいか!)
見てしまったのです・・!めずらしく素直な私。

★ルール
見たらやる。
タイトルを「彼氏or彼女ができました」に設定する。
地雷バトンです。
▼見たらスグやるバトン ←コレ重要!   
※見た人は、必ずやること。今すぐやること。

ことは「タイトルは・・まぁ変換ミスって事で(汗)無理無理無理。
恥ずかしくて書けませんー。一文字ずつ変換して一番好きな感じを当てはめましたー」

●好きなタイプを外見で答えよう!
☆ 顔 :可愛くないほうがよいのでは。
☆体型:むむ・・マッチョはいやだ。   
☆身長:158センチなので、相手もそのくらいか・・低くても高くてもいい
☆服装:全身真っ白とかストリート系?のは正直好きではない。
☆性格:温厚・・とまでいかなくても、「音」で怒らない人がいい。絶対。
☆髪型:ボウズが好き・・・しかし長髪以外ならよいです。(偉そう) 

●年上が好き?
年上が大好きです。むしろ年上しかみてませんくらいの勢いで。
偶然なのか必然なのか、年上って知らなくても、「いいなぁ」と思う人はすべて年上。

●財布はどんなのを使ってますか??
思い出せないくらいどうでもいいのを使ってます。
長さいふが本当はかっこいい!って思うけど、
ポシェット一つで出かけたい派なので、どうしても小さいのを選んでしまう・・。

●携帯電話はどんなのを使ってますか??
変えたばっかり!どこもの・・・あれ?
ピンクの・・・。ちょっとキラキラした・・・。

●携帯ストラップは??
なし。交換してからなかなかいいのが見つからないため。
前の携帯は、寒川神社の干支のストラップ?と真っ赤な金魚。

●手帳って持ってますか?
たくさん。
ほぼ日らぶ。

●バッグはどんなのを使ってますか?
日によって・・・
ピンクっぽいのが多いです。か、白。

●[バッグ]の主な中身は??
プリント、ポーチ、財布、キーケース、本、メモ帳2,3冊。
昨日読み終わってしまって今日朝出かける前、本を選ぶのに、20分もかかってしまった・・・遅刻する~なんで前日に選んでおかなかったんだー。
どうしてもちょうどいいのがなくて、時計館の殺人を持ってった。
重いからやだったんだけど・・。しかもどうせ電車往復1時間も乗らないのに・。

●今はいてるパンツの色は?
せーくーはーらー

●星に何を願う?  
なんで星に願うんだろう。
流れ星もあるけど、星見ても全然お願い事をする気になれない・・!
(可愛げというものが欠如している、ことはさん・・)

●もしクレヨンに生まれ変わったら、何色がいい?
黒と紫はイヤだ。
黒と紫って食べたら死ぬって聞いたので・・

●好きなスポーツは?
野球、バレー。サッカーはまったく興味なし。
カバディ?が気になる。
麻生さんの「ことのは」のはしらで「カバディカバディ」言ってたのが気になって
あとジャンクスポーツとか、スポーツ選手のバラエティ?番組がとても好き。

●好きな日
火曜日。 なんか好き。
かっこよく「木曜日」と答えたいものだ。

●最後に観た映画は?
え・・・・いがは・・ちょっと・・・。
あっ!テレビでやってたので、コウショウニンマシタうんたらを途中まで見た。
西園寺くん(違)がでてたのがうれしかった。

●怒ってる時にどうする?
どっどうするって・・?発散方法かしら・・?
だいたい常に怒ってる。沸点低いので。

●夏か冬どっち? 。
夏が好きだったけど、一人暮らし初めて大嫌いになった。ので冬。
カレーを半日常温で置いたら、腐るとは・・・オソロシや・・。
カレーの「何が起こっても何を入れても誰が作っても大丈夫なイメージ」が崩れた・・。

●最近泣いたのはいつ?なぜ?
昨日、NGライフで(え)最近なんでも泣ける。

●ベットの下に何がある?
変な板。
畳の上に、なんか偽もののフローリング・・・?みたいなシート・・?がある。

●昨夜何した?
弟に説教。
そして共同生活の約束を勝手に追加。
「古本触った手or外から帰って手を洗わずに、パソコン触るべからず。」
きーーー!

