☆GREEN HEART☆

漫画と本と国府津があれば生きていけるかもしれない「ことは」のブログ。
はじめましての方は「自己紹介」をどうぞ!

筒井康隆さん『時をかける少女』読。

2006-07-14 | ■さ・た・な行の作家
初読みでした(え)

筒井康隆さん『時をかける少女』(新装版)とは
「放課後」
掃除で居残りしていた少女と二人の少年。
「理科実験室」
突然ガラスの割れる音が・・。
「壊れた試験管」
漂う甘い香り。
「私はこの匂いを知っている・・」その時不意に意識を失い、倒れてしまった少女。
眼が覚めるて飛び込んできたのは、
いつもの太陽。いつもの友達。いつもの教室。いつもの先生。
だけど何かが違う・・・。
私はこれから起こる出来事を、知っている・・・。
そうか、私は・・・・・・・・。
時間軸を超えた少女は、時の中を駆け巡る・・・。


かの有名(らしい)な、『時をかける少女』。
初めて読みました・・・!!
だっだから。
有名なの、嫌いなんですってば!・・・。

雑感
・古い本だな(言葉遣いとかが)笑
・かの女
・思ったより短い話だ

表題作、『時をかける少女』はとても楽しく読みました。
というか、とりあえず読めただけで結構満足(笑)
こんな短いページ数で、こんな濃い(もとい恋)内容なのに、
違和感なく無理なく結末へ向かったのが、すごいな~と思いました。

P12の「ラベンダーのかおり」の一行目、激しく笑いました。
(注笑うところではございません)
そんなびっくり出来事があったのに、
「まあ!どうしたのかしら?」って(笑)
(「」内引用p12l1)

他。
「悪夢の真相」
これは納得しちゃうところが多かった。
恐怖の対象となってるものは、
・なんらかの過去の影響があって、それに反応して怖いという感情を導き出している。
・「恐怖」は「罪の意識」というものが、生み出している。
そんな話。
私は小さいころ、父親に
「ご飯食べるとき、口笛を吹くと悪魔がくる」という言い伝えを聞かされ、注意されていたので、
いまだに口笛を聞くと、びびびっくりします。

アラン・アルバーグ『いつもお兄ちゃんがいた』読。

2006-07-12 | ■あ行の作家
どこにも売ってなくて、ついに図書館で読んできてしまいました。

アラン・アルバーグ『いつもお兄ちゃんがいた』とは
幼い頃に両親を亡くした3人の兄弟。
おばさんの家に引き取られたが、おばさんは子ども嫌いで厳しい。
学校でもいじめられる。
そんな中、兄弟の支えになってるのは、一番上のお兄ちゃんだった。
しかし、やがてお兄ちゃんも交通事故にあって亡くなってしまう・・。
お葬式の日、悲しみにくれる兄弟の前に現れたのは、
死んだはずのお兄ちゃんだった・・・。

中学生の頃読んだのを思い出して、再読。
本当は手元においておきたいけど、なかなか売ってなくて叶わず。

3人の兄弟。
厳しい環境。
それでも楽しくやってこれたのは、「おにいちゃん」がいたから。
唯一の支えであった、お兄ちゃんを失った。
でも、お兄ちゃんはまた現れてくれた。
幽霊?まぼろし?
違うんだ。お兄ちゃんは、確かにここにいる・・・。
お兄ちゃんはいつまでもここにいてくれるの?
また消えていなくならないよね・・?


ひっそりとした空気の中で生まれた、悲しく優しい物語。
おばあちゃんから、昔話を聞いてるような感覚で読めます。
ノンフィクションのような感覚。
幽霊とか、不思議なことが登場するけれど、なぜか現実のことのような、
誰かの身に確かにに起こったことなんだな。と思える一冊。

この歳になり(?)私も何人かの友人や恩人を亡くしました。
いなくなった頃は、ただひたすら悲しい。
日常にその人の影を捜し求める。
でも、少し時間が経つと、その人はもういないのに、
どこかで自分のことを見守っていてくれる気がする・・・。
その人がいない状況に「慣れる」のではなく、
その人がいないという事実をきちんと受け止めることができるようになる。
そんなことを伝えてくれる本。
まぁ、といっても悲しいものは悲しいけど。

手のひらサイズの本。
私の読書傾向からは外れている本な感じでしたが、
なぜか、ずっと心に残ってる一冊です、というお話でした。

アブラハムニダ!

