☆GREEN HEART☆

漫画と本と国府津があれば生きていけるかもしれない「ことは」のブログ。
はじめましての方は「自己紹介」をどうぞ!

私にしてはあれですが、劇団ひとり『陰日向に咲く』を読みました。

2008-12-07 | ■か行の作家
いうなれば、フジワラの一発ギャグをたくさんもっている方みたいな

劇団ひとり『陰日向に咲く』
ホームレス風ファッションを家族から隠し持つ会社員、売れないアイドルを応援するために一流の服を着る青年、紫の悪魔をとった女子大生、身寄りのない婆さんの話相手になる借金四百万の男、そして最も心温まる父の言葉。スポットライトがあたらないと思う場所だけどだからこそ。すべてはどこかでつながって影響しあっていきている。

【まず公衆電話に電話をかける方法知らないよ】(【】内P140L3-4より引用)

解説が劇団ひとり父となっていて、ふざけた感じに書いてあるかと勝手にウキウキしながら読んだら、とってもお父さんって感じ?の解説でした。素敵です。

と、ここまで記事を書いて放置。これ以上特に何も記せない。珍しく、ソッコー文庫化で読んだのは、恩田陸がおびにコメント載せてたからです。ハードの方で。個人的にいいかわるいかでいえば、いいと。でももうちょっとすごいかと…!劇団ひとりっという方はなんていうかすごい思考回路が常人と違う面白い人だと勝手に思っていたので…!ちょっと拍子抜けみたいな感じでした。

読了→日明恩『それでも、警官は微笑う』ハードボイルド?刑事もの?のストックがきれました。次は誰に挑戦しようかな…

今野緒雪『マリア様がみてるー大きな扉 小さな鍵』

2007-04-04 | ■か行の作家
3月30日に、『レヴィローズの指輪』バイ高遠砂夜の新刊がでたようです!!

ってことで、本題へ。

今野緒雪『マリア様がみてるー大きな扉 小さな鍵』
生徒会役員選挙も終了し、もうすぐ待ちに待ったバレンタイン!
でもウキウキばかりはしていられません。まだ瞳子との問題は決着がついてない!
神出鬼没の柏木優の手によって、瞳子との関係が思わぬ事態へと発展?!
ついに明かされる、瞳子の心の内。
他者を遠ざけ、崩れ堕ちていく瞳子に手を差し伸べたのは、祐巳か乃梨子か祥子か?!それとも?!

あっ、はい。まだ読んでるんです(笑)
以下雑感。

わーまた引きですよー。もう決着つけてくださいお願いします。
瞳子編から全然落ち着かないし引きまくりなんて・・!
教室での一件、あそこで友人らが出てこないあたりが好きです。そんな押し付けの友情ではないような関係が、今の一年生メンバーの好きなところです。
あああと、元気に仏様!も好きです(笑)

新刊で決着ついてます?それともバレンタイン編に突入?
もう新刊でているようで・・その前の巻もまだ読んでないのに・・
もうすぐ卒業ですしね・・早く決着つけようぜ・・!

そしてコバルト関連で。『レヴィローズの指輪』の新刊!
副題は「彼方の約束」だそうで。
ま さ か!続編ですか?!番外編?!
まさかまた彼らに会えるとは!
私、水と風が好きなんです。どうか彼らをだしてください。
そして父上と母上の話が好きなのです。+昔のレンドリア。どうかそこらへんを!