●好きな車は?
全然わからん・・マーチ?が可愛いと思う。
ころっとしてて、かわいい。でも乗用車は乗れない。怖い。
そもそも車に乗るのが怖い・・・

●好きな花は?  
黄色のチューリップ、木蓮、カスミソウ。
大学一年になり華道部入ったのが原因で、
「好きな花」から「ガーベラ」が姿を消した・・

●彼氏or彼女に言われてみたい一言。

「ことはさんといると、落ち着くなぁ」

同性の友人からだって言われないんだから、まず無理だ。
彼氏じゃなくてもいいから、一度でいいから言われてみたいものだ。

彼氏彼女といえば。

先日弟とバイト先へ行ったとき(同じとこで働いてます)、
「女の人にプレゼントって難しいね~お菓子とかの方が無難かな~」
とポソッというのです。
「しまったーー彼女ができてしまったかーー」と思いつつも、平静を装い、
「お菓子か~お菓子ね~お姉ちゃんならモノがいいね~」とか何とか言いつつ、「くっそーどこのどいつだ!うちにつれて来い!」
などと小姑っぷりをこっそり発揮していると、
「でも30は過ぎてると思うんだよね、変なものあげられないし・・」
ええ?!10歳以上も年上?!
(自分は40くらいがいいとか言いながら他人が言うと驚く。)
お姉ちゃんとしてどう対応していいのか・・とか思ってると。
「でももしかして、その人じゃないかも・・全然知らない人の誕生日だったら困るな~」
はい?意味がよく・・・
「知らない人にあげるの?」
「いや、だって○○○の人の誕生日のお祝いの食事についでにつれてってくれるって言われただけで、誰かは聞いてないんだもん。」

あっなんだ。というあれです。
家を借りてる親戚の、職場の人の誕生会に、いつもひもじい思いをしてるであろう、一人(二人)暮らしの弟を、招待してくれた、と。
だとしたら、何か持っていかなくてはなるまいか、と。

そうならそうと早く言えー無駄に冷や汗かいた・・
ていうか小姑になるの決定か・・・

友桐夏さん『白い花の舞い散る時間』

2006-10-27 | ■さ・た・な行の作家
積本理由
「読んでたんだけど・・読んでないと思ったんだけど・・・
まっとりあえず、読み&読み直し!」

積本消化まだやってたのとか言ってはいけません(再度)ライトノベルです。

友桐夏さん『白い花の舞い散る時間』とは
アイリス、シャドウ、ララ、ミスティー、ミズキ。
ネット上特有のHN。
学習塾のチャットで知り合った彼女たち。
ある日、四泊五日でオフ会決行。
匿名性の高いオフ会。
閉ざされた空間。
おしゃべりに花咲くオフ会となるのか。
それともーーーー


同著者『盤上の四重奏』を先に読みました。(本書と盤上はつながりあり。)
設定としては、『白い花の舞い散る時間』のが好きです。

ネット上、匿名で知り合ったの少女。
閉ざされた場所でのオフ会・・。
さらにオフ会では、
また別の匿名を振り分けていく・・。
う~ん!
匿名性が高く、疑惑に満ちて・・・好きです!

ミステリーです。
ちょっといろいろ変なことも絡んできます。
ア○ゾンさんのレビューでもありますが、
恩田陸を思わせるようなところが、あるようです。
恩田陸さんがキャピキャピ(死語)した感じ。
はっ。本書は内容も文面も全くキャピキャピしてません。誤解を招いたら大変!
本書はキャピキャピというよりむしろ・・・・ ぎゃ。

でも、です。
いきなり会ったこともない人と、お泊り(しかもよっ四泊って!)しません。
会うのはいいとしても、いきなり四泊はない!しかもそんな奥地で!危ない!


以下ネタバレ。


主人公、クロいよ・・!

また黒いのか・・・。
最近読む本、なんか最後には皆黒い人ばっかなのですが・・。
自分が黒いからか・・(爆)
ミステリーとして読んでいき、なんとうまい~とうきうき読み、
そしていろいろわかっていき、う~ん。実は深かったのか。
と思い、最後に「くろっ!!」て。
黒いですよ!感想=黒い。

しかし、救いのない黒さが実は好き。
正当性のない黒さが好みです。

タダのネットではなく、
ネット上の塾の『教室』という設定が!!
ううまい!