2006-07-09 | ■日常
ことはVS弟 数日前のお話です。

「アブラハムには7人の子」をご存知でしょうか。

「アブラハムには七人の子~,一人はノッポで後はチビ♪」
という歌です。学校の運動会で踊ったことがある人も多いのではないかと思います。(栃木県だけだったりして;)
歌詞に注目です。

弟と、電車の中でこの歌の話をしていて、話しにくい違いがありまして。
一昨日くらいから、弟と私の間で「アブラハムには~」の歌がブームでして。
その日も・・。

~電車の中~
ことは&弟 「アブラハムには~7人の子~」  *電車で歌うな。
ことは   「ねーやっぱさ、この歌って、外国の歌だよねー♪」
弟     「そうでしょ~♪」
ことは   「アブラハムだし、キリスト教とかユダヤ教とか、そっちの方の地方       の歌だよね~」
弟     「え?違うでしょ。どう考えても、韓国の歌でしょ」
ことは   「は?どこが韓国?全然つながりなくない??」
弟     「だって、主人公はアブラハムニダさんでしょ。韓国じゃん」

・・・・・??
どうやら弟は、その時まで「アブラハムニダ~7人の子~」だと思っていたらしい。
で、「アブラハムニダ」は「ニダ」あたりが韓国語の「カムサハムニダ」とかと似てて。こりゃ「アブラハムニダ」という韓国人の子どもの歌だと思っていたようだ。

なんじゃそりゃ。
この歌、だいぶ前の歌だぞ。
韓流ブーム先取り!みたいな?

しかし、弟はこれが実は「アブラハムには~」であるといっても、全然信じない。
電車の中でプチけんかをするも、二人とも学校に行く途中だったので、中断。
ちなみに、私と弟の大学はとても近いので、時々一緒に学校に行ったり、帰りに待ち合わせして買い物に出かけたりする。

別れ際、「学校で調べておくから」という私に、
「いいよ。アブラハムニダであってるから。」と。
キー!かわいくない。

しかし、その後、
二人の間で今度は、「アブラハムニダ」がブームとなり、
朝起きて「あ~アブラハムニダ~もう行くの?」と挨拶をし、
ご飯を食べる時に会えば、「う~アブラハムニダ~ご飯なにー?」と言い。
すっかり「アブラハムニダ」がブームになっていました。

皆さんも、覚え間違えには気をつけましょう。
そして、電車の中で歌を歌ってはいけません。
「周りのお客様の迷惑になります」ので。(お前が言うな。)


もう一つ。
弟と近所のスーパーへ行った帰り道。
小雨だったので、歩いてまして。
8時くらいで、帰ったらご飯食べよーとかいってました。
すると、弟が
「んー。今からご飯炊くのは、ムリーリョだよねー」
というのです。
「ご飯炊くのは、ムリーリョ」?
ムリーリョってなに!?

私は結構バカなことを言う人間です。
いわゆる、おやじぎゃくといいますか。
そこまでいかないにしても、
「余裕のよっちゃんイカだぜ!」とか「そんなこと言われてもワケワカメですよ」
「やってみそ!」
とか最近は言わなくなりましたが、こういうことを時々言います。

だから。
弟の「ご飯炊くのは、ムリーリョ」も、
「ご飯炊くのは、無理」にひっかけた、何かの言葉遊びだと思ったのです。

ぶっちゃけ、ちょっと微妙と思い、他の人の前でもそんなことを言うと困るので、
「だよね~ムリーリョだよね~
でも、私も時々使うけど、いきなりムリーリョはちょっと変だよ~」
と、本当はそんな言葉使ったことないのに、弟を傷つけないように、「私も使う」とまでして注意してあげたのです。
すると。
「は?なに?」
「やっだから、ムリーリョはおもしろいし、私も使うけど、ちょっと変だから使わない方がいいかもね~って・・・」
「・・・・・・・ムリーリョってなに?」