北方謙三『ブラディ・ドールーさらば荒野ー』

2007-01-27 | ■か行の作家
ちょいと訂正のため、記事入れ替え

北方謙三さんの『ブラディ・ドール-さらば荒野-』とは
川中エンタープライズの社長、川中良一。
彼の弟・新司が勤めている研究所の重要資料であるマイクロフィルムを持ち出し、女とともに、逃走した。
兄である良一のもとに、関係者が集まり、マイクロフィルムと弟の行方を問い詰める中、ついに兄の下に、弟からの接触が・・・
複数の人物が兄良一の下に集まる。彼らは、敵か、味方か、それとも・・・

雑感のみで失礼します。せっ説明は無理・・・

ハードボイルド小説。
ブラディドールシリーズは、全十巻。
その後、約束の町シリーズへとつながるらしい。
ハードボイルドと聞き、私が読んだことあるものだと、
五條瑛さんや、石田衣良さんの池袋ウエストゲートパークなどが、
かろうじて挙がる。
が、そんなの目じゃないくらい、これはハードボイルドだった。
けっ結構読むのきつかったかも・・・

兄と弟の言葉がとても心に残っている。
真実がわかったあとの、回想シーンには特に。ライターは気分爽快だった。
ざまあみろっ!みたいな・・・すっきり!
あと、昆布茶のシーンがやけにお気に入り。
昆布茶で思い出すのは、『MAZE』の満だ。(あれ昆布茶だったかな;)

そしてもちろん、藤木が好きだ!

ちなみに、ブラディ・ドール占いというのがあったのでやってみたら、
遠山だった。だれ。

今野緒雪さん『マリア様がみてる~仮面のアクトレス』読!

2006-07-03 | ■か行の作家
また読んじゃいました~
単なるメモ感想。読んだことない人には意味不明!

今野緒雪さん『マリア様がみてる~仮面のアクトレス』とは
問題を抱えながらも、ついにやってきた、生徒会役員選挙。
今回は、去年のロサ・カニーナのような立候補者が出ているという噂はない。
しかし、生徒会役員選挙の説明会。
そこに、思いもよらない人物が姿を現した・・・。
彼女の目的は?
はたして、現白薔薇とブゥトン2名は、3人そろって、無事「薔薇さま」になれるのか?!


もういいやと思いつつ、どうしても続きを買ってしまう、
『マリア様がみてる』シリーズ。
こんなに何も考えずにあっさり読める本を、私は知りません(断言)
だから、「活字を追いたいけど、面倒くさい設定の本は読みたくない」
ってときは、とてもありがたいです。

さて、今作ですが・・・・。
ひきますねー。
前回から。
またしても、「次回へ続く!」的に終わりました。

個人的に、瞳子より可南子の方が好きなんですけどね。
そして正直、今の展開そろそろ飽きて・・・いやいや。
でも、ちょっと及梨子と瞳子の友情シーンは、泣きそうでした。
あと、菜々ちゃんが好みです。
もっと出番を・・!
それにしても、この問題解決したら、そろそろ卒業ですね。
寂しくなります。
と、単なる感想を残して去ります。

そして、コバルト文庫の宣伝を見てたら、
高遠砂夜さんの最新刊、「流血女神 喪の女王4」
ってなってたんですが、「聖獣王の花嫁 剣を継ぐ姫」の間違いですよね・・?

とにかく実習終了後、二冊目読了!さぁどんどん行こう!

北村薫さん『夜の蝉』再読。

2006-05-20 | ■か行の作家
ちょっとくすぐったい感じ。

北村薫さん『夜の蝉』とは
「私」の友人の正ちゃんがアルバイトをしている書店で、本の向きが逆さになるという小さな事件が発生。一体何のためにそんなことを?
お馴染、「私」と円紫さんが、日常のちょっとした謎に迫る。
「朧夜の底」「六月の花嫁」「夜の蝉」の三篇が収録。

「円紫師匠と私」シリーズの2作目。一作目同様、日常の何気ない謎に遭遇した私が、円紫さんにその謎を話し、それを鮮やかに解決するという流れ。
前作よりも、ミステリー?としては物足りない感も。
今作では、謎ときよりも、円紫さんの優しさや人柄、そして私の成長に焦点当てていました。

「朧夜の底」は、私の友人、「正ちゃん」のお話。正ちゃんのバイト先の本屋での不可解な謎に迫りつつ、正ちゃんのまっすぐな心意気にスポットを当てている。正ちゃんが好きだが、この話を聞いてさらに好きになった。正ちゃんが好きな人に、おススメ。