積本あと何冊あるのって?はて。それは聞いてはいけません。。
川上さんの文庫化したのを早く手に入れたいです。

最終的には兵器になる彼女??

2006-10-27 | ■漫画
ちょっと変な記事かもです。注意?

気になるもの。でもはいるには怖すぎるもの。

「最終兵器彼女」

もうだめだと思って、
ア○ゾンさんで調べてみたら、これ漫画なのですね。
電撃文庫とかかと思ってました・・。

ますます手に取りにくい。
どうしよう~どうしよう~
本ならよかったのに~(なんて勝手な)

そもそもえっちいとかそういうのではないのかが一番気になる~
もしえっちいのならば読まんのだが~。(私はえっちい漫画はえっちいモノとして、えっちくないならないモノとしてはっきりと分けてほしい派です!)
なんかそういう感じもないではないけど、そうでもないような・・?


でもなんか今ウッキッキ(と勝手に呼んでいるWから始まる素敵便利うぇぶ辞書・・?)で調べたら、
高橋しんさんという人は、白泉社でも連載あったうえ、ドラマ「いいひと。」の原作でもあったようで・・あれ?じゃあ平気かな・・・。
しかも前田亜季主演で映画もあるとか・・前田亜季・・あれどうしましょう前田亜季好きなのでどうしよう~ますます見たくなってきた~~
あーー。
なんかHPみたらBGMが好みすぎてエンドレスで聴きたくなって聴いてしまうこのありさま~いいなーこの音好きだなぁー

なんてまとまりのない記事なんだーーでも悩んだままのせてしまおう
あー。
大体そんなことしてる場合ではないとかそんなつっこみがはいりそうだなぁ~
私はつっこみなので、つっこみはいれないように~どちらかといえば、ボケではなくつっこみだと思っているのだがどうなんだろうかって話それてるそれてる
「話それてるそれてる」っていうと「セカキラ」を思い出すなぁ。

本好きのオアシス?図書館。

2006-10-25 | ■日常
いつも不思議なのが、
新刊(もちハード)をいつもすぐに読んでる方。
結構たくさんいる。

まさか、全部買ってる?
図書館?
それにしても早くない?!
まさか、本屋で一気に立ち読み?
カフェ併設本屋で、座り読み?
はたまた本屋の娘さん?!(やはり本屋の娘さんは読めるのだろうか・・そう都合よくいかないのだろうか・・・?)

私は、どんなに好きな方でもハードはほとんど買いません・・。
とかなんとかいって、最近本が無性に読みたい。
新刊が読みたい。
文庫化してない本が読みたい。


って事で、図書館で借りることを決意してみた。
とりあえず、今住んでるところの図書館を調べる。
(何度も行ってるけど、借りたことなし)

「貸し出し数       5冊まで」     

ん?

5冊  ふぁいぶ?

そんなことがあっていいのか・・?
3月まで住んでたところでは、10冊までで、それでも信じられなかったのに・・

実家の方は貸し出し「無制限」だったのに・・。
田舎はそうなのかしら・・・。

しかも、東京の図書館(っても2ヶ所ですが;)って、継続できない!
最高でも1回までってのにも驚きました。
栃木は、継続も無制限だったのでなんとも・・。

う~ん。う~ん。

学校の図書館はショボイし・・。むむむ・・。

読了本 梨木香歩さんの『家守綺譚』 
調子にのって、今年の初め?にやった家守綺譚のラジドラを再度聴き始める。
音の世界もなかなかよいよい。

小村あゆみさん。MB&hb

2006-10-23 | ■漫画
めずらしく、マーガレット。

小村あゆみさん「ミックスベジタブル」
「将来の夢はすし屋!!」なケーキ屋跡取り「花柚」。
店を継がなければいけないけれど、
面と向って「すし屋になりたい」とはどうしても言えない理由があった。
でも絶対すし屋になりたい!!