??????
「えっ今あんたが言ったやつ。ご飯炊くのムリーリョって・・」

「・・・・・・耳鼻科行けば。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
どうやら、空耳だったようですよ。
せっかく、弟のことを気遣って、「私も使うよ~」なんて事まで言ったのに。

そのあと、反撃開始。
ことは 「絶対いった。」
弟   「言ってないよ。耳鼻科行け!」
ことは 「いったね。おまえこそ口を直せ!」
弟   「口ってどこで見てもらうのさ。歯医者かよ!」
ことは 「そうだよ、歯医者行け!」
弟   「口内炎できたら、歯医者行くのかよ!」(正直、なぜ口内炎がでてきたのかいまいちわからない)
ことは 「そうだよ!口のことは歯医者だよ!」
弟   「じゃあ、ねえちゃん、歯医者で「どこか痛いところがおありですか~っ    て聞かれたとき、「はい。口内炎が。。」っていってる人間見たことあん    のかよ!」
ことは 「あるよ!いっぱいあるよ!」(ないですよ。うそですよ。)
弟   「どうやって直すんだよ!「口内炎ですね~じゃあ、ちょっと削っていき     ましょうね~」ってか?!こえーよ!」

・・・・。
そして家に着く。あぁ、疲れた。
ところで、今日は面接でした。
圧迫面接(初体験)だったので、ケンカ売って帰ってきました。
師(違)、いわく。「圧迫面接する会社は、ケンカ売って帰って来い」

伊坂幸太郎さん『ラッシュライフ』読!

2006-07-08 | ■あ行の作家
やっと読めました~
私の好きな日本語。
中学生の時は「桜」でした。
今なら、「輪」かな。つながれつながれ。

伊坂幸太郎さん『ラッシュライフ』とは
「金で買えないものはない」という、画商「戸田」。
「空き巣に入ったこと」を書置きする「プロ」の泥棒「黒澤」。
リストラされ、「拳銃と老犬」を手にした中年男「豊田」。
飛び降り自殺をした父の変わりに「神」を尊ぶ青年「河原崎」
気弱なサッカー選手と結婚するためにお互いのパートナーを殺そうとする「京子」
バラバラ死体、外国人と好きな言葉、エッシャー展、特別な日にのぼる展望台・・・。
交錯する物語の、行き着く先は・・・!


おもしろかったです・・・!!
伊坂作品大好きです(まだ2作目のくせに)
似ているものとしては、恩田陸さんの『ドミノ』?
たくさんの人とその人生が、
ばたばたつながっていく感じが。
人数は比べ物にならないですがね(笑)

こういう、「実はこことここがリンクしていた!」
的な話、大好きです。
人と場面と会話がつながったときなんて、もうたまりません。
しかし、一気読みしないと忘れてしまう可能性大!なので、
これから読まれる方は、時間を空けず、なるべく一気に読むことをオススメします。

一番すきなのは、泥棒、黒澤の話。
黒澤、好きです。
彼が主人公で、一本書いていただいても・・・・。いい!
しかし、あの展開はびっくりしました。
私も「彼」と一緒に、黒澤にはまんまとだまされました。
二番目は、リストラの人(ひどい言い方)の話。
好きです。
でも、今回はそれほど感情移入できる登場人物がいなかったのが、残念。
戸田はホントに嫌なやつだし(むかむか)

一つ。
どうしても郵便局の事件が、自分の中でリンクしきれません;
再読しよう。。

そして早く次の作品を・・・
伊坂作品積み本
『陽気なギャング~』『重力ピエロ』!
でもその前に、実習終了のご褒美にとっておいた荻原規子さんの『風神秘抄』を先に・・!(まだ読んでなかったんかい)
あと、本日すごい本(自分的に)を2冊手に入れました!!本バトンを奪ってきたので(!)、後日書きます。

発売情報。

2006-07-06 | ■本読雑談
ちょっとしばらく情報にうとくなっておりましたが・・・

恩田陸さんの『ロミオとロミオは永遠に』が、
7月25日早川書房より上下巻で、発売だそうで!!
680円だそうですよ!
買いですよ!絶対!!!

