あさのあつこ『NO.6 ナンバーシックス ＃3』

あさのあつこ『NO.6　ナンバーシックス ＃3』

ナンバの第3巻。
遅々として進まない。進まない薄い高い・・


【愚行だ。しかし、間違ってはいない。】（【】内本書P63L11－12より引用）

一応ネタバレ注意以下反転でごー

紫苑イヌカシネズミ火藍莉莉めいっこ楊眠沙布力河
自分あまり沙布に思い入れがないのでさほど緊迫した空気にならず。
でも好きなタイプの話です。

あさのあつこ『ＮＯ．６』＃２

「きみの最大の武器は、天然、だな」　　　　　

って言ってやりたい。　　
皮肉っぽくいってやるか、それとも毒されて真顔で言っちゃうか。

なにはともあれ天然直球万歳。

あさのあつこ『ＮＯ．６』＃２とは
【＃１の続編。（あたりまえ！）
ちょっぴり話が進みますが、大して進みません。一応ＮＯ．１の感想はこちら】


「綺麗事だ」
「決意だ」　　　　　　　　　　　　　　　（P192L3-4より引用）


以下＃２のネタバレ。あさのあつこさんの『ＮＯ．６』＃１を含むネタバレ注意。
でも読んでしばらくたったから、あまり興奮（！）してないので・・たいしたことは・・

イヌカシがやっと登場！
あなたがイヌカシでしたかー！ずっと気になっていましたよ・・！

正直沙布のことは＃１でお別れして終りかと思ってました。
まさかまた登場するとは。予想をしていなかったので、びっくりしました。
これから先、なんか関わってくるのか？

ネズミが紫苑に毒されてというか、まあネズミが認めたくなくても影響されていって、だんだん変わっていく・・という展開もおいしいですが、
『童話物語』のように、そんな綺麗ごとだけで終わらない展開も望んでます。

私の準備は整った。
さあ＃３、いつでも文庫化してくれ！　　　　　　　　　　
でもまだまだだろうな・・ＹＡ！の文庫化ラッシュとかこないかな。
そんでもって、石田さんのＩＷＧＰは・・・（まだ言う）
バッテリーの映画はかなり好評のようで・・すごいなあ！本全部読んだら、いつか観ます。
恩田陸さんの『上と外』読了。恩田本上位ランクイン。でもマヤっぽさは少なかったかな？と。

あさのあつこ『NO.6』＃１

ネズミに疑問を抱いて早数ヶ月。無事解決かと思いきや。

あさのあつこさんの『NO.６』＃１とは
【2013年。
理想郷であり科学の結晶である、聖都市　「ＮＯ．６」
そのエリートとして有益な教育をつぎ込まれてきた「紫苑」

嵐の日に現れた、特別警戒地域から逃走した少年「ネズミ」
彼を助けた時、「紫苑」の人生が変わり始めた。

間違いのない日々。
ふとした瞬間起こる、破壊欲求。
現れた「ネズミ」
エリートクラスからの墜落。
異変。公園で倒れた男。早すぎる体の変化。
親友だと思っていた女の子。
理不尽な手から逃れるために、手を伸ばした新たな生活。

理想郷だと教え込まれていた、「ＮＯ．６」】

ネズミと、紫苑の会話が非常につぼにはいりました。
好き会話は
148の　ネズミのあわてっプリとか
182の　紫苑が、もう素敵に天然ぷり発揮したところとか好きだ。
天然っぷりでは、創也に勝るとも劣らない。（バイ都会のトム＆ソーヤ）

こういう設定好きです。
近未来！理不尽な何かどんとこい！
設定だけなら、ラノベの水口敬文の「憐」と近い。
個人的に、150あたりにでてきた、マヤの聖書にトキメキでした。
マヤ・アステカあたりって、好きなのです。
ああトキメキロマン・・

結局ネズミはネズミなのかどうなのかという