☆GREEN HEART☆

漫画と本と国府津があれば生きていけるかもしれない「ことは」のブログ。
はじめましての方は「自己紹介」をどうぞ!

五條瑛『上陸』

2008-05-17 | 五條瑛
何を書いたらいいのやら・・なので、原点(本記事)に戻ってみます。

五條瑛『上陸』とは
密航大国日本。
世話になった老婦人のため、ギャンブルのため、国に残る家族のために、それぞれ働く3人は、共に過去に密入国の手引きをやってのけた秘密を抱える。
同居する3人は、建築現場で働く傍ら、不法滞在者たちのトラブルに巻き込まれる。
「地底に咲く花」「名前」「神の影」「太陽の恋人」「東の果て」「一九九九年十二月 上陸」書き下ろし「東京の雪」を収録。

連作短編ということで、一話ごとに軽く3人の説明が入ります。
ジジイおっさんと言いまくる安二が好きです。
事件解決ものとしてみると、すごく大きな事件はなく。
3人が抱える秘密に関しても、あまり劇的なものでもなく。
でも、テンポよく話が進むので、飽きることなく読めます。
まあなんといっても私五條すきーなので!!

ということで、特に説明することもなく、ネタバレへごー。

ネタバレ注意。



間に入る金満の話に、思わせぶりな言葉・・アキムはいなくなるのか・・え・・安二はどうしちゃったの・・金満今一人なの・・みたいな・・

「東の果て」ですね・・アキムと安二・・兄弟・・おおおう!
明るく言いながらも泣きそうな安二とか、あああああ・・そこは金満ささえてあげてくれよ!でもそれができないのがまたよいですよね・・ふへへ・・
安二がアキムいなくなって寂しさをもてあまして、ぐれちゃうとか、それにうまく言葉をかけてやれない金満とか・・うわあもどかしいこの感じ!!

書き下ろしはやはりうれしいですね・・しかも五條さんの書き下ろしは、そうそうそれが読みたかったのよ!という素敵エピソードであること確実・・
アキムからの便り!!!安二!!よかったね・・!!!アキムの名を口にできない安二!うまく誘ってやれない誘おうとするとタイミングつかめない金満!そしてアキムからの便り!青年の言葉!兄弟がいるんだと自慢してたよアキム!!うはー
一刻も早く知らせたくて秋葉原まで行っちゃう金満!喜ぶ安二!かわいい安二!!

ふう・・この3人好きです・・もっと読みたい・・

でもなんか3人が密入国の手引きをしたぜという感じはいまいち?
単なる話の一部としてなら問題なく受け入れたけど、カバー裏とか広告文句で、すげー秘密があるように期待させるんだもん・・いやすげー秘密ではあるけど、それが全体を盛り上げるかというより、物語の一部だよってほどだったような・・


とにかくとても好きな一冊となりました。もうすでに4回くらい読み返し・・ふへへ・・
今まで初めての五條本には、『熱氷』を推してきましたが、『上陸』もよいと思います。ちょいとそういうシーンがあってもよい人なら、断然『上陸』をお勧めします。逆に嫌悪感ある人は、初めからそれなのでチラッと見てから決めたほうがよいかもです。

五條瑛『ヨリックの饗宴』

2007-12-05 | 五條瑛
ヨリックを完全にヨリョクと間違って覚えてます。


五條瑛『ヨリックの饗宴』

雑感のみ。このままだと読了本とその記事がたまったままなので、とりあえず。
ネタバレはしてないと思います。一部反転。というか読んでもよく分からないかと!


ーこんな話ー
家族を虐待したのち失踪した兄。その弟が受け取った兄への手紙。
謎の女からの接触。そして謎の言葉。ーヨリックを探せー
家族のためにも消え去りたい兄の記憶。それでも兄を追い求める弟。
兄の消息を追う中で明らかになっていく、兄と政治機密との関わり。
長年隠蔽されてきた政界の計画へとたどり着く。


五條さんです!

が、一番うーんな作品。
でも裕之と和久田耀二のシーンはとても好きです!『熱氷』を思い出します。

政治の話が中心だったので、そこらへんが結局なんだったのか・・頭が悪いのでよくわからなかった・・。
あと結末というか、秘密?守るべきものが抽象的過ぎていまいちドキドキしたりできなかったかな、と思います。

でも裕之と和久田耀二、兄と弟の会話とかは大好きです!!