今から初めてこの本を読める人が羨ましい。
私、『ロミオ~』持ってるけど、またこれ買っちゃうかもしれません。
それくらい好きです。
ちなみに、感想はこちら

しかし最も気になるのは、
表紙がどんな感じになるのかということではないでしょうか!
あの絵じゃないですよね(笑)
あの絵でいってほしいなぁ(笑)

ついでに、今幸せな発売関係の話。

ELLEGARDEN、新曲発売!
浅田弘幸さん、新作!
HABUさん、NEW写真集発売!
木内たつやさん、待ちに待った初単行本!
(この調子で、他の作家さんのも、頼みます!白泉社さん!)

どうやら「第30回白泉社アテナ新人大賞受賞作品集」ってのも発売するみたい?
うれしすぎる。
あと、気のせいでなければ、
7月10日に 「ララスペシャル」というのが発売される・・はず。

所蔵漫画。

2006-07-04 | ■漫画
ついに、東京に帰ります。

一ヶ月近く実家に帰っていたわけで。
これから電車生活に戻ると思うと、苦痛。
でも、東京にはまだ読んでない本がたくさん残ってるので、早く帰りたい気も。(基準は常にそこか)

来週試験の関係で、またこっちに戻りそうですが;

何が心配って、この夏&梅雨の時期に一ヶ月家を空けていたこと。
大丈夫か・・私の部屋。
弟が住んでいるとはいえ、
お風呂場とか、カビてないか心配!あと流しの掃除とか・・・。
あぁ!絶対弟はやってないだろうし。。。。ごみとか、たまってないかしら。。

あと、一ヶ月も学校に行ってないで、授業がわかるか心配。
というか、あと2回ほど授業受けたら、もう試験&レポートラッシュなんですけど。。大丈夫か?自分!


ところでなぜか「草稿中」になって残ってたので、アップ。
なぜこんなものを書いたのか。不明。
たぶん、所蔵漫画を把握しようとか思って、書いたの・・かな・・??
というわけで、白泉社、所蔵漫画一覧。

★麻生みこと「GO!ヒロミGO!」「オゾン」「ことのは」
・イチハ「女子妄想症候群」(途中で購入止め)
・絵夢羅「Wジュリエット」「極楽同盟」「道端の天使」「七色の神話」
・川瀬夏菜「知らない国の物語」(途中で購入止め)
・菅野文「悪性」「北走新選組」
・草川為「ガートルードのレシピ」「めぐる架空亭」「十二秘色のパレット」「龍の花わずらい」
★草凪みずほ「よいこの心得」「ゲーム×ラッシュ」「夢幻スパイラル」
★ささだあすか「三日月パン」「片恋生活」「パジャマでごろん」
・高屋奈月「フルーツバスケット」
・田中メカ「天然パールピンク」
・筑波さくら「目隠しの国」
・津田雅美「彼氏彼女の事情」(途中で購入中止ラスト4冊くらい買ってない)
・椿いずみ「親指からロマンス」
・時計野はり 「お兄ちゃんと一緒」(途中で購入中止)
・中条比紗也 「花ざかりの君たちへ」(途中で購入中止ラスト3巻買ってない)
・葉鳥ビスコ 「桜蘭高校ホスト部」「千年の雪」
★日高万里「365日の恋人」「終わらない恋のために」「ありのままの君でいて」「詩を聴かせて」「RIN-JIN」「時間屋」「ひつじの涙」「世界でいちばん大嫌い」「V・B・ローズ」
・樋野まつり 「ヴァンパイア騎士」「めるぷり メルヘン☆プリンス」「WANTED」「とらわれの身の上」
・福山リョウコ 「悩殺ジャンキー」  「カタコトの夏」をいれたコミックス発売を激しく希望。
・ふじもとゆうき「となりのメガネ君。」
★松月滉「幸福喫茶3丁目」  「ハナとアゲハ、夏」をいれたコミックス発売を激しく希望。
・マツモトトモ「英会話スクールウォーズ」
・緑川ゆき 「蛍火の杜へ」「アツイヒビ」「夏目友人帳」「緋色の椅子」
・南マキ「S・A」
・望月花梨「笑えない理由」
・やまざき貴子「っポイ!」(何冊か所蔵)
・山田南平「大人になる方法」

いい機会だし、今度所蔵本一覧も作ってみたいなぁ。
白泉社好きだなぁ。。
いつか感想をアップしていけたらいいなぁ。
ていうか、「こんなの書き出して一体どうするんだ」とかいうつっこみはいりませんので。温かい目で見守ってやってくださいな。

今野緒雪さん『マリア様がみてる~仮面のアクトレス』読!