「六月の花嫁」は、私の友人、「江美ちゃん」のお話。軽井沢の別荘に行き、チェスをしようとしたら、白のクイーンがなくなっていた。果たして、江美ちゃんとなくなったチェスの関係は。。衝撃の一作。

「夜の蝉」は、私の「美人な」姉の話。恋人宛てに歌舞伎のチケットを送ったが、会場で待っていたのは同じ会社の女だった・・?「お化け」の正体よりも、私と姉の関係について語られている。読むのがちょっぴり辛い(?)一作。

どの作品にも共通していることで。
読むのがちょっぴり、気恥ずかしい。
この作品が書かれてから年数がたっているからか、昔の幼い自分を思い出してしまうからか(私はおそらく同い年のはずだが)、なんとなく照れくさく、くすぐったく、そしてほんのちょっぴり苦い感じ。

姉妹のいない私には、三作目の話はなかなかおもしろかった。
ジブリの「おもひでぽろぽろ」のポシェットのエピソードが思い浮かんだ。
あの話、好きだが私にはよくわからなかった。三作目を読んだときも、たのしかったが、よくわからなかった。
兄弟はいるが、姉妹はいない。兄弟と姉妹、私に関して言えば、全く違った関係なのではないかと思う。

一作目よりも、落語に関する話が少なかったように感じるのが、残念。
でも、逆に、落語の意味不明な話がいやだった人は、これなら好きになれるかもしれない。日本文学専攻のの友人におススメしたい一冊。
あとは、姉妹のいる方におススメ。感想をお聞きしたい。

北森鴻さん『孔雀狂想曲』読破。

2006-03-23 | ■か行の作家
一回挫折した一冊。

北森鴻さん『孔雀狂想曲』とは
東京下北沢にある骨董品屋「雅蘭堂」
店主「越名集治」とお気楽女子高生アルバイト「安積」がいるこの店は、いつも開店休業状態。
それでもここは「骨董品店」
人々の想いをのせた「もの」たちが、今日も謎と事件を引き起こす・・。

全部で8つの骨董品を巡る事件を、店主「越名集治」が解決(?)していく話。
江戸切子、べトナムジッポー、九谷焼、根付けetc・・・
いちいち面倒そうな設定を各事件につけてるのに、読むのが苦にならないのが驚きでした。
ぱっと見、本当に面倒くさそうな話が多い。根付けにしろ鉱物標本の孔雀石にしろ九谷焼にしろ・・でも、それらについての説明が入るので知識も得られて一石二鳥?!
骨董品店ということで、競り市の雰囲気とか骨董を巡る裏事情とか・・。
物語り全体を独特の雰囲気が包んでいました。
短いし、あっさりと解決(?)するわりに、読了感も悪くないです。
一番すきなのは「根付け供養」

ちょっと言うなら、自分としてはキャラクターが弱かったような気も・。
最後まで安積の「顔」が浮かんできませんでした;
でも、解説にもあるように、この「安積」がいたこらこそおもしろかったところも、もちろんたくさんありました。だからこそ「安積」にもっと活躍してほしかったなぁ・・!と思います。

表紙と題名買いのため、ミステリーだとは知らず・・・。
作者すらみないで購入した一冊。(ありえない?)
というわけで、北森さんの本、初読みでしたが悪くない印象でした!
Next積本→川上弘美さん『おめでとう』しかし、早くも恩田本が読みたくなってきたので、どうなることやら・・・。