五條さんにしては

ネタバレ反転

あまり人間関係が複雑でないと言うか、それほどびっくりな展開はなかったような感じです。
再婚相手が結局別に何にも関係なかったんでしょうか・・?
あと母も・・!!何かあるんだと思ってました!


ってところが拍子抜けのような気もします!

今は五條作品黒を纏う~を読んでます。

五條瑛R/EVOLUTION 4th Mission『恋刃<Lancet>』を読!!

2007-02-04 | 五條瑛
毎度どうも

五條瑛さんのR/EVOLUTION 4th Mission『恋刃<Lancet>』とは

とか書いたけど、別に誰も五條さん読まないだろうし(え)
もうなんか感想だけでもいいかな・・とか!続き物で、もうⅣだしね・・!

相変わらず五條さん好きです。
わー。あと読んでないのは、『ヨリョクの饗宴』なんですよねー!楽しみ・・

とりあえず、一気読みしないと誰が誰だかわからなくなる。
関係性も、どんどん濃くなっていって・・・
あいつは仲間だっけ敵だっけ・・(ある意味全員敵)
ていうか、あいつ誰・・・みたいな(笑)

三分の一まで読んだ時の叫びはこちら

以下ネタバレですので、お気をつけください。
恋刃より前の革命シリーズ断鎖、紫嵐、心洞までを含むネタバレ要注意。



翔さんいい人じゃん・・!私翔さん好きだ!
嘉瀬と一紀もすごい好きかも・・好きかも・・
ていうか、一紀が可愛かった・・あの真ん中あたりの、
洋服似合います!とか兄貴!とかあたりのページ・・
兄貴ちょう好きだ!っていう感じの一紀がいぬっころみたいで可愛い・・あわわ・・
前巻の文庫書下ろしで、私は一紀が誰だったかも忘れていたのに・・
わー読み返そう!絶対ときめく!

あとは・・
鳩のポジションがいまいちつかめない・・・
あれは、個人なのか?やっぱりサーシャについてるのか?う~ん。
鳩があっさり登場したのも、結構驚きました。まだ亜由とは一緒にいるみたい?

エナはひたすら切ない。。それにともないハーシーも切ない・・
私はハーシーを激しく応援させていただきます!

あとですね!
とっても気になってるのにどうしてもわからないのが、
リャン。です。
あれはもしかしなくても、亮司に描いてもらった絵ですよね???
となると、リャンって、断鎖の時の3人のうちの誰かってこと???
あと、ムトウが誰なのか思い出せない(笑)これも断鎖の時の人だったような・・

大川先生はどこまで堕ちていくのか・・翔さんにめちゃくちゃ嫌われてる・・
それでも私は大川先生が好きな・・んです・・
亮司が大川先生のことはなしたり、考えたりしてるシーンが多くて
とてもときめきました・・!先生・・とかって!
後、翔さんが結構好きになったので、亮司と翔さんの関係もとても気になります。
翔さんは、芸術家としてあれで、亮司のやっている・・その・・サーシャとのいろんなことは、知らないんです・・よね・・?
なんか大川みたいなやつと、亮司が関係あるはずがない!みたいなこととか言ってたし・・亮司にぺらぺら秘密?しゃべってたし・・
そしてそれを即行サーシャに知らせるし(笑)やめて!亮ちゃん!

あと、サーシャが亮司のところにやってきて、暗闇でソルダム食べさせる?ところが・・怪しいってのは別として、最後のあたりの俺はもう血をたくさん流しているんだ・・みたいな・・せつない・・!それ以外にも、サーシャがふらっと消えちゃうのを心配してたりとか・・切ない!

すみれは、相変わらず黒いけど、
亮司とか鳩としゃべってる時のすみれは、とても可愛い。
二人のよい弟って感じだ!

あとから気がついてなんか足りないと思ったら、文庫じゃないから、書下ろしがない!!!文庫化書き下ろしで何が書かれるか楽しみー!

あと、W・Tが期待してたほどたいした役割じゃなかったのはがっかり。
あれだけ期待もたせたから、かなり派手なことをやってくれるのかなあと思ったら、女一人をおとしてほぼ終り・・みたいな・・

当然のように、井口はでてこなかったよ・・・ああ井口またでないかな・・

だんだん気になってきたのが、南原。あの教会実は黒幕とかいうオチはないよね?!なんか、たんなる教会にしては、やたらと姿を現しすぎる・・!!!
立石も、どうやらあそこ出身?みたいだし・・あーわからない!!


