孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”ブログ編

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春節快楽!! 辰年来了 Part11  北京遊楽園

2012年02月06日 23時23分23秒 | 北京雑感 (北京の話題何でも)
2月6日は元宵節。 旧暦の日本で言うところの小正月だ。
今日で中国の正月気分は終わり。
携帯NEWSは爆竹・花火は今日までだよとメールしている。 そして、最後の爆竹を楽しむため、街は爆竹の音が聞こえ、最後の元宵節を楽しむ人たちがいる。



今年は多くの廟会を見る事が出来た。
元旦の1月23日に行ったのは龍潭公園。 この龍潭公園のそばに北京市内の元祖遊園地の北京遊楽園がある。いや、あった、と過去形で語るべきか・・・
北京遊楽園の開園は、1987年に日系資本により開園した遊園地で、華やかな頃に出かけたこともある。この北京遊楽園は昨年、閉園となり廟会の時は龍潭公園の駐車場として使われていたので、ちらっと中をのぞいた。
まるでゴーストタウンのような遊園地の中。 今度、本格的に探検してみたくなったが(入れてくれるかな??)、経済の常であるが、新しい活気がないと人は去ってしまう。 
特別な存在が、普通の存在になり、やがて意識されない存在になり消えていく。
遊園地だけでなく、会社も同じだろう。 人生も同じなのか??
今や北京市内には、新しいアミューズメントパークが幾つかある。しかし、この北京遊楽園は娯楽に乏しかった開園当時は非常に賑わった遊園地である。
ジェットコースターは倒壊するんじゃないのかと思えるくらいガタガタ揺れてスリルがあったし、園内にはモノレールも走っていた。10年前、行楽シーズンは人であふれるくらい賑わっていた遊園地だった。
これらの遊具は日本から運んだものを使用していた。 5月には、池に鯉のぼりがたなびいていて、日本の5月を思い出す風景もあり、のんびりできる遊園地だった。

しかし、その繁栄を知っている日本人も今は少なく、北京遊楽園は時代に乗り遅れて寂しく閉園し、今はバス停に名を留めている。

北京遊楽園の入口


入場券の販売所


入口を入ってアーチの向こうの建物を見ると


壁は剥げ落ち、ガラスは割れて廃墟の建物


観覧車がむなしい


手足をもがれて見るに耐えない動物の置物





“春節快楽!! 辰年来了”シリーズは元宵節の今日のUPで終了します。

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