五條瑛『エデン』も暑いが、より狂気。
高村薫『照柿』 (講談社文庫 上下巻)
暑い。気が狂いそうな夏。
ホステス殺害事件を追う合田雄一郎。犯人の目星をつけ捜査していた中、別の人物が殺害を自供し捜査は混乱。
家庭をもち、太陽精工株式会社羽村工場で働く野田達夫。職長として現場責任者を勤める中、製品に不良が見つかり、原因探しに追われる。
幼なじみであるが、10年以上離れていたこの二人は、ある女を通して再び出会う。しかしそれはすべてが 狂い始めるきっかけとなる。
【お前、恋をしているのか。よりにもよって、いまごろ恋をしているのか。】
(【】内本書p25l14より引用)
合田刑事の第二弾。
読むのがつらい一冊と聞き及ぶ。
確かにちょっと・・しかし大丈夫。なぜなら合田さんが待ってるから。
しかし、合田刑事第二弾と言いながら、ほとんど本書の主人公である、野田達夫の物語。合田どこにいるの?くらいの話が続きまして、それがある意味つらい・・。
下巻からは、一気に合田物語!・・・とはいかず。半々くらい・・
前巻より、さらに分類しにくい作品。(分類の必要なしとかは、置いといて!)
刑事ものでも、ミステリーでも、恋愛でも・・あえて言うなら恋愛・・?
事件解決ものという雰囲気は前巻より、さらに皆無。「皆無」に「さらに」もなにもない(せるふつっこみ)
合田さんが好きになったのでOKだったが、一冊の本として楽しめるかは、なぞだ(笑)
以下ネタバレ注意。
一応、高村薫『マークスの山』含むネタバレ注意。
なんつかこれは・・合田雄一郎恋物語狂い物語野田転落意味不明殺人つか七係でてこないし!
みたいな・・・
確かにきつい工場の話・・・まず読み飛ばしてもいいのか判断つかない最初からずっと工場・・・
野田達夫が幼なじみだとわかっていて読むなら、合田さんにつながる重要な人vとして読めるが、ぜんぜん知らない人の工場の話聞いても興味もわかず(ひどい言い様)
一方一応合田の方のメイン、ホステス殺害事件だけど、これは忘れ気味。
あったことすら一瞬忘れる・・思い出すぎりぎりのあれは、秦野組六代目!!
堀田が自供でも土井を落とすのももうどうでもいいや!ってなりつつあるところを、秦野が登場するならどんとこい!あの少しの登場でこの存在感!素敵
読む前の私の知識→「合田さんが狂いすぎ・暑すぎ・工場読めない・合田さんが狂気じみてる・森がすねる・加納あまりでてこない・合田さん狂いすぎ」
合田雄一郎・・お前・・証拠残さないで人間一人くらいいくらでも落とせるつぶせるぜ☆みたいな・・こええよ・・
というか、他の感想でも見かけたのだけど、どうしても、合田雄一郎の佐野美保子に対するあそこまでの執着の理由?がわからない。全然わからない。男女のことだよ一目ぼれだよ、と言われてもわからない。それだけのことで、ここまでするほど、佐野美保子?なの?
まあそれは余計な女がでてきちゃ困るぜ・・という私のあれかもですが・・
あと、もうひとつ意味不明だったのが、笹井・・
野田達夫も最後のほう狂っていって、もう暑くて大変だったのですが、
野田達夫が最後に殺人を犯す意味が・・相手も意味わからんし・・
佐野美保子を・・って方が、まだわかったなあとか思いました。
しかし、笹井のところにいた青年・・彼も気になるなあ!
雄一郎が狂っていく中で、救いだったのは加納にいさん!
水戸に行ったら、旧家で優雅な紬の着流しを着てたってる!ひゃー
さ い こ う
トマトがひえてるぞ 広縁を開け放して座って二人でウィスキーと手桶にトマトきゅうり七輪のあみに笹ガレイ蛤って!!!
そしてまたしても、加納にいさん、いない間にはいる!
さすがの加納も怒ってるよな・・とか雄一郎は考える・・ってお前は子どもか(笑)なんかこういうところが、可愛いんだよな・・合田さん・・
そして、ラストの聴取。テストの裏。絶交だ。って。内容は置いといて、ちっちゃい合田雄一郎が、「絶交だ」って言うとこ想像するとなんか可愛い。。ドーナツ製造機とか、野田達夫が幼なじみだという設定があったから、この物語は重要!!となりました!
そんでもって合田さんも、根掘り葉掘り聞かれ、もうやばくなってきたころにあらわれた森!七係がむかえにきたぞ!