ネクストミッションは、愛罪・・・

五條瑛さんの『エデン』読。ハードだ!

2006-12-22 | 五條瑛
所詮はめぐまれた人間だけが言えるザレゴト。

五條瑛『エデン』とは
ストリートギャング、亞宮柾人。
2年の刑期を過ごすため、連れてこられたのは、「K七号施設」
そこは看守たちに常に監視されたクサッタ独房ではなく、
囚人の自治が認められた、「政治・思想犯専用特別矯正施設」だった。
奇妙な状況の中で過ごしていくうちに、亞宮は一つの事件に突き当たる。
ここは何のための施設なのか?
囚人自治の目的とは? 

戯言と聞くと、どうしても西尾さんが思い浮かびます。
なんか久しぶりなのかなんだかで、
説明も感想書くのが、どうもノリません。(ノリ?)
でももう忘れちゃいそうなので、雑感だけ!

夏。
日比谷。
うだるような暑さ。
現れた神。
ーー宇賀神

「K七号施設」
政治・思想犯専用特別矯正施設
一度焼きついた映像は拭い去ることは出来ない。
恋焦がれ、ただひたすらまた出会うことを願う。

そして飢える人間の前に現れた、救世主。
ーー亞宮柾人

こんなところまで来てまだ同じ民族でいがみ合う連中。
 ヤクを探す模範囚。
 相手によって気の長さが変わる実質終身刑の男。
 奇妙なダンスの時間に噴水のように吹き出した血。
                          P331l10より
この本は、だいたいこの上の言葉でうまく要約されています(笑
+思想犯のザレゴト・・か。

若干・・・・途中単調であきそうになるようなあれも・・
五條すきーさん以外の人には、間延び~とか言われそうです!怖いです!
インテリの集まる「奇妙な」刑務所内に放り込まれた亞宮が、
薬売ったり、友情はぐくんだり(ん?)、新宿のストリートを中から操作したり。
そして施設内の奇妙さの原因に突き当たり、どかーん。という。説明できませぬ。

工藤が好きです。あとは、亞宮と蔡のやりとりが。
ちなみに宇津木タイプは最も好みでない感じです(笑)
相変わらず、五條作品はおっさん率が高くて幸せです。
でも今回はなかなか青春な話もたくさんありました。有馬とかマリとか。

以下、ネタバレ。
自分はあふぉですたい。まったくわからない謎と妄想がたくさんで困ってます。



宇賀神って誰だったんですか・・・・・!!!

ケンジって、本当にただの子分(?)なだけだったんですか・・・・・・!
って北さん顔だしちゃうのかよ!接触しちゃうのかよ!
っていうか宇津木はどうした・・・・・・!

妄想劇場
・ケンジが何かたくらんでる・・!
いやだってあまりにもまさとさん!まさとさん!っていい子すぎるから・・
・宇津木が宇賀神!(有力)←え
人数がずれてるのに気がついて、当然それは宇津木かと・・・
・その時(日比谷)の影響で、宇津木は暑さが怖い!
いや・・クーラーがね・・カウンセリング室きいてたって言うの読んでさ・・・
・宇津木が出すコーヒーに、何か入ってる・・!
やたらとコーヒーシーン出すからさ・・・ほんとに何も入ってなかったの・・・?

宇津木宇賀神説と、コーヒー異物混入説(笑)は、
自分の中では最も有力かと思ってました・・・・・・・・・・・

気になるサイドストーリーは、
マリと糊で!!なにやらトキメキがたくさん転がってそうです!
五條さん!続かないのですか?!これ!お願いします・・

でもまじで宇賀神って誰だったんですか・・・!
(もしくは、誰か判明してないんですか・・・!?) 


最終章の「エデン」にはいったすぐあとの
2行に
とりはだがたちました。

恋刃にトキメキ。

2006-12-06 | 五條瑛
トキメキがとまりませぬ・・・・
心臓が大変なので、無理やり読むのをやめ・・・・
五條瑛さんのR/EVOLUTION 4th Mission『恋刃<Lancet>』

以下ネタバレなのかもしれない。ので反転。 3分の1までのネタバレ(笑)
だいぶ壊れ気味なので、こっそり見ても、ひかないように・・・


亮司と大川先生が・・・・!

