急激に寒くなってまいりました。暦の上では普通でもちょっと油断していました。つまらない風邪などひきませんように。
先週の話の続きです。両眼視機能のところまでお話ししました。両眼視機能を1910年ごろ、クロードワースという人が3つに分類したそうです。①第一段階 同時視、②第2段階 融像、③第3段階 立体視、となります。段階としたところには、最初に躓けば立体視までたどり着けないという意味がくみ取れます。ただ立体感はいろんなプロセスで感じ取ることができますが、とりあえずここでは置いておきます。
まず、①の同時視ですが、両眼に映った網膜像が同時に知覚できる能力を言います。左右それぞれに視力は出ていても、片方が抑制されている状態があります。
左右の眼に赤緑のフィルターをかけ、画像のようなものを見てもらい、同時視できているか、抑制はかかっていないかの検査を行います。検査方法は他にも様々あります。
次週は融像ということで続きます。