「よっしゃ!すし屋の跡取りだまして付き合って、すし屋に嫁入りしちゃえ!」

すし屋を目指す、調理学校に通う「花柚」と、花柚に狙われたすし屋の同級生、「隼人」のトキメキバトルロマン・・

トキメキバトルロマンってなんですか?(知りません。)

もうすぐ4巻がでます。
絵がきれいで好きです。可愛いしかっこいい。
バカだったり、クロかったりして笑いつつ、真剣に夢を追う姿に感動したり。
高校の調理科が舞台なので、調理実習?シーンなどがたくさん出てきます。
鯉のあらい・パエリア・ブリの何か(!)・フルーツタルト・きゅうりの・・・
などなどなど。おいしそうだ。
1巻が、恋愛たっぷりらぶたくさん。大変な調理試験だって愛があれば!
2巻が、え・・・そんな・・・ダーク・・になるかと思いきや、思いきや・・・
3巻が、それぞれの夢に向って再始動!恋愛だって頑張るけどやっぱり夢はすし屋なの!
というあれです。


既読の方にしかワカラナイですが。(ネタバレにはならないです~)
弟が激カワですよね!らぶです。頭こすったり。
そしてこっそりハイブリットベリーの人たちが登場したことにもトキメキを。
あと、私父とらぶ発生かと思いました(笑)父かっこよすぎるよ!
市井ちゃんと松・・・くん(笑)など脇キャラの関係も気になるところです。
「鮨処日向」のメンバーも気になります!

前作、「ハイブリットベリー」(全二巻)は野球漫画。
面白かった。野球漫画が好きなら一応いけるはず・・・。
しかし勧められるのは「ミックスベジタブル」の方・・。
ハイブリットは、打ち切り・・・っぽい感じもあるので。

「ミックスベジタブル」を読んで、
私は自分がSだと初めて気がつきました(どんなカミングアウトだ)

どこが紹介なんだって感じの紹介で、幕を閉じます。。。

酒見賢一さんの『後宮小説』にびっくり。

2006-10-23 | ■さ・た・な行の作家
驚くなかれ。

酒見賢一さんの『後宮小説』とは
時は槐暦元年、腹上死した先帝の後を継いで素乾国の帝王となった槐宗の後宮に田舎娘の銀河が入宮することにあいなった。
物おじしないこの銀河、女大学での奇抜な講義を修めるや、みごと正妃の座を射止めた。
ところが折り悪しく、反乱軍の蜂起が勃発し、銀河は後宮軍隊を組織して反乱軍に立ち向かうはめに…。さて、銀河の運命やいかに。
第一回ファンタジーノベル大賞受賞作。 ((「BOOK」データベースより)

簡単に言うと、「歴史書に基づいた銀河の人生を後宮哲学と共に。」でしょうか。

今回からしばらく、データベースより紹介文をお借りすることにします。
紹介文を考えるのは、実は感想を書くよりも時間がかかるのです。(そうだったのか・・)以下も↓紹介というより単なる感想になってると思います。。


まさか第一回日本ファンタジーのベル大賞受賞作。だったとは・・
やっ知ってたはずなのです。いろんな方のブログで感想を拝見した時に目にしていたはず。しかし自分で見るまで、きちんと認識できなかったようです。
もう期待はこれ以上ないまでに高かったのですが、
これを見たときは、さらにはみ出んばかりの期待でいっぱいに。
ちなみに期待理由は
①いつも言ってる参考にしてるブログ様で絶賛されていたから。
②恩田陸さんの『小説以外』でもご紹介があったから。
③荻原規子さん好きの方がよく勧めてらっしゃるので。
その他、で期待大。一体どんなわくわく歴史ロマンなのか・・・

と思って開いたら、物語開始の言葉が
 
腹上死・・・・・

ボンっと吹っ飛びました。(それはもういろんなものが。)
いろいろなブログの感想で拝見していたとはいえ、
この目で見るまでは、信じまいと思っていたので、噴出してしまった。
内容も・・・!
なんだか想像してたのとは全然違って(笑)
よく考えれば、「後宮物語」なんだから当然なのですが・・
そう後宮物語・・・後宮のお話であり、後宮はどういう方々がいらっしゃって何をするのかというと・・なんといいますかその・・そういうことのやり方ですとか、哲学がですね・・・はい。

