<中国ブログ>中国サイコウ 元/上海駐在日本人が綴る日中経済の状況など

中国駐在時代の経験・知識をもとに、
最高(サイコウ)の日中関係の再構築を目指し、
日本と中国を再考(サイコウ)する

中国のブライダルフェスタにみる結婚事情

2011-07-22 | 中国社会学
先日、日本のリクルートゼクシーが主催するブライダルフェスタに行ってきたので、そのレポートをしたいと思う。

ゼクシーは中国に進出して5年以上経っており、この分野での知名度は高い模様。
ブライダル雑誌がメインとなっており、ビジネスモデルは日本と同様だ。

まず、会場入口付近はこんな感じ。





イメージが大事な商売なので、わりとキレイにまとまっている。

内部の様子はというと・・・
一番人気があるのは、婚礼写真のコーナー。





いろんなブースに若いカップルが群がっている。
熱気があって羨ましい。
このあたりは、どの国も事情は同じというところかも・・・。



それにしても、日本と比べると、ひとつのブースがやたらとデカイ!



韓国勢の頑張りも見受けられる。



日本ではワタベウェディングが出展。



韓国に比べると控え目だが、日本勢の代表として頑張って欲しいところ。

変わったところでは、九州の自治体・企業連合がハネムーン獲得のため出展。



こうした地道な広報活動が実を結んでほしいものだ。

中国の婚礼事情は、どちらかと言うと日本よりも派手で金がかかるようだ。
日本の場合も、バブル期にかなり派手な結婚式が流行った(ゴンドラで登場など)が、昨今は節約志向が強まっている。
中国のほうは、「一人っ子政策」の影響もあって、親の思い入れが際立って高い。
ひとりしかいない子どもの晴れ舞台だから、当然といえば当然か・・・。
しかも、中国では故郷を大事にする文化が未だ根強く残っているため、勤務地と生まれ故郷、ひいては大学の所在地と、複数の場所で婚礼or披露パーティを行うことも珍しくないとのこと。
うーん、お金もさることながら、それにかかる労力もすさまじい。

ちなみに、実際の結婚式はこんな感じ。



日本とほとんど一緒ですね。


上海では、「男は家持ち、車持ちじゃないと結婚できない」が定説となっており、結婚にかかる費用は相当大きい。
親がこどものために不動産を購入するのは、ごく普通のことと受け止められている。

いやはや、経済が伸びているときは、こんな現象も起きるわけで。。。


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