前回に続いて、西安出張をレポート。
今回の仕事は、第14回中国西部国際装備製造業展示会に出展すること。
この展示会、春は西安、夏or秋は成都で開催されているもので、なぜか西安のほうが規模が大きい。
ま、地元政府の力の入れ方が違うということかな。。。
いつもながら、派手な開幕式などが行われていましたが、もう見飽きたので無視してブースの準備に精を出すことに。
それにしても、今回のブース、端っこで見るからに場所が悪い!!
事前にあれだけ「いい場所を確保してくれ」と注文を付けたのに・・・。
この時点で、既にイヤな予感。。。
それはさておき、まずはこの展示会の概要を簡単に紹介。
「装備」と言うと、日本語的には物々しい感じだが、コチラでは「装置」といった意味なので、こう考えるとシックリくるかも。
「国際」が付いていますが、まあ「そうありたい」というような願望に近い感じですかね。いわゆる海外メーカーが自分で出展というケースは稀なようで、内陸部ということもあって代理店による出展が主流な様子。
このあたりは後ほど画像も交えて詳しくレポートすることに。
そして、西安という都市、日本では「古都」というイメージが強いが、いまでは西部デルタ地域の主要三都市(成都、重慶、西安)の一角に数えられる重要都市。
とりわけ内モンゴルや新疆ウイグルの入口としての位置づけから、石炭を原料とする産業分野で強みを発揮している。
加えて、西安交通大学などを中心に航空産業などの先端技術研究にも余念がなく、都市としての発展モデルは確立されつつある。
と、ここまでカッコいいコトを並べましたが、実際のところはまだまだ昔風情が残る中国らしい都市です(どっちやねんって感じですかね?)。
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余談はさておき、何となく展示会もオープンしたので、会場内を徘徊することに。
今回も大型の設備がズラリと並んでいます。
前回、一緒に出展した企業の社長さんが言っていましたが、「日本ではここまでお金をかけた展示会は最近見受けられない」とのこと。
この辺りにも、バブリーな一面が顔を覗かせているのかも。。。
詳しく見ていくと、日系企業のブースが結構見受けられる。
コチラは京セラ。ふたつもブースがありましたね。どちらも代理店出展なんでしょうけど。
その近くに「YAMAWA」という企業のブースも。たぶん日系企業??
コチラはJTEKTの合弁企業。
もっとも、中国企業のほうが派手な出展が目立つ。
ウォーターカットや切削の実演など・・・一体いくら金を掛けるのか。。。
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もっとも、ブースにアテンドしているスタッフを見る限り、やはり代理店による出展がほとんどの様子。
なかには、他の海外メーカーの製品と一緒に展示しているブースもありますから。
他には欧米企業も大きなブースを展開していましたね、シーメンス等々。
で、肝心の我がブースの状況は・・・と言うと、
さっぱりお客さんが寄り付きません@@@
中国の展示会ではいかに場所が重要か、身にしみて分かった展示会でした。
もっとも、一緒に出展した企業さんからは、既存の代理店に自社製品の特徴をレクチャーできたので、それはそれで収穫だったとのコメント。
もっと高い目標を掲げて、それに向けて努力したいところですが・・・、次の機会に向けての課題としたいと思います。
中国市場、本当に難しい市場ですが、何がきっかけで好転するか分からないという特徴も有しています。
これまでも、ハッキリ言って来場者が少ない展示会だったにもかかわらず、1社有力な代理店が見つかっただけで万々歳といったケースもありましたから。。。
そういった意味では、ある種の寛容さも必要なのかも知れませんね。
これだけ大きな市場ですから・・・。
「明日は明日の風が吹く」って言葉もありますが、風は自分で起こしていくものでもありますから、努力だけは継続していきたいものです、ハイ。
まだまだ続く。。。
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