しかしP279の答えを聞いたときになぜかちょっと泣きました。真に理を得たり。

感想は一言で言うと、「このセンスに脱帽!」です。
ちょっとにやりとしてしまうような、
それでいて「う~む。深いのぉ」などと思ってしまうような。
歴史書というものを元に、それを前面に押し出していたのがとても好みでした。
読み手の前に傍観者がはいった小説(なんだそりゃ)で、なんともいえぬのらりくらり感があると思います。そこが好きです。
しかも300ページくらい。この薄さでこの内容。

平勝が好きでした。
真野も好きでした(誰?と言われそうだ。)
双槐樹(コリューン)玉遥樹(タミューン)世沙明(セシャーミン)
といった登場人物の名もとても好きでした。(あっあってるかな・・)

銀河は遠子(荻原規子さんの『白鳥異伝』より)だと思って読みました。
いい意味で子どもだけど、悟るとすごい変化がおこる。
でも元にある「心」も忘れない。かっこいいなぁ。
荻原さん好きの方が勧めてらっしゃった意味がわかりました。おススメします。
しかし「腹上死」と「後宮哲学」という言葉を念頭においてから開くとよいでしょう(笑)

これで人生のうちに読んでおかなくてはいけない本がまた一つ消化されました。
次はなんかこう・・生活感に満ちた本が読みたいなぁ。
川上さんか、梨木さんか・・・ライフスタイルブックとか・・高い雑誌でもいい・・。
なんかそういうのが読みたい気分です。



以下蛇足!
実はこれを読み終わる前にこんな記事を書く予定で保存してありました。

近日中に、どうしてもこれの正体を明かさねばなるまい。

雲の向こう 約束の場所

という言葉を見かけるたびに、
いてもたってもいられない感じになります。
懐かしいような・・

そもそもこれはなんなんだろうか。


という記事。(雲の向こう約束の場所は映画?でした。)
この本で解明されました。
というのも、この本のアニメ版の題名が「雲のように風のように」なのです。
で、酒見さんの『後宮小説』の題を初めこのアニメの題と勘違いしていて。
酒見=「雲のように風のように」と。で、必死にそれで暗記していたもんだから、
「雲の向こう約束の場所」という題を見たときになにか懐かしいような変な気分になったようです。よくみれば、「雲」しか一緒じゃないですが・・。
事実とはそんなものよ・・

メインボーカルのソロ活動。

2006-10-22 | ■日常
キッチンのテレビがつけっぱなしになっていて

から騒ぎがやっていた。(つけっぱなしにしないように!)


今日のゲストは・・・
「誰だろう~」と思ってみていたら


w-indsの橘慶太だった・・・




なんかこういうの出演しないと思ってた&一人で登場にちょっとショック!

しかも最後にソロCD発売です!とかって宣伝してるじゃありませんか。
まじで?なんで?

思うに、メインボーカル(ってかその人しかほぼ歌ってない)
がソロでCDだすのは個人的に好きでないです。。。
やっだってですよ・・!いろいろあるとは思うのですが、メインボーカルがソロ活動したら・・・他のメンバー必要ないぜ!って言ってるようで・・。
キンキとかがソロ活動はあまり気にならないのです。なぜなら二人ともメインボーカルだから。(同じくらい歌ってるという意味で)

いつもELLEGARDENのBBSで「エルレがMステにでるのは絶対やだ」とかいうのをもっと過激に言ってる方々を見て、
「それはあんたらが決めることじゃなくて、エルレが決めることだよ」
とか「エルレが出るって決めたんなら別にいい」とか思ってたんですが、
これを見て・・・うん・・・ちょっと イ ヤ かもね!

とか言いながら、ソロCD購入するでしょうが(笑)

ところでFLAMEは生きているのだろうか。
と思って見たら11月に新曲のようですな。うむ。高いぞ・・大丈夫か・・。

昔とったカセットが大量に出てきて、ただいま昔懐かしい曲をたくさん聴いています。ゆずはやっぱりよいでですね!
なぜか音楽テープにまぎれて「花ざかりの君たちへ」のドラマCDダビングしたのとかも出てきて、こっそり聴いています。
そんな今日この頃。

