☆GREEN HEART☆

漫画と本と国府津があれば生きていけるかもしれない「ことは」のブログ。
はじめましての方は「自己紹介」をどうぞ!

江國香織『あかるい箱』

2007-09-08 | ■あ行の作家
江國香織『あかるい箱』   絵 宇野亜喜良

絵が効果的で、文字は少ないけれどなかなか印象に残る本でした。
絵本と分類されてました。

あまり江國さんの本を読んだことがないですが、
号泣~とかホリーとかよりも、『ふりむく』とか今回の『あかるい箱』とか、
絵本のような本の方が好きです。好みであるし、江國さんは印象が強い言葉や言葉のならべ方をする(と私は思う)方なので、短い方がいろいろ面白いなあと思います。
絵本タイプのメッセージ性のある本だと思うので、あまり語らず終わりたいと思います。

皆大切なものを待っていて、いつかそれが届いた時、もといた場所が見えなくなる。
絵夢羅さんの「七色の神話」の話を思い出しました。石膏像の話。

「あかるい」イメージの本なのか、「暗い」というか喪失をテーマとしてみるのか、それはひとそれぞれな気がします。


江國さんは、おしゃれな雑貨屋さん、というイメージです。

おーなり由子『Love Letter 』

2007-09-01 | ■あ行の作家
積本消化③

おーなり由子さんの『Love Letter』
【好きな人へ
好きな気持ちをいっぱいつめこんで手紙にしました、そんな本。】


表紙が可愛かったので、手に取りました。
中身も可愛い。

文字は少なく、見開き1ページであわせて10文字くらい載っているかいないか、くらいです。
好きな人のことが、大切だー大好きだーという気持ちがいっぱいあふれている、そんな内容です。

好きな人がいてずっと一緒にいたい人がいて、そういう時に読みたい、そういう時にきっとまた読みたくなるだろうなあ、という本でした。

ネクスト積本→今度こそ!

魚住直子『超・ハーモニー』

2007-08-07 | ■あ行の作家
何事もなかったかのように、久々なのにいきなり本の感想!

魚住直子さんの『超・ハーモニー』とは
小学生の頃は頭がよいと言われ、有名私立中学に受験した響。見事合格し、そのまま順風満帆な学生生活が送れるかと思いきや、レベルが高すぎて、授業についていくのがやっとという現実。両親は顔を見れば「うまくやっているか」と勉強のことばかり。友人も勉強ばっかりで回りに無関心なやつばかり。話しかけてくるやつといえば、なんだかうっとおしい太だけだ。
そんな退屈な生活に、突如現れた、一人の兄。数年前に家出をした兄が、戻ってきた。しかし記憶の中にある兄ではなくなっていた。彼は「女」になっていたーーー


『非・バランス』が読みやすかったので、次の作品を。
勉強うまくいかねー!両親うるせー!友達うっとおしー!
え?兄ちゃん?帰ってきたの?
あれから一度もあってないけど・・・
え?!女?!兄ちゃんがスカートはいて化粧してる?!
みたいな話だったりそうでもなかったり。
たぶん「そうでもなかったり」の方が多いと思います。

子どもが抱えているであろう(とオトナが考える)悩み、が根底を流れていると思います。
『非・バランス』も同様であったと思うけれど、非~ではサラさん、本書では兄の存在が、あまりその子どもが悩みを抱えてるんだぞ、っというのをしつこくなくする役割を果たしていると思います。
あまりはっきりと「子どもの悩みを描いてます!」という本はちょっと苦手です。でも、例えば梨木香歩さんの『裏庭』のようにそこへ非現実的な存在が加わることで、それらが軽く?なっているので、がちがちした感じがしないと思います。

題名にあるように、「音」も重要な役割を果たしているようです。
兄ちゃんの音を聴いてみたい。音を拾いに散歩に出る。
キレイな音だけを拾うのではなく、がちゃがちゃな不協和音も拾って、曲をつくる。

にいにゃんの気持ちを全部、聴かなくちゃいけないと思った(本書p169l13)

ネタバレと個人的ななにか
ネタバレ注意です!

