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◆ 聖テオドール聖堂 ~大塚国際美術館~

2007年06月21日 | 大塚国際美術館
カッパドキア。奇妙な形の岩が連なる不思議な土地。
トルコのアナトリア高原に位置する世界遺産。

実際にカッパドキアの地に立つと、よくもまぁこんなところに人間が
生活しているな~と、なるほど感心してしまう。
しかしこの地には、何百というキリスト教聖堂が存在する。
「祈る者」にとっては、見た目にも実際にも過酷なこの地の環境が
必要だったのだろうか



ところで大塚国際美術館の環境展示のひとつとして、
このカッパドキアの「聖テオドール聖堂」が再現されている。


   

扉や窓も現地と似せてちゃんと作っている。
聖堂に入ると、現地と同じようなデコボコした地面も味わえる。
大塚美術館の環境展示の中で、ここが一番現地の空気に近いものを
感じると私はひそかに思っている


         

いくつかある環境展示のなかでも、
ここは館内から自動扉を出た屋外にあるために、
気づかずに通り過ぎてしまう人もたくさんいる。
そしてそのためか、人気のないことが多い。
でもそれで良い。私が心置きなくビザンティン世界への想いを馳せる
ことができるから


    

(注:最後の写真は現地の写真↑↑

ちなみにこの「聖テオドール聖堂」は、トルコでは「パンジャルルク・キリッセ」
と呼ばれている。なにやら「甜菜大根の聖堂」みたいな意味らしいが、
ものすごいあだ名だな。写真の右側の岩が聖堂だけど、この形が甜菜大根に
似ているということらしいが・・・・。

まぁどっちにしろここの聖堂は観光コースから外れたところにポツンと
あるから、レンタルバイクで行くか絨毯屋のお兄さんを言いくるめるしか
ないかな



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2 コメント

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聖テオドール聖堂 (ハットさん)
2013-01-10 03:47:36
最近このテオドール聖堂をみて、中国のキジル千佛洞の音楽窟などと通じる装飾と色彩手法にびっくりしました。かんがえてみればトルキスタン系の影響ですから、ただ時間差があるけど。
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中国の装飾 (momo)
2013-01-24 15:02:09

ハットさん

コメントありがとうございます。気がつくのが遅くなってしまって大変失礼しました。
しかも貴重な情報をありがとうございます。
中国でもカッパドキアのアルカイックグループと似たような
色合いがみられるんですねー。私も調べてみたいと思います。
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