たすけてーたすけてー

前巻亮司の出番はほぼなく。がくかりしてたら・・・・

亮司が大川先生のことを話すシーンがた く さ ん・・・!
あああトキメキが止まらない~

ついでに、サーシャ様も危なすぎです!
暗闇で!目をふさがないで!とっときめきーふぁいやー

しかも亮司「先生」って言うシーンとかあって・・・
ああああしあわせです。

というか、彫翔さん(すでに「さん」づけ)、
いいひとではないですか?!
あんまり正直、前巻までいい印象・・・なかったのですが、
てかまぁあまり印象になかった(笑)のですが・・・
なんかいいひと!いいひと!
テキトウにいいひと!(テキトウ?)
これから黒くなっていくのか知らないけど、
今のところ私の中で、彫翔さん株はあがりまくりです。

さて。井口は出てこないのか・・・
大川先生がでてきただけでもすごいんだ・・我慢・・・
鳩もまだでてきてないけど、これからかな?

我慢できなくて、ちぃと飛ばしてパラパラ見たら、
すみれちゃんに大川先生の居場所探して~みたいなシーンもあって・・あああ
しかし、すみれちゃんが、黒いです!想像通りに黒いです(笑)
サーシャ様より実は怖いしすごい子だと思いますが、
亮司にとって、よい存在ですな。
てか亮ちゃんかっこいーよ!すごいよ!
でも暗闇でサーシャ様とのシーンとか読んでて、血の話の最後の心の声とか・・・・・せっ切ない・・・!

なぜか堀江という単語が並ぶだけで、笑っちゃいます。
あっちの堀江を想像しちゃって(笑)失礼。

まだ3分の1しか読んでないのに、このトキメキは反則です。
これから先ドキドキしすぎて心臓が持つのか心配です。
てか3分の1しか読んでないのに、こんなに感想書くなー

いきなりですが、ちょいと決意表明をば。書かないとやらないので・・
久しぶりにみんなに会い、もしかしなくても本気で自分はやばいやっばいのではないかと思い。つつも部活にでたりしてたのですが、やばい。
ラーメン食べて、「やっばいこれまじうまい」とかのやばいではなく、本当の意味で、やばいです。うまくもないです。
とりあえず、12日までに・・・あ・・・

五條瑛さん『心洞 Open sesame』を読!

2006-09-29 | 五條瑛
五條本ゆえに感想激長失礼。
積本理由
「次の革命文庫化してない。絶対ハード買っちゃう・・から読んではなるまい」。

五條瑛さん『心洞 Open sesame』とは
ーーエナ。
ーーヤスフミ。
新宿で出逢った二人。
家出少女エナとヤクザ絡みの仕事をして暮らすヤスフミ。
今度は「人捜し」を命じられた。
「キュー・テッドを捜せ」
鳩を探しながら、情報を集めていく中、新宿に異変が。
新宿のやつらがおかしい。
おかしくなった奴らは言う。
「ドゥルダ・・」と。

交差する事件。物語の行き着く先はーーー

革命シリーズを読んで、一番最初に笑うのは、
「主な登場人物」のところだったりします。
「サーシャ・・・謎の男。」  
     って・・(バシバシ/笑)じつに的確だ!

五條さんです。
断鎖、紫嵐が飛びぬけて好きだったのですが、
それを超えるほど好きではない感じです。私としては。。
主人公&展開内容がそれほど・・

話は、
新宿のいろんな勢力の波に巻き込まれながら、
いろいろ頑張ってもがく少年ヤスフミと少女エナ。
どんどん事件が関連していき、逃げられないほどの渦に巻き込まれて、
最後に残ったのは・・
みたいな話のようなそうでもないような。
「麻薬、キャッチガール、殺人、派閥争い」
あたりが大丈夫な人は、是非。(大丈夫な人ってのも変ですが;)


「ドゥルダ」
溺れていく街。
日本という国。多国籍。
魅入られる人々。
騙されるな。
己さえも信じられないこの世界にーー
ーーエナ
ーーヤスフミ

だれもが縛られ、それに抗う。
その中で見出す。
利益。感情。大切なもの。
ーもがき続ける者を見下ろし
その先を握る者の存在ーーー


絶叫せずにはいられないので。
一応断鎖&紫嵐含むネタバレ&結構壊れ気味、注意。


おっおっおーー?大川先生・・・?
お お か わ 先 生?