太に金を借りていく場面で、最後に全部使わずに渡したのがびっくりでした。
きっとお金を使っちゃって、ラストそれがバレルか太に脅されて?、わー!
ってことになると思いました。全然違いました。いつものことです(苦い笑い)
しかし、響は結構いい子?かと思ってましたが、あれは怖いです。あれやられたら、傷つきそうです。

オトナから見た子ども像というか、オトナが「こうであるべきである(はずである、あってほしい)」子ども像というのがあって、それはあさのさんの『バッテリー』でも感じたけれど、魚住さんの本もそういうのが強いかもしれない。でも私は魚住さんの子ども像が好きだ。(本書の内容というより、同著者の『未・フレンズ』文庫版あとがきに共感できたから、なのかもしれないが)あとは、やっぱり非現実的・・と言っていいかわからないけど、サラさんとか兄ちゃんていうのが、入り込むことで、それが軽く・・なってるというか・・そんな感じです。
太と仲直り?みたいのをして、兄ちゃんの音楽をいいねってあたりからの展開は、・・ハッピーエンド?へ向かいすぎな気がしたけど、両親が最後来なかったのでそれはよかったと思いました。
女になった兄ちゃんは、きっと家を出る前より、かっこいいな、と思いました。


ぱらぱらっと読みやすい本でした。『未・フレンズ』も読書中。

「ただいまはいりましたにゅーすによりますと」

2007-02-13 | ■あ行の作家
本を読むときには、 (ノート愛&メモ魔なのでそれ以外もいつでも)
紙とペンが手放せません。

大体は、ページ数だけをただ記入しておきますが、
時々、なにやら言葉も書きます。
恩田陸さんの『黒と茶の幻想』を読んだ時に「どらえもん!」とメモしてあったのは、一体なんだったのか・・はて?

画像はその一部。
読書中に記したページ数と、文字たち。(と思われるもの)

読書に夢中で書きなぐっているので
後で読んでも何を書いたのか、さっぱわかりません。


こういうのを、あと1万年後とかに誰かが発見して、
解読とかしてくれないかなぁ。
世界で一人だけしか使ってなかった文字を発見!とか。
トップニュースだ。

乙一さんのタバコ。

2007-01-13 | ■あ行の作家
たぶん初めての乙一さん。

乙一さんの『天帝妖狐』
同時収録「A MASKED BALL」
トイレの落書き。
初めはおもしろ半分だった。
そしておこった、犯行予告。
落書き者、G.U.、V3、2C茶髪、K.E、そしてカタカナ。
事件を起こしているのは一体誰だ

友人が貸してくれました(ありがたう!)
乙一読んだことないといったら、これからいけ!と。
すみません、「A MASKED BALL」しか読んでません・・
「天帝妖狐」は少し怖い?グロイ?と聞き。もう少し悩んでみます。

東が好きだ。

タバコといえば、
スパゲッティに、こしょうをたくさんかけると、口の中がタバコっぽくなる。
タバコすったことないから、わからないけど

真相は、「え?なんてこった!そうだったのか!」
というものではなく、「うんそうか」というものでした。
もっと喜劇的なものを想像してたので、ちょっとびっくりしましました!

タバコ。タバコ。タバコ。
誰も使ってない外れにあるトイレ。
匿名の落書き伝言。
○○予告。

ミステリーでもないし、ホラーでもないし、
全部があわさった、とある日常の事件という感じでしょうか・・?
誰でも巻き込まれることが起こりうるような・・
あっ!七不思議とか、そういう感じです。

初乙一さんは、好印象となりました!
ただ、これから読み進めていくには、友人の助けが必要になりそうです。
グロク、怖くないのを避けておススメしてもらおうと思います。
ちなみに、どのレベルで私はアウトなのかと言うと、
今作では、歯の描写で×。手から一気に力が抜けました。
NO.6は、初めから限界突破してました。
そういうレベルです。

久しぶりに学校の外の寒いトイレというのを思い出しました。

伊坂幸太郎さんの『陽気なギャングが地球を回す』

2006-11-29 | ■あ行の作家
傷は残り、恐怖は続く。

伊坂幸太郎さんの『陽気なギャングが地球を回す』
内容(「BOOK」データベースより)
【嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。】

若干!じゃっかんファンの方には失礼な感想がまじっているかもしれませんので、
警報を発令させていただきます!私も伊坂さん大好きなのです!


どこでやられたかって、名前です!
名前惚れしてしまう私にとって、この小説は反則です!
初めから苗字で呼び合うギャングたち。
小見出しが、全部苗字。
成瀬、久遠、響野   (雪子、祥子・・あれ・・)
あぁ!いい!(変態っぽい)

ここから微妙に中辛です;
ア●ゾンさんの本書(文庫)にレビューを書いてる方の初めの三人の方の感想に近い感じです;(なんだそりゃ)
おもしろかった・・・ですが、
どちらかといえば、重力やラッシュの方が好みでした。
たぶん、今まで読んだ伊坂さんからすると、ちょっと期待した方向が違った・・とかそんなものだと思います。
なんだか、後半は昼ドラ・・って昼ドラじゃやらないか;科捜研の女とか、おみやさんとか、そんなマイナードラマみたいな感じで・・・後半ってのは、あれです、あの方とあの方のあれとかです。


絶対言われたくない言葉。


「魂のランクが下がってる」     
                       (本書P293l9より)

イヤだな・・言われたくないな(笑)