2006-07-03 | ■か行の作家
また読んじゃいました~
単なるメモ感想。読んだことない人には意味不明!

今野緒雪さん『マリア様がみてる~仮面のアクトレス』とは
問題を抱えながらも、ついにやってきた、生徒会役員選挙。
今回は、去年のロサ・カニーナのような立候補者が出ているという噂はない。
しかし、生徒会役員選挙の説明会。
そこに、思いもよらない人物が姿を現した・・・。
彼女の目的は?
はたして、現白薔薇とブゥトン2名は、3人そろって、無事「薔薇さま」になれるのか?!


もういいやと思いつつ、どうしても続きを買ってしまう、
『マリア様がみてる』シリーズ。
こんなに何も考えずにあっさり読める本を、私は知りません(断言)
だから、「活字を追いたいけど、面倒くさい設定の本は読みたくない」
ってときは、とてもありがたいです。

さて、今作ですが・・・・。
ひきますねー。
前回から。
またしても、「次回へ続く!」的に終わりました。

個人的に、瞳子より可南子の方が好きなんですけどね。
そして正直、今の展開そろそろ飽きて・・・いやいや。
でも、ちょっと及梨子と瞳子の友情シーンは、泣きそうでした。
あと、菜々ちゃんが好みです。
もっと出番を・・!
それにしても、この問題解決したら、そろそろ卒業ですね。
寂しくなります。
と、単なる感想を残して去ります。

そして、コバルト文庫の宣伝を見てたら、
高遠砂夜さんの最新刊、「流血女神 喪の女王4」
ってなってたんですが、「聖獣王の花嫁 剣を継ぐ姫」の間違いですよね・・?

とにかく実習終了後、二冊目読了!さぁどんどん行こう!

本好きさんとゼロ円の幸せ。

2006-07-02 | ■本読雑談
夏になると、特に、幸せなことがあります。

それは、本屋(出版社?)でやってる
文庫の夏フェア!
今までついてた帯が「夏フェア!」とかって変な帯に変わり、
本屋でだーーーーっと平積みされて、コーナーができる。
あぁ、まだ読んだことない本、こんなにあったのか!って感じます。

しかし。
実は「フェア」が幸せというよりも、
本屋においてある、
テイクフリーの冊子。
それが、私を幸せにしてくれます。
「○○文庫、夏の百選!」とかってやつで、
100冊、だーーっと本の表紙とその紹介文が載ってるもの。
あれを読んで、「どれ読もうかな~」とか
題名とか紹介文読んで「こんな話かなぁ~」とかって
妄想(!)するのが、好きです。

しかも、タダなのです。
幸せ。

とりあえず、これからぼーっと読みまして、
読みたい本をリストアップしたいです。
ちなみに本日購入本
伊坂幸太郎さん『重力ピエロ』
今野緒雪さん『マリア様がみてる 仮面のアクトレス』

教育実習を終えて。久しぶりの我がブログ。

2006-07-01 | ■日常
中学生とのふれあい。

実習初日。
校長先生が
「授業なんて、適当でいい。とにかく生徒と触れ合え。」
と言ってくださった。

言葉どおりに、授業はあまりできがよくなかったと思う(汗)
でも、生徒と頑張って交流を持つようにした。


中学3年生担当になったのが一人。
結構辛かった。

1,2年生は、話しかけると反応がある。
1年生はその上、自分からどんどんよってきてくれる。話もちゃんと聞く。
2年生は、
学校一、悪い学年と聞いたが、
反抗的ではあるものの、話せば反応が返ってくる。
最初に生徒と話してて「楽しいな」と思ったのは、2年生だった。

