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日本一長い名前を持つ神社「飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社」 on  2017-1-9

2017年03月18日 05時48分46秒 | 奈良情報
2017年1月9日、奈良県高市郡明日香村稲渕地区にある男綱の架け替えを
見学するために明日香村稲渕に来ていました。

その時に訪問した飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社を写真紹介します。

飛鳥川上坐宇須多伎比売命(あすかがわかみにいますうすたきひめのみこと)神社
日本一長い名前を持つ神社として有名。
大字稲淵・栢森・入谷・畑の氏神で延喜式内社
本殿を持たず拝殿後方の南淵山をご神体としています。古代神社の形式
この神社に祀られている宇須多伎比売命は女神で飛鳥川下流にある飛鳥坐神社
祀られている男神と対になっているとされる。
日本で最も古い雨乞い伝説が残る社としても有名

飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社の基本情報

住所:奈良県高市郡明日香村稲渕698
御祭神:宇須多伎比売命、神功皇后、応神天皇


Goo地図はこちら
 






上の3枚の写真は拝殿を中心にして撮ったものです。
拝殿の建物は本殿のような造りであるが拝殿です。
もともと吉野神宮にあったものを移遷したものだそうです。


正月からまだ時間が経っていない時期であったので正月のお供え物が残って
いました。(上の写真)

上の写真は拝殿の裏。ご神体の南淵山とは木製の瑞垣で結界してあり、中央部に
明神鳥居がある。


上の写真は拝殿の右手の摂社で仁徳天皇社
明治44年(1911)、入谷 に鎮座の大仁保神社(御祭神:仁徳天皇)を合祀


上の写真は拝殿の左手の摂社「武内社」


上の写真は天保時代(1830-1843)に奉納の狛犬


上の写真は境内の御神燈


上の写真は壊れかけた神社の宝庫?
この奥を進むと鳥居のある明治天皇の遥拝所に行けるようです。


上の写真は県道15号線沿いの飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社への入口


上の写真は手水舎の手水鉢


上の写真は飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社への参道
150段あまりの階段を上った後、上の写真の緩やかな道になります。


上の写真は稲渕の棚田を紹介する稲渕地区の地図です。
その中の飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社が書かれている部分を掲載

最後になりましたが、ここ飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社で忘れてならないのは
皇極天皇が行った雨乞いの儀式を起源とする南無天(なむで)踊りが明治初年
までは実施されていたとのことです。
皇極元年(642)、日照りが続き農作物が育たず人々は飢えに苦しんでいた。
当時、政治の実権を握っていた蘇我氏が、先に雨乞いの儀式をするが、少ししか
雨が降らない。ところが皇極天皇が四方拝して雨乞いすると雷が鳴って大雨が
降り出したという。
「高市郡古跡略考」に 「宇佐宮ノ下なる川中ニ少しき淵あり。底ニ駒 の
足跡あり。皇極請雨の所にや」という記述があります。
飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社は近年宇佐宮・宇佐八幡と呼ばれていた。
上記より神南備川に淵がありこの付近で皇極天皇(斉明天皇)が雨乞いをしたと
推定されます。


明日香村稲渕地区について書いた過去の小生のブログ
 明日香村稲渕の竜福寺と竹野王碑 on 2017-1-9

 明日香村の稲渕地区の棚田 on 2016-10-7

 飛鳥川の飛び石(石橋) on 2016-10-7 

 明日香村の飛鳥稲淵宮殿跡 on 2016-10-7

南淵請安先生の墓 in 明日香村稲渕 on 2017-1-9

 明日香村祝戸地区にあるマラ石 on 2016-10-7
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