おおかわせんせいーーー
ふぇふぇフェロモンたれなが・・・ーーー
どうしたの先生。先生・・
てか、先生。
生きてたの・・
お亡くなりになったとばかり思ってました。。
生きてるよ。生きてますよ。
「おいで」「こっちへおいで」って何///(バシバシ/笑)

しかし亮司と偶然鉢合わせたりしないのかしら。ちょっと期待・・
ちょろっと亮司のこととか話すところにうるっときてしまいます・・。
しかし、ヤスフミは大川経由(バスっぽい・・)で薬におぼれたのですね。
大川先生が怪しすぎて、薬なんて全く思い浮かびませんでした・・・

井口はやはしもう登場しないのでしょうか・・。
本書ではたった1,2行しか出てこなかったと思うのですが・・(滝涙)
しかも迷惑・・みたいな・・・
あとは、前作からの話でいくと、
鳩が「同居人」に反応したとこにちょっとうるっと。

そして革命シリーズの基本(勝手に)、
サーシャ、亮司の登場回数少ないYO!
そりゃないよ!
でも、亮司の相変わらずのいい人っぷり(?)がよかった・・。
亮ちゃんまで変わってたらどうしようかと・・(泣)
亮司も好きです。
無駄な抵抗とわかりつつ。抗おうとして、サーシャに転がされてる感じが(笑)
そしてやっぱり純粋ないい子!(であってほしいの・・)

鳩さん・・。
多少のあれは残ってるけど、すっかり悪になじんじゃって・・
しかし結構ひどい言われよう・・。
あぁ井口・・(いい加減井口から離れなさい自分。)
すみれは予想通りの育ちっぷりなので、それは置いといて・・。
絶対サーシャよりも怖い。己の使い方を知っている子だ・・

あと正直、ドゥルダ=サーシャだと思いました・・(爆)
違ったよ~
サーシャ様が女装されてるのかと思ったよ~
さしずめ、恩田陸さんの『麦の海に沈む果実』の校長のように~

内容は、
五條作品は、伏線の張り方が好きなのですが・・。
加えて、私はどうやらわりとヘタレの主人公と、それを見守るオヤジ
そして最後にそいつが黒幕ぅ!みたいなのが好きのようで。。
正直、ヤスフミにまったく興味がわかずに・・。ヤスフミごめん・・。

そろそろ、革命シリーズの人物表でもつくらなきゃわからなくなってきた。
シリーズ完結までに、私の脳みそが登場人物を覚えてられるかが、一番の悩み。
書き下ろし読んで、寺田一紀って誰!とか思ったことも、内緒です。


えーと。次巻、ハードで購入してしまいました(えへ)
恋刃“Lancet”。フォースミッションだ!

五條瑛さん『スノウ・グッピー』を読!!!

2006-09-19 | 五條瑛
おしりの小さな~♪

五條瑛さん『スノウ・グッピー』とは
「訓練中の自衛隊機が墜落。
 「宇佐見二佐」が関東電子機器の「三津谷」に告げたのは
 「〝グッピー〟を一匹失いました」
 という衝撃的な言葉。
 グッピーを失ったと同時に、失踪した同僚「山田」。

 果たして〝グッピー〟とは?
 失踪した山田の意図とは?
 誰がグッピーを手にするのか?

 グッピーを巡る、男たちの夢が今幕を開ける。」

ぬおー。
読んでしまった。
ハニー♪ハニー♪
やはし五條さん大好きです。
というかこのおもしろさは、もう反則ではないですか。(何が)

宇佐見。
三津谷。
江崎。
山田。
キリュウメイ。 
趙。

それぞれの熱情。
ある者はむき出しに。
ある者はその熱情をひた隠し。
ある者は未だその熱情をもてあます。
そしてある者は実行に移す。

それぞれのグッピーへ。

今回もまた、裏表紙を読んでも全く興味のわかない内容。
自衛隊?関東電子機器?
防衛?G空域?Sコール?航空自衛隊基地?
海上保安庁?武器禁輸?防衛庁?
う~ん。
でもおもしろい。挫けず読んでいただきたい。
簡単に言うと、
一つの秘密についていろんな人がその秘密を握る人と物を巡って、
いろいろ画策したり陰謀を企てたりして、最後にどんでん返しが待っている!
という話・・?(滝汗)