そして合田さんも転属か、よ!知らなかったよー
森がいなくって、背中が暑い??みたいなこと思ってる合田さんもおもしろかったです。
眠くて一気書きしたので、なんかちょっといみわからん記事。
全然タイプは違うかもしれないけれど、ちょっと三浦しをんの『月魚』を思い出しました。二人の関係性が、似ているというか、雰囲気が。好きです。
高村薫『照柿』 (講談社文庫 上下巻)
暑い。気が狂いそうな夏。
ホステス殺害事件を追う合田雄一郎。犯人の目星をつけ捜査していた中、別の人物が殺害を自供し捜査は混乱。
家庭をもち、太陽精工株式会社羽村工場で働く野田達夫。職長として現場責任者を勤める中、製品に不良が見つかり、原因探しに追われる。
幼なじみであるが、10年以上離れていたこの二人は、ある女を通して再び出会う。しかしそれはすべてが 狂い始めるきっかけとなる。
【お前、恋をしているのか。よりにもよって、いまごろ恋をしているのか。】
(【】内本書p25l14より引用)
合田刑事の第二弾。
読むのがつらい一冊と聞き及ぶ。
確かにちょっと・・しかし大丈夫。なぜなら合田さんが待ってるから。
しかし、合田刑事第二弾と言いながら、ほとんど本書の主人公である、野田達夫の物語。合田どこにいるの?くらいの話が続きまして、それがある意味つらい・・。
下巻からは、一気に合田物語!・・・とはいかず。半々くらい・・
前巻より、さらに分類しにくい作品。(分類の必要なしとかは、置いといて!)
刑事ものでも、ミステリーでも、恋愛でも・・あえて言うなら恋愛・・?
事件解決ものという雰囲気は前巻より、さらに皆無。「皆無」に「さらに」もなにもない(せるふつっこみ)
合田さんが好きになったのでOKだったが、一冊の本として楽しめるかは、なぞだ(笑)
以下ネタバレ注意。
一応、高村薫『マークスの山』含むネタバレ注意。
なんつかこれは・・合田雄一郎恋物語狂い物語野田転落意味不明殺人つか七係でてこないし!
みたいな・・・
確かにきつい工場の話・・・まず読み飛ばしてもいいのか判断つかない最初からずっと工場・・・
野田達夫が幼なじみだとわかっていて読むなら、合田さんにつながる重要な人vとして読めるが、ぜんぜん知らない人の工場の話聞いても興味もわかず(ひどい言い様)
一方一応合田の方のメイン、ホステス殺害事件だけど、これは忘れ気味。
あったことすら一瞬忘れる・・思い出すぎりぎりのあれは、秦野組六代目!!
堀田が自供でも土井を落とすのももうどうでもいいや!ってなりつつあるところを、秦野が登場するならどんとこい!あの少しの登場でこの存在感!素敵
読む前の私の知識→「合田さんが狂いすぎ・暑すぎ・工場読めない・合田さんが狂気じみてる・森がすねる・加納あまりでてこない・合田さん狂いすぎ」
合田雄一郎・・お前・・証拠残さないで人間一人くらいいくらでも落とせるつぶせるぜ☆みたいな・・こええよ・・
というか、他の感想でも見かけたのだけど、どうしても、合田雄一郎の佐野美保子に対するあそこまでの執着の理由?がわからない。全然わからない。男女のことだよ一目ぼれだよ、と言われてもわからない。それだけのことで、ここまでするほど、佐野美保子?なの?
まあそれは余計な女がでてきちゃ困るぜ・・という私のあれかもですが・・
あと、もうひとつ意味不明だったのが、笹井・・
野田達夫も最後のほう狂っていって、もう暑くて大変だったのですが、
野田達夫が最後に殺人を犯す意味が・・相手も意味わからんし・・
佐野美保子を・・って方が、まだわかったなあとか思いました。
しかし、笹井のところにいた青年・・彼も気になるなあ!
雄一郎が狂っていく中で、救いだったのは加納にいさん!
水戸に行ったら、旧家で優雅な紬の着流しを着てたってる!ひゃー
さ い こ う
トマトがひえてるぞ 広縁を開け放して座って二人でウィスキーと手桶にトマトきゅうり七輪のあみに笹ガレイ蛤って!!!
そしてまたしても、加納にいさん、いない間にはいる!
さすがの加納も怒ってるよな・・とか雄一郎は考える・・ってお前は子どもか(笑)なんかこういうところが、可愛いんだよな・・合田さん・・
そして、ラストの聴取。テストの裏。絶交だ。って。内容は置いといて、ちっちゃい合田雄一郎が、「絶交だ」って言うとこ想像するとなんか可愛い。。ドーナツ製造機とか、野田達夫が幼なじみだという設定があったから、この物語は重要!!となりました!
そんでもって合田さんも、根掘り葉掘り聞かれ、もうやばくなってきたころにあらわれた森!七係がむかえにきたぞ!
そして合田さんも転属か、よ!知らなかったよー
森がいなくって、背中が暑い??みたいなこと思ってる合田さんもおもしろかったです。
眠くて一気書きしたので、なんかちょっといみわからん記事。
全然タイプは違うかもしれないけれど、ちょっと三浦しをんの『月魚』を思い出しました。二人の関係性が、似ているというか、雰囲気が。好きです。