ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

お母さんを責めない

2016年05月16日 | こころの子育て
写真は隅田川とスカイツリー。
無事、臨床心理学の一週間の実習を終え福岡空港に到着。

体力の衰えは感じつつも、一生でこんなにみっちり勉強したことはなかったと思うくらい
充実した貴重な経験でした。

さて、福岡空港に到着すると、
飛行機に預けた荷物が
ターンテーブルを回ってくるのを待つ間、ベンチに座ってました。
隣で2歳くらいの男の子が「ママ、ママ」とママにくっついて、ぐずっていました。

ママに目をやると、スマホに夢中。

横には4歳くらいの女の子がブスッとむくれて、黙って座っています。

ママは、面倒くさそうに「ほらっ」とスマホを男の子にほうりなげるように渡すと、
プイッとターンテーブルの方へ行ってしまいました。


男の子は、とうとうベンチに横になって、スマホの画面に見はまってました。

一瞬、ママに、言いたくなりました。

責めたくなりました。

でも、余計なお世話。

ママは、荷物をターンテーブルに取りに行かないといけないという事情も分かります。

ここで、お母さんを責めるより、一人で子育てを抱え込み、イライラしているお母さんの支援、
子育て支援を考えてあげないと。

周りがお母さんを注意したり、責めたりすると、
下手すると、
そのイライラは、ますます子どもに行くかもしれないのです。

ああ、難しい…

ちなみに、2歳児の頃は、愛着形成の大切な時期。

この時期にしっかりとお母さん〔もしくは主な養育者〕に愛着し、愛情の暖かさを感じ
子どもの心の中に安心感が醸成されなければ、

もしかしたら、将来…

人と関係を上手く作れず、
恋人や友だちとも上手くいかず、
精神的に不安定な人になってしまうかも。

子どもが小さいとお母さんは、大変。

それでも、敢えて言いたい。

子育て中、スマホを置いて

子どもを抱っこして

子どもに微笑みかけて

子どもと会話して。

コメント (2)
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