北村薫さん『空飛ぶ馬』読破。

2006-03-04 | ■か行の作家
北村薫さん『空飛ぶ馬』とは
「夢に出てくる人がいるんです。でも、私はその人物に会ったことがないんですよ。全く知らない人。でも、その後、その人物が自分の前に現れたんです。」
「あの女の子たち。砂糖をいれてるんですよ。紅茶に。3人で順番に、一杯二杯三杯・・・七杯八杯・・・おかしいでしょう?なぜそんなに意地になって砂糖をいれてるんですかね。」
「えっ車に鍵をさしたままにしちゃったんですか?!大丈夫?盗難にあってなきゃいいですが・・。盗まれてた?何が?えっシートカバーですか・・?なんでそんなものが盗まれてるんでしょう・・」
ふとしたきっかけで、落語家「春桜亭円紫」と知り合いになった「私」。私たちの日常にひそむ些細で不可思議な謎が、二人の手によって明らかになっていく・・。

円紫さんと私シリーズの一作目。よくわからない説明になってしまった。
落語家の「円紫さん」が、女子大生の「私」の身の回りに起きた些細な謎を解いていきます。人が死なない、刑事が介入しない、犯人が逮捕されない推理小説。ホントの謎は、私たちの身の回りにたくさんころがっているのです。。というお話。
なんとなく心温まるようなお話や、人間の底眠っているマイナスの感情のお話などなど。
続編『夜の蝉』も読みましたが、毎回本当にたいしたことない、そのまま気づかずに通り過ぎてしまいそうなことを、題材にしてます。面白い。
「空飛ぶ馬」がすごく好きです。「砂糖合戦」は怖いですね。女の底意地の悪さをみた!「赤頭巾」は苦手なジャンル(男と女のどろどろ話?)でした。

落語好き&大学生が主人公なのでなんとなく親近感が・・。この本を読んで、去年迷ったけどやめた歌舞伎・浄瑠璃関係の授業をとろうと思いました。ちなみに「笑点」が大好きなので、無意識に「円紫さん」を「圓楽さん」と読んでしまいます(笑)
劇的なドラマを求める人には、向いてません。あと落語がきらいな人は、途中落語関係の話が結構はいるので、読むのが微妙につらいかなと思います。

北村薫さん 『スキップ』読破。

2006-02-17 | ■か行の作家
私はこういうさっぱりあっさりした主人公(or女の人)が好きなようです。

北村薫さん『スキップ』とは
17歳の「一ノ瀬真理子」は、学校から帰ってうたた寝をしていた。
目が覚めて、初めて出会った人物は、自分の「一人娘」だった。
突然42歳の桜木真理子になってしまった「一ノ瀬真理子」。
夫もいるし、娘もいる。さらに高校の教師になっていた私。
中身は17歳だが、「入れ物」は42歳。
「一ノ瀬真理子」は、どのようにこの時のねじれを生きていくのか。。。


おもしろかったです。たぶん、北村薫さんは好きになりそうな予感。
その予感はもはや確信へと変わりつつあります。。。
本日、北村薫著『ターン』『冬のオペラ』『盤上の敵』を購入。。あぁ!

でも、途中でこの本は金○先生物語なんじゃないか・・と思いました。
思ったよりも、学校の話が多かったので驚き。
そこらへんが嫌いな人は、中盤つらいかも。

気持ちの変化や町の描写、主人公の性格、周りの対応、すべてがおもしろかった。
元教え子とのエピソード、娘との関係、そしてあの男の子。
まさか、そうくるとは思いませんでした。

もちろん、中身が17歳で「入れ物」が42歳になったことはないけど、
すごくリアルな感情が書かれていたと思います。

できれば、高校生のときに読みたかった。
そして、大人になったらもう一度絶対読み返したい。
さらにできれば、「ジェスチャー」というテレビ番組や「てなもんや三度笠」なるものがわかる年代に生まれたかった・!悲しいことに、わからない。。
母に聞いたら、「当然知ってるわよ!」と懐かしげに語ってくれましたが。

ところで本日購入した本北村薫著『盤上の敵』。なにやらいわくつきのようで。。
怖いもの見たさで購入したのですが、ホントに怖くなってきたので他の人の感想を読んでから読もう。。。