3年生は。
無関心な生徒が多かった。
話しかけても、授業中指名しても、
普通に無視され
「隣くんなよ」「うっせー」
という言葉すら、返してもらえないことも多かった。
3年生は、子どもだけど、大人。
実習生が来ること事態慣れっこで、「どうせ3週間したら消えるし。」とわかっていて、大して交流を持ちたくもなかったのかもしれない。

とりあえず、めげずに、話しかけた。
正直、「うるせーよ」と反応があったほうがましだよ。。って思うくらいきれいに無視され、結構へこんだ。
でも、自分に対してだけではなく、本当の先生に対しても、完全無視な生徒が多かったので、そういうものなんだと納得させた。
「自分」だから無視してるのではなく、「先生」を無視してるんだ、と。

でも、そのうち、反応が返ってくるようになった。
体育祭の間とか、友達ではなく、ずっとそばにくっついて、
話をしてきてくれた生徒も。
そのころから、やっと「先生いつまで学校いるの~」とか
「合唱コンクールも見にきてよ~」とか、言う言葉がきかれてきた(苦笑)

最後まで、掃除をしない生徒に、掃除させることは不可能だった。
それが心残り。
担任の先生が注意しても、掃除をしない。
もちろん、私が言っても、絶対しない。
でも注意をやめるわけにはいけない。
とりあえず、毎回、一度は注意してたら、
何度かは、雑巾を持つこと(あくまで持つだけ)苦笑、机を運ぶことは、やってくれた。
最終日には、たま~に手で雑巾を持ち、床を拭いていた。(それまでは拭いても、足でやってた)
基本的に、自分のクラスの生徒だけでなく、掃除をまじめにやっている生徒はいなかった。正直、どうなってんだ。と思った。生徒側だけでなく、教師側も。

なんだか、ここまで読むと、
全然生徒とうまくいかなかったようですが、
そんなことはなく。
生徒とは、やはり一週目、二週目前半はダメでしたが(交流しようにも、生徒がいなかったし。修学旅行で。)、二週目後半~三週目は本当に楽しく過ごせました。
でも、二週目からは授業が忙しくて忙しくて。
毎日1時間睡眠とかで、久しぶりに体力の限界を感じました!
睡眠と食事は、やはりとても大事なようです!

全然関係ないけど、結構学校が変わってました。
給食がメチャ豪華。
学校でたばこすってる生徒が、普通にいた。
もはや、あれは授業でない。という授業環境。

これから、実習に行く人に一つだけ言いたいのは、
「自分に向けられた言葉、行動ではなく、教師に対しての言葉、行動だと思うこと。」
やはり精神的ダメージを受けて、教育実習を終えた友人もいた。
当然だと思う。
きつい言葉を平気で言ってくる生徒もたくさんいる。
でもそれは、「自分」に言ってるんじゃない。と思うことが大事。
そういう生徒は、教師という集団がいやなのであって、
「私」自身を本気で否定しているわけではない、と。
あと、生徒に話しかけるとき、
初めはグループでいるときよりも、少人数の時をねらって話しかけた方が、
少しは反応が返ってきます。
2人くらいの時が、ねらいめ(笑)

得るものも多かった。
たった3週間というには、長い戦いだったけど、
最終日は、まだやり残したことがたくさんあると思った。
来年教育実習に行く人。
すっごく楽しかった!とか、このまま一生ここにいたい!
とか言う人も、たくさんいました。
頑張ってくださいな!


そんでもって、最後になってしまいましたが。
ブログは大きな力となりました。
一週目とか、本気で辛いとき、
いろんな人のブログ見たり、
自分のブログにいただいたコメント見たり。
それだけで、かなり力になって
「うっしゃ!明日も行くぜ!!」
という気持ちを持つことができました。
本当に、感謝です。
ありがとうございます。
といくらお礼を言っても足りないくらいです。


さて、だいぶ、ブログお休みしていましたが(えぇ、本当に)
また再開いたしますので、どうぞよろしくお願いします・・・・
皆さんのブログにも、だいぶ久しぶりに登場させていただくと思いますが、
「え?あんた誰?」
とか、うちのクラスの中学生のようなことを言わないでくださいね(笑)