孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”ブログ編

「孫文さんの“北京の隠れ部屋”」を「孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”」に変更しました。

在中日本人108人のそれでも私たちが中国に住む理由

2013年08月20日 08時00分00秒 | 良書紹介
『在中日本人108人のそれでも私たちが中国に住む理由』 
在中日本人108人プロジェクト【編】  阪急コミュニケーションズ【刊】 
2013年8月30日【発売】
A5判・並製/248頁(巻頭8Pカラー)/ISBN978-4-484-13230-3/C0030
定価:本体1800円+税

2012年の反日デモからもうすぐ1年。
北京では、911に向けて1周年記念として、何か起きてしまうのではと言う警戒もある。
反日デモの結果、日本人で中国に警戒感を持つ人が更に増加したのは事実だろう。
そして、中国への日本からの観光客は激減。

そんな中、上記の本が出版されるとの情報を得て、早速予約手配した。
同じ中国に住む者として共感する部分は多いはず。

私がなぜ、中国に住むのか?
不謹慎に聞こえるかもしれないが、自称エンジニアとしては、この地は最適な実験フィールドだから。
専攻分野の危機管理において、こんなに豊富に実験材料が提供されるフィールドは無い。
毎日何が起きるか、日本では予想もしない突拍子もないことが発生する。
前職時代のボスは、中国での勤務を「毎日が地雷を踏む思い」と語っていた。
 SARS、鳥インフル、新型インフル、下水油、農薬過多、大気汚染、水質汚染、PM2.5
 貧富の拡大、汚職、一党独裁、賃金上昇、一人っ子政策、高齢化、サイバーセキュリティ、
 著作権、特許侵害、
 最近では、外国人社会保険、直近ではビザ延長申請での長期間化等など

そして、日本には無いダイナミックさ。
昔、満州時代、日本は満州でアジア号や高圧送電等の当時の最新鋭の科学技術を導入した。
今の中国にも同じことが言える。
超高圧( UHV)送電や各種のインフラ整備等、日本の最新の技術導入のフィールドになる。

先日、TEDを見ていたら、ミシガン州知事・ジェニファー・グランホルムが彼女は科学者として州知事時代にミシガン州を実験室にみたて政策の実験を行なった。そして財政面など次から次へと課題の発生に対応したと語っていた。
環境問題のコンペ等、州知事が科学者という発言と目でフィールドを見る事に共感を持った。


本の題名にある“108”という数は偶然か意図的なのか?
ともかく、本を読むのが楽しみ…

最新の画像もっと見る

コメントを投稿