映画化されてるということで。
俳優さんは恐ろしいほど詳しくないのですが、雪子はストレートのショートなイメージです。あれです、あの・・・あれ、ドラマ「ビギナー」にでてきたあの内縁の妻の!それにしても「ビギナー」はまれにみる傑作であったと思っております。
まれにみるっても、自分が見るのがそもそも稀で、ドラマ自体を一年に一個見たらいいほうなんですが;大好きでした。思い出しただけで笑えてきます。ひょー

古畑マニアです。大好きです。(唐突だな・・)
古畑が、電車ジャック事件で言った言葉がこの作品にもあてはまると思い。
ギャングの持論と全面的に戦う構えです(笑)
しかし勝算は皆無也。

岡篠名桜さん『月色光珠ー暁の野に君を想う』

2006-10-12 | ■あ行の作家
積本理由
「いや・・一巻読んでなかったからね・・」 手早く読めますライトノベルです!


っていうか、まだ積本消化やってたんだ・・・とか言わないように・・!


岡篠名桜さん『月色光珠ー暁の野に君を想う』とは
唐の都、長安。
夏の訪れと共に、北の地から母と幼馴染の馮生が突然琳琅の元へ。
母は観光、そして馮生はかねてからの夢、そして疑問を解きに。
長安に来て数日、馮生は、何者かに襲われた!
どうやら馮生の疑問に関係してのことらしいが・・。
さらに魏有はどうやらその答えを知っている?
真相を知りたい琳琅に、魏有は「かかわるな」と告げた。
大事な友人・馮生想い人・魏有
恋と友情の中で揺れる琳琅。
さらに周家没落原因となった叔父の秘密も・・?


前巻同様、色彩豊か。
わざとらしくなく、さし色程度に書かれている感じなんですが、
それがなんとも素敵です。
ただ一つの腕輪を描写するにも、慕う人のもとへかけてきた少女の
頬を描写するにも、とても美しく、でもさりげない色や言葉で表現。
ここに惹かれます!!


内容は、前巻を踏まえ・・
主人公の幼馴染・馮生もなんだか過去にいろいろあって、
その謎とか探している人とかに会いたい!
でもなんだかそれを邪魔しようとする人がいて、ついには襲われた!
琳琅も心配して力になろうとするけど、
魏有がなんだか煮え切らない態度でそれを阻止!
なんで?魏有は真相を知ってるの??
あいかわらず、尚はからかってくるし・・・もう!
とかそんな話。


最初3分の1を読んだときは、おもしろい!!
と思ったのですが、やはり。。
今回も焦点が・・。どこにもっていきたいんでしょうか・・。
いうなれば、全十巻で完結するものを一冊ですべてやろうとしているような、
そんな感じです。内容はいいけども、詰め込みすぎて結局なに!みたいな・・。
でもおもしろいので、次巻も購入予定!

絵がかっこいいです!特に新登場の馮生が!
でもなんか顔はあれだけど、尚好きかも・・。結構いいかも・・。
そろそろ恋愛っぽい展開を希望です!
恋愛!じゃなくてもいいので、何かトキメキポイントを・・!
関係ないですが、12国戦記を読んでみたくなりました。
がっ我慢・・?

あさのあつこさんの『バッテリー』を読んだのだが。

2006-09-27 | ■あ行の作家
う~む・・
積本理由
「確実はまる。ゆえにハードを買いたくなる。ゆえに全部文庫化してから」

あさのあつこさん『バッテリー』とは
「外野なんかいらないけどな」(本書P126l3)
球が前に飛ぶはずない。
俺の球を前に飛ばせるはずがない。
天才ピッチャーであるという自負を持つ「巧」。
ーー中学入学目前の春休み。
「巧」が引っ越してた先で出逢ったのは、キャッチャー「豪」
「俺の球」をたった五球で捕らえた「豪」
甲子園へいく。このバッテリーで。   

と、そこまで↑巧が考えたかは、定かではない(笑)

ピッチャー。
俺の球を打てるはずない。
わずらわしい。
俺にかまうな。
俺を見てくれ。
素直な感情への焦燥。

野球+思春期独特の苛立ちとか。
「親うっとーしー!」
とかいいつつ、どうせ俺のことなんて興味ないんだろ(ちょいヘコミ)
「俺が一番すごいんだー!」
とか思いつつも、なんでこいつそんなに余裕なんだよ。。(ちょい焦り)
とかそんな感じかと思われます。

「ハードでも買うぞ!」か「うっひゃーめちゃ好み!」
という感想を準備していたのだが。
「あれれ?おかしいなぁ?」
(=あまりときめかなかったぞ・・?!)
になってしまった・大変おもしろかったが、大好き!感動!ではない。
同著者、『NO.6』だって購入予定だったのに。。
期待しすぎて?かしら・・わからん・・。なんだかちょっとショック!