ごめんなさい。もう即行でネタバレいきます。反転?で。
断鎖&紫嵐含む?ネタバレ注意。&多少壊れ気味。


うー さー みー !
このやろー。
やっぱり宇佐見さんもそういうところにいくわけなんですね・・(泣)
大川先生に裏切られ、井口に裏切られ・・。
もう絶対裏切られないぞ・・!
と意気込んだのにやっぱり宇佐見さんに惚れ・・・ぱた。
うむむ。どうして私のほれるキャラは、絶対陰謀者なのか・・。

五條作品は、すべて読み終わり、犯人?がわかった後で、最初の文字や、
プロローグその他を読み返すのがすごく好きです。楽しい。
宇佐見さんの陰謀?を知った後、
最初のカンボジアでの話しを読むと・・。うー。

三津谷も好きでした。
あの振り回されっぷりと、最後の最後までお人よしのところが。
だって、江崎のことちゃんと見送ってあげて・・(笑)
なんて可愛い人なんだ。
三津谷なら、「三つ目の方法」を見つけてくれるのでは・・。とか思ったり。
とかいったら、
「そんな期待を僕にされても困ります」(本書P683l11)
とか言われちゃうんでしょうが(笑)

本書の見所は、
「ハニー」連発と
「宇佐見さんの三津谷さんに対する深い愛」・・・でしょう!
出会いの話とか、カップ使ってるときとか、もう愛しすぎでしょう(笑)

個人的にはグッピーがもっと深い意味を持ってるのかと思ったので、
ちょっと拍子抜けしたところもありますが・・(いや、十分深い意味なんですが)


とにかく、とにかく。
今回も夢中で読むことができました。次は何を読もうかな~

五條瑛への愛を語る。

2006-08-30 | 五條瑛
注 五條瑛さんへの愛が書いてあるだけの記事です。

「五條瑛への愛を語る」
というよりむしろ、
井口への愛を語りたい」のですが。(革命シリーズ第二弾登場の)
もしくは「大川への愛を語りたい」のですが。(革命シリーズ第一弾の)
そうなると、あまりに可笑しくなりそうなので、自主規制。

五條瑛さんが大好きです。

ということで、『熱氷』を再読。  一回目感想はこちら不親切な感想です。

二度目は、全く違った視点で読めました。
再読すると、あいつがますます憎らしく。
なんだ勝手にごたごた言いやがって!!
初登場シーンから、もうなんだか妄想してばっかりじゃんって!
まぁ、気の毒って言えば、気の毒な面もあるけど・・
再読時のポイントは、合間にはいってる「テロリストの系譜」!
ここが一番再読時はおもしろかったです。
とにかく、やっぱり大好き。革命シリーズも読み返そう・・

キャラクター。
伏線の張り方。
登場人物のリンク性。
セリフ。
などが素敵。
これだけ私が興味ない内容なのに、
あれほど夢中に読ませる五條作品は、偉い!(何様)
例え裏表紙みてつまらなそうでも、五條瑛と書いてあれば、
何も考えず、何も悩まず、ただ本を手に取り、読め!!という感じでして。

いろいろな本好きさんのブログを覗きに行くのですが、
五條瑛さん好きに出会ったことがほとんどありません;
本好きさんブログは、「ア行の作家」。とかって分けて並べてある場合が多い。
でも、どこいっても「五條瑛」の文字を見かけないんですよね。
人気ないのかしら・・・。
でも好き。誰が嫌いと言おうとも。
ただ今、積み本は『スノウ・グッピー』ふふふ。楽しみ。

とかいいつつ、本当は本を読んでる場合ではありません。
卒論本を読まないと本気でやばいです;
今日中に卒論本数冊読んでまとめられたら、明日から東京に帰るまでしばらく
福井晴敏さんの本を探して、読んでみたいと思います。
(初読み作家だが、五條好きにオススメとあったので)
なんか有名な方ですよね。映画とかで。イージスだとかローレライだとか。

五條瑛さん『冬に来た依頼人』読!

2006-06-04 | 五條瑛
わかりやすくったっていいじゃない。パート②

五條瑛さん『冬に来た依頼人』とは
冴えない調査事務所。
そこで働いているのは、唯一の従業員、「桜庭」
彼の元に突然「失踪した夫を探して欲しい」とやってきたのは、
昔愛した恋人だった。
微妙な関係。ゆえに感じる微妙な気持ちを悟られないよう構える「桜庭」。
それに対し、「付き合ってたことを忘れたんじゃないか」と思うほど、ずうずうしく夫を探して欲しいという元恋人。
彼女は、キャバクラの女とともに会社の金を持ち逃げした夫を、
臆面もなく「愛している」といい続ける。。
呆れつつも、問題のキャバクラに出かけた「桜庭」。
だが「桜庭」は、そこでキリエという名の完璧な美少女に出会った…。