ララDX雑感+純愛

2006-10-21 | ■漫画
雑感です。

☆ララDX

●草川為さん「十二秘色のパレット」
なんだかもしかして、いろいろ動いていくのかしら・・?
そろそろらぶな展開になる予感もしますが、いつもどおりな予感もします(笑)
えーグエル先生のお友達(?)がまだいるため、
あふぉ度が濃いと思いきや、今回はいつになくまじめ・・・?なお話。

●田中メカさん「王子様、11月のユウウツ」
絶対このお話知ってる!と思いつつもどうしても思い浮かばず。
でも絶対知ってる・・・と思ったら、あぁ前回のバカ王子(!)様でしたか・・!
前回の二人が出てきたのがうれしかったです。

●仲野えみこさん「交渉屋アーリン」
いつもあーゆー系の服とか設定で、それが好きです。
が、今回はそれほど。(ごめんなさい)
アラビアーンな話が好きだったので是非続編が読みたいです。

●ふじつか雪さん「金魚奏」
大学生活変スタート!
スター・・・ト・・?え?
スタートしたんだかなんなんだかよくわからないけど・・・ふぁいと!
関係ないけど、どうか眼鏡の人を出してください。眼鏡×鈴子さんが好きです。
「福祉科の子がかわいい」ってのはよく聞きますよね。なんででしょう。
「あの大学はかわいい子が多い」ってのと同じですかね?

●緑川ゆきさん「夏目友人帳」
なんですかあの可愛い生き物は・・・・!
かわいいかわいいかわいい。
おもわず私もニコリってしてしまいました!!めんこい!
どうやらまだまだ続きそう・・?
うれしい限りです。

●天乃忍さん「鈴鳴荘へようこそ」
きたんではないでしょうか・・・・!!!
これはひいきめなしで、連載になるのでは?!は?!
はい。ひいきめ100パーです。すみません。

でもそろそろ人気も上がってきたように思いますし。
連載くるんではないでしょうか・・?
ずっと好きでしたが実は「くらくら×方程式」以来(というかくらくら×方程式が狙いすぎかなとか思い)ちょっと「ん?」と思っていたのですが、この作品はとても好きです。「天然色プリンセス」とか「夏おくり君おくり」とかがとても好きでした。マニアですみません。



清野静流さん「純愛特攻隊長!」5巻
明緒編これにて了。
大好きだからこそいいたい。明緒編は正直微妙(笑)
ハルチカの再登場を願いますvハルチカ好き・・
脇役たちに今度は注目!のようですね!楽しみです。
毎度あふぉでバカで乱暴なのに、
ちょこちょこ少女マンガの王道的なこっぱずかしい展開がはいるのがとても好きです。

今日は「NGライフ」とザ花ゆめを購入・・・あれれれ・・

発売情報。

2006-10-19 | ■日常
なんだか恒例になりつつある発売情報・・
本屋でどっきり体験したい方は、避けてくださいますよう・・。
そういうのもありますよね!
チェックしないで偶然本屋で出会うほうがいいっていうのも。


ってことで、11月!これが楽しみ!


★本

あさのあつこ 『ほたる館物語(1)』『ガールズ・ブルー』
おっ?NO.6といい、一気におりるのか?うれしいぞ!

五條瑛  『ヨリックの饗宴』
きた!!!

森博嗣
四季限定BOX
『四季 春』
『四季 夏』
『ダウン・ツ・ヘヴン Down・to・Heaven』
四季がきた・・!


★漫画

南マキ    「S・A」
福山リョウコ 「悩殺ジャンキー」
松月滉    「幸福喫茶3丁目」
南波あつこ  「スプラウト」
小村あゆみ  「ミックスベジタブル」

★HABUさん写真展開催!
今年なんか多い・・!うれしい!
11月23日(木)~12月13日
「フォトエントランス日比谷 ギャラリー&スクール」にて
うーでもまた新しい場所だー一人でいくの怖いのにー。

★お泊り旅行のお誘いがv
どうしよう~どうしよう~

あと忘れそうなのでもう一度。
★10月末から、伊坂幸太郎さんのラジドラ開始。

なぜ発売情報を書くかといえば、もうこれは完全に
自分のため!!

追記
あわっわ
★ELLEGARDENのにゅーあるばむが一応11月8日発売予定・・
でも一度延期になってるので&まだ詳細は不明。