「巧」とMAJOR(サンデー野球漫画現在60巻くらいまで発売)の「吾郎」のイメージがかぶります。
吾郎くん・・
生意気で可愛かったな。あの偉そうなのがなんとも言えません。
偉そうで。でも野球はすごくて。でもいろいろ実は大変で・・。うぅ。
って違う違う。「吾郎」じゃなくて、「巧」だ。

弟の「青波」がものっそい可愛かったです!
兄ちゃん!って。めんこいめんこい。
頭をぐりぐりしたいです!
青波が登場すると、
空気清浄機のようにキラキラする・・!
でもって、反抗的なのもまた可愛らしいです。


しかしこの作品は、私の好きな人、サイト様でも評価が高いので
(というか割とどこでも評価高い気が)ちょっと、おろおろしてます。
以下続刊読めば、何か変わるだろうか・・・

岡篠名桜さん『月色光珠ー黒士は白花を捧ぐ』を読

2006-09-26 | ■あ行の作家
積本理由
「なんとなく・・・」  コバルト文庫です。

岡篠名桜さん『月色光珠ー黒士は白花を捧ぐ』とは
借金のすえ没落した「周家」。
その家の双子の姉・琳琅。双子の弟・子朝
二人は、「周家再興」と「科挙受験」のため都長安へ。
長安に着てから、三日目の夜。
琳琅は、黒衣の男を助けた。名を魏有
その日から関係を持ったその男は、琳琅に仕事を依頼した。
狙われている少女の警護。
しかし、守るべき少女は、周家を陥れた家の娘、春蓉だった・・。


絵とストーリーに惹かれて購入。
中華アクション・・・?ラブ・・?怨恨・・?ロマン。であるハズだ。

唐。長安。
没落した家の娘・息子が、暮らしているところに、
謎の男がやってきて、変な仕事を頼まれて。
その男の頼みで今度は敵である家の娘を守ることになって、
なんだかとにかく秘密がいっぱいの男に惹かれつつ、
戦います!みたいな話?


何か・・何かが足りない・・。ドキワクしなかった・・。
?なところは、話の焦点。
・父(家、叔父)の話に焦点をおきたかったのか。
・謎の男との恋愛を書きたかったのか。その正体について書きたかったのか。
・微妙な関係の女の子の何かを書きたかったのか。
う~ん。


しかし楽しかったです!物語り全体に色ついてる感じがして。
絵もきれいですし!
でもじーさんの絵とかじゃなくて、
メインの魏有の絵とかがみたいです(笑)
あとは、弟の本性に笑いました。
可愛い弟か~と思ってたら・・・実は・・!

とりあえず、次巻購入済みなので、これから読みます。
どうやらにゅー男も登場するもよう!

なんか最近中辛~辛口が多い気が・・!どうしたんだ!?

小川洋子さん『妊娠カレンダー』読。

2006-09-11 | ■あ行の作家
小川洋子さんは、やはり苦手のようです。(出だしから・・)

小川洋子さん『妊娠カレンダー』とは
出産を控えた姉に毒薬の染まったジャムを食べさせる妹…。
謎に包まれた寂しい学生寮の物語「ジミトリイ」、小学校の給食室に魅せられた男の告白「夕暮れの給食室と雨のプール」。透きとおった悪夢のようにあざやかな三篇の小説。 (アマゾンの「「BOOK」データベースより」お借りしました)


小川さん3作目。今年の6月ごろ読みました。
草稿中になってたのを発見。
怖かった・・!


毒。
どろどろのジャム。
消毒液のにおい。
雨の匂い。
かび臭い、古い部屋。
こもった空気。
そこから飛び立つことはない、年月を経た埃。

2作目が、一番好きです。
学生寮。手足のない管理人。通いつめる女性。消えた学生。
すごかった。怖かった。(それしか言ってない)
何がすごいかというと、リアルさが。
体温を持った文章の書き方。

それに加え、これだけの話を書いて、
読者の想像をあおっておきながらも、
何があったかといえば、結局何もなく、
「すべてあんた(自分)の妄想に過ぎないでしょ」というところ。

やはり今のところ一番すきなのは、『薬指の標本』です。
でも「すごい」のは、『妊娠カレンダー』だと思う。
(2作目・3作目が特に)

そして、以下個人的発見録。読みたくない方は、回避を!

「リアルさ」が苦手原因のようです。
血とか人間とか体温を感じるものが苦手です。
小川さんの本は、表情とか性格がリアル・・というよりも(それはもちろんで)
その人の脈拍が聞こえてきそうなリアルさ。
その人が体温を持って私の前に現れてくる。
その人の背骨の形、骨格、肉付きが見えてくる。
今まで読んだどの人よりも、それがすごい。
で、それが怖い・・!