中編小説。150ページくらい。
ネオ・ハードボイルド。。らしい(笑)
だってジャンルなんてなんでもいいのです。
好きならそれで。

革命シリーズより、大人な雰囲気のハードボイルド。
そんなに裏社会も絡んでこないし、読みやすい。
見所は。
①別れたってことで、おろおろしてるのを回りに気づかれないようにしている「桜庭」と
②そんなこと全く気にしないで、キャバクラ嬢と逃げたダメ夫のことばかり「愛してる」といい続ける元恋人と
③その状況を面白おかしく見守る「檜林」ですね!

うん。説明できないです;紹介やめ!感想にいこう。

この短さで、これだけの話を組み立てるのは、さすが五條さん!
どうやらこれの続編『蝶狩り』というのが発売されたもよう。
なので登場人物がこれからどんな活躍をしてくれるのか楽しみ。
脇役だが、いい味出してる「檜林」が、
今後活躍してくれることを期待。

初めての五條本にはおススメしません。
評価も低めなので;やっぱ五條さんは長いほうが好き。
初めてなら『熱氷』が絶対よいです。

でも、ホント大好きだな。五條さん。
早く次の五條本を探しに行かなくてはなるまい。
今もったいなくて読めくて積本してあるのが
画像の『心洞―Open Sesame』
そうです。革命シリーズ、第三弾です!幸せ~。

しかし。その前に、実家に帰る準備と
衆議院とか参議院とか小選挙区とか勉強せねば。
とりあえず、今から教育実習用のスーツを取りに、行ってきます。
高いだろうな~;

五條瑛さん『紫嵐』読破。

2006-05-09 | 五條瑛
わかりやすくたっていいじゃない・・。

五條瑛さん『紫嵐(Violet Storm)』とは
祖国は、ここにある。少年は細い指で自分の胸を差す。
国を追われ、命からがら逃れてきた異国の若者たちの居場所は、もはやここにしかないのだ。
ドラッグをめぐり、揺れる新宿。
事件に巻き込まれながらも、運命に翻弄されるかのように、少年の下に彼らは集う。

断鎖からの続編(シリーズもの)ということで、期待大。
亮司が主人公のまま始まるのかと思いきや、いきなり違う。
少々気抜けしました;

今回の主人公は「鳩」。亮司ほどではありませんが、やはりどこかお人よし。
でも、彼にも辛い過去があった。
ポルポト政権時のカンボジア。処刑寸前で逃れてきた苦すぎる過去。
そして、多国籍として日本で暮らす日々。
地道に働く仲間。一緒に落ちていく同属。会うたびに輝きを増す少年。
死にかけた女。生きるために汚れていく街。
そんなものを巡りながら、「鳩」は新宿の不可解な事件に巻き込まれていく・・という話。

一作目より、若干スピードは遅くなったようにも感じましたが、やはりおもしろかった。
というか、五條さん、つぼを押さえてくれてるんです。私が必ずときめく場所が用意されている・・。
私は「井口」が大好きでした。
合間に入るとのエピソードが大好きで大好きでそこだけ何回も読み返したりしてたのですが。。
ラストのエピローグにはやられましたよ、五條さん!一気に深みが増しました。大好きです。

#CCFFFF
ここからネタバレで。断鎖、熱氷、紫嵐含むネタバレ注意。


私も五條さん4冊目。そろそろ傾向がつかめ・・てはいないですが、なんとなく。
断鎖のとき、私は「大川(先生)」が大好きでした。
熱氷のとき、「荻原」が大好きでした。(スワローとグースも好きでしたが)
紫嵐のとき、「井口」を好きになりかけて、これはやばいと思いました。
要するに、私のつぼに入るような主人公を見守っててくれるよき理解者的な人が、事件に結局深くかかわっているんですね・・(笑)
紫嵐では、結局彼が大好きになるのは止められなかった・・・。
一番すきなのは、彼の話。合間合間に入る、鳩との出会い。エピローグ。
エピローグを読んでから、鳩との出会い~腕輪の件を読むと、もうどうにでもしてくださいっという感じです。。



さあ、あなたも今すぐ五條作品を・・!
本日購入本。綾辻行人さん『十角館の殺人』

2006年